もっとましなカード集めてからおいでよ。」(カード返してくれる)
シンジ「トップスはコモンズに不利な勝負吹っ掛けては、何もかも奪っていきやがった!!」
あれ?このトップスの人のセリフからするとアンティ勝負吹っ掛けたのシンジじゃね?奪われてもないし
おまけに挑まれたら拒否ることもなさそう。
まぁ、ビビったと思われてもトップスの立場上受けないわけにはいかないか。
名もなきトップスの人「と言ってもコモンズには無理か、はっはっはっはっはっ・・・」
まぁ、期待はしてないみたいですが
さて今回は遊矢とシンジによる準決勝
いろいろ詰め込んだのでいつもよりも長くなってますが、切ると変になるのでご勘弁を
≪・・・シンジのこと頼むぜ?≫
俺は英雄ではない。
≪やぁ、こんな時間に済まない。
私はボルガー&カンパニー社長のボルガー、こっちは工場長のピアスン。
突然のことなんだが君たちに頼みがある。君のDホイールを私たちに直させてはくれまいか!≫
≪ボルガー。
びっくりさせてすまないな。
だが仲間の遺したものが、あんなにボロボロになっているのを見ていられなくてな・・・
俺からも頼む。絶対に悪いようには、いや!最高の状態で試合に出させてやる!
だから、頼む!≫
俺はデュエルがしたいだけだ。
そうでなければ、目の前の敵を払うだけだ。
≪この街に新しい風を入れこんでくれる。そう感じたんじゃよ・・・≫
別にこの街をどうにかしようとか思っていない。
≪いいか!次にこの俺と対峙するときは、お前の持ちうる力!そのすべてで掛かってこい!!≫
なのにいつの間にか、いろんなものを背負うことになってしまった。
「本来なら、あなたが背負っていたのかもしれませんね・・・」
異邦人に背負わせるようなものじゃないだろうに
「でも、こういうのが・・・」
――ブオオォォォン!!
やれやれ、久しぶりの帰郷だというのに仕事とは・・・まぁ悪い気はしませんが
失われた世紀の天才の遺した2枚のカード、その内の1枚を一介のデュエリストに渡そうとするとは、お二人は何をお考えなのでしょう?
もう1枚は見つかってないというのに・・・
思えば一週間ほど前から奇妙なことの連続のような気がします。
博士の見つけた粒子と粒子を結び付ける粒子の性質を利用した永久機関「モーメント」
デュエルモンスター、取り分けシンクロモンスターと、それを呼び出すシンクロ召喚により活性化するという性質がありましたが、大規模な発電を行う出力を得られず、今では副産物ともいえる小型のものが発電機として出回っているのみ
さらには開発者が交通事故で亡くなってしまうという悲劇により、発電炉としての計画は頓挫、今では実験用の1号炉が休眠管理されるだけとなりましたが、それが突如活性化、現地で何があったのでしょうね?
まぁその調査もワタクシの仕事なのですが・・・
――ピ!ピ!ピ!ピ!
「おっと!?もう時間ですか!?伸びてしまう!」
考え事をし過ぎましたね。ぺりっと
蓋を開ければ至福の湯気が立ち上る。
うん、どんなに豊かになってもこれはたまりません!
「では頂くとしましょう!イーヒッヒッイヒッヒッヒッヒッヒッヒッ!」
「てめぇ!!そのDホイールはどうしたぁ!!」
知ってた。
「あいつから奪ったのか!!あの事故もお前の所為か!!答えろ!!」
クロウの話じゃ厄介な宗教にドはまりした様な感じになっているって言ってたし、実際、地縛神みたいに傀儡とはいえ人間を生前の姿で再現できる力を持った神様なんだけどさぁ~
だからって、名目上はセキュリティとしているこいつがスタジアムのど真ん中でこんなこと言っていていいのか?
「答えろっつってんだよ!!」
「あ~はいはい、もううるさいな。
デュエルの前に白ける話するなよ・・・このDホイールは拾いもんだ。
あんたのお仲間もそのことは了承済みだよ。」
つぅか14でここに来たのもつい最近の俺が3年以上前の事件に関与できるか!
「何!?」
「あぁ~『元』お仲間だったか?
了承を得たのは裏切り者のボルガー社長とそれに付いて行ったピアスン、それにクロウだからな。」
「チッ!あいつらか・・・」
シンジは目を伏せて、舌打ちをする。
?ここまで煽ったらもっと突っかかるかと思ったが、退いた?
『あー、あー、あーもう!なんだか出てくる人出てくる人、トラブルばっかりね~
フレンドシップカップはシティは一つみんな友達ぃ~な大会なのに・・・
でも、そんな因縁ならデュエルでスパッと解決しちゃいましょう!
フレンドシップカップ準決勝第二試合、ゴーストライダー、ロゼ・ジェスターとアベンジャーΣ!
ジャックとユーゴに負けない、素晴らしいデュエルに期待して、今、スタートです!』
司会の野次を聞き、シンジは黙ってスタート位置に着く。
因縁も何も、あるのはDホイールの方であって俺には関係はほとんどない。
そもそもこのシンジ・ウェーバーという男自体、近寄りたくないレベルの厄ネタの塊である。
原作では革命家とは名ばかりのテロリストであり、コモンズを扇動し、器物損壊事件を起こしてシティを混乱させた。
それが今や変な宗教家にクラスチェンジである。
クロウに目を覚まさせるようには頼まれたが・・・
『さぁさぁスターティンググリットに入って!
それじゃあ行くわよ!アクションフィールド、オン!
フィールド魔法、クロス・オーバー・アクセル!!』
【デュエルモード・オン オートパイロット・スタンバイ】
『ライディングデュエル・・・アクセラレーション!!』
『『
――ブオオオォォォォォォォォォン!!
――キイイイィィィィィィィィィィ!!
赤いDホイールが力強い音を鳴らし、青いDホイールが甲高い声を上げる。
シンジの乗るDホイールは対Dホイール犯罪用の特別車であり、その性能は現状のどのDホイールを見てもトップクラス。
対して遊矢の駆るDホイールは昔のコモンズの手作業によって作られた旧型、知っているものからすれば、その性能差は明らかでありシンジも自分が負けるはずがないと思っていた。だが
「何!?」
「先攻は俺だな。」
先攻を選別するためのファーストコーナーを先に曲がったのは遊矢だった。
現状最高峰のDホイールメカニックである2人によって改修された遊矢のDホイールは、元々のマシンでは扱いきれなかった旧型モーメントエンジンのパワーを完全に制御していた。
さらに学習型サポートプログラムの発展、遊矢のマシン操作の腕の向上など様々な要因が重なり、本来のマシンスペックを超え、シンジをわずかながら抜いたのだ。
さらにはそのコーナーの先のアクションカードすら手に入れて
「俺は魔法カード、魔獣の懐柔を発動
このカードは自分フィールド上にモンスターがいない場合発動できる。
デッキからカード名が異なるレベル2以下の獣族効果モンスターを3体、特殊召喚する。
ただし、この効果で呼んだモンスターは効果を無効化されエンドフェイズに破壊される、さらにこのカード使用後ターン終了時まで俺は獣族モンスターしか特殊召喚できない。
俺はこの効果でデッキからメルフィー・パピィ、チューナーモンスター、森の聖獣 ヴァレリフォーン、魔轟神獣ケルべラルを特殊召喚。」
メルフィー・パピィ「わふ。」
DEF100
ヴァレリフォーン「ケェーン!」
DEF900
ケルべラル「わおっ!」「ワンッ!」「キャン!」
DEF400
そろって現れたのはもふもふとした毛並みの子犬と背中に植物をはやした小鹿、そして地獄の番犬たる三頭の魔獣・・・の子供
緊張感のかけらもないファンシーなメンツである。
「そんな壁にもならねぇ雑魚を並べやがって、てめぇやる気あんのか?」
「レベルと攻撃力が低くて、効果も使えないからって舐めるなよ?
