【アンティーク・ギア】ルビ祭り再び開催
オベリスクブルーより弱く、それでいてエクシーズ次元の人たちが負けそうな構築にするのが大変でした。
そして今回のデュエルはほぼコンボ紹介のようなものです。
ちなみに後半のコンボはある動画のコンボパターンの一部を拝借しました。
いやほんと、カードの組み合わせは無限大ですね
勇者の言葉
街の清掃やライフラインなどをロボットによる完全自動化によって賄い発展を遂げた技術先進都市『ハートランド』
その街で最高のエンターテインメント、それがデュエルモンスターズ
街のあちこちで「「
「それがこれか・・・」
俺たちの目の前に広がるのは色を失った瓦礫の山
そこには人の笑顔どころか土煙やほこりが舞い上がり、ひび割れ今にも倒壊しそうな建物と、もはや街の体をなしていない。
そんな場所でアカデミアは人狩りを続け、残り少なくなった住人たちは危険を顧みずこの瓦礫の中で隠れ潜んでいる。
「あぁ、ここが俺たちの故郷・・・」
「これがアカデミアの起こした惨状だッ!」
「・・・・・・」
「これが、これほど・・・なのか・・・・」
ユートと黒咲がデニスを睨む、デニスは何も言えず俯くばかりでセレナは理想としていたものと現実のあまりの違いに悲嘆している。
「酷いな・・・」
「あぁ、いろいろとな。」
街もあれだがこの場の雰囲気が非常に悪い。まぁ仕方がないが
だが街の案内とレジスタンスへの説明役にユートと黒咲は必須、標的分散のためにセレナ、アカデミアの内情解説としてデニス
そして、街中で戦闘を行うため、残った住人を逃がすために建機モンスターである『無限起動』を所有する権現坂
零児含めた残りのメンツは融合次元での準備もあって潜伏してもらっている。
「お~い、ピリピリするのもそのくらいにして、レジスタンスの所に案内してくんないかね?お二人さん。」
「・・・そうだな。」
「ここでこうしていても仕方ないか・・・」
瓦礫の山を下りて、ハートランド内へ
崩落の危険が少なそうな、できるだけ原型を保っている建物の影に入りながら進む。
だが見えるのはずっと似たような壊れた建物、そして予想はしていたがところどころに赤黒い模様・・・
「なぁデニス、人狩りするにしてもここまで街を破壊する必要はあったのか?
危険すぎてやりづらそうだが?」
「さぁ、僕もそこんところはわかんないね。
侵攻が始まったと思えば、なぜかデュエルするより街の破壊を始めるし・・・
威嚇にしてもやりすぎだとは思ったけど・・・」
「思った、だと!元はといえば!お前が!!」
「やめろ、隼!俺も同じ気持ちだが・・・ここで争っている場合じゃない。」
「・・・ごめん、でも本当に侵攻作戦についてはわからないんだ。
僕の任務は護衛も兼ねてたけど、瑠璃を見つけ出してアカデミアに連れていくことだったからね。
聞くんだったら、侵攻部隊総司令官に聞くしかないだろうね。」
総司令官・・・もし彼なら今もあの馬鹿親父の戯言に悩んでこの瓦礫の山を放浪しているのだろうか?
――うわああぁぁぁぁぁ!!やめろ!!お願いだ!助けてくれえぇぇぇ!!!
「「「「「!!!」」」」」
「俺が先に行く!みんなは周辺警戒を!!」
ようやく人かと思ったら悲鳴か、幸先悪い。
瓦礫を飛び越え向かった先にいたのは制服の色が黄色が1人、赤が2人のアカデミア
薄ら笑いをしながらのんきにカードをプラプラさせているところを見ると、さっきの悲鳴の主をカードにしたところなんだろう。
さて、ようやくハッキング機能の本領発揮だな。
「お!新しいのが来たぜ。」
「やったな今日は豊作じゃん!」
「こちらC班、1名発見。直ちに処、ってあれ?
なんでだ?本部と連絡が取れないぞ?」
「お前ら、一応聞くけど、アカデミアでいいんだよな?」――ガシャン!ブォン!
とりあえず相手は黄色でいいか
「ほう・・・キサマ、デュエリストか。
見かけないデュエルディスクだが、久しぶりに暴れられそうだ!」
「よっしゃ、ってあれ!?なんでデュエルディスクが動かないんだぁ!?」
「お、俺のもだ!?」
「おまえたち・・・ディスクの整備くらいちゃんとやっとけ!
まぁ見ていろ、この程度の奴、俺一人で十分だ!」
程度って、どこからその自信が来るのだろう?
まさか身長で判断しているんじゃないよな?
『『
「先攻は俺だ!
俺は
召喚したことにより、
「さらに装備魔法、
現れたのは片手がグレネード砲になった古めかしい機械の兵隊
それが城を背に砲塔の付いた巨大なバイクに乗り込む
う~ん・・・融合しないのか?
