何でも屋アクロス   作:無課金系指揮官

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申し訳ない.....悩みに悩んで作成していた為にこんなに時間がかかってしまった。

クーが誰か分かりずらいと思い今回で確実にわかるはず...(分からなかったらすみません)

では、ちょい長めになりましたが、ゆっくりしていってね!!!


ー4月12日追記ー
Karさんの銃名をミスしてました。karファンの皆様申し訳ございません!


第五話:実は結構知られているみたいです 後編

時刻は12時回ったくらい。

ここから13時半位までは結構な人数の戦術人形が自身の好きな物を買いに来る。

何時もならリズがここら辺までやってくれているが、今日は俺が担当だ。

そんな事を考えていると入り口が開いた。

 

「いらっしゃいませ」

 

入ってきたのは白髪長髪でモフモフのコートを羽織っている女性であった。

 

「こんにちは」

「おや、カラビーナさんではないですか。今日はどういったご用件でしょうか?」

 

俺がそう聞くと、彼女は少し店内をキョロキョロしながら聞いてきた。

 

「ここには、結構レアな戦術本があると聞いたのですが、」

「レアな戦術本?」

 

戦術本とは、戦術人形の中でもある制限が解除されている人形にしか使用できない特殊行動がインストール出来るデータ媒体の事である。まぁ簡単に言うと、ゲームで言う技の書みたいな物である。

しかし、今時そんなに最適化が進んでいる人形はこの付近では少なく、取り扱っている店はここくらいらしい(これはクーに聞いた)。

 

「ええ。何でも私の弱点を克服する為の戦術本らしのですが」

 

指揮官に聞いたのですわとカラビーナさんは言う。う~ん、ライフルの弱点って射速だけど、このカラビーナさんには当てはまらないしな..ん?指揮官から聞いた?

 

「あぁ....ならあれかな」

「流石店長さんですね」

 

俺は立ち上がり、そのままカラビーナさんにはそこで待っててと伝え、戦術本のエリアに行く。えーと確かこの辺に...

 

「あった。あった」

 

目的の物を見つけて、カウンターの方に戻り期待している彼女の前にその戦術本を置く。

 

「多分これかと思うんだけども」

「ありがとうごさい…」

 

返事の途中でそれまでにこやかにしていた顔が固まった。まぁ、そうなるわな。なんせこの戦術本の名前はー

 

「接近格闘術の基本ですの?ゑ??」

「レアな戦術本って言ったら、一押しがこの戦術本ですね」

 

カラビーナさんは困惑といった形で俺の顔と戦術本を交互に見つめながら一人であわあわしている。でもな、これ以外にレアな戦術本はないんだがなぁ。

そう思いながらほっこりしていると、カラビーナさんは見るからに不機嫌な顔になった。

 

「店長さん!からかっていますのね!?」

「いやぁ~あの指揮官に聞いたとのことでしたので、こういった方面かと思ったまでです」

 

俺がそう言うと理解したのか、カラビーナさんは少しだけ機嫌を直した。

 

「成程....これいくらですの?」

「ゑ?....えーと、4万です」

 

値段を聞いた彼女は少し悩んでいるようであった。

 

「指揮官、また私をからかう為にこんな事を...?帰ったらお話ですわね」

 

聞こえないけどなんかブツブツ言っているよ。でも顔が能面になってて怖いです。そして、あそこの指揮官さんが無事であることを祈っておこう。

 

天に祈っていると、少しは落ち着いたカラビーナさんが

 

「店長さん。本来なら何を出そうとするつもりだったのですか?」

 

と鋭い目で見てきた。……あれれ?俺が首をかしげると確信を持ったのか、彼女は

 

「やっぱり、本来ならもっと私が慌てる物を見せる様に頼まれていましたわね」

「さーて?なんの事やら」

 

冷や汗を少し書きつつ、俺ははぐらかす。まぁそんな事をしたら、余計隠し事があると言っている物で

 

「後学の為に聞きたいのですが」

「……これです」

 

そして、本当に問題の本を彼女に見せる。

 

「っ!?……つっ!?……!?!?」

 

予想通り…いや、予想以上の速度でカラビーナさんの顔が赤くなって行きー

 

「ーきゅう」

「おっとと……やっぱりな」

 

回路がオーバーフローしてしまったのだろう。強制スリープモード…人間風に言うと気絶してしまった。

 

「やっぱりな~~慌てる所じゃ済まないと思ったけど」

 

まさか、気絶しちゃうとはな……さてどうしようか?

