ユーリ襲来を切り抜けてアジトに戻ってきた。
『「「「なにっ!?カイト(サマ)が!!?」」」』
「まぁ、そういう反応になるよな・・・」
『ソンナ!カイトサマアァァァァァァ!!』
「当たり前だ!!あのカイトだぞ!!」
アレンとオービタルは阿鼻叫喚、逆にユートと黒咲はその理由を察しているようだ。
カイトの性格的にアカデミアに降るとは思えないというのもあるだろうが
「あの蟲か?」
「あぁ、と言うか当人が使っていた。」
「くっ・・・・・・遊矢!俺の仲間がまたやつらに奪われた!!
まだ俺たちが奴らに慈悲を掛ける必要はあるのか!?」
「感情任せに傷付け合う、泥沼の戦争がお望みならご勝手に。」
現状最も可能性がある未来。
彼らが最も望むものとは遠い未来を俺は黒咲に提示する。
すると、血の昇りは収まったのか黒咲は息を落ち着けた。
「・・・・・・すまん。」
「いいってことよ。吐き出すだけなら問題も起こらないさ。」
「ふむ、だがどうする遊矢。
洗脳兵が投入されるのは予想出来ていたところだが、ばら撒かれるのは・・・」
「媒介者らしいあいつを止めるしかないな。
戦力になるものが少なかったにしろ、前倒しで出てきたにしろ、これ以上アカデミアの戦力の逐次投入は期待できないし。
ここが引き時だ。害虫駆除してからな。」
「カイトは!?カイトは・・・大丈夫だろうか?」
「数日ぐらいなら人格に問題ないと思うが・・・」
あの洗脳カイトはオベリスクフォースと違って感情が爆発してるって感じだったしな・・・
確実にこれまでのパラサイト・フュージョナーを使った洗脳とは何かが違う。
チェスを将棋に変えられた様な状況だが、それならこちらの駒取りを早くするだけだ。
「時間が惜しいし、様子も見たい。さっそく出るとしよう。」
「遊矢、僕が行ってもいいんだよ?少し休んだらどうだい?」
「いや、一分一秒でも惜しい
お前も準備しとけ、デニス。
ユートはデュエルロイドを頼む。黒咲、権現坂、アレン、セレナはここの守りだ。」
「おい!なぜ私も守りなんだ!奴には借りが!」
「俺が奴らなら、こちらをどうにかできる戦力を手に入れたら襲撃を企てる。
カイトなら、この街で最も安全なここに思い至っても不思議じゃない。
一般人がいる以上守りは厚い方がいいだろ?」
カイトにエクシーズの人々を襲わせないためにもな。
「ぬぅ・・・」
「他に意見は・・・・・・ないようだな。
さぁ、覚悟を決めろよ?最終公演開始だ。」
クイーン・ダイヤを野呂が連れてきた男が破った後、謎の爆発があったりと不可解なことがあったが、日に連続で奴らが何か仕掛けることはないと調査収集を開始した、だが
『M15地区の食糧班、スートのロボットと交戦中!!』
『C9地区の調査班!襲撃されています!!』
『T15地区!!こちらにも応援を!応援を!!ぐわあああぁぁぁぁぁ!!』
「くっ!?やつら!!」
これまでと打って変わり、奴らはさらなる襲撃を掛けてきた。
連続の襲撃、疲労の溜まった部下たちでは・・・
「スートオオォォォォ!!」
後ろで怒号を上げる一人の男、クイーン・ダイヤとのデュエルの後、糸が切れた様に倒れた敵だった男が体を引きずり、飛び出そうとしていた。
「っ!?君!その体でどこに行くつもりだ!?」
「五月蠅い!!スートは・・・俺が倒す!!」
「あっ!?」
彼は僕の静止など聞かず、拠点を光の竜に乗り飛び去って行った。
彼に何があったのか、奴らが何をしたのか、野呂がなぜ彼を引き入れたのか、僕は何も知らない。
だが僕たちはそんな彼に頼らなければ、自分の身すら護れない。
「T8地区、監視カメラにスートのロボットを確認!!」
「B地区にも多数確認!!」
「くっ!彼にスートの出現位置を伝えろ!外の部隊は戦闘をできる限り回避し撤退をするんだ!」
『いいね!いいね!中々の指揮っぷりじゃないか!』
――!!?
