遊戯王ARC-V Rーe:birth   作:深海の破壊大帝

82 / 95
あ~4月を過ぎてしまった。登場キャラに見せ場と自分がやりたいことの両立が難しい
新章の導入だから新キャラ(スターシステム)も組み込まなきゃ


託される希望、融合次元へ突入せよ

「うぉっ!!?」

 

 その感覚は唐突だった。

 椅子に座ろうとしていたのに椅子を抜かれていたような、いきなり首に腕を回され後ろに引かれたような、とにかく突然の出来事。

 周辺の状況はわからぬがこのまま無様に地面に流れ出すのは御免被る

 手を若干擦りながらも地に付き、宙に浮かぶ体を無理やり反転、着地し運動エネルギーを殺す。

 

「くっ!?なんだ!?」

 

――パチパチパチパチパチ!

 

「いやぁ~実に見事なウルトラC級の緊急着陸だな!お前もそう思うだろ権現坂?」

 

「見事だとは思うが、そう茶化してやるな、遊矢。」

 

 訳が分からないの言葉で埋まった脳に最初に聞こえてきた音はうざったい拍手と小ばかにしたような声、それにあきれる別の声だった。

 

「お前たち・・・っ!!カイトは!!カイトはどうなったんだ!!?」

 

「落ち着け黒咲、俺たちがこうしていることが何よりの証だ。終わったのだ。」

 

「あぁ、ひどい疲労状態で今眠っているが、その内目を覚ますだろうさ。」

 

「そうか・・・・そうなのか、良かった。」

 

 カイト、復讐の鎖から解き放たれたのだな・・・・・・よし。

 

「ならば憂いはない!後は瑠璃を取り戻し、アカデミアを打倒するだけだ!!」

 

 この世界への侵攻部隊は崩壊したが、いつまたアカデミアが新たな部隊を送り込んでくるかもわからない!

 今こそ、融合次元へ乗り込む時だ!!

 

「あ~・・・そのことなのだが・・・・・」

 

 だというのに、この絶好の機会を理解しているはずの二人の顔色は芳しくない。

 いつも不敵な榊すら渋い顔をしてハートタワーを見つめている。

 

「動けないんだよなぁ・・・」

 

「はぁ?」


「はぁ!はぁ!はぁ!はぁっ!!」

 

 夜の闇を息を切らしながら駆け抜ける一人の少女。

 良い子はおうちに帰って寝ていなければいけない、そんな時間になぜ少女は駆けているのだろうか?

 

「そっちだあぁぁ!!」「待つんだ!!」「逃がさんぞ!!」

 

 理由は悪い子を追う猟犬から逃げているのである。

 

 融合次元のとある港町

 ここは孤島にあるデュエリスト養成機関『アカデミア』への玄関口

 ゆえに過酷な訓練に耐えきれなくなった者、戦いを拒否する者、郷愁に駆られた者等々、様々な理由でアカデミアから脱走した人間がこの町に逃げ込んでくる。

 

「開けて!!開いてぇぇえええぇぇ!!」

 

 そんな町だからこそ、外に通じる橋には門が作られ脱走者発見の報告が上がった際はすぐに閉じられてしまうのだ。

 

「もう逃げ場はない。」

 

「おとなしく島に戻りなさい。」

 

「常習犯でなければ一か月程度の教育プログラムで済むから。」

 

 猟犬は決して悪人ではない。

 治安とルールを守ることが彼らの役割であり、それを守らない子供を叱ることこそが彼らの役割なのだ。

 

「だが、もし抵抗するなら・・・」

 

 彼らの腕に浮かび上がる剣を模した決闘盤(デュエルディスク)、それは猟犬からの最終通告

 しかし逃亡者である彼女はそれを見ようとも従う気はない。

 気が強い彼女は自分の信念を曲げてまで、アカデミアのために働こうとは思わない。

 

「そうか・・・」「ならば。」「カードとなって偉大なるプロフェッサーの計画の礎となれ!!」

 

「「「「決闘(デュエル)!!!」」」」

 

 火蓋を切られる猟犬と逃亡者の少女のデュエル

だが猟犬にとって少女は戦士としての英才教育をされていないただの子供であり、それを証明するかの如くファーストターンは巨大な鋼の鬼3体と、か弱い少女が立ち並ぶだけとなり

 

「私のターン!ドロー!