「カードを2枚セットしてターンエンドだ!」
攻撃力2200のモンスターを出してセット2枚、それであの勝ち誇ったような顔となると・・・
「俺のターン、ドロー。
俺は手札を1枚捨てマジックカード、ペンデュラム・コールを発動
デッキから名称の違う魔術師ペンデュラムモンスター2体を手札に加える。
そしてこの手札に加えたスケール8、時読みの魔術師とスケール1、星読みの魔術師をペンデュラムゾーンにセッティング。」
「なっ!?モンスターをマジックゾーンに!?」
いつもなら、ペンデュラムの説明をするところだが、まぁこいつらに必要ねぇか
「揺れろペンデュラム、異界につながる扉を開け!ペンデュラム召喚!!
来い!レベル7!神秘に輝く二色の眼!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」
オッドアイズP「ギャオオオオォォォォォォォォ!!」
ATK2500
おいおい、オッドアイズよぉ。
久しぶりの出番なのはわかるが、あまり騒がしくしないでくれ、今はな。
「リリースもなしに最上級モンスターを召喚した!?
ペンデュラム召喚・・・まさかお前!?」
「誰だっていいじゃないか。知る権利なんてお前にないし。
手札からチューナーモンスター、
このモンスターが召喚に成功したとき、墓地のレベル3以下の
来い!レベル1モンスター、
オッドアイズ・シンクロン「ハッ!」
ATK200
クリボーダー「クリクリボー、ダー!」
ATK300
「チューナーだと!?」
「レベル1の
シンクロ召喚、霞鳥クラウソラス!」
霞鳥クラウソラス「ケェエェェ!」
DEF2300
「シンクロモンスター!?」
赤い二色の瞳の竜に並ぶは緑の羽が鮮やかな鳥
さて、この効果を止められなければワンキル達成だが、あの伏せカードが俺の想像通りなら・・・
「どこの誰だとしても勝つか負けるかの違いでしかないだろう?
クラウソラスの効果発動、1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体の攻撃力を0にして効果を無効にする。」
「「「なっ!?」」」
「バトル、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで
オッドアイズP「ギャオオォォォォォ!!」
「くっ!?攻撃力をゼロにされようとも、このカードで返り討ちだ!
トラップ発動!聖なるバリアーミラーフォース!・・・何故だ!?なぜリバースカードが発動できない!?」
「時読み、星読みのペンデュラム効果
自分のペンデュラムモンスターが戦闘を行う場合、相手はトラップもマジックもダメージステップ終了時まで発動できない。」
「何っ!?」
「そして、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンがモンスターとの戦闘で与える相手へのダメージは倍になる。」
「2500の倍だと!?」「それじゃ!?」
「5000のダメージを受けてお前は終わりだ!リアクション・フォース!!」
「「「ぐわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」――ドオオォォン!!
派手に吹き飛んだな。
結構騒いだが増援は来る気配なし・・・いや、音信不通になったことを怪しまれるかもしれないな。
なんにしても手早く調べるか
「お、お願いだ!」「見逃して――カタッ、カタッ・・・
「ひいぃぃぃぃいいいぃぃぃぃぃ!?」
掌握速度は問題なし、後は
「た、助け――ドゴッ!!
「騒ぐな。黙っていろ。」
顔のすぐ横に蹴りを入れて脅す。
呆然になっている間にデッキを奪い取って内容を確認・・・[
「おい、
「そ、そんなエリート組のカード、俺たちが持っているわけないよぉ!!」
いやエリートって・・・それ入ってなきゃ【融合
強いて言えば【低レベル
「そうか、そうか、それは悪かった。そういう事情があったのか、ごめんな。」
――ポンポン
う~ん、この構成で負けたってことは数か攻撃力で押し切られたか。
一応キルコースは在るし『
迎撃されてモンスターを失い、返しのターンでやられたって感じかな?初見殺し感が強いデッキだ。
「は、ははは・・・そうなんだよ、上はなかなか、新しいカードくれなくてさ。
それで、その・・・見の――パタッ・・・
回収回収っと、しっかし予想以上に弱かったな・・・
ブルーの実力がまだわからないがライディングロイド軍団の方が百倍強かったぞ。
「うわぁ~・・・ひっどいね。君・・・」
「なんだよ、デニス。
情けを掛けてやるほど余裕がないのは、お前だってわかるだろ?
それよりも増援は在りそうか?」
「いや、今はその気配はないね。人っ子一人いないよ。
ハートランド以外に出払っているのかもね。ただ別のことでちょっと・・・」
「ん?」
判断に困る案件が発生したのか、デニスにつられてみれば、折れて水が噴出している噴水の前に散乱した缶詰や水入りの一斗缶
ここは・・・
「この人の持ち物か?」
「いや、奴らとは反対方向に足跡がある。それにこれは女性の足跡だ。
そのカードにされた人ではない。
さっきの騒ぎを避けて急いで逃げたのだろう。」
「どうするんだ?赤いの。」
「・・・届けよう。この状況じゃ食糧事情が逼迫していることは明らかだからな。
それに、もしかしたらその人が向かった先にレジスタンスがいるかもしれないし、アカデミアとの戦闘中に出てくると人質にされる可能性がある。
それなら巻き込まれるより巻き込んでしまった方が安全だ。」
散らばった缶詰を集め、一斗缶に水を入れ直し足跡を消しながら後を追う。
いろいろと気になることがあるが・・・
「ユート、あの騒ぎでアカデミアどころか、レジスタンスも姿を見せなかったということは・・・」
「言わないでくれ。
俺だって信じがたいが、その可能性が大きいことはわかっている。」
黒咲は一斗缶を無言で抱えてむすっとしている。
話しかけないでくれと言うことなのだろう。
「それとあの水はどこから来ているんだ?地下水とかじゃないんだろ?」
「ん?あれはただの水道水のはずだ。
だが、なぜそんなことを?」
「水道がこの状況でまだ通っているのなら、管理しているところに人がいるんじゃないかと思ってな。」
「この街は水道もロボット管理だ。
アカデミアだって水道を管理するだけのロボットを狙う必要はないだろう。」
「ロボット管理なのに壊れて駄々洩れの水道管に水を供給し続けているのか?