『ya~ya~ya~さっきぶりだね。ヒーロー君』
「クラウン・ジョーカー!!?どうしてここに!?」
『どうして?今までこの中で起きたことを考えたら、俺が普通に入っていること分かるだろ?馬鹿だなぁ~
まぁそんなことはどうでもいいんだ。』――ビュン!ビュン!
「ぐあっ!!」「うわああぁ!!」
クラウン・ジョーカーはどうでもよさげに銃のようなものを撃ちオペレーターをしていた2人をカードに変えた。
「なっ!?キサマアァァ!!」
『感謝しろ、洗脳されて人形にされる前に助けてやっているんだから、なぁ!!』
奴の銃口が僕に向けられる。デュエルも何も関係なし、カードにされるという恐怖から僕は目を閉じてしまった。
いや、来るべき時が来たのだ・・・
――ガシッ!
だが、いつまでも僕の意識が消えることはなかった。
『・・・何のつもりだ?』
「もう・・・やめてくだい。」
「・・・・・・宮田、君?」
クラウン・ジョーカーの邪魔をしていたのは、茶髪のレッドクラスの少女、宮田ゆま君だった。
普段の自信の無さはなく、彼女は決意を秘めた勇ましい戦士の顔をしていた。
『逃げおおせただけの1ポイントが、俺に勝つつもりなのか?』
「・・・・・・」
威圧を放つクラウン・ジョーカーにひるまず、彼女は眼前の悪を睨む。
『ふん、いいだろう。
最後の遊びをしてやろうじゃないか。』
奴はそう言うと外へと向かっていった。それに彼女も
「待ちたまえ!宮田君!!ここは僕が・・・」
「・・・司令官さん、手、震えてますよ・・・」
「っ!?」
止めようと手を掴んだのに、僕はそう言われて自分で手を離してしまった。
「司令官さん・・・私、いっぱい後悔してます。
桜ちゃんも、雪乃さんも、麗華さんも、私は守られるばかりで何もできませんでした。さっきだって!!
正しいことをするためにデュエルしていたのに、私は・・・・・・」
僕の手を彼女は手に取る。僕の震えを抑えてくれているように
「だから、戦いますっ!私!」
「宮田君・・・」
「行きましょうっ!」
彼女は僕の手を引き歩き出す。
違う、違うんだ。僕は・・・君のような人に・・・・・・
『ずいぶん遅かったな?時間稼ぎは無意味だぞ?』
「お待たせしましたっ・・・いきますっ!!」
僕の気持ちとは裏腹に状況は前に進む。
彼女は巨悪の道化師の前に立った。もう奴から何を言われようと彼女の決意は揺ぐことはないだろう。
『『
『レディーファースト、なんてないからな?
ドクロバット・ジョーカーを召喚!』
ドクロバット・ジョーカー「ははっ!」
ATK1800
『このモンスターが召喚されたとき、デッキから
そして俺はスケール6のギタートルとリザードローをペンデュラムゾーンにセッティング。
ギタートルのペンデュラム効果、このカードのセッティング中、
さらにリザードローのペンデュラム効果、もう片方のペンデュラムゾーンに
手札の
さらに墓地のオッドアイズ・バトラーの効果、
ドクロのシルクハットを被った道化が消え、ティーセットを持った老執事が現れる。
オッドアイズ・バトラー DEF2100
『速攻魔法、イリュージョン・バルーン。
俺のフィールドのモンスターが破壊されたターン、デッキの上から5枚をめくり、その中に
・・・俺は
ペンデュラム・マジシャン「ふんっ!」
ATK1500
『ペンデュラム・マジシャンの効果
特殊召喚成功時、自分フィールド上のカードを2枚まで指定し、それを破壊、その後破壊したカードの数まで同名でない
バトラーとペンデュラム・マジシャン自身を破壊し、デッキから2枚目のドクロバット・ジョーカーと
オッドアイズ・バトラーがモンスターゾーンで破壊された場合、ペンデュラムゾーンに置くことができる。
マジックカード、
手札を3枚まで捨てることでその枚数分ドロー、その後、セッティングされているスケールでペンデュラム召喚可能なモンスターを手札から特殊召喚する。
出来ない場合は手札の数×1000ポイント、ライフを失う。
セッティングされているのは、2と6、レベル5の曲芸の魔術師を特殊召喚。』
曲芸の魔術師「はあぁぁぁ!はっ!」
DEF2300
現れたのは奇抜な衣装の道化師
ドローとサーチを繰り返すクラウン・ジョーカー
この流れは・・・危険だ!