 私は君のチキンレースの効果で、私のライフ1000を使い、相手のライフを回復!

 これで君にダメージが通るようになった・・・

 私はサイバー・オーガ2で恋する乙女へ攻撃!」

 

サイバー・オーガ2「グオオオォォォオオ!!」

         ATK2600→3100

 

 エメラルドにも似た美しい鋼の体をした巨大な腕と尾のみの下半身を持つ醜い異形の鬼の拳がか弱い乙女に突き刺さる。

 

恋する乙女「きゃああぁぁあああああ!!」

     ATK0

 

「あがあぁぁぁぁああああっ、ぐぅぅ・・・・」

 LP4000→900

 

「はっ!!機械仕掛けの夜―クロック・ワーク・ナイト―により、攻撃力0になった攻撃表示でしか戦闘破壊されないモンスターなんて、ただの的でしかないな!」

 

「だが、一撃で終わらすことができなかったため、我々もダメージを与えられなくなってしまった。

 フィールドバリアの効果で、チキンレースを破壊することもできん。」

 

「・・・私はカードを1枚伏せ、ターンを終了する。」

 

「ふんっ!ならばこうするまでだ!

 俺のターン!ドロー!俺はチキンレースの効果を使い。お前のライフを1000回復させる!ターンエンド。」

 LP4000→3000

 

「まぁ・・・そうだな。

 私のターン、ドローしお前のライフを回復。ターンエンド。」

 LP4000→3000

 

「くっ!」

 LP900→1900→2900

 

 馬鹿にした態度で、少女のライフを回復させる補導員たち

 

「ボクのターン、ドロー!!

 ・・・よし!ボクは永続魔法、魔法吸収を発動!

 このカードがある限り、魔法カードが発動するたびにボクは500回復する!

 そして装備魔法、キューピッド・キスを恋する乙女に装備!」

 LP2900→3400

 

 恋する乙女に小さなキューピッドが寄り添い、彼女に軽くキスをする。

 恋する乙女はキューピッドに優しく微笑みかけると、それとは対照的な運命に立ち向かう戦士のような視線をサイバー・オーガ2に向ける。

 

「バトル!

 恋する乙女でサイバー・オーガ2に攻撃!」

 

 攻撃と言いつつも恋する乙女がサイバー・オーガ2の腕に軽く抱きつくだけで、はた目から見ればバトルフェイズ中の行動だとは思えない。

 事実、サイバー・オーガ2が違和感を感じて腕を振るだけで、彼女は木の葉のように吹き飛ばされてしまった。

 

恋する乙女「あぁん・・・」

 

「うぅ・・・だけど、ボクが戦闘ダメージを受けたことでキューピッド・キスの効果が発動する!!」

 LP3400→300

 

 破壊されなくとも痛みはあるのか、恋する乙女の目には涙が浮かぶ

 それを見て、攻撃を受けたサイバー・オーガ2に異常が起こった!

 

サイバー・オーガ2「ガッ!?」

 

 ただの鋼の塊でしかないはずの機械の鬼は恋する乙女のあまりにも弱弱しい姿に罪悪感と庇護欲を覚えた。

 戦いあう運命にある両者のはずだが、そんなことなどお構いなしにサイバー・オーガ2は恋する乙女を傷つけた己の腕を地面にたたきつけて破壊し、彼女の元へ寄り添った。

 

 サイバー・オーガ2 ATK3100→2100 

 

「乙女カウンターの乗ったそのモンスターのコントロールを奪う!」

 

 そう、これこそ恋する乙女の真の力

 美しさは罪、かわいいは正義、その美貌でモンスターを虜にすることこそが彼女の真骨頂

 そして恋という深刻なエラーに侵された鋼の鬼は主人に牙を剥く。

 

「これでがら空き!サイバー・オーガ2でダイレクトアタック!!」

 

 運命に抗う乙女の強さが鋼の鬼にココロを宿らせ、一矢報いる形になったが

 

「トラップ発動、死魂融合(ネクロ・フュージョン)

 墓地の融合素材を裏側で除外することで、融合召喚を行う。

 墓地のサイバー・オーガ2体を除外融合、現れ出でよ、サイバー・オーガ2!」

 

サイバー・オーガ2「ガアアァァアアアアア!!」

         ATK2600→3100

 

 猟犬にとって壊れた道具など必要ない。とっとと新しいものを用意する。

 