水道代だってタダじゃないんだ。修理ができないのなら一旦は止めるんじゃないのか?」
「それは・・・待て、何が言いたい?」
「あの噴水のある場所の建物は比較的綺麗で倒壊の心配がなく、誰の目にも付く。
もしあそこに水がわざと来ているのだとしたら?」
「!!あそこに水が来るように、管理ロボットに指示を出している者がいるということか!」
「あぁ、少なくとも現状を顧みてくれるヤツがいるってことだ。
で、各地の管理ロボットに指示を出せるような場所を知らないか?」
「あぁ!たしかハートタワーの中にあったはずだ!」
約一か月ぶりの帰郷、そこで俺たちを待っていたのは輪をかけて酷くなった絶望的な状況だった。
街を守っていたレジスタンスの影が消え、アカデミアは無抵抗の市民を容赦なくカード化している。
だが、同時にこの街をずっと守ってくれている人がハートタワーにいるらしいことが分かった。それは喜ばしいことだ。
その人が繋いでいた希望を今は届けなくては
「足跡が続いているのは・・・あの家だな」
「おぉ!そうなのか!ならば早速。」
山師のように微かな足跡から持ち主の性別まで予測した男、権現坂
スタンダードの住人はみんな一芸持ちなのだろうか?芸と言えば・・・
「待て、一応ブービートラップの警戒をしろ。
この足跡だって、ダミーの可能性も無きにしも非ずだ「ダメ!取っちゃダメェ~!」ってわけでもなさそうか・・・」
こいつだ。榊 遊矢
鋭い洞察力と幅広い知識、警戒心が強く容赦がない。
それに裏打ちされたデュエルの腕は一級品
俺たちの仲間にもいた、そんな奴が。
彼はそれに加え融通が効かない、シンクロ次元のジャック・アトラスのような偏屈者だったが・・・彼は無事だろうか?
「ダメ~!ダメ~!「シッ!静かにしなさい、まだ奴らが近くに・・・」
「・・・デニス、お前これ持って、行ってこい。」
「えっ?僕でいいのかい?」
「中に入らなくていいから、とりあえずこれを受け取ってもらえ。
話を聞けるようならレジスタンスがどうなったのかとか、ついでに親父を見てないかとか聞いてこい。
俺たちは入口から見える位置にいるから。」
「うん、わかった。じゃ行ってくるよ!」
デニスは嬉しそうに缶詰と水を持って家に向かっていく
彼と俺たちの関係は最悪と言っていいだろう。
瑠璃が連れ去られる原因を作り、戦争の引き金を引き、スタンダードではスパイ活動をしていた。
だが彼をその立場に追いやったのはアカデミアという環境だ。
子供であった彼はそれに従わざるを得なかっただろう。それは他のアカデミアの兵士たちも同じだと思いたい。
彼は切っ掛けがあって変われたのだから
「また待つのかぁ~・・・」
「休憩だと思って休んでおけ、退屈しないようにはしてやるから、な?」
不貞腐れるセレナに遊矢はその辺の小石を使ってジャグリングを始める。
しばらくすると足で地面の小石を上に蹴飛ばし、回す石の数を増やしていったり、わざと落とした石を足でまた打ち上げたりといった技に、セレナは目を輝かせて見ている。
彼女もまたアカデミアに所属していた一人だが、その存在には謎が多い。
瑠璃を含め赤馬 零王の計画の重要人物とのことだが、こんなに純粋な彼女を奴らは一体どうしようというのだろうか?
「みんな!話なら中で聞いてくれるって!」
「おぉ~さすがだなデニス。
じゃあ、お言葉に甘えて、いくぞ」
「あぁ・・・隼?」
「俺は外で見張っていよう。」
覚悟はできている。だが信じたくない気持ちもある。
もし隼が面と向かって事実を突きつけられたら、感情のままにデニスに殴り掛かってしまうだろう。
隼もそれを分かっているから、見張りをやると言っている。俺もと思ったが・・・
「わかった。待っていてくれ、隼。」
知らなければいけない。現実を
打ち砕かなければならない。現状を
だから、俺はこの選択を選んだ。
「ヒッ、いや、ご、ごめんなさい・・・」
「ママ・・・」「お母さん・・・」
中に入るとそこにいたのは女性とその子供と思われる男の子が2人
女性の方は目の下に隈が出来ており顔色が悪く憔悴している。
「いえ、こちらこそすいません、突然。
俺たちは別の街で活動していたレジスタンスなんですが、この街にもレジスタンスがいるって聞いてやってきたんです。
でも、街に入ってもそれらしい人がいなくって・・・何かご存じありませんか?」
「レジスタンス・・・レジスタンスなんてとっくにいなくなりました・・・
きっと、一人残らずやられたんだわ。」
やはり、か・・・
「私の夫、この子たちの父親も私たちの目の前で・・・」
目の前で・・・とてもつらいことを思い出させてしまった・・・
俺たちがカードから人に戻す装置を持っているにしても、カードが無ければ元に戻すことはできない。
いち早く、アカデミアに乗り込まなければ!