『さて、そろそろやるか。
永続魔法、魔術師の再演、墓地よりレベル3以下の
トランプ・ガール「はいっ!」
DEF200
『トランプ・ガールの効果、フィールドのこのカードを含む素材で融合召喚を行う。
深淵へ踏み込む少女よ、天と地を行く道化と一つとなり、新たな力で暴威を振るえ!
融合召喚!
ガトリングール「あひゃhYahyAHハハ!!」
ATK2900
「っ!!?あいつは!」
僕が奴との最初のデュエルで敗北を喫したモンスター、奴のフィールドのカードは・・・4枚!
『ガトリングールが融合召喚に成功した時、フィールドのカードの数×200ポイントのダメージを与える。喰らえぇ!!』
「きゃあぁぁ!!」
LP4000→3200
「宮田君!!」
『おぉっと!お客さん、これで終わりじゃないよぉ!
速攻魔法、揺れる眼差し
フィールドのペンデュラムスケールをすべて破壊し、その枚数に応じて効果を追加する。
1枚目の効果で君のライフに500ポイントのダメージ!』
「あうっ!」
LP3200→2700
『2枚目の効果でペンデュラムモンスター、
マジックカード、ペンデュラム・ホルト、エクストラデッキに3枚以上表側のペンデュラムカードがあるとき、2枚ドロー。
そして、手札からスケール6のエクストラ・シューターをセッティング!』
光の柱に昇るのは所謂パチンコと呼ばれるものを持った少年、彼の手には7発の球が掴まれている。アレはまさか!?
『エクストラ・シューターのペンデュラム効果!
1ターンに1度、このターンのペンデュラム召喚を封じることで相手に俺のエクストラデッキで表になっているペンデュラムカードの数×300ポイントのダメージを与える!
さぁ!2100ポイントのダメージで悲鳴を奏でろ!』
「きゃあぁぁぁ!!」
LP2700→600
「やめろ!!もうやめてくれ!!
彼女を傷付けるのなら、僕を代わりにしてくれ!頼むっ!!」
僕は見ていられなかった。
彼女の尊き魂に報いる人間ではない。僕は・・・罪人なんだ。
『おいおい、折角の最後の遊びなんだ。白けること言うなよぉ~
カードを1枚伏せ、ターンエンドだ。』
「・・・・そう、ですよっ。
これは・・・私の、デュエル、なんです、からっ・・・」
ボロボロになった彼女がそれでも立ち上がる。
1ターンでライフが600になり、次のターンを渡すわけにはいかない状況
しかし、この絶体絶命ただ中でも彼女の闘志は消えてなかった。
「もうやめてくれ!宮田君!!
僕は救われるべきではない!汚れた人間なんだ!!救われる価値なんて・・・」
「関係・・ありませんよ・・・」
「えっ?」
「はぁはぁ・・・あなたが、救われる価値のない人間だとしても、あなたが自分をそう思おうとしても
私があなたをっ、助けたいんですっ!」
「あ・・・」
救うことに価値など関係ない。そう吠えた彼女は、その戦士の在り方は
「だから見ててください!司令官さんっ、私の『
私のターン、ドロー!
カードガンナーを召喚しますっ!」
カードガンナー ATK400
現れたのはキャタピラに上半身が付いたようなカラフルなロボット
あのモンスターは・・・!?
「魔法カードを発動しますっ、機械複製術
自分フィールド上の攻撃力500以下の機械族モンスター1体を対象に、そのモンスターと同名のモンスターをデッキから2体まで特殊召喚しますっ!
出てきてくださいっ!お仲間さんたちっ!!」
カードガンナー ATK400
カードガンナー ATK400
「カードガンナーさん達の効果っ発動ですっ!
1ターンに1度、デッキの上から3枚まで墓地に送ることで送った枚数×500ポイント攻撃力アップですっ!」
カードガンナー ATK400→1900
カードガンナー ATK400→1900
カードガンナー ATK400→1900
「よし、墓地の
このカードを除外して自分フィールドの表側表示カード1枚を破壊して、自分フィールドに
カードガンナーが爆散し、古めかしい歯車の塊がその後に残される。
「カードガンナーがフィールドから破壊されて墓地へ行ったとき、デッキから1枚ドローしますっ。
魔法カード、
墓地のアンティーク・ギアモンスター、
ドロー以外の方法でこのカードがデッキ、墓地から手札に加わった場合、
私は攻撃力500の
よしっ、魔法カード発動しますっ、融合っ!