正直、完全に力が抜けている同じ位の身長の彼女をずっと支えているのは辛い。そんな事を考えて居ると、プライベートエリアから人が飛び出て来た。

 

「店長!何事ですか!?」

「あっ…は?」

 

その人物は、まぁクー以外居ないのでまぁ彼女なのだが、問題は2つあった。一つ目は現在の俺の状態。カラビーナさんを片腕で抱いて支えて居る。もう一つは彼女の右手に持っている物である。

 

それは彼女の小さめの身長とほぼ同じ長さを持つ銃火器であった。一応ライフルの種類ではあるが、その銃身は太く長い。そして特徴的なのは銃身に取り付けられているマズルブレーキである。その名前は『M99』

 

「「…………」」

 

クーは店内をチラッと見回し、安全を確認したのか右手に持っていた銃のセーフティを掛けた。

 

「良かったです。店長がご無事そうで!」

「あー、うん?」

 

あれ?この状態に関して何もコメントが無いぞ?まぁ無いなら良いのだが。そんな事を考えていると、クーは自身の銃を近くの壁に立て掛け、カラビーナさんの顔一別した。

 

「やっぱり、また店長がからかったんですね」

「うん。ここまでなるとは思ってなくてな」

 

俺がわざとじゃないことを言うと、後できちんと謝る様に言ってクーはM99を持ちプライベートエリアに向かう。

 

「簡易ベッド持ってきます。それまで待ってて下さい」

「お、おうありがとう」

 

 

ーーーーーーーーー

 

「なかなか目覚めないね」

「ですね」

 

あれからクー以外の人物に俺の格好が見られる事が無くすみ。カラビーナさんを簡易ベッドに寝かせ、そこから結構な量のお客を相手して、今は波が一段落して店番しながら休憩中だ。

 

「あ、そう言えばあそこの基地の指揮官さんから、言伝てがありました」

 

クーは、今丁度思い出したかのように言う。あの指揮官からの言伝てで良かった物なんて無かったんだけど……

 

「えーと、この頃働きすぎなのでkarさんは任せる……だそうです」

 

うぇ、凄く面倒な事を言ってきやがった。俺の顔を見てやっぱりといった表情になった。

 

「カラビーナさん絶対に帰ろうとするよね」

「そうですね」

 

止めれる奴がいたら良いのだが、ここにはそんなエース級の人形を押さえれる奴がいない。

そんな事を考えていると、クーはクーで何かを考えているようであった。

 

「ん…ん?」

「あっ、起きましたか?」

 

そんな時は俺達の後ろから呻き声が聞こえたので振り替えると目を細くしてボケーとしているカラビーナさんがいた。

 

「おはようございます。先程は、やり過ぎましたすみません」

「…おはようございます。さっき?…大丈夫ですわ」

 

まだ、キチンと起ききって居ないのか、反射的に挨拶をする彼女。しかしそろそろ思考が回ってきたようで

 

「っ!?これは、失礼しましたわ!」

 

私としたことが、と慌てる彼女。まぁ今回は見せろと言って素直に見せた俺の責任もあるしな

 

「別に大丈夫ですよ。貴方の指揮官が休めと言ってたよ」

「……そうですか」

 

すると、少し暗い顔をする彼女。大方、本当は自分の事なんて…とか思ってるのかな?

 

「これは、とある指揮官の話なんだけどな」

「「?」」

 

急な話題変換に二人はついていけないのか、首をかしげる。それを無視して俺は続ける。

 

「そこの指揮官はな一人だけ絶対的な信頼を置く戦術人形が居たんだ」

 

二人とも、何故か黙って聞いている。なら、そのまま続けるか

 

「戦術人形も指揮官を信頼していたんだ。でも一つだけ二人は食い違っていた」

 

「戦術人形は自身は武力でしか信頼を貰っていないと」

 

「だが指揮官は、存在として信頼していた」

 

「まぁ、この物語の行く末は良くある話なので省くが……俺が伝えたい事はな」

 

俺はカラビーナさんと目線を合わせた

 

「信頼しているからこそ、たまには休んで英気を養って欲しいんだろうね」

「ですが、私は戦術人形ですわ」

 

疲れなど感じないと、続ける。まぁそれはそうだな。

 

「まぁ、そこは大切に思ってるから人間と同じように考えちゃうんだよ」

「っ!」

 

俺が恥ずかしさMAXの言葉を言うとカラビーナさんは見て分かるほどに、顔を真っ赤にした。

 

「そ、そそそれは」

「また気絶しないでなー?」

 

まぁ、その方が楽かもしれな……痛だ!?

