スランプなのも原因の一つですが..
ではまったりして行ってね~!
突然だが、この店にある銃関係の部品やら材料は基本的に新品は無い。基本的に中古をキチンと整備をして中古として売りに出している。
たまに市場に出てる粗悪品を直して....あれは新品で良いのか?
「毎度ありがとうございます」
俺はそんな事を思いつつそのまま店番の仕事をしている。現在は一番混む時間帯だ。
そんな事を急に考え始めたのかと言うと、今日の朝に在庫管理をしていたウェルからの報告が関係している。
ーーー
「ー銃関係の在庫が品薄状態になってきた?」
「はい。このまま行くと後二週間も持ちません」
ならクーに調達を頼まないとなと思っていると俺の思考を先読みしたのか、ウェルはシレっと
「クーとついでにメンテ室で内職をしていたテンコに至急頼んでおきました」
「仕事が速いな。まぁ俺の考える事は分かるか」
当たり前ですねと言って端末を持ったまま、食堂に居たニーアとそのまま世間話を始める。
ーーー
そんな訳で今店番をしているのは俺とリズの二人である。ニーアとヒトヨは休みでそれ以外は在庫調達に行ってもらっている。
「店長、今ウェルからの通信が来たよ」
「おっ、どうだ?なんか良い情報が流れてないか?」
少しは良い情報が入ると良いんだが。そう思いつつ聞いてみるが、リズは首を横に振った。
「目ぼしい情報は無かったってさ。それ以外も特に代わり映えの無い情報ばっかでつまらないって言ってるよ」
「あぁ.....想像出来るな」
俺は、客足が少し減ったのを確認してすぐに在庫の補充を始めた。
「ヤバいなぁ.....在庫が本当に無くなってきた」
「現状在庫が十分にあるのは何かあるの?」
リズがそう突っ込みを入れてくる。確かに現状在庫があるのなんてなー
「ーいや、在庫がたっぷりあるのが一種類だけある」
「えっ?うそでしょ?」
そう言って店の片隅にて弄っていた俺の元まで来て覗いてきたリズは、その後納得がいった顔つきになった。
「仕事はしていたという訳だな」
「でも、内職はダメだよ?店長」
確かにそれはそうだな。リズにそう返しつつ俺はカウンターに戻り何時もの椅子に座る。人も少なくなってきたな。これならこっから先は特に誰も来ないだろう。と思った矢先に入り口が開いた。
「「いらっしゃいませ」」
もはや反射的に言うようになった決まり文句を言い、来客者の方を向くとそこにはイワナさんが立っていた。
「あぁ~ここは涼しいわね....久しぶり。店長」
「イワナさん。いらっしゃい。ご用は何です?また銃のメンテですか?」
そう聞くが彼女は首を横に振った。
「今日は違うわ。どちらかと言うとお誘いかしらね?」
「誘い?」
聞き返すと、彼女は今度は縦に首を振った。
「ええ。機械部品が品薄ってニーアから聞いてね。丁度いいと思ってね」
そう言って何やらメモ帳の切れ端をカウンターに置いた。そこには数字が二つ書かれていた。
「この感じは、緯度経度?」
「正解。ちょっとした伝手でね。ここに実際第三次世界大戦後に作られ蝶事件にて、破壊された電子機械の製造工場の廃墟があるそうなのよ」
俺は直ぐにその経度緯度を端末に入れ、汚染地域マップと照らし合わせた。
「ん~汚染地域にはギリギリ入ってないのか」
「そういった場所って何かあるのが普通よね?」
場所を見てリズがイワナさんにそう言った。
「そうね。だからこの地方で強い貴方達に声を掛けたのよ」
「成程な」
ハイリスク、ハイリターンか....ここら辺は近辺のPMCも滅多に近寄らないから、何が居るか予測が立たないな。どうするか...そう悩んでいると、新たに一人入店してきた。
「「いらっしゃいませ」」
「店長。良い情報を見つけて来ました....よ?」
少し興奮気味なウェルだった。彼女はイワナを見て、そして俺の開いていた端末を確認して目を見開いた。
「あら、どうやら一歩遅かったですかね?」
「同じ情報?」
リズが彼女にそう聞くと、彼女が頷いた後にポケットから一つの記憶媒体を取り出した。
「店長、その工場付近の地図と噂について調べてきました」
「おっ、それは丁度いい」
ウェルから受け取った情報媒体を差し込んで、データを一個づつ見ていく。先ずはこれは工場周辺の地図か。
「これ、良く手に入ったわね」
「まぁこれがウェルの得意分野ですからね」
驚いているイワナさんにそう言って詳しく確認すると、どうやら向上に続く道は山道一つしか元々は無かった様だ。
「ん~何もなければ問題は無いが...何かがあったら面倒だなこの道の形状だと」
「ですね。装甲車なら行けますが、それ以上の大きさだとキツイかと」
俺の呟きに関してウェルは頷きながらそう言った。じゃあ行くなら装甲車で行くしか無いか。じゃあ次は....
「これは、この地域に関する噂話をまとめた資料か」
ざっくりとまとめると、ELIDの確認は無し。だが盗賊の類の奴らが居る可能性が大きいか.....
「敵の装備によるが、その盗賊の噂が鉄血じゃなければ問題はないな?」
俺は読み終えて隣に座っているリズに確認をすると、彼女は溜息を吐いた後に無線に何やらボソボソと呟きだした。
「勿論、総出だよね?」
「えっ?」
「ん?」
いや、俺とイワナさんとニーア...それにウェルで大丈夫だと思っていたのでリズの言葉につい反応してしまった。
「総出にする必要あるか?」
せめて店開けなきゃならないからな。この時期は結構繁盛するんだし。しかしリズは目を細めて口を開いた。
「店長?危険地域に近いんだからね?」
「いや、うちメンバー多くなったし一人か二人は、置いて行っても...」
良いだろ?と続けようとして辞めた。何故ならリズの表情が消えたからだ。
「...分かった、総出にしよう」
「ん」
観念してそう言うとリズは素っ気なく返した。それを視界の端に見ながら俺はイワナさんに視線を合わせる。
「では、何時行きますか?できれば3日後位にしてくれると有り難いのですが?」
「それは別に構わないわ。他の娘達には言わなくても良いの?」
そう言ってくるイワナさんに俺は大丈夫ですと返した。
「そう。なら三日後の朝にまた来るわね?」
「ええ。よろしくお願いします」
じゃあと言ってイワナさんは店を後にした。
「さてと、じゃあ準備をしなきゃな」
「ニーア達にはもう伝えてあるから、店長は装甲車と無線の準備お願い」
リズがそう言ってレジの中の計算を始める。
「では、私は今から回れるお得意様の先に連絡を入れてきますね」
「頼む」
ウェルはそう言って、店を出ていった。
さてと、凄い久しぶりだな。そう思いつつ俺は装甲車に持って行く物を出しに向かって行った。
さてと、次回は楽しい楽しいお宝探しですっ!
感想(コメント・意見等)・評価は筆者の執筆意欲に還元されます←
お気軽にしていってね!
また、コラボ等はご自由にお使いくださいっ(教えていただけたら、飛び上がって喜びます)
では、また次回お会いしましょう!