フィールドの
時連ねし歯車達よっ、その力束ね、すっごい力になってくださいっ!融合召喚ですっ!
来てくださいっ!
ATK3300
現れたのは足と腕が3対ずつある巨人
やはり彼女の使っているのは優等生に送られる特別デッキ!なぜ彼女がアレを?
「バトルですっ!アンティーク・ギ「トラップカード、エンタメ・フラッシュ!」はうっ!?」
カードガンナー ATK1900→DEF400
カードガンナー ATK1900→DEF400
『俺のフィールドに
戦闘時に効果を封じるアンティーク・ギア、だが戦闘前なら問題ない。』
「くっ!?」
「ま、まだですっ!バトルを終了して速攻魔法!ラピッド・トリガー!
フィールドの融合素材モンスターを破壊して、融合召喚を行いますっ!
私は同名の機械族モンスター、カードガンナー2体で融合ですっ!
頼みますっ!ペアサイクロイド、融合召喚ですっ!」
ペアサイクロイド「チリンッ!チリンッ!」
DEF1200
「カードガンナーの効果で合計2枚ドロー!
カードを2枚伏せて、ターンエンドですっ!」
くっ!このターン奴にダメージはなしか!
チャンスはこのターンしかなかったのに!!
『あぁ残念、残念。もう少しだったのにねぇ~
俺のターン、ドロー!
でも、これで終わり、エクストラ・シューターのペンデュラム効果!』
「待ってくださいっ!手札を1枚捨ててトラップカード、レインボー・ライフ発動ですっ!」
LP600→2700
エクストラ・シューターの放った球が虹の壁に阻まれ癒しの光となって宮田君に降り注ぐ
は~これでこのターンは何とかなった・・・
『このターンの全ダメージを回復に変えるカードか、無駄な足掻きを。
ドクロバット・ジョーカーを召喚。』
ドクロバット・ジョーカー ATK1800
『効果で3体目のリザードローを手札に加え、リザードローをセッティングしペンデュラム効果、弾丸を補充し1枚ドロー。
ラピッド・トリガーの効果で効果が使い物にならなくなっているけど、減らしておこうか。』
ドクロバット・ジョーカーが二人乗り自転車を蹴り壊す。
このターンは切り抜けたか・・・
『カードを2枚伏せて、ターンエンド。』
「いえまだですっ!永続トラップ、リビングデッドの呼び声っ!
私の墓地のモンスターを攻撃表示で特殊召喚しますっ!
来てくださいっ!
ATK1700
「この子が召喚、特殊召喚されたとき、デッキからアンティーク・ギアカードを手札に加えますっ
私は
『う~ん・・・特にやることはない。エンドだ。』
「私のターン、ドロー!
魔法カード、ギャラクシー・サイクロンっ!
フィールドにセットされた魔法、トラップカード1枚を破壊します!」
『折角だから使っておこうか。トラップカード、
自分フィールド上の表側表示の魔法カードの数まで、相手フィールドのモンスターを裏側表示にする。
だが、これで融合召喚された事実がなくなってしまった。
「永続魔法
このカードの効果で私のフィールドのアンティーク・ギア達の攻撃力が300アップしますっ!
さらに
「さらに自分フィールド上に機械族の効果モンスターが2体のみ存在するとき、このカードを発動できますっ!
魔法カード、アイアンドローっ!
デッキから2枚ドロー、このターン、私はあと1回しか特殊召喚出来なくなります。
さらに魔法カード、
墓地の融合と融合素材モンスター、
そして
「よしっ!これで融合できる!」
「はいっ!魔法カード!融合発動ですっ!」
『させん!永続トラップ、融合禁止エリア!
お互いのプレイヤーは融合召喚ができない。』
くっ!折角あいつにダメージを与えられるチャンスなのに!?
「諦めませんっ!力を貸してくださいっ!桜ちゃんっ!
魔法カード、
手札のアンティーク・ギアモンスター1体を選択、そのモンスターの倍のレベルになる様に墓地のアンティーク・ギアカードを除外することで、このターンそのモンスターを召喚するときリリースがなくなりますっ!
私は墓地のレベル8の
お願いしますっ!