「くっ!でも、サイバー・オーガ2はモンスターに攻撃するとき、相手モンスターの攻撃力の半分を加える!」

 

 サイバー・オーガ2 ATK2100→3650

 

 エラーを起こした鋼の鬼が、同族に拳を叩きこみ衝撃が起こる

 

「・・・墓地のエターナル・サイバーを除外することで、サイバー融合モンスターの破壊を回避する。」

 LP3000→2450

 

 だが、それだけだった。

 新たな鋼の鬼は健在で、ボディにかすり傷がついた程度でしかない。

 

「そんな・・・」

 

「もう無理だ、諦めろ。」「一年も学んでいないお前に。」「補導員である我々が負ける道理などないのだ!」

 

 哀れみ、嘲り、傲慢、補導員たちが少女に向ける感情は様々だが、ただ一つ言えることは少女は彼らに勝つことができないというのが現実であるということ。

 このまま続ければなぶり殺しにされる・・・少女だってそんなことはわかっている、しかし

 

「・・・・・・諦める?恋もまだしてないのにこんなところで終われないわ!!」

 

 彼女は精一杯の強がりで啖呵を切る。もはや絶望的な状況でもこの夜の闇の中で彼女は輝いていた。

 

――乱入ペナルティ、2000ポイント!!

 

「「「「!!?」」」」

 

 突如鳴り響くシステム音、そう彼女の輝きを見つけたものがいた。

 

「頑張ったわね。後は任せなさい!ふんっ!!」

 

 そのシルエットを隠すように茶色いローブを纏った人物が橋の下から飛び上がってきた。

 

「お前は、例の!!?」

 

「あぁ間違いない。」

 

「油断するな!こいつにはこれまで何人もやられている!!」

 

「あら?油断するも何も、あなたたちはこのターンで片づけてあげるわ!!

 私のターン!私はマジックカード、慈悲深き機械天使を発動し手札のサイバー・エンジェル―弁天―をリリースし2枚ドロー

 弁天がリリースされたことにより、デッキから天使族、光属性モンスターの美朱儒を手札に加える。

 

 さらにマンジュゴッドを召喚!」

 

 マンジュゴッド ATK1400

 

「このモンスターが召喚されたことでデッキから儀式モンスター、サイバー・エンジェル―韋駄天―を手札に加えるわ。」

 

「儀式・・・」

 

「行くわよ!儀式魔法、機械天使の儀式を発動!フィールドのレベル4、マンジュゴッド、手札のレベル6のサイバー・エンジェル―韋駄天―をリリースし儀式召喚!!

 無窮なる力を秘めし光の天使よ。

 今、あまねく世界にその姿現し、万物を照らせ!!」

 

 夜の闇を照らす朝日とともに黄金に輝く光の羽と魅惑の肢体を持つ電脳の天女が降臨した。

 

「レベル10!サイバー・エンジェル―美朱儒―、降臨!!」

 

美朱儒「ふふふ、はぁああぁぁあぁ!!ふんっ!!」

   ATK3000

 

「美朱儒の効果!儀式召喚成功時、フィールド上のエクストラデッキから特殊召喚されたモンスター全てを破壊し、破壊したモンスター1体に付き1000ポイントのダメージを相手に与える!」

 

「「「なにっ!!?」」」

 

「ダメージを与えるのは、そうね、乙女の頑張りを無碍にする最低なあなたからにするわ!アセンションバースト!!」

 

「うわああぁぁああああ!!」

 LP2450→0

 

「モンスターも全滅・・・だが、まだ!!」

 

「二人いるから一人残れば、なんて許すと思う?

 美朱儒がこの効果を使ったターン、美朱儒は2回攻撃ができる。

 さらに韋駄天がリリースされたことで私のフィールドの天使族モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする!」

 

 美朱儒 ATK3000→4000

 

「「なんだと!!?」」

 

「終わりなさい!ラス・オブ・シャイニー!!」

 

「「ぐわあああぁぁぁぁあああああ!!」」

 LP3000→0 LP3000→0

 

「すごい・・・」

 

 美朱儒の放つ輝きが補導員たちを薙ぎ祓う。

 その衝撃で生まれた風が女性の被っていたフードを取り、彼女の金糸を朝日が照らす。

 

「わぁ///」

 

 少女の目を奪うほどの美貌と、並みの男では敵わない凛々しさ、相反する魅力が見事に調和した、それでもまだ美女というには年若いその女性

 

