何でも屋アクロス   作:無課金系指揮官

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お久しぶりです皆様......

私は色々ダウンしてました....(いつもの)

では、まったりして行ってね!


第五十五話:睡魔に打ち勝て

ウェルと共にぶらぶら散歩した翌日、俺は店番をしていた。

 

「店長、どうぞ」

「ありがとう」

 

現在の時刻は昼のラッシュを過ぎた辺りである。売り上げは何時も通り位かと考えていると今日同じ当番になったニーアがマグカップを差し出してきた。受け取り匂いを嗅ぐとココアの匂いがした。

 

「んくっ...ふぅ」

「ふふっ」

 

無言でココアを飲んでいると、右側から笑い声が聞こえてきた。

 

「なんだよ?」

「いやー?何でもないですよー」

 

そう言う奴はなんかあるんだよなと思いつつも、特に追及はしない。したってどうせ教えてくれないからな。

 

「ここはこの頃鉄血も大きな動きは無さそうね」

 

客が居ないので半ば休憩時間となっていると、ニーアが端末を眺めつつそう言ってきた。チラッと内容を見てみるとどうやら今日基地の方に教官として言っているリズからのメッセージの様だった。

 

「これが嵐の前の静けさじゃ無ければ良いんだけどな」

「そうですね」

 

俺の一言にヒトヨは頷きつつそう返した。ニーアは端末と睨めっこしながら眉をひそめた。

 

「店長、縁起でもない事を言わないで。気持ちは分かるけど」

「それもそうだな」

 

悪いと謝りつつココアを一口飲む。糖分と温かさが体を循環するのを感じながら、今後の事を考えてみる。

....と言ってもウェルやニーアの調べでも俺自身の小さき情報網でも特にこれと言って警戒するほどのものは見当たらなかったしな。

 

「多分もう少ししたらあの天才の直属っぽい娘が来るか」

 

そうボソっと呟くとヒトヨとニーアはあぁと思い出したかの様に苦笑いした。

 

「あれから何にも連絡無いんですかー?」

「無いな。でも何か無連絡で来る可能性が大いにある」

 

あの研究員の考える事は全く予想が出来ないから、何とも言えないが。

そう心の中で思っていると、口が勝手に開いていき...

 

「ふぅぁ...っとと」

 

客も来ない正午のラッシュ後、うちの店では昼食を食べた後のちょっとした休憩時間。ここ数日結構忙しかったからか疲れが少し溜まっていた様だ。しかし今は仕事中だと少し強めに頬をつねって意識をハッキリとさせる。

 

「この頃忙しかったですしね?」

「そうね。もう少し休みを増やしたらどうかしら?」

 

二人から発せられた言葉は、俺をからかう言葉ではなく心配していると言った言葉であった。その心使いは有難いが、俺は首を横に振った。

 

「ダメダメ。今でも昔に比べれば結構休めているし、これ以上休みを増やしたら怠けちゃうって」

「店長は少しくらい怠けても良いと思うけどね」

 

俺の返答にそうからかってくるニーア。ヒトヨもコクコクと頷いている。こう話していると少し睡魔の波が治まってきた。

 

「よしっ!じゃあ俺はメンテ室に行って、光学機器の修理してくるわ。少しの間店番は二人でよろしく」

「分かったわ」

「はいっ」

 

二人の返事を受けながら俺はメンテ室へと向かった。

 

 

メンテ室の作業台の近くで俺は自分の席に着き、作業を始めていく。それと同時に後ろに向けての言葉を発する。

 

「...で、相変わらずこの部屋に引き篭もり気味だなテンコ」

 

ある意味メンテに必要な音のみしか流れていなく、静かな部屋なので声はまずよくとおる。

 

「そんな事無いです」

「いや、お前休日もここの部屋に居る事が多いだろ」

 

そう突っ込むと彼女はキャスター付きの椅子でコロコロとこちらの机に来た。

 

「この部屋ってずっと居たくなりませんか?たとえ何もしていなくても」

「......」

 

否定が出来なかった。まぁ俺は人間なので時と場合によるが基本的に同意してしまった。何か悔しい。言葉に出して肯定するのは憚られるので黙っていると、テンコはあからさまにニヤニヤした。因みに端末で調べ物をしつつの様だ。

 

「それは最早肯定ですよ?」

「はぁ....こんな風に俺は見られているのか...」

 

因みに話ながらだが俺達の手は動きを止めていない。こう話している内に俺は一つ目の光学機器の修理を終えた。

 

「~♪」

「私も、手伝いますね」

「駄目」

 

スッと流れるかの如く修理前の光学機器に伸びてきた手をはたき落とした。チラッとその方向を向くと少し不機嫌な顔をしたテンコがこちらを向いていた。

 

「そんな顔しても駄目だ。今日は休みだろ?」

 

調べものをこの部屋でする分には俺も黙認するが、ここでこの作業まで手伝わせちゃうと何故かリズにバレており夕食前に二人で説教を受けるんだから、特に俺の監督不行き届きでな。そうつらつらと言うと彼女はボソッと

 

「リズを恐れていては駄目ですよ店長!」

「いや普通に怖いだろ」

 

お前は大丈夫かもしれないけどな。リズって本当に怒るとマジで監禁一歩手前まで行くからな?お前はそれを受けた事がないから言えるんだろと続けると彼女はチラッと明後日ほ方向を向いた。

 

「店長は人間ですから監禁何ですよ。こっちなんて後日休日に基地の方まで行って耐久訓練という名の公開処刑ですからね!」

「たまにお前が休日ヘトヘトになって帰ってくるのはそれを受けていたからか」

 

っていうか、それを受けてもまだやりたいのか。こいつは

 

「それを受けてもやりたいんです」

「俺の心の中を読むんじゃない...でも駄目だからな?」

 

俺が折れない事を察したのかテンコは溜息を一つした後

 

「ならせめて、作業を見せて下さい」

「まぁそれなら別に良いぞ」

 

今日は気分が乗っていたんだろうな。俺もそう言う日があるのは納得できるのでその行為は許可を出した。

それから二人で閉店までメンテ室でたまに雑談しながら整備を続けた。

 




約一ヶ月ぶりです。申し訳ない....これもすべてイベントが重なりまくったせいなのです(責任転換)

次回からは、いい加減に話を進めます。まぁ内容自体はほのぼの主体なのでご安心ください。

感想や評価は筆者のやる気に直結しておりますっ
どしどし下さいっ!

ではまた次回お会いしましょう!

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