俺はレベル2のメルフィー・パピィにレベル2の魔轟神獣ケルべラルをチューニング
シンクロ召喚!来い、魔轟神獣ユニコール!」
ユニコール「ヒヒーン!!」
DEF1000
現れたのは一本角を持つ白馬の神獣、それは疾走する遊矢のDホイールと並走する。
その背には小さな白い小悪魔が落ちないように必死にしがみついており、やはりどこか緊張感に欠けているが・・・
「さらに俺は手札から召喚僧サモンプリーストを通常召喚。
こいつは召喚、反転召喚した際、守備表示になる。」
サモンプリースト ATK800→DEF1600
「サモンプリーストの効果発動
1ターンに1度、手札の魔法カードを捨てることでデッキからレベル4モンスターを1体特殊召喚する。
俺は手札のアクションマジックを捨て、デッキからレスキューキャットを特殊召喚。」
レスキューキャット「ニャーオ。」
DEF100
ユニコールの背に黒い僧服を纏った老人が現れ、さらにその膝の上には安全メットを被った子猫が現れた。
もはやどういう状況かもわからない。
それを見ている観客も司会のメリッサも対戦者のシンジもわからない。
「レスキューキャットの効果発動
1ターンに1度、フィールドのこのカードを墓地へ送りデッキからレベル3以下の獣族モンスター2体を効果を無効にして特殊召喚する。
俺はレベル3のマイン・モールと
マイン・モール「モグ。」
DEF1200
ディスカバー・ヒッポ「ヒポッ!」
DEF800
レスキューキャットが消え、新たに安全メットを被った鼻が花となっているモグラとシルクハットをかぶったピンク色のカバが現れる。
「俺はレベル3の地属性モンスター、マイン・モールにレベル2の地属性チューナー、森の聖獣 ヴァレリフォーンをチューニング!
シンクロ召喚!戒め守護せよ!ナチュル・ビースト!」
ナチュル・ビースト「グオオォォォン!!」
DEF1700
子鹿とモグラが消えて続き現れたのは虎である。
その全身が樹木や葉っぱで構成されている異様な姿をしているが、これまでに現れたどこか気の抜ける獣モンスターからすると真面目な雰囲気をしている。
「フィールドでは効果が封じられていても墓地では有効だ。
マイン・モールが獣族モンスターのシンクロ素材に使用され墓地へ送られた場合、デッキから1枚ドローする。
さらに自分フィールド上の魔法使い族モンスター、召喚僧サモンプリーストとレベル4以下の地属性モンスター、
来い!憑依覚醒―デーモン・リーパー!」
デーモン・リーパー「シャアァァァァ!!」
ATK2000
現れたのはリスのようなモンスター、だが赤い蝙蝠のような翼、大きく発達したカトラスのような角
なにより、その顔は凶悪そのものであり、名に違わず悪魔のような見た目をしていた。
デッキから直接登場するそのモンスターに段々と見ているものはヤバさを感じ始めていた。
「デーモン・リーパーの効果発動。
このカードが自身の効果で特殊召喚された場合、墓地のレベル4以下のモンスターを効果を無効にして特殊召喚できる。
俺は再び、チューナーモンスター、森の聖獣 ヴァレリフォーンを特殊召喚!」
ヴァレリフォーン「フォォン!」
DEF900
「レベル5のデーモン・リーパーに獣族チューナー、森の聖獣 ヴァレリフォーンをチューニング!
天翔ける雷よ、雲海を切り裂き、その蹄を地上に穿て!シンクロ召喚!
轟け!ボルテック・バイコーン!」
ボルテック・バイコーン「ヒヒィィィン!!」
DEF2000
雷鳴が轟き、馬の嘶きが響く
黒い馬体に大きな稲妻をのような2本の角を持つ魔獣が戦列に加わる。
「永続魔法、メルフィーのかくれんぼを発動
このカードがある限り、俺のフィールドの獣族モンスターはそれぞれ1ターンに1度、効果で破壊されない。
さらに二つ目の効果を発動、墓地の獣族モンスターを3種類デッキに戻すことで、デッキから1枚ドローする。
俺は墓地の魔轟神獣ケルべラル、憑依覚醒―デーモン・リーパー、レスキューキャットの3体をデッキに戻しシャッフルし1枚ドロー。
カードを1枚伏せ、ターン終了だ。」
『お、おう・・・なんとゴーストライダー
1ターンでトリプルシンクロ!出だしが嘘のような勇ましいメンツがそろい踏みです!
アベンジャーΣはどのようにしてこの陣形を破るのかー!?』
「さぁ、お前のターンだ。
ちなみにナチュル・ビーストは俺のデッキを2枚削ることで魔法カードの発動と効果を無効にし、ユニコールは俺とお前の手札が同じ枚数の時、お前の発動したあらゆるカード効果を無効にして破壊する。
頑張って突破するんだな。」
『想像以上にひどい盤面だった!?
本当にどうするアベンジャーΣ!!』
だがそんなメリッサの問いかけは無視して、シンジはその口から呪詛を吐く
「・・・そうやって、いつもいつも、俺たちを上から押さえつけやがって!!
やられっぱなしはうんざりなんだよ!!俺のターン!
ブクブクに腫れ上がるまで、ぶっ刺してやる!
俺はてめぇのフィールド上のモンスター、ナチュル・ビーストをリリースして怪粉壊獣ガダーラをてめぇのフィールドに攻撃表示で特殊召喚する!」
ナチュル・ビースト「ガウッ!?」――バクッ!
ガダーラ「キエエェェェェェェェェ!!」
ATK2700
ナチュル・ビーストが巨大な蛾に食われる。
「うわっ、壊獣まで入ってんのかよ・・・」
「これで、マジックカードが使えるぜ。
通常魔法、手札抹殺を発動。お互いに手札をすべて捨て、新たにデッキから捨てた枚数分ドローする。
俺はアクションカードを含めた5枚を捨て5枚ドロー!」
「俺は3枚捨て3枚ドローする。」
「これで終わりじゃねぇ!
捨てられて墓地へ送られたゴキポールの効果発動!
まずはゴキポールの効果でデッキからレベル4の昆虫族、未開域のモスマンを手札に加える。
さらに手札の未開域のモスマンの効果発動!」
「その効果にチェーンしてトラップカード、一族の結集を発動
このカードはフィールドのモンスター1体を対象にして、そのモンスターと元々の種族が同じでカード名が異なるモンスター1体を自分の手札、墓地から特殊召喚する。
俺は魔轟神獣ユニコールを対象にして、同じ獣族のメルフィー・パピィを墓地から特殊召喚する!」
メルフィー・パピィ「わうっ!」
DEF100
「ハッ!そんな雑魚を呼んだところでどうにかなると思っているのか?
未開域のモスマンの効果だ!