「ふぅ~あなた怪我はない?」

 

「はっ!、はいっ!!」

 

「そう、それはよかったわ。

 私は明日香、『天上院 明日香』よろしくね。」

 

「明日香・・・あっ!?あなたもしかして1年前の・・・」

 

 少女の言葉に明日香は少し、影を落とす。

 だが今はもうそうではないということを示すために笑顔を作る

 

「うんん、今は違うわ。私は貴女のような子を助けるデュエルスクールの一員よ。」

 

「デュエルスクール?」

 

「そう、しばらくはそこで隠れている方がいいわ。

 でも、もしよかったら貴女も「入ります!!」う、うんっ?」

 

「私もそのデュエルスクールに入りますっ!!

 アカデミアとだってしっかり戦っちゃいますよ~!!」

 

 少女は恋をした。

 吊り橋効果のようなものの影響もあるが、その美貌、その心、その魂

 天上院 明日香という人物の全てに少女の心は射止められたのだ。

 

「ふふふ、元気な娘ね。とっても頼もしいわ。

 じゃあ改めて、ようこそ私たちのデュエルスクール『遊勝塾』へ。」

 

「はい♡明日香様!!」

 

 

 

 

 

 と、このようなことが少々の行き違いはあれど時たまにこの町では起こっているのだった。

 

「ふむ、やはり遊勝塾・・・榊 遊勝となんらかの関わりがあるのは確かとみるべきか?しかし・・・」

 

 朝日を避けるように陰に忍んでいた赤の忍者 日影は考察する。

 あまりにも偶然にしてはできすぎている事案

 だが同時に『榊 遊勝が融合次元にいるのに動き出さない』という疑問が湧く。

 

「なんにせよ、調べる必要はあるでござろう。」


「う~む・・・・で、なぜ私たちは次元移動ができないのだ?」

 

【ダアァァァァァァ!!ダカラ何度モ説明シタデアリマス!コノオ馬鹿娘!!】

 

「なんだとこのポンコツが!!馬鹿っていうほうが馬鹿なんだぞ!!」

 

【誰ガポンコツデアリマスカァ!!】

 

「オービタル落ち着いてくれ、余計に説明ができない。」

 

「はぁ~まだやっているのか・・・」

 

「む?」「なんだあれは?」

 

 口論するセレナとオービタル、それを何とか宥めようとするユート

 部屋に入るなりそんなものを見せられ、遊矢は呆れ、権現坂と黒咲は困惑する羽目になった。

 

「ん?おー赤いのか!それに黒咲とでかいの!!戻れたんだな!!」

 

「う、うむ。」

 

「あぁ、しかしセレナ、オービタルと何を言い合っているのだ?」

 

「ふん、小難しいことばかりいうアイツが悪いんだ!」

 

 セレナは意固地になっており話にならない、代わりに2人のやり取りをずっと見ているユートがその質問に答える。

 

「ん~なんで次元移動ができないのか、セレナは納得できないらしくてな・・・」

 

「それは・・・」「俺たちもなんでと言われると納得はしてないが・・・」

 

【アワワ、モウオ馬鹿娘ニ説明ハ嫌デアリマス・・・・】

 

(ノイローゼになるほどなのかよ・・・そういえばセレナって島育ちだから海遊びとかしているか?)

「あ~セレナ、お前、パイプとか筒とか入れて海の中を覗いたことはあるか?」

 

「ん?あぁ、小舟とかに乗ってな!割と魚とかが見れるぞ!」

 

「なら話が早い。

 零児曰く、小難しいこと抜きに言うと次元転移はそれと似たようなものらしい。

 次元の壁という水の中にリアルソリッドビジョンで作ったパイプを突っ込んで、その中をエレベーターで移動する的な。」

 

「そんな簡単なものなのか?」

 

「小難しいことは抜きでって言ったろ?」

 

 権現坂がその言葉に疑問を持つが、遊矢が前置きで言ったようにその『簡単なこと』をやるのに様々な『小難しいこと』をやらねばならない。

 それこそ次元移動システムを作った赤馬 零王を文句なしの天才だと認めるしかないほどに

 

「だがそれが現状と何の関係がある?」

 

「そうだそうだ、なんで融合次元に行けないのだ!」

 