「何もかもデュエルの所為よ!!
デュエルさえなければ、こんな・・・うぅ・・・あぁ・・・うぅ・・・・・・」
・・・取り戻せるだろうか。
デュエルをして人が笑顔になっていた、あの頃のハートランドを・・・
デュエルが争いの道具になったことで、デュエルそのものを憎んでしまっている人がいる。それでどうやって・・・
「・・・奥さん、アカデミアのやっていることがデュエルだと思いますか?」
「えっ?」
「俺の知っているデュエルは勝って嬉しくて、負けて悔しくて
だから何度もデッキをいじって、そして勝って、勝ったら相手が悔しがって「またやろう」って言ってくれて、大人も子供もムキになって本気でぶつかり合う。
そんな関係が続いて、絆が、仲間が、友達が出来ていく・・・そういうものだと俺は思ってます。」
「!!」
「あぁ、分かるぞ。
私もユーリに負け続けてやっと勝ったらいつもすまし顔のあいつが、目を丸くしてなw
『もう一回だ』って言うんだ。
今思えばあれがあいつと私の『友』としての始まりだったかもしれない。」
「まったく・・・遊矢の本気に付き合うのは、毎度骨が折れるがな。」
「ははは、感謝しているよ。権現坂
まぁ、とにかく俺の知っているデュエルは 兵器とか争いの道具じゃなくて、互いに本気でぶつかり合える・・・
そんな『楽しいゲーム』です。」
遊矢・・・
「・・・・・・そうね。そうだったわね・・・ごめんなさい・・・
私の夫もね。デュエリストだったの。
街のデュエル大会で優勝した日にあのハートタワーの展望台に上って、『これからも俺のデュエルでお前たちを楽しませるからな!』なんて言ってくれたわ。」
「はは、随分とロマンチストな方ですね。」
「ふふ、そうね・・・」
気恥ずかしそうに笑う女性
それを見ていた彼女の子供たちが何かを決めたかのように、遊矢のもとに向かう。
「・・・ねぇ、お兄ちゃん。」
「ん?なんだい?」
「俺に・・・デュエルを、教えてくれないか、な?」「僕も!僕も!」
突然の申し出、それを聞き女性は驚き、そして、子供たちを諫めようとする。
「こ、こら!あなたたち!」
が、それを遊矢は手で静止し、子供たちの目線に合うように腰を折る
「それはいいけど、どうしてだい?」
「お、俺、お父さんみたいにお母さんを守りたい!だから!」
「悪いやついっぱいやっつけるの!」
「・・・勇ましい子たちだ。けど、その申し出は受けられないな。」
「どうして?」「俺たちも母さんを守れる力が欲しんだ!」
「それで、君たちが傷ついたらお母さんはもっと悲しむよ?」
「あっ!」「それは・・・」
「君たちはお母さんが悲しまないようにそばに居てやんな。
そうしたら、お兄ちゃんたちが悪いやつらぜ~んぶ倒して、お父さんを必ず君たちのもとに帰そう。」
「「本当?」」
「あぁ!約束だ!!
そうしたら、お父さんにデュエルを教わりな。きっとその方がお父さんも喜ぶぞ~」
「でも・・・」「お父さんはカードに・・・」
「おいおい、早速諦めないでくれよ・・・
奇跡っていうのは諦めずに前に挑み続けたやつにやってくるんだ。かっとビング!ってな。」
「「かっとビング?」」
「かっとビング・・・変な言葉だな。」
セレナの言うことももっともだ。
かっとビング・・・確か遊矢と初めて会った時も言っていたな。
「遊矢、それはどういう意味なんだ?」
「まぁ、変な言葉っていうのは否定しないけど・・・三つの世界を救った勇者の言葉なんだぜ?
かっとビング、それは勇気を持って一歩踏み出すこと
かっとビング、それはどんなピンチも決して諦めないこと
かっとビング、それはあらゆる困難にチャレンジすること
まぁ、やってやれないことはない、どんな時だって希望はあるってね。その証拠に・・・」
遊矢はデュエルディスクを起動させ、カードを1枚出して、それを実体化させる。
そして現れたのは・・・何の変哲もないバナナである。
「これが約束の印、ってことで、受け取ってもらえるかな?」
「ほへ?・・・えっ?・・・ええぇぇぇぇ!?触れる!?臭いもある!?」
「これ本物だぁ!?」
「「食べていいの!!」」
「あぁ、どうぞ。折角出したんだからお母さんと分けて食べな。」
「「わ~い!!」」
子供たちはバナナを1房ずつ千切って食べ始める。
その光景を見ていた女性は信じられない物を見たと、困惑交じりに目を見開く
それはそうだろう。
今まで「死」と同義だったカード化が、アカデミアに囚われているだけに変わった。つまりまだ生きているという希望が見えてきたのだから
「はい!お母さん!」
「えっ?、えぇ、ありがとう・・・貴方たちは一体・・・・・・」
「なぁに、ただの反抗期のガキですよ。俺たちは。
で、君たち、ちょっとお願いがあるんだけど。」
「お願い?」「なになに?」
「君たちのお母さんを守りたいっていう気持ち、俺たちに預けてくれないか?