俺の手札を1枚、お前が選ぶ、それが未開域のモスマンならそのカードを墓地に送り、それ以外ならそのカードを墓地へ送り手札から未開域のモスマンを特殊召喚する。さぁ!選べ!!」
「俺から見て右から2番目。」
「こいつか、大外れだぜ!!
お前が選んだのは超進化の繭!こいつを捨てて、未開域のモスマンを特殊召喚だ!
そして、俺は1枚ドローするぜ!」
未開域のモスマン ATK1800
メルフィー・パピィ「わふっ!?」
現れたのは不気味な蛾人間、その姿を見たメルフィー・パピィはユニコールの背中の上から遊矢の下へ飛び込んでくる。
「メルフィー・パピィの効果!
相手がモンスターを召喚、特殊召喚したとき、このカードを手札に戻してデッキからレベル2以下の獣族モンスター1体を特殊召喚する。
俺はメルフィー・キャシィを特殊召喚!」
メルフィー・キャシィ「にゃおぉ?」
DEF200
ユニコールの背中にオレンジ色の毛並みの可愛らしい子猫が現れる。
次にシンジが手札を使えば4枚と、シンジと遊矢の手札の枚数が同じになりユニコールの効果が有効になる。
「ちっ!めんどくせぇ・・・でも手札が同じにならなきゃいいんだろ!
手札の
自分のメインフェイズにこのカードを手札から特殊召喚できる!」
連撃のツインボウ――ブウゥゥゥゥゥゥゥン!
ATK1000
現れたのは尻に針が2本生え、肢が弓のように曲がった蜂
そのモンスターの登場にユニコールの上で寝転がっていた子猫が反応する。
「メルフィー・キャシィの効果
相手がモンスターを召喚、特殊召喚したとき、フィールドのこのカードを手札に戻し、デッキから獣族モンスターを1体手札に加える。
俺が手札に加えるのはホップ・イヤー飛行隊。」
「はっ!そんな臆病者どもに何ができるって言うんだよ!
さらに俺はチューナーモンスター、
毒針のニードル――ブウウゥゥゥ!
ATK400
続いて、毒液の入ったフラスコのようなメカメカしい蜂が現れる。
「毒針のニードルが召喚、特殊召喚されたとき、デッキから
俺はレベル3の連撃のツインボウにレベル2の毒針のニードルをチューニング!
蜂出する激憤の針よ、閃光と共に天をも貫く弓となれ!シンクロ召喚!
現れろ!
霊弓のアズサ「はっ」
ATK2200
「さらにマジックカード、孵化を発動
自分フィールド上のモンスター1体をリリースして、そのモンスターよりレベルが一つ上の昆虫族モンスターをデッキから特殊召喚する!
俺はレベル4の未開域のモスマンをリリースして、デッキからレベル5のプリミティブ・バタフライを特殊召喚!」
プリミティブ・バタフライ DEF900
「プリミティブ・バタフライの効果発動!
1ターンに1度、自分のメインフェイズに、自分フィールド上の昆虫族モンスターすべてのレベルを1つ上げる!」
プリミティブ・バタフライ LV5→6
霊弓のアズサ LV5→6
六枚羽根の鮮やかな蛾の鱗粉が自身と蜂の巫女の格を高める。
「墓地の超進化の繭を除外し、墓地の昆虫族モンスター、
さぁ!嵐の到来だ!!
マジックカード、一斉蜂起を発動!
相手フィールド上のモンスターの数まで俺の墓地から
戻ってこい!毒針のニードル!連撃のツインボウ!」
毒針のニードル ATK400
連撃のツインボウ ATK1000
「俺はレベル6となったプリミティブ・バタフライにレベル6となった
集結せし絆の力にて傲岸たる巨悪の壁を射貫け!シンクロ召喚!
現れろ!レベル12!
決戦のビッグ・バリスタ――ブオオォォォォォォォ!!
ATK3000
その背に背負う大弓に毒の塗られた矢が装填される。
「決戦のビッグ・バリスタが特殊召喚に成功したとき、俺の墓地の昆虫族モンスターを全て除外して発動する!
除外されている俺の昆虫族モンスター1体に付き、お前のモンスターの攻守を全て500ポイントダウンさせる!
除外されている昆虫族は4体!てめぇのモンスターの攻守は全て2000ダウンだ!」
ガダーラ ATK2700→700
DEF1600→0
ボルテック・バイコーン「ヒヒィィン!?」
DEF2000→0
ATK2500→500
ユニコール「ブルルゥゥ・・・」
DEF1000→0
ATK2300→300
無数の毒矢が遊矢のモンスターに突き刺さり、その力を奪う。
「ははははっ!!見ろ!俺の仲間がてめぇのモンスターをボロボロにしてやったぜ!!
リッチなトップスの皆様方も、その内同じ目に遭うかもな?
並べた盤面が崩れ去った時のショックはさぞ大きいことだろうよ!!」
『ちょっとちょっと!?お客さんへの暴言は禁止!!』
「ヘッ!もうすぐ暴言じゃなくなるさ・・・事実になるんだからな!
俺はレベル3の連撃のツインボウにレベル2の毒針のニードルをチューニング!
再び射貫け!
霊弓のアズサ「ふんっ!」
ATK2200
「さぁ!バトル「の前に、手札のホップ・イヤー飛行隊の効果発動
自分フィールド上のモンスター1体を選択して、このカードを特殊召喚し、対象モンスターとこのモンスターでシンクロ召喚を行う。」
ホップ・イヤー飛行隊 ATK300
「俺はレベル4の魔轟神獣ユニコールにレベル2のホップ・イヤー飛行隊をチューニング!
シンクロ召喚!振り上げよ!獣神ヴァルカン!!」
獣神ヴァルカン「ウオォオォォォォォ!!」
DEF1600
虎の獣人の姿をした神が、普段は鉄を鍛えている槌を戦いのために振り上げる。
「獣神ヴァルカンの効果発動
このカードがシンクロ召喚に成功した場合、自分及び相手のフィールドの表側表示カードを1枚ずつ対象として、そのカードを手札に戻す。
俺は俺の永続魔法、メルフィーのかくれんぼとお前の
「なんだとぉ!?」
獣神ヴァルカン「ヴァアアァァァァァ!!」――ガンッ!!
ヴァルカンが槌を地面に叩きつけ、その衝撃で遊矢のカードとシンジの決戦のビッグ・バリスタが吹き飛ばされる。
『ゴーストライダー、お得意の相手ターンでのシンクロ召喚で貫通効果を持つビッグ・バリスタを除去!