【ムム、水デノ例エデ言ウノデアレバ、『波』ガ立ッテイルト表現デキルノデアリマス。】

 

「「「波?」」」

 

【次元移動ノ際、目標座標カラ数メートルカラ数十メートルノ誤差ガ生ジルハズデアリマス】

 

「確かによく屋根の上とかに出てくるが。」

 

【水面ニ何カヲ投ゲ込ムト必ズ波ガ生マレルノト同ジヨウニ、次元ノ壁ニ通路ヲ作ルト『揺ラギ』ガウマレルノデアリマス

 コノ『揺ラギ』ハ次元移動ヲ短期間デ行ウコトニヨリ大キクナルハズデアリマス】

 

「シンクロ次元の時もまぁまぁバラバラになったしな。

 で、昨日その大量の次元移動が行われた。」

 

 野呂 守、正確には彼に寄生したパラサイト・フュージョナーが呼び寄せた大量のミュートリアモンスター

 それは遊戯王世界において常に何らかの関わりを持っている『精霊』と呼ばれる存在

 ファンタジーの最たるものが、現在科学的な意味で立ちはだかっていた。

 

「船が通り、白波が立ったようなものか・・・」

 

「逆に言えば、融合次元側も同じだから攻め込まれる心配もあまりないと思うんだけどな。」

 

「くっ!!せっかくの好機だというのに!!」

 

 具体的で分かりやすい例えを与えられたことで男たちの脳内には、今次元移動すればどうなるかの想像がついてしまっていた。

 別次元への漂着はありえなくもないが、ほぼ異次元の海の漂流者となってしまうことが・・・

 

「ならば、デカい船を用意すればいいな!!」

 

「「「「は【ハ】?」」」」

 

「ん?小さな船が通った後の波など、大きな船なら関係ないだろう?」

 

「そうか!!アカデミアの乗ってきた移動要塞!!あれを使えば!」

 

【ウゥ、申シ訳ナイノデアリマスガ、アノ移動要塞自体ヲ転移サセル出力ガナイノデアリマス・・・】

 

「なんだと!?」

 

【恐ラク、別ノ巨大ナゲートデ転移サレタモノデアルカト。】

 

「くっ!なぜだ!!瑠璃・・・」

 

 無知なセレナがもたらした一瞬の希望に黒咲が先走るがオービタルが現実を突きつける。

 それは黙っているが眉をひそめているユートも同じで、それを察する権現坂もだ

 待つしかない現実は彼らの心に重くのしかかる。

 

(う~ん・・・船で強引に進むか、オービタルの言葉からしてできなくはなさそうだが。

 波を強引に押しのける方法もあるっちゃある・・・・)

「でもなぁ、ゲートがなぁ・・・」

(クレバスや遺跡でも探すか?)

 

「ある!!」

 

 遊矢のつぶやきに答えたその声はその場にいた誰でもなく。

 一週間は目を覚まさないだろうとされていた

 

「「「「「【!?】」」」」」

 

「ゲートならある!!ここに!!」

 

 狩人の声だった。

 

「「「「「カイト!?」」」」」【カイト様!?】


 戦いの後の後始末、人と精霊のキメラとなったアカデミア生達

 遊矢が破壊していた医療設備もアレンが直したとは言え、エクシーズの人々を差し置いて彼らに優先で使わせるわけにはいかず、仕方がないのでカードにして回収

 エドに確認してもらい終わった時のこと、

 

「融合次元に行く算段が付いた。お前らも働いてもらう。」

 

 突然、遊矢がそんなことを言いに来た。

 

「それは本当か!?」

 

「あぁ、巨大な次元転移装置が見つかってな。

 まぁ試作品みたいなものだから、アカデミア側のデータを使ってカイトが調節してくれている。」

 

「カイト!?目を覚ましたのか!!っていうかアイツ大丈夫なのかよ!?」

 

「本人が言うには・・・・まぁ止めたところで止まらないからやらせている。」

 

 アレンが声を荒げるが、遊矢にそれを言ったところでだよね。

 狩人の彼は素直に意見聞くタイプじゃなさそうだし

 

「ところでそれってさ。

 さっきから権ちゃんがモンスター使って瓦礫集めているのと何か関係あるの?」

 

「あぁそれはなカタパルトを作っている。」

 

 カタパルト?

 

「・・・・・・っ!?

 おい・・・まさか、次元ゲートをものすっごい勢いで