そしてら絶対にまたお父さんと楽しいデュエルが出来るようにさせてあげるから。」
「「本当!!?」」
「あぁ、約束だ。」
遊矢は小指を出して、子供たちもそれに倣って指切りをする。
これが絶望が希望に変わるということ。
父親が守り、この親子が諦めずに生き続けた結果訪れた奇跡の始まり。
かっとビングか・・・
「来たぞ!!アカデミアだ!!」
和やかになっていた家内に突然訪れる悲報
希望を刈り取ろうとする野犬たちがやってきたのだ。
「ひっ!!」
「お母さん・・・」
「お兄ちゃん・・・」
母親は咄嗟に子供たちを抱きしめる。
そんな子供たちは母親を心配し、そして目の前に現れた希望を見つめる。
「大丈夫大丈夫、君たちの勇気を預けてくれたんだから、悪いやつらに指一本触れさせないからさ。
で、黒咲、相手は何人だ?」
「3人、制服は黄1赤2だ。」
「なるほど、丁度いい。
約束した手前、やれるってところを見せるとしましょうかねぇ~」
「む?遊矢、一人で行くのか?」
「あぁ、元より釣り餌は俺だ。
みんなはここでこの人たちを守っておいてくれ。」
「大丈夫か?」
「なぁに、ここに目がいかないくらい、せいぜい派手にやるさ。」
遊矢は[光学迷彩アーマー]を使い姿を消すと、すぐさまアカデミアの前まで移動し、姿を現す。
「!!?」なっ!?何だ、お前は!?」「どこから現れた!?」
「Ciao!アカデミアの諸君、俺は榊 遊矢
お前たちのボスが悪魔って呼んでいるデュエリストだ。」
「なっ!?榊 遊矢だと!?なぜ、エクシーズに!?
まさか、連絡が途絶えたC班もこいつに・・・」
「へへ、だがこれはチャンスだぜ?一人でのこのこ現れやがって
ここで俺たちがこいつを倒しちまえば、プロフェッサーもお喜びになる。」
「なるほどな、それはいい・・・」
「油断するな!こいつが本当に榊 遊矢ならオベリスクフォースを全滅させた奴だ!」
「へっ!だからって3人に勝てるかよ!!」
「こちらF班、抹殺対象者、榊 遊矢を発見。直ちに処理を行います・・・」
「速攻で片を付ける!バトルロイヤルモードで行くぞ!」
(やっぱ屑だな。こいつら・・・)
「ふん、さぁ、SHOW TIMEと行こうか?」
『『『『
「先攻は俺が貰う。
俺は魔法カード、手札抹殺を発動。
お互いのプレイヤーは手札をすべて捨て、その後捨てた枚数分、デッキから手札を補充する。」
「へっ!いきなり手札交換カードかよ!」
「よっぽど、手札が悪かったか・・・」
(レッド2人は墓地アド軽視か・・・)
「フィールド魔法、天空の虹彩を発動
さらに手札の植物族モンスター、
さらに
にん人 ATK1900
ギッタンバッタ DEF1200
空に虹色に輝く光が現れて、人型のオレンジ色の根菜と前にも後ろにも顔があるバッタが現れる。
「俺はレベル4のにん人と
2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚
来い、アロメルスの蟲惑魔。」
アロメルスの蟲惑魔「ふふふ・・・」
ATK2200
現れたのは煽情的な黒い衣装に身を包んだ赤毛の少女
その頭の角飾りはどことなくアリの顎を彷彿とさせる。
「そして、効果発動。
1ターンに1度、オーバーレイユニットを2つ使い、自分の墓地からレベル4の昆虫族か植物族のモンスターを特殊召喚する。
来い、
DEF700
「天空の虹彩の効果発動。
1ターンに1度、自分フィールドの表側表示のカードを1枚破壊してデッキからオッドアイズカード1枚を手札に加える。
俺は
さらにフィールドから墓地へ送られた
デッキからレベル5以上の昆虫族モンスターを手札に加える。
俺が手札に加えるのは、レベル6の
手札を1枚伏せて、スケール4のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンをペンデュラムスケールにセッティング。」
空に立ち上る光の柱、その中に浮かぶのは二色の眼を持つ赤い竜
「直接マジックゾーンに・・・」
「これが奴の使うというペンデュラムモンスターか!?」
「エンドフェイズだ。
ここでオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの効果発動
自身を破壊してデッキから攻撃力1500以下のペンデュラムモンスター、
「へっ!どんな強力なデュエリストかと思えば、負け犬のエクシーズを1体出しただけかよ!」
「しかももう、オーバーレイユニットを喪失している・・・」
「だが、油断なくいこう!