追撃のダートとのコンボによる1ターンキルを防いだ!』
「クソッ!思い通りにならねぇ・・・ガキの頃から・・・
だが、それでも俺の
バトル!霊弓のアズサでボルテック・バイコーンに攻撃!!」
霊弓のアズサ「はっ!」
霊弓のアズサの放った矢がボルテック・バイコーンを貫き、その体に蓄えられた雷を吸って爆発し、遊矢は大きくバランスを崩し後退する。
「ぐぅ、ああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
LP4000→1500
「追撃のダートの効果を発動させた。
自分の
さらに、
ダメージを与えた
ダートの攻撃力、100ポイント分のダメージを受けろ!!」
「ぐぅ・・・ボルテック・バイコーンの効果
相手によってこのカードが破壊された場合、お互いのプレイヤーはデッキの上から7枚のカードを墓地へ送る。」
LP1500→1400
爆発した雷の力は2人のデッキを焼く、そのことにシンジの脳裏にある記憶がよみがえる。
「そうやって、カードをゴミみたいに・・・俺から奪ったカードを、捨てたこともあったよな・・・」
「はぁ?」
「もっとましなカード持って来いとかぬかしやがって・・・トップスはコモンズに不利な勝負をふっかけては、何もかも奪ってきた!奪ってきやがったんだ・・・」
『あぁ、そうだ・・・世話になっていた施設を借金のカタにされて、住む場所すらなくなったこともあった!!』
「あぁ?なんだ、あいつ?いきなり身の上話し始めたぞ?」
スタジアムの中継モニターで流れているのはアベンジャーΣつぅ治安維持局のデュエリストとおっかねぇあいつのデュエル
めちゃくちゃな展開力で作られたひでぇ盤面を突破してワンターンキルまで繋げて、すげぇと思ったが、それを阻止したおっかねぇのもすげぇ、って思っていたのにいきなりなんだあいつ?
『そんなどうでもいいことはいいから、さっさとデュエルを進めろ。
それとももう、ターンエンドか?』
『どうでも、いい・・・だと!!俺の、俺たちの!怒りが分からねぇってのか!!』
『いや、知らねぇよ。』
まぁ、あいつはシティっていうか、この世界出身でもねぇし
『知らねぇなら、イヤッてほど分からせてやるぜ!!
マジックカード、貪欲な壺を発動!
墓地のモンスターカード、
さらに墓地の蘇生の鋒玉を除外して効果を発動!
次のターンの終了時まで昆虫族モンスター1体は戦闘、効果では破壊されなくなる!
俺は
カードを3枚伏せてターンエンドだ!!』
『お前のエンドフェイズに墓地のデーモン・イーターの効果を発動。
相手エンドフェイズにこのカードが墓地にある時、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象とし、そのモンスターを破壊し、墓地からこのカードを特殊召喚する。
俺はガダーラを破壊し、デーモン・イーターを特殊召喚。』
デーモン・イーター『ヂッ!』
DEF200
弱ったガダーラを破壊して、デーモン・リーパーに似た蝙蝠の翼が生えた茶色いネズミが現れる。
『俺のターン、ドロー。』
『トラップ発動!DNA移植手術!!
このカードがフィールドにある限り、フィールド上に存在する表側表示のモンスターは全て俺が宣言した属性となる!
闇属性を宣言!!』
獣神ヴァルカン 火→闇
デーモン・イーター 地→闇
霊弓のアズサ 風→闇
『属性変更でナチュル・ビーストのシンクロ召喚を封じてきたか。』
『そうだ!!もうお前たちに好き勝手させない!!
このデュエルは社会の縮図だ!
自由競争と言いながら勝ち組は勝ちっぱなし、それがこのシティの現実だ!』
ざわざわと、俺もそうだ、私もと、あの野郎に賛同する声が観客席の方から聞こえる。
確かにコモンズの暮らしは貧しいし、我慢も多い。あいつ自身も不幸だと思う。
奴の言うことにも一理はある。だけど
『だから俺が、俺たちがひっくり返してやる・・・その為にあいつを!!』
『あいつ・・・このDホイールの持ち主のことか?』
!!なんだ?あの人はもう・・・
『そうだ!あいつが戻ってくれば、俺たちはまた一つとなれる!
一致団結して、トップスの野郎どもを地の底に叩き落としてやるんだ!!』
「何言ってやがる!あの野郎!!」
あの人はそんなこと!!
『そんなこと望まないだろうよ、あの人ならな。』
!?
『俺は
その効果により、墓地のレベル4以下の
フレンドンキー『ブヒィン!』
ATK1600 地→闇
ソード・フィッシュ『ギョ!』
DEF600 水→闇
現れたのは目つきの悪いロバと剣のような体をした魚
その攻撃力は霊弓のアズサに及ばない。だが、ソード・フィッシュの仲間が現れ霊弓のアズサに突撃する。
霊弓のアズサ『ぐっ!?』
ATK2200→1600
DEF1600→1000
『何ッ!?』
『やられたらやり返すってね。
このカードが召喚、特殊召喚されたとき、相手フィールド上の全てのモンスターの攻守を600ポイントダウンさせる。
さらに墓地の超重禽属コカトリウムの効果を発動
自分フィールド上の獣族、鳥獣族、獣戦士族モンスターをリリースすることで、このカードを特殊召喚する。
俺は獣族の
コカトリウム「ケェェー!!」
DEF900 風→闇
出てきたのは緑色の金属でできた鶏?っぽいモンスター
それにつられて、なぜかソード・フィッシュの仲間までもが現れる。なんで?
『ソード・フィッシュの第二の効果、俺がモンスターを特殊召喚するたびに相手フィールドの全てのモンスターの攻守を600下げる。それ行け!』
霊弓のアズサ『ぐわっ!?』
ATK1600→1000
DEF1000→400
『そんな雑魚に、俺のモンスターが!?』
『言っただろ?ステータスだけがモンスターの強さじゃない!
速攻魔法、ユニゾン・チューンを発動
自分または相手の墓地のチューナー1体を除外して、自分フィールド上のモンスター1体を対象にして、そのモンスターをチューナーとして扱い、除外したモンスターと同じレベルにする。
俺が除外するのはお前の墓地の
コカトリウム LV4→2(チューナー)
『さらにコカトリウムの効果
自分のデッキからレベル4以下の獣族、鳥獣族、獣戦士族モンスター1体を除外することで、コカトリウムは除外したモンスターと同じレベル、種族、属性になる。
俺はレベル4、獣族、地属性の
コカトリウム LV2→4
鳥獣→獣
『レベル4のチューナーと・・・シンクロモンスター!?』
『俺はレベル6のシンクロモンスター、獣神ヴァルカンにレベル4に戻りチューナーとなった超重禽属コカトリウムをチューニング!
集いし夢が結集し、宙へ輝く星となる!光射す道となれ!!シンクロ召喚!!
飛び立て!サテライト・ウォリアー!!』
サテライト・ウォリアー『ハッ!!』
ATK2500
光の中から現れるロケットが変形し、黄金の巨人となる。
あの人のモンスター、その力は仲間の遺志を継ぐ力
『自身の効果で特殊召喚したコカトリウムはフィールドを離れたことで除外される。
サテライト・ウォリアーの効果発動!
このカードがシンクロ召喚に成功した場合、自分の墓地のシンクロモンスターの数まで、相手フィールドのカードを破壊し、破壊した枚数×1000ポイントこのカードの攻撃力をアップさせる!コメット・ブラスト!」
墓地のシンクロモンスターは4体
蘇生の鋒玉の効果で霊弓のアズサは破壊できねぇが、DNA移植手術とセットカード2枚は破壊できる。
さらに特殊召喚により、
『この効果が通り、攻撃が決まればゴーストライダーの1ターンキル返し!?
やっぱりすごいわ!ゴーストライダー!!』
サテライト・ウォリアーが放つスペースデブリの弾丸がアベンジャーΣのカードを破壊せんと迫る。
危機的状況、だが奴はそのことに激昂し伏せたカードを発動した。
『・・・やっぱり、お前にはわからないのか・・・俺たちコモンズの怒りが!憎しみが!!
トラップ発動!シンクロコール!
自分の墓地のモンスターを1体、効果を無効にして特殊召喚し、ドラゴン族か悪魔族のシンクロモンスターをシンクロ召喚する!!