ATK3000→3300
力強い歯車の回転を響かせて、中世の甲冑のような姿の巨人が立ち上がる。
よし、これでモンスターが3体だ!
「バトルですっ!
『ぐっ!』
LP4000→3300
「続いてくださいっ!
『ぐおぉぉぉああぁぁぁ!!』
LP3300→1800
鋼鉄の拳が黒き道化に突き刺さり、悲鳴を愉しんでいた者が苦悶の声を上げる。
よし!勝った!まだ宮田君のフィールドには攻撃力2000になった
「よしっ!行ってくださいっ!
鋼の飛竜が倒れ込む道化に向かっていくが、その進路を黄金の光剣が阻む
「なっ!?攻撃が止まった!?」
『危ねぇ危ねぇ、墓地の光の護封霊剣を除外することでこのターン、お前はダイレクトアタックできない。
「うぅ・・・バトルを終了して、墓地のシャッフル・リボーンを除外して、フィールドの表側表示カード、リビングデッドの呼び声をデッキに戻して効果発動、デッキからさらに1枚ドローしますっ!
そして、リビングデッドの呼び声がフィールドからなくなったことで、
カードを1枚伏せて、エンドフェイズ、シャッフル・リボーンのデメリットで手札を1枚除外してターン・・・エンド、です。」
「そんな・・・」
奴のエクストラデッキには、すでに9枚のペンデュラムモンスター
エクストラ・シューターを処理できなかった以上、もう宮田君は・・・
『やぁ~よくやった。頑張った。
ただの1ポイントがここまでくらいついてくるとは思わなかったよ。』
「・・・私一人の力じゃ、ありませんから・・・」
『あ?』
「このデッキは桜ちゃん、雪乃さん、麗華さん・・・みんなの遺してくれたカードで作ったデッキです。」
っ!?
『ほ~う、侵略者が友情ごっこか、ははっ、これは御笑いだ!
洗脳を平気でするような屑共のお仲間の言葉とは思えないよ。ドロー!
だったら・・・大好きなお仲間と同じにしてあげるよ!
リザードローをセッティングしペンデュラム効果で破壊しドロー!
そして、エクストラ・シューター、ペンデュラム効果発動!
俺のエクストラデッキのペンデュラムモンスターは10体!3000ポイントのダメージで終わりだぁ!!』
エクストラ・シューターが10個の光の玉を宮田君に打ち出す。まずいっ!
「宮田君っ!!」
「・・・終わりませんっ!終われませんっ!!
墓地のトラップカード!ダメージ・ダイエット発動ですっ!!
このカードを除外して、このターン、私への効果ダメージは半分になりますっ!!くあぁぁ!!」
LP2700→1200
『あぁ~ここまで抵抗してくるか・・・面白いと思ってたけどいい加減しつこいよ!!
俺も墓地のシャッフル・リボーンの効果を発動!
魔術師の再演をデッキに戻して1枚ドロー!
ペンデュラム・ホルトを発動させ2枚ドロー!
相手フィールド上にのみモンスターが存在するとき、
レビュー・ダンサー「はいっ!」
DEF1000
褐色の際どい恰好の女性が現れる。あのモンスターは!?
『このモンスターは
アドバンス召喚!現れろ、
ラフメイカー「あーははははははははははっ!!」
ATK2500
高笑いを上げながら現れる黄色い奇術師
その姿はあの男、榊 遊勝によく似ていた。となれば、おそらく・・・
『ladies&gentlemen!さぁ笑顔の世界にご招待だ!
マジックカード、スマイル・ワールド!
フィールド上の全モンスターの攻撃力をフィールドのモンスターの数×100ポイントアップする。』
ラフメイカー「あっはははは!」
ATK2800
ATK3300→3600
ATK3600→3900
フィールドのモンスターがすべて笑う。笑い合うのではなく笑う。
ただその顔に笑みだけを張り付ける。その様は冷静に見れば不気味で、その一見意味のない効果の裏に思い至れば真に笑う者はただ一人と言うことを知るだろう。
『バトル!ラフメイカーで
ラフメイカーは攻撃するとき、自身と相手フィールド上のモンスターの内、元々の攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターの数×1000ポイントさらに自身の攻撃力をアップさせる。よって攻撃力は』
ラフメイカー「はははっ!はぁあぁぁぁ!!」
ATK2800→5800
「ダメージ・ダイエットの効果は戦闘ダメージを半減することができない!?」
――ドオオオォォォォォォン!!