僕のターン!ドロー!」
「お前のドローフェイズ終了時、永続トラップ、ナチュルの神星樹を発動
このカードの効果は1ターンに1度、2つの内どちらかを発動できる。
俺は地属性昆虫族モンスターをリリースしてデッキからレベル4以下の地属性植物族モンスターを特殊召喚する効果を発動、アロメルスの蟲惑魔をリリースし、レベル1の
アロメルスの蟲惑魔が去った後に登場したのは薔薇のように真っ赤なドレスを着たブロンドの髪をたなびかせる女性。
わざわざ攻撃力の高いエクシーズモンスターを使い呼び出したのはステータスの低いレベル1モンスターということにアカデミアの兵士たちは嘲笑する。
「へっ、何やっているんだこいつ!」
「わざわざ守備力の低いモンスターを呼び出すとは・・・ククッ・・・」
「だが容赦はしない!僕は永続魔法、
このカードが存在する限りお互いにモンスターが通常召喚されるたびにこのカードにカウンターを置く!
さらにフィールドのアンティーク・ギアモンスターの攻撃力が300ポイント上昇する!
僕は
さらに装備魔法、
バトル!
何の抵抗も出来なかった
「フッ、カードを3枚伏せ、ターンを終了する!」
「へっへへへへ!なんだよこいつ弱ぇじゃねか!
俺のターン、ドロー!
へっ!俺も
班長の
バトルだ!ダイレクトアタックを喰らえぇぇ!!」
(そのセリフは俺の墓地を見てから言ってほしいね。)
「墓地の
相手のダイレクトアタック宣言時、1ターンに1度、手札の
俺は
さらに
バリアバルーンバク DEF2000
ギッタンバッタ DEF1200
「チッ!だったら
「残念だが、特殊召喚された
遊矢のフィールドに現れる紫の獣の形をした風船、バリアバルーンバクとギッタンバッタ
「ちまちま逃げやがって!
だったら俺はマジックカード、
自分の墓地のアンティーク・ギアモンスター1体を手札に加える。
俺が手札に加えるのは
こいつがドロー以外の方法でデッキ、墓地から手札に加わった場合、デッキから
俺が手札に加えるのは
さらにマジックカード、
自分フィールドにアンティーク・ギアがいるとき、手札を1枚捨てデッキから魔法カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
俺は
さらにカードを1枚セットして、ターンエンド!」
「そのエンドフェイズにナチュルの神星樹の効果を発動
地属性、昆虫族の
サボウ・ファイター「サボッ!」
ATK1900
「攻撃力1900・・・
俺のターン、ドロー・・・」
「そのドローフェイズ終了時、ナチュルの神星樹の2つ目の効果発動
地属性植物族、サボウ・ファイターをリリースし、デッキからレベル4以下の地属性昆虫族モンスターを特殊召喚する。
2体目の
ギッタンバッタ DEF1200
「特殊召喚されたギッタンバッタは戦闘で一度破壊されない・・・
なら、俺はマジックカード、
手札からレベル2以下の機械族モンスターを1体特殊召喚する・・・
レベル2、
さらに攻撃力500以下の機械族モンスター、
デッキから対象モンスターと同名のモンスターを2体まで特殊召喚する・・・
「戦闘がダメなら、直接ダメージを与える・・・!
俺は3体全ての効果を使う・・・」
――ドムッ!ドムッ!ドムッ!
古めかしい歯車の塊のような砲台3つから遊矢に向かって砲弾が放たれる。
それらは遊矢のすぐ横に着弾し、その衝撃で遊矢のライフを削る
「む・・・」
LP4000→3500→3000→2500
「へっ!やったぜ!悪魔野郎に大ダメージだ!」
「まだ気を抜くな!奴のライフはまだ2500も残っている!」
「うん・・・
カードを2枚セット、ターンエンド・・・」
「そのエンドフェイズに
このカードを墓地へ送って、墓地のレベル3以下の
(3人の攻撃を凌いだ・・・やはり奴は油断できない。
だが、攻撃すれば僕の伏せた聖なるバリア―ミラーフォースがみんなを守る。それに)
(へっ!攻撃してきたらリミッター解除で返り討ちだぜ!)
(そして、デメリットで破壊されても
(((布陣は完璧だ!!)))
(とか考えているんだろうなぁ~)
「俺のターンドロー
俺は天空の虹彩の効果発動、バリアバルーンバクを破壊してデッキからオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンを手札に加える。」
――おっ!やってる。やってる。
「ん?」
「あれが榊 遊矢・・・」
「悪魔のデュエリスト。」
「なんだよ。フィールドがら空きじゃねぇか、大したことねぇな。」
ぞろぞろと現れる赤と黄、そして青の制服の100人を超えるアカデミア兵士たち
そのすべてが、デュエルディスクを起動し始める。
榊 遊矢!お前はここで必ず討つ!!