俺はレベル3の
霊弓のアズサと連撃のツインボウが無数の蛆に喰われていく
『魔神を束ねし蠅の王よ!!虫唾の走る世界に陰りを!!シンクロ召喚!!』
腹が膨れた蛆は羽化して蠅となって、不気味で邪悪な、このシティの闇ともいえる龍を作り上げる。
『魔王龍ベエルゼ!!』
魔王龍ベエルゼ『『『『ウオォォォォォォォォォォォォォォ!!』』』』
ATK3000
現れたか、
「恐れおののけ!トップスども!そしてそれに尻尾を振る飼い犬どもよ!!
これが、こいつが!俺たちコモンズの怒りだ!!はははははは!!」
魔王龍ベエルゼ「「「「ギャアアァァァァァァァァァァ!!」」」」
2頭の蛇が、埋め込まれた女性が、巨大な蠅の顔が、怨嗟の声を上げる。
「ソード・フィッシュの効果により、ベエルゼの攻撃力、守備力は600ポイントダウン。
さらにサテライト・ウォリアーで、シンクロコールとDNA移植手術、セットカードは破壊される。」
魔王龍ベエルゼ ATK3000→2400
DEF3000→2400
サテライト・ウォリアー ATK2500→5500
「だからどうした!!ベエルゼは俺が受けた痛みで強くなる!
戦闘でも効果でも破壊されないこいつはお前のモンスターを一方的にかみ砕く!!
この俺たちの怒りと憎しみが、俺たちの絆!!誰にも断ち切ることはできない!!
セットされた運命の発掘が相手の効果で破壊されたことにより墓地の運命の発掘の枚数分ドローする。俺の墓地の運命の発掘の枚数は1枚、1枚ドローだ!」
絆?こんなのが?この程度の力が?
「コモンズだとか!トップスだとか!押しつけがましいんだよ!お前!!
絆はお前の都合のいい道具じゃない!!
俺は永続魔法、メルフィーのかくれんぼを発動
その効果で俺の墓地の
さらに永続魔法、魔術師の再演を発動し、墓地のレベル3以下の魔法使い族モンスター、レベル1のマジシャンズ・ソウルズを特殊召喚!
特殊召喚により、ソード・フィッシュの効果でベエルゼの攻撃力がダウン!」
マジシャンズ・ソウルズ「「はっ!」」
DEF0
魔王龍ベエルゼ ATK2400→1800
DEF2400→1800
現れたのは魔術師の師弟の影
敵を消し去る力はないが、新たな未来を呼び込む力を持っている。
「マジシャンズ・ソウルズの効果発動!
1ターンに1度、手札、フィールドの魔法、トラップカードを2枚まで墓地へ送る事で送った枚数分ドローする。
俺はフィールドのメルフィーのかくれんぼを墓地へ送り1枚ドロー
さらにフィールドの魔法使い族、マジシャンズ・ソウルズと地属性レベル4以下のモンスター、デーモン・イーターを墓地へ送り、デッキから憑依覚醒―デーモン・リーパーを特殊召喚!」
デーモン・リーパー「ヂッ!」
ATK2000
デーモン・イーターが覚醒しデーモン・リーパーへ
さらにソード・フィッシュの効果が怨嗟の竜の力を削ぐ
魔王龍ベエルゼ ATK1800→1200
DEF1800→1200
「デーモン・リーパーの効果で墓地からチューナーモンスター、調律の魔術師を効果を無効にして特殊召喚!」
調律の魔術師「はっ」
DEF0
音叉の付いた杖を構える小柄な少女がデーモン・リーパーの呼びかけに応じる。
その祝いは、ソード・フィッシュのベエルゼへの突撃だ。
魔王龍ベエルゼ ATK1200→600
DEF1200→600
「俺はレベル5のデーモン・リーパーにレベル1の調律の魔術師をチューニング!
星雨を束ねし聖翼よ!魂を風に乗せ世界を巡れ!!シンクロ召喚!
来い!スターダスト・チャージ・ウォリアー!!」
スターダスト・チャージ「フンッ!!」
ATK2000
星屑の戦士の目が狂ったかつての友を射貫く
そして、ソード・フィッシュが闇の竜に突き刺さる。
魔王龍ベエルゼ ATK600→0
DEF600→0
「なっ!?ベエルゼの攻撃力が0だと!?」
「はっ!怨み、憎しみで得た力なんてそんなもんなんだよ!
スターダスト・チャージ・ウォリアーがシンクロ召喚に成功したことにより1枚ドロー!
まだまだいくぜ!魔法カード発動、エアーズロック・サンライズ!
このカードは墓地の獣族モンスターを1体特殊召喚する。
来い!チューナーモンスター、森の聖獣 ヴァレリフォーン!」
ヴァレリフォーン「フォーン!」
DEF900
「さらに相手フィールド上のモンスターの攻撃力を、俺の墓地の獣族、鳥獣族、植物族モンスター1体に付き200、さらにソード・フィッシュの効果によりさらにベエルゼの攻撃力は600下がる。
俺の墓地には獣族と鳥獣族モンスターが8体、併せて2200ポイントダウンする!」
ヴァレリフォーンの召喚に合わせ、墓地に眠るモンスターの魂までもが現れ、さらにソード・フィッシュの呼び出した仲間たちと共に怨嗟の塊に向かっていく
魔王龍ベエルゼ「「「「ギャアアァァァァァァァァ!?」」」」
本来の力すら失った魔王龍は非力なはずの魚群に突き刺され悲鳴を上げた。
「さらに手札を1枚捨てヴァレリフォーンの効果を発動
墓地からレベル2以下の獣族モンスター、チューナーモンスター、ホップ・イヤー飛行隊を特殊召喚!」
ホップ・イヤー飛行隊 DEF600
「俺はレベル6のスターダスト・チャージ・ウォリアーにレベル2のホップ・イヤー飛行隊をチューニング!
剛毅の光を放つ勇者の剣、今ここに閃光と共に目覚めよ!シンクロ召喚!
現れよ!
ATK2500
時間を操る力を持つ魔導剣士
今はその本来の力を発揮できないが、その登場によりソード・フィッシュがボロボロのベエルゼにさらに突き刺さる
魔王龍ベエルゼ「「「「グワァアァァァ・・・・・・」」」」
「ベエルゼが・・・俺の・・力がっ・・!?」
「この程度で随分とボロボロになったな。お前の言うそれは
切っても切れないもの、どこだって感じられる繋がり、どんな時だって、どこにいたって、自分を支えてくれる物、それこそが絆。
そんなに脆いものじゃない!」
離れていても絆に変わりはない。でも、人生は絆だけでどうにかなる物じゃない。
自分の人生は自分で責任を持って歩まなくてはならない。
彼は物語の最後にそれを悟って、仲間たちをそれぞれの未来へと送り出した。
「お前の言うそれは、ただの押しつけだ。」
だがこいつは、独り善がりな繋がりを押し付けてくる。
変わろうと、前に進もうとする者の邪魔をしてくる。
「押しつけ・・・だと!?
俺たちが肩寄せ合って生きていくことが、そんなに悪いことだっていうのか!!そうすることしかできない俺たちに!!」
「そう言う時点で押し付けているだろ。
助け合うことが悪いとは言わない。だが、一人で立てるようになったら前に踏み出さなきゃ世界は変わらない!」
「!!?」
「クソッ・・・
まだ頬がひりつくぜ。なんなんだよ、あいつ・・・」
コモンズが作り出したライディングデュエル。
元は鬱憤が溜まった奴らの遊びだったものを、新しいデュエルのカタチにする。
あいつが始めた俺たちの夢
「シンジ、ここにいたのか。」
「・・・あぁ。」
そうこいつ、元はトップスのお坊ちゃんだったくせに
親が死んだからという理由だけでコモンズの孤児院に来たこいつ
最初は誰も信用なんかしてなかった。
だけど、クールなくせにすぐ熱くなるし、何かにのめり込むと寝ないで何日も作業してる。
変わった奴だった。
「すまない。ジャックには俺がよく言っておく。」
「ケッ!何が、『ガキには躾が必要だ!』だよ。
俺と変わらない歳しているくせに・・・」
「ジャックはそういうことを言っているわけじゃないのだと思う。」
「はぁ?だったら、なんなんだよ?」
だけど、絆を誰よりも大切にしていた。
知り合ったやつ、共に飯食ったやつ、デュエルしたやつ・・・そういった奴との繋がりを何より大切にして、その輪はどんどん大きくなっていった。
あの偏屈者のジャック・アトラスがその輪に加わるくらいに
「シンジ、俺たちがあれを作り始める前までは、大抵のコモンズの住人たちは配給や生活保護金を使って暮らしていた。」
「・・・あぁ
何もできねぇコモンズはおことわりだとぬかしやがって、トップスの奴らめ・・・」
「あぁ、学校も何もないコモンズでは仕方のないことだ。
だが、それを仕方ないで終わらせていたら駄目なんだ。
何もできないんじゃなくて、何かをできるようにならないとトップスもコモンズを受け入れはしないだろう。」
「だからこうして、何かをしているんだろう?」
「あぁ、だけど、それだけじゃないさ。」
「あぁ?どういうことだよ。」
「みんな今は夢を追いかけて必死になった。
勉強して新しいことを覚えたり、何度も練習してできるようになったり、お金を稼ぐために働いたり・・・
夢を原動力にして、前に進むようになった。」
その時俺は驚いた。
こいつは自分の夢のために周りを利用しているんじゃなくて、周りのために自分の夢を利用していた。
だから、俺は疑わしくなった。こいつはその為に実現不可能なことをしているんじゃないかと
「・・・なんだよそれ、俺たちはお前に踊らされていたっていうのかよ?
もしかして、お前の夢ってぇのは本当はただの嘘なのか!?」
「嘘じゃないさ。
コモンズ発祥のデュエル、ライディングデュエルは俺の、俺たちの叶えたい夢だ。
それが叶ったら、ギスギスしているコモンズとトップスの関係も少しは良くなるだろう。
その内、大きな大会になったりしてな?
そこまでいけば、互いに手と手を取り合える時もきっとくる!
でも、もっと大事なのはその先だ。」
「その先?」
「コモンズとトップスの間の大きな壁
それを乗り越えた先には、きっと未知の世界が広がっているだろう。
そのとき、俺たちは一人一人が選択を迫られるだろうし、一人で解決しなくてはいけないことも出てくる。
一人の未来を歩まなくてはいけないときが出てくる。」
「それは・・・それじゃ!俺たちの絆はどうなっちまうんだよ!?
俺たちコモンズの絆は!?それでいいのかよ!お前は!!」
そんなことになってしまったら、俺の居場所が消えていく、なくなっていく、奪われていく
俺はそれが怖くなった。
「・・・本当は言いたいさ。“ずっと一緒にいてくれ”って。
けど、俺はみんなが自分で選んだ道を妨げたくない。
それに離れていても絆が消えるわけじゃない。
けれど、俺たちが進むその先の未来は絆だけでどうにかなるもんじゃない。
自分の人生は自分で責任をもって生きていかなきゃいけなくなるんだ。俺たちがそれぞれ、次のステージに進むためにな。」
それぞれのステージ
それは肩寄せ合って生きていくしかねぇコモンズの生き方では出来ないこと
コモンズだとか、トップスだとか、それがなくなったらそういうこともできるだろう
それぞれの夢を持った生き方が
「あぁ、それは・・・いいな。」
「あぁ!その思いが、きっとこの街を変えていく!
俺たちのシティは、こんなに素晴らしい居場所だったんだ!って、誇れる街になっていくさ!」
そう言って、シティを眺めるあいつは星のようにキラキラしていて
俺には眩しすぎた。
「うるせぇ・・・うるせぇ!うるせぇ!!うるせぇー!!五月蠅えぇぇぇ!!」
例えるならそう、羽化を拒んだ蛹
未知が広がる外に出るのを拒み、壁を隔てた先には仲間がいるからと自分の殻に閉じこもった。
そんな情けない子供の叫びがこだました。
「虫唾が走るぜ!!
だったら、お前に変えられるっていうのかよ!このシティを!」
「変えるのは俺じゃない。この街に住んでいる一人一人だ!
俺は墓地の
俺のフィールドの表側表示カード、魔術師の再演を手札に戻し、墓地からこいつを特殊召喚する!」
LP1400→1000
精鋭のゼピュロス「はっ!」
ATK1600
「
「お前によろしくだとよ。
俺はレベル4の
シンクロ召喚!こいつで吹き飛ばしてやる!来い!オリエント・ドラゴン!」
オリエント・ドラゴン「ギャアオォォ!!」
ATK2000
東洋の龍や妖怪の様な姿をしたドラゴンが現れ、雉の羽のような翼を雄々しく広げる。
「オリエント・ドラゴンの効果発動!
こいつのシンクロ召喚成功時、相手フィールド上のシンクロモンスター1体を除外する。
消え失せろ!闇に取りつく寄生虫め!!」
神秘の風が闇を打ち払わんと放たれる。
無数の悪霊が寄り集まった魔王龍がほどけていく
「・・・させるか、させるか!させるかぁぁぁ!!
手札のエフェクト・ヴェーラーの効果発動!!
こいつを手札から捨てモンスター1体の効果をこのターン無効にする!
オリエント・ドラゴンの効果は無効だぁぁ!!」
だが、彼は闇に縋った。
風がおさまった後、吹き飛ばされた蠅たちは再び結集し、魔王龍の形を得る。
「躱されたか、なら攻撃してライフを消し飛ばすしかないか・・・
手札に戻した魔術師の再演を再び発動!
墓地のレベル3以下の魔法使い族、チューナーモンスター、調律の魔術師を特殊召喚!」
調律の魔術師「ハイッ!」
DEF0
「調律の魔術師の効果により、お前のライフは400回復し、俺のライフに400ポイントのダメージが与えられる。」
LP1000→600
「その雑魚が何だって言うんだよ!!」
LP4000→4400
「お前の墓地の超電磁タートルを封じるんだよ。
俺はレベル6のオリエント・ドラゴンにレベル1の調律の魔術師をチューニング!
2色の眼に写る星よ、流星となって降り注げ!シンクロ召喚!!
星紡ぐ戦竜、オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン!!」
オッドアイズM「ギャアアァァァァァァ!!」
ATK2500
幼き音の魔術師の力で神秘の風は紅き流星の力を宿す2色の眼の竜を呼びだす。
「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴンはバトルフェイズ中の相手モンスターの効果を発動できなくする。
これで、バトルフェイズ中に効果を発動させる超電磁タートルは使えない!」
「ぐぅ!?」
『アベンジャーΣなすすべ無し!