「宮田・・・くん・・・」
笑いながらラフメイカーが鋼鉄の巨人を攻撃し爆発が起きる。もちろん宮田君もそれに巻き込まれた
煙が晴れるとそこには、倒れ伏した宮田君が
「大丈夫・・・ですっ!」
『なっ!?』
「宮田君っ!?」
いなかった!彼女はまだ立っていた。鋼鉄の巨人と共に!
「トラップカード、ガード・ブロックっ!
戦闘ダメージを0にして、デッキから1枚ドローさせていただきましたっ!」
『だがその効果ではモンスターは守れないはず!?』
「
『くっ!なんてしぶとい!カードを1枚伏せターンエンドだ。
手札はゼロだからシャッフル・リボーンで除外することもなく、スマイル・ワールドの効果も終了する。』
ラフメイカー ATK5800→2800→2500
「私のターンっ!ドロー!
墓地の
墓地か除外されている機械族モンスターをデッキに戻して1枚ドローします。
私は除外されている
「・・・雪乃さん、行きましょうっ!!
魔法カード、
フィールドのアンティーク・ギアカード!
来てくださいっ!
――ガラガラガラガラっ!!
ゴッゴッ!ズドン!ズドンッ!!
『
トラップ発動!スキル・サクセサー!ラフメイカーの攻撃力を400ポイントアップさせる!』
瓦礫の中から雄々しく立ち上がる、鋼の巨人たち
その姿に悪の道化は最後の悪あがきを始める。
ラフメイカー ATK2500→2900
「バトルですっ!ラフメイカーに攻撃っ!!」
数多のピンチを乗り越えここまで来た。諦めずに立ち向かった。
『ぐっ!ラフメイカーの効果!
攻撃力の上がっているこのカードが破壊されたとき、墓地からモンスター1体を特殊召喚できる!
戻ってこい!ガトリングール!!』
LP1800→1700
ガトリングール「HAは、はぁ?」
ATK2900
「思いっきり行ってください!2体目の
『ぐわっ!ぐぅぅ・・・』
LP1700→1600
その姿は正しく幼いころ、父さんが思い描いていた。僕が捨て去った憧れの存在
「これでっ!
最後に絶対勝利する希望の存在
「ぐわああぁぁぁぁぁぁ!!」
LP1600→0
“ヒーロー”
悪の道化師はその身を地に打ち付けることなく、1枚のカードとなった。
小さな英雄は、道化が転じたそのカードを拾い上げる。
その姿は大きな勝利を得たとはとても思えないほど沈痛な面持ちだった。
「ジョーカーさん・・・」
「・・・・・・」
その結末は心優しい少女には不本意だったのだろう。彼女は守りたかっただけで害したかったわけじゃない。
そう、間違え続けた青年は察した。
――パチ、パチ、パチ、パチ、パチ
その勝利を祝うように乾いた音が鳴る。
「野呂!?」
「いやはや、まさかきゃつをその個体が倒すとは・・・」
現れたのはエクシーズ派遣軍副司令官『野呂 守』
その後ろには虚ろな目をしたこの襲撃を生き残った。生き残ってしまったモノが立ち並ぶ。
「この個体の記憶も役に立たない、これほどの素体を見逃してしまうとは・・・
3日と18時間24分16秒の損失です。」
「野呂?」
淡々としゃべるその姿は普段の彼じゃない。いや、そもそも今の彼は自分と同じ『人間』なのかすら怪しい不気味さを持っていた。
「まぁいいでしょう。最大の障害は排除されたのです。
これでこの世界を我々で満たすことができます。」
「なっ、何をッ!?」
ソレは自分と同じ因子を持った寄生虫の宿るカードを2枚取り出し、この群の中で最も強いと当たりを付けた2体へと放った。
「最後の一枚は彼女で決まりですね。」――シュッ、シュッ
いっぱい間違えました。
他の人が護りたいと思っていたものを、私が、私が信じていたものが壊してました。
・・・嫌になっちゃってました。でも、あなたになら、もう一度・・・
次回 遊戯王ARC-V Rーe:birth
『偽りの裏側』
信じています
「CC」カード群の効果について
-
制作したものをそのまま使用
-
後付け効果を削除
-
メインに入るカードの後付け効果のみを削除
-
EXのカードのみをアニメ寄りにして使用
-
完全にアニメカードそのまま