「へっ!手柄を横取りかよ!まぁ命令なら仕方ねぇか。」
「こ、この人数なら!」
「負ける要素がない・・・!!」
(あ~こいつらホント、デュエルする気ないな・・・ハッキングする必要すらないなんて。
ブルーはまだおどおどしているのが何人かいるから、マシなレベルか。)
「まっ、その作戦にノッたのが運の尽きだと思ってくれ。」
――何っ?
「俺の勝利の法則はもう整っている!
俺は手札の
にん人 ATK1900
ギッタンバッタ DEF1200
「レベル4のモンスター2体でオーバーレイ!
2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!
エクシーズ召喚!芽吹け!六花聖ストレナエ!」
ストレナエ「キャハ!」
DEF2000 ORU2
現れたのは氷の杖を持ったピンク髪の少女姿の妖精
エクシーズモンスターの召喚に何人かのアカデミア兵から嘲笑の声が上がるが、もはや遊矢には関係ない。
「ストレナエの効果発動
オーバーレイユニットを1つ使い、自分の墓地の植物族モンスター、サボウ・ファイターを手札に戻す。
そして、手札からスケール2の
ペンデュラム召喚、来い!レベル3、ローンファイア・ブロッサム。」
2本の光の柱に昇るのはラクダと緑の異虹彩の竜
そしてその間に天から降ってくるのは火花が飛び散る実を持つ植物
ストレナエ ORU2→1
ローンファイア・ブロッサム DEF1400
「ローンファイア・ブロッサムの効果発動
1ターンに1度、自分フィールド上の植物族モンスターを1体リリースし、デッキから植物族モンスターを特殊召喚する。
俺はストレナエをリリースし、デッキからもう1体のローンファイア・ブロッサムを特殊召喚。」
ローンファイア・ブロッサム DEF1400
ストレナエの氷の杖がローンファイア・ブロッサムに変わり、ストレナエ自身はその存在をより高みに生まれ変わる。
「ストレナエのもう1つの効果、こいつがオーバーレイユニットを持った状態でリリースされた場合、エクストラデッキか墓地からランク5以上の植物族エクシーズモンスターを特殊召喚しこのカードをオーバーレイユニットにする。
ランクアップエクシーズチェンジ!咲け!六花聖カンザシ!」
カンザシ「うふふ。」
DEF2400 ORU1
「2体目のローンファイア・ブロッサムの効果発動!
1体目のローンファイア・ブロッサムをリリースし、デッキから
さらにモンスターがリリースされたことによりカンザシの効果が発動!
オーバーレイユニットを1つ使い、自分または相手の墓地のモンスター1体を俺のフィールドに効果を無効にし植物族として特殊召喚する。
生まれろ、新たな命よ!俺の墓地から
バラード DEF1100
カンザシ ORU1→0
白薔薇の騎士が現れ、カンザシが巨大な鈴虫の姿の氷の華を咲かせる。
モンスターが入れ代わり立ち代わり、その数を段々と増やしていく様にアカデミア兵、そして物陰から見ている親子とセレナは目を見開く
(え、えぇ~・・・・)
((すごいすごい!))
(おぉ~!すごいぞ赤いの!!)
「ナチュルの神星樹の効果発動
植物族の
そして、
さらにレベル3のローンファイア・ブロッサムとバラクーダでオーバーレイ
レベル3のモンスター2体でオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!
現れろ!機装天使エンジネル!
そして墓地の
DEF700
エンジネル――ブオオオォォォォォォン!!
DEF1000 ORU2
サボウ・ファイター「サァァァボゥ!!」
ATK1900
機械の天使のエンジン音と、本来の姿を取り戻した
そして、このデュエルをフィナーレに導く彼にふさわしい舞台が用意される。
「新たなフィールド魔法、ブラック・ガーデンを発動
そして、これでエンドカードだ。
モンスターが召喚されたことにより、ブラック・ガーデンの効果発動。」
カレイドスコーピオン ATK100→50
ローズトークン ATK800
「へっ!?何だこいつ!?」
「僕たちのフィールドにトークンが!?」
「あ、足を取られ!?取れない・・・!!?」
瓦礫の街に蔦が這う。ここは魔の庭園、ブラック・ガーデン
その花園で咲く血のように赤い薔薇は罪人を捉えて離そうとはしない。
「フィールド魔法、ブラック・ガーデンはモンスターが召喚、特殊召喚されたとき、そのモンスターの攻撃力を半分にして、コントローラーから見て相手フィールド上にローズ・トークンを特殊召喚する。
まぁ、この場合の相手と言ったらお前ら全員だな。
おっと、
さらにエンジネルの効果発動
オーバーレイユニットを一つ使い、自分フィールド上の表側攻撃表示モンスターを表側守備表示にして、そのモンスターをこのターン戦闘及び効果で破壊できなくする。
カレイドスコーピオンを守備表示に
仕上げにカレイドスコーピオンのモンスター効果とラクダウンのペンデュラム効果をサボウ・ファイターを対象に発動!」
エンジネル ORU2→1
カレイドスコーピオン ATK50→DEF2300
赤いサソリの尾からスポットライトがサボウ・ファイターを照らす。
さらにラクダウンの吐いた泡がその光を受けてキラキラと輝く、美しいがそれはアカデミア兵達にとっての死兆星に他ならない。
「バトル、サボウ・ファイターで黄色いお前のローズ・トークンに攻撃!」
「させない!その攻撃宣言に対しトラップカード発動!聖なるバリア―ミラーフォース!