右足を何者かに踏まれた。右側を見るとジトと化したクーが座っていた。

 

「店長、それは失礼ですよ?」

「……すんません」

 

見た目幼女に頭を下げる青年……うん端から見たら変人だな。

 

「では、今日は存分にやすみますわ」

 

そう言って立ち上がるカラビーナさん。まぁこれであの指揮官がさせたかった事が出来たかな?

内心ほっとしていると、カラビーナさんは少しボソボソと無線で誰かと連絡を取った後にこちらに顔を向けた。

 

「話は変わりますが、店長さん。ここに私の銃に付けれる銃剣とそれに関する戦術本はありますか?」

 

とニコっと笑って聞いてきた。

 

「有りますが……?」

「では、そちらも先程の奴と追加で買いますわ」

「ま、毎度」

 

さっきのとは、どっちだ?そう思いつつ俺は、カウンター後ろに立て掛けてある銃剣を取り、銃剣術の戦術本を取りに向かう。

 

「ありがとうございます」

「いえいえ…で値段ですが」

 

俺がそう言うと、彼女は申し訳なさそうな顔をした。

 

「もう少しお待ち下さいな。流石に持ち歩きしているものだけですと足りないのは分かっておりますから」

 

もうすぐ友人が資金を持ってくるとの事であった。じゃあ持ち帰り用に梱包しますか。

銃剣から始めようとしたら、俺の手うえに白い手が乗り待ったをかけてきた。下に向いていた視線を上にあげるとそこには、カラビーナさんがにこやかに立っていた。

 

「梱包必要ではありませんか?」

 

ふと嫌な予測が脳裏をよぎったがあえて無視してカラビーナさんに言った。すると彼女は顔を変えずに

 

「店長さんはとても手先が器用だと聞きました。とくに銃火器整備はとても良い腕前だそうで?」

 

えっ、だれから聞いたんだ?俺はかなりこの基地にはと言うか、グリフィン&クルーガー社には気付かれないようにしていたはず。

 

「大丈夫ですよ。この話は私しかしりません」

「……はぁ、面倒事には巻き込まないで下さいね?」

 

俺はそう言って右手を出した。

 

「俺のメンテは高く付くぜ?」

「そうこなくては」

 

カラビーナさんは、自身の手を後ろに回しそこからライフルを取り出し、セーフティを確認後俺の右手に置いた。

 

「銃剣取り付けと、フルメンテナンスをお願いしますわ」

「承ります」

 

俺はカラビーナさんからライフルを受けとると、クーにあとは、任せたと言ってプライベートエリアに向かうのとは、別のドアを開け中に入っていった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ガチャンと扉が閉まる音がします。それと同時に先程までのふんわりとした雰囲気が無くなりました。

原因は、先程まで店長と話していた人物。

 

「クーちゃん。一つ質問よろしいですか?」

「何でしょうか?karさん」

 

顔だけ笑いながら、私にそう聞いてくる。すると彼女はかなり鋭い目付きになり

 

「貴女は、いえ…貴女達は一体何者ですか?」

 

何者と来ましたか。なら返す言葉は決まっています。

 

「ただの人形ですよ?普通に考えて、こんな小さなお店が戦術人形なんて持ってるわけないですよね?」

「……そうね」

 

納得は行かないが、それ以上聞いてくることは有りませんでした。

 

「ただ、このご時世に何も出来ないと言う訳では有りませんよ?」

「それはそうですわね……」

 

深く頷くkarさん。そうですよ。私とリズさんはこのお店…いや店長さんを守ること以外に力を使う気など無いのですから。

 

そんな事を考えていると、ドアから一人の女性が入ってきました。

 

「いらっしゃいませ」

「どうも。…karさんこれくらいでよろしいのですか?」

 