そしてサテライト・ウォリアーの攻撃力は5500!
ベエルゼの効果を使う前にライフは0よ!』
「バトル!サテライト・ウォリアーで魔王龍ベエルゼに」
サテライト・ウォリアーが飛び立ち、魔王龍ベエルゼに蹴撃を叩きこもうとしている。
あいつが使っていたカードが、俺たちの、俺の象徴を潰しにかかってくる。
あいつが、俺を否定してくる!
あいつさえいれば、クロウも、ボルガーも、ピアスンも、ジャックも
俺を置き去りにした連中を戻せると思っていた。
あいつを繋ぎ留めれば、みんな俺の下から離れないと思っていた。
だが、あいつはこんな俺を認めてはくれない・・・
だったら、いらない・・・あいつなんていらない・・・クロウも、ジャックも、俺を置いて行った連中なんてみんないらない!!
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!アクションマジックゥ!!バトル・ロック!!
このターン、相手モンスターは攻撃宣言できない!!」
「アクションカード・・・しぶといやつだ。
俺はカードを2枚伏せて、手札のメルフィー・キャシィの効果を発動
このカードは自分のターンのエンドフェイズに特殊召喚できる。」
メルフィー・キャシィ「みぃー。」
DEF200
「俺のターン!!」
役立たずなんてもういらないぜ!!
「俺は墓地のシャッフル・リボーンの効果発動!
自分の墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのカードを1枚デッキに戻すことで1枚ドロー出来る!
俺はベエルゼをエクストラデッキに戻し、1枚ドロー!」
「俺は墓地のトラップ、小人のいたずらを除外し効果を発動!
このターン、お互いの手札のモンスターのレベルは1つ下がる!」
手札のモンスターのレベルだと?
そんなの手札を経由しなきゃ意味ねェ効果だろうが!!
「俺はチューナーモンスター、インフェルニティ・ビートルを召喚!」
インフェルニティ・ビートル ATK1200 LV2→1
「来たか。
メルフィー・キャシィの効果発動、このカードを手札に戻し、デッキからホップ・イヤー飛行隊を手札に加える。」
「手札を1枚伏せ、インフェルニティ・ビートルの効果を発動!
自分の手札が0枚の時、このカードをリリースし、デッキからインフェルニティ・ビートルを特殊召喚する!!」
インフェルニティ・ビートル ATK1200
インフェルニティ・ビートル ATK1200
「さらに伏せていたマジックカード、アリの増殖を発動!
自分フィールド上のモンスターを1体リリースして、兵隊アリトークンを2体特殊召喚する!」
兵隊アリトークン ATK500
兵隊アリトークン ATK500
「!!闇属性チューナーに2体のレベル4!?」
黒いカブトムシの内一体が2体のアリのえさとなる。コレデソロッタ
「俺はレベル4の2体の兵隊アリトークンに、レベル2の闇属性チューナー、インフェルニティ・ビートルをチューニング!
地を這いし億万の蛆虫よ!その身をやつし天を埋めよ!!」
インフェルニティ・ビートルと兵隊アリの体から蛆が湧きだす。
「全ての世界は我らが手中にあり!!シンクロ召喚!!」
より多く、より濃く、より黒く、羽化して空を黒く染める。
「君臨せよ!魔王超龍ベエルゼウス!!」
ベエルゼウス「「「「オオオォォォォォォォォォォォ!!」」」」
ATK4000
より禍々しく、より巨大に、より凶悪になった魔王龍ベエルゼの進化体とも呼べる眼前の魔竜、魔王超龍ベエルゼウス
世界有数のろくでなし伝説を持ち、多くの不幸の原因を作った神の名を入れた蠅の魔王
「ベエルゼウスの効果発動!
1ターンに1度、相手フィールド上のモンスターの攻撃力を0にし、そのモンスターの元々の攻撃力を俺のライフに加える!
俺の糧となれ!サテライト・ウォリアー!!
サテライト・ウォリアー「うぐぅ!?あぁぁぁ・・・・」
ATK5500→0
ベエルゼウス「「「「ギャアアァァァァァァァァ!!」」」」
ベエルゼウスの尾がサテライト・ウォリアーに突き刺さり、その力を奪う。
夢のような黄金の輝きが、光を受ける美しいパネルが、見るも無残にその色を失っていく。
「この効果を使ったターン、お前が受ける戦闘ダメージは半分になる!
だけど関係ぇねぇな!お前のライフはたったの600!どいつを攻撃してもベエルゼウスの攻撃でジ・エンドだ!!
はははは!!消えろ!キエロ!!何もかもなくなってしまえ!!」
LP4400→6900
絶体絶命、伏せたカードでは現状をどうすることもできない。
いや、むしろベエルゼウスの召喚を妨害した方がよかっただろう。やろうと思えばできた。
ただ、いきなり提示されたメッセージに驚いてタイミングを逃した。
その表記と提示されたカードを見れば、このカードは今までのカードとは違い、今まで意図的にセーフティが掛かっていたということ
それがいつ外れたのかは分からないが、シンクロできるようになったから表示されたのだろう。だが
「出したところで、シンクロ先が・・・」
シンクロ先は未表示になっている。レベルすら分からない
どんな効果のモンスターかわからない以上、出てしまったベエルゼウスをどうにかできる保証はない。
そんな俺の不安のつぶやきに、Dホイールの画面は返答してきた
“未知に挑め”“手を伸ばすことを諦めるな”“未来はその先にある!”
あの人らしい、仲間を大切に思う気持ちと、未来への思い。
いつの間にやら、勝手に背負ったものすら本当になっていたらしい。
「なら・・・応えないわけにはいかないな!」
背の重みが前へと進ませてくれる。不安も置き去りにしてくれる。
「トラップ発動!ギブ&テイク!
自分の墓地のモンスター1体を相手のフィールド上に守備表示で呼び出し、俺の場のモンスター1体のレベルをこのターンの終了時まで、相手フィールドに特殊召喚したモンスターのレベル分アップさせる。
俺は墓地から
精鋭のゼピュロス DEF1000
ソード・フィッシュ LV2→6
「はっ!俺のモンスターを増やしてどうする!
どうせまた、シンクロするんだろうが!もうベエルゼウスに敵うもんなんてねぇんだよ!!」
「ただのシンクロと思うなよ。
俺は手札のホップ・イヤー飛行隊の効果を発動
自分フィールド上のモンスター1体を選択して、このカードを特殊召喚してそのモンスターとシンクロ召喚を行う!
俺はレベル6となった
なら、迷うことなどない!!
「集いし奇跡が未知を照らす灯火となる!光さす道となれ!!シンクロ召喚!!」
ジェット機のような大きな翼、星の光を放つその体、宇宙の闇すら照らし出すその竜の名は
「未来へ飛び立て!シンクロチューナー、シューティング・ライザー・ドラゴン!!」
シューティング・ライザー「ギュオオォォォォォォォォオオォォォォ!!」
ATK2100
『なんとなんと!!ゴーストライダーの新たなモンスターはシンクロモンスターのチューナー!
でも、絶体絶命は変わらず、どうすんの!?』
「シンクロチューナー、だと?
だから何だっていうんだ!!てめぇの敗北は決まっている!
諦めて死のダンスを踊れ!!」
――ブオオオォォォォォォォォォ!!
「諦めるか!
シューティング・ライザー・ドラゴンのシンクロ召喚成功時、デッキからこのモンスターのレベルよりも低いレベルのモンスターを1体デッキから墓地へ送ることで、シューティング・ライザー・ドラゴンのレベルを墓地へ送ったモンスターのレベル分下げる!
俺はレベル6の
シューティング・ライザー LV7→1
「さらに墓地の妖怪のいたずらの効果を発動
このカードを墓地から除外することで、フィールド上のモンスター1体のレベルを1つ下げる。
俺は魔王超龍ベエルゼウスのレベルを1つ下げる。」
「何ィ!?」
ベエルゼウス LV10→9
「さらにトラップ発動、シンクロ・マテリアル!
このターン相手モンスターを1体対象にして、このターン俺がシンクロ召喚を行う場合、対象にした相手モンスターをシンクロ素材にできる。
俺が対象にするのはベエルゼウスだ!」
『えぇー!?そんなカード、相手ターンで使ったら意味がないじゃない!?』
「そうだぜ、何を血迷ったか知らねぇが・・・もう何をしても無駄、何ッ!?」
まぁ、驚いただろうな。
さっきまでダメージを受けて大分後方に追いやられていたのに、いつの間にやらお前のすぐ後ろまで来ているんだから
「そら、ちんたら走ってんじゃねぇ、よ!!」――ガッ
俺のDホイールが奴のDホイールを押す。
中型でサイズも負けているDホイールがはるかに大きいシンジのDホイールを押し上げ、なおも加速している。
「なんでだ!?そんなパワーそのマシンにはないはず!?」
ベエルゼウス「「「「ギャアアァァァァァァァァ!?」」」」
シンジを押し上げ加速する俺のDホイール、そしてそれに合わせるようにシューティング・ライザー・ドラゴンもベエルゼウスに組みついて加速する。
「限界を勝手に決めんな!見せてやるよ!限界に挑み続ける力を!
シンクロを超えたシンクロを!!」
シューティング・ライザー「ギュオオォォォォォォ!!」
『えっ!?えっー!?早!?早すぎ!?ちょっと!?その先はまだコースが!?』
普通バイクでは出ないはずのスピードを叩きだしているため、コースを制御しているシステムが追いきれず、コースのせり上がりが間に合わない。
「おい!?このままだとお前も!?
まさか飛び越す気か!?無理だ!!100m以上はあるぞ!?」
「光をも超えるシンクロにその程度飛び越えられない道理はない!!
シューティング・ライザー・ドラゴンは相手ターンのメインフェイズにこのカードを使いシンクロ召喚を行える!!」
「なんだと!?俺のターンに俺のモンスターを・・・ベエルゼウスを使いシンクロ召喚を行うっていうのか!?」
「そうだ!お前のレベル9となったシンクロモンスター、魔王超龍ベエルゼウスにレベル1となったシューティング・ライザー・ドラゴンをチューニング!!」
加速し続ける世界で、星の道しるべが、闇を溶かしていく
「集いし絆が宿る拳は、闇すらも握り込む鋼の意思と化す!光さす道となれ!!」
光すら置き去りにし、全てがスピードに融けていく
「アクセルシンクロオオォォォォォォォォ!!」
――ブォン・・・・・・
『えっ?・・・・消えた?』
そして、俺たちは世界すら置き去りにした。
――ブオオォォォォォン!
そこは全てはスピードに融け、線と化した空間
光すら置き去りにした空間でシンジと遊矢は不思議なものを見た。
(!?あいつは・・・!?)
もはや速さという次元すら超えたその空間で、自分たちの前を走っている赤いDホイールがいるのだ。
そして、その後ろ姿をシンジは知っていた。
その人物は少しスピードを緩めて、遊矢たちのいる位置まで下がると遊矢に1枚のカードを手渡し、シンジに前を指さしながら、その口を開いた。
――先に行ってる。
「・・・!!」
それだけ言うとその人物は二人を抜き去って前へ進んでいく、あっという間に点になっていく
「ゆ!ゆう・・・」
シンジはその姿に手を伸ばしながら、その人物の名を叫んだ。
「遊星ぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「生来せよ!」
――ヴォオン!!
――ギィイギィイギィィィィ・・・
――ギュィィィィィィィィィィィィィィン!!
スピードの世界を抜け出し2人は落ちそうになっていたコースのさらに先に現れる。巨大な星屑の戦士と共に
「スターダスト・ウォリアー!!」
スターダスト・ウォリアー「オオォォォォ!!ハッ!!」
ATK3000
星屑の竜を模した煌めく鎧を装着した戦士が鋼の拳を握り締める。
仲間を闇から救い出す。その意志と使命を宿して
『えっ!?あっ!!もうあんなところに!?
えっ、もしかして本当に二人とも飛び越えたの!?』
――バチッ、バチッ・・・
無理やりスペック以上のスピードを出させられたシンジのDホイールは既にボロボロだった。
だが、それ以上にシンジはもはや戦う意思を失っていた。
「・・・なんだよ・・・あいつ・・・待っててはくれないのかよ・・・・」
親に置き去りにされた子供のように涙を流しながらうなだれるシンジの背を精鋭のゼピュロスが見つめている。
「かわいそうなやつだな。お前は・・・
手を伸ばしたり、引っ張ってくれる奴がいたのに気づかないなんてな。」
「えっ?」
「そら、どうした?
まだお前のターンだぞ?」
「あ・・・・ターン・・エンド・・・」
「俺のターン、バトル
精鋭のゼピュロス「ふん!オリャァァァァ!!」――バキッ
「ぐっ!?」
LP6900→5300
覚醒の魔導剣士の力を借りて精鋭のゼピュロスがコントローラーであるはずのシンジを殴りつける。
「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴンでダイレクトアタック。」
「うわああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
LP5300→2800
星の炎が容赦なくシンジに放たれる。
それによりシンジのDホイールはクラッシュ寸前にまで追い込まれる。
「これでフィナーレだ。
行け!スターダスト・ウォリアー!スターダスト・ラッシュ!!」
スターダスト・ウォリアー「ウオォォォォォ!!タアアァァァァ!!」
――バキバキッ!ガシャアァァァァァァァァン!!
星屑の戦士の拳が流星群のように放たれる。
それによってシンジの乗っていたマシンは砕け散るが、シンジが地面に叩きつけられることはなかった。なぜなら
スターダスト・ウォリアー「・・・・」
「なんだよ・・・このお節介焼きが・・・」
LP2800→0
スターダスト・ウォリアーの大きな手に抱かれながら、シンジはゆっくり目を閉じた。
ロジェの奴、なにが更生したじゃ、とんでもない問題漢だったではないか!!
そうですな。では、治安維持局の内部調査は満場一致でよいですな?
えぇ。
むしろしないと問題でしょう。
既に調査員も準備済み
しかし議長の提案とはいえ、外部の人間を調査に向かわせるのはどうかと?
あの用心深いロジェのことじゃ
わしらの名前を使ったら、何を隠されるかわからぬからのう。
次回 『光と影の戦い』
まぁ、能力は恰好通りじゃから安心できるじゃろう。
(むしろ、何を見つけてくるかのう?)
「CC」カード群の効果について
-
制作したものをそのまま使用
-
後付け効果を削除
-
メインに入るカードの後付け効果のみを削除
-
EXのカードのみをアニメ寄りにして使用
-
完全にアニメカードそのまま