相手フィールド上の攻撃表示モンスターを全滅させる!」
サボウ・ファイター「アサァァァボウッ!!」
サボウ・ファイターの行く手を阻むように光の壁が出現する。
だがそんなものでは彼は止まらない。
その身には薔薇の乙女の加護があるのだから
――バリンッ!!
「なっ!?何故だ!?」
「
そして、俺のサボウ・ファイター以外のモンスターはすべて守備表示、よってミラーフォースの発動は無駄に終わる。」
サボウ・ファイター「サッ~ボウゥッ!!」
「ぐはあぁぁぁ!!」
LP4000→2900
「班長!!?」
「だがこれで奴は攻撃モンスターを失った、もうダメージは・・・」
「何を勘違いしているんだ?俺のバトルフェイズは終了しないぜ!
サボウ・ファイターの効果発動!
こいつが戦闘によってモンスターを破壊した場合、相手フィールド上にニードルトークン1体を守備表示で特殊召喚する!」
ニードルトークン DEF500
ATK500→250
ローズトークン ATK800
「ぐぅ・・・また、僕のフィールドにトークンを!?」
班長と呼ばれる少年のフィールドに攻撃のマーキングである棘が現れる。
そして新たなモンスターの出現によってローズ・トークンが特殊召喚されアカデミア兵たちの体をより強固に拘束する。
「カレイドスコーピオンの効果を受けたサボウ・ファイターは相手フィールド上の特殊召喚されたモンスターすべてに1度ずつ攻撃でき、さらにラクダウンのペンデュラム効果によって貫通効果を得ている。つまり・・・」
サボウ・ファイター「サァァ・・・ボオオォォウッ!!」
「ぐわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
LP2900→1500→100→0
サボウ・ファイターが棘に向かって拳を振るうとその棘が釘打ちのように連続してアカデミアの少年に叩き込まれ、茨の海に沈む
その様を見ていたアカデミア兵は恐怖と共にそのギミックの名を叫んだ
「さぁ!これでフィナーレだ!!サボウ・ファイター!!」
サボウ・ファイター「サボッ!サボッ!!サボ!!サボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボサボオサボサボサボサボサボサボ・・・
サァァァ・・・ボウッ!!」
音速を超えて振るわれるサボウ・ファイターの拳
それを避けようにもローズ・トークンの拘束で敵わず、命乞いしようにも、声を出す前にその拳が振るわれる。
そして遊矢はその敗者たちに背を向け、最後の言葉を継げる。
「Ciao~」
ぐわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
サボウ・ファイターが天に拳を突き上げるのと同時にアカデミア兵たちも天に向かって打ち上げられる。
カードへと変わるその瞬間、エンジネルに乗ったカンザシがそれを掻っ攫い勝利の凱旋ついでに回収していく、
そして、一番の功労者たるサボウ・ファイターにはその勝利を称えるかのように雲が切れ陽の光が注ぎ照らしていた。
「すごい・・・すごい!すごい!!」
「あんなにいた悪い奴ら、みんな倒しちゃった!!」
「・・・た・・・助かった・・・の?」
息子たちが遊矢の元へ向かっていくのを女性は止めずに、ただその場で呆けている。
現実感がないのだ。
百人以上のアカデミアに周りを囲まれ、血も凍るかと思ったのに、それが一度のデュエルで、あまつさえたった一人に全員倒されてしまったのだから。
「よぉ!どうだ、やってやれないことなんてないだろう?」
「うん!かっとビングのお兄ちゃんすごい!!」
「テレビのヒーローみたいだった!」
そう、テレビで息子たちと見た特撮ヒーローのような、絵本に出てくる勇者のような
(そう・・・やっと・・・・)
絶望を希望に変える存在が現れたのだ。
ルールを犯し無残に散ったアカデミアの兵士たち、その様を物陰から見ていたものがいた。
「あうっ!?・・・うぅ・・・
み、みんな・・・やられちゃった・・・・・うぅうぅ・・・・・・・」
そして勝者である遊矢たちを見つめる目も
「ユート、隼・・・戻ってきたのか・・・
それに奴は・・・未知の召喚法、
物語は交差し、混沌は加速する。
運命はまだ決してはいない。
無限ループってこんなに簡単にできるものなのか?
頑張ればできる。
戦闘を介するコンボだからな。
それに最初に相手フィールド上にサボウ・ファイターで戦闘破壊可能な特殊召喚されたモンスターが存在せぬと成立せぬ。
(こいつら、いつもこの調子なのか?)
その為のブラック・ガーデンか・・・
私の
これって、オッドアイズ・レイジング・ドラゴンで殴り倒された彼らはまだましだったんじゃないかな・・・
次回 遊戯王ARC-V Rーe:birth
『絡み合う運命の囚人』
サボテンが夢に出そうだ・・・
「CC」カード群の効果について
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制作したものをそのまま使用
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後付け効果を削除
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メインに入るカードの後付け効果のみを削除
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EXのカードのみをアニメ寄りにして使用
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完全にアニメカードそのまま