入って来たのはkarさんた同じような帽子にその下から見える金髪ショートの女性であった。

 

「G43。ありがとう」

「いえいえ!暇でしたの大丈夫ですよ!」

 

Karさんの感謝に対して、元気良く返事をして、それから此方を見た。

 

「クーちゃん。何時もの!」

「はい分かりました」

 

G43さんが、来る度に必ず買っていく物があります。というより、彼女専用と化してはいますが。私はビンを3本出します。

 

「Gut!はい、これお駄賃!」

 

彼女は、そのビン…ビールを嬉しそうに天に掲げてそれでは!と帰っていった。

 

「相変わらずのビール好きね…」

「アハハ、でもこれのこれのお陰で結構な黒字なんですよ」

 

それを聞いたkarさんは少し目を見開いた。

 

「……今度、禁酒させようかしら?」

「流石に冗談ですよ!」

「ふふ、私でもそれは分かってますわ」

 

少ししてやったりとした、karさん。まさかさっき店長がやった仕返しですか!?

 

「…後で店長弄ろうそうしよう」

「ほどほどにしなさいな?」

 

Karさんは、優しいですね。でも手加減なんてしません!

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

なんか、寒気がしたんだが…まさかリズの奴にばれたのか!?

 

カラビーナさんの相棒…いや体の一部であるkar98kを分解していると、突然背筋がゾッとした。

 

 

「にしても、やっぱり戦術人形が使ってる銃って磨耗が少ないよなぁ」

 

部品が部品単位で不調がないか洗浄しつつそう呟いた。

人が使うよりやはり烙印システムのおかげで変な箇所にダメージが来てることがほぼない。

 

「カラビーナさんだからっていうのもあるとは思うけど……あ、部品洗浄終わりっと」

 

交換部品は……まぁまだ全然大丈夫そうかな?それじゃあパパっと組みますか~

 

 

あれから、すんなりと銃を組み上げ銃剣を取り付けその銃剣のカバーを付け終わり出口を開けた。いち早く反応したのはクーだった。

 

「お疲れ様です。何をしました?」

「洗浄と組み立てだけ~カラビーナさんの整備も上手いから早く終わったよ」

 

俺はそう言って、カラビーナさんの方を見たらそこには椅子(クーに出してもらったのかな?)に座りつつも目を見開いている彼女がいた。

 

「店長。値段どうしましょうか?」

「オーバーホール、銃剣取り付けだけだったから、2万かな」

 

カラビーナさんの事を気にしていたらクーに値段を聞かれたので答えた。さてと、そろそろお客様にお値段の相談をしないと。

 

「カラビーナさん?大丈夫ですか?」

「はっ!んんっ...えぇ大丈夫ですわ」

 

じゃあ、計算をと思っていると電卓を持っていた、クーが明細書を記載を済ませ持ってきた。

 

「店長。こうなりましたよ」

「お。クーありがとう。カラビーナさん料金は、こちらになります」

 

俺は、カラビーナさんの方に明細書を見せた。って、あの問題の戦術本も買うのね。

 

「えぇ、大丈夫ですわ...ただ一つ良いですか?」

「はい?」

 

俺の返事に失礼しますわと一言言ったカラビーナさんは、カウンターに置いてあったkar98kを持ち上げると銃弾をすべて抜いたのち、壁に銃口を向け、からコッキングを数回行った。そして、銃弾を自身のポケットに入れ持ってきてもらったのであろうトランクから料金を出した。

 

「数えて下さいませ」

「あ、はい...丁度です」

 

一応クーにも確認をお願いしようとしたら、既に済んでいた。うちの店員優秀ですな。

そんなことを考えていると、カラビーナさんは出口の方に向かって行く。

 

「またのお越しをお待ちしております」

「えぇ、また近々絶対に来ますわ」

 

そう言って、彼女はこの店を後にした。

 

 

 

 




G43がお酒好きにしてしまった。申し訳ナイデス。

はい、今回はkarさん回でした。上手くかけている事を願います。

まさかの6000字。次回はきっと短くなります←
そして、若干ほのぼのから遠ざかります。ご了承ください。

誤字脱字の報告お願いします。

UA5000突破記念ほのぼのアンケート。30話はどんな内容が良いですか?(期限5/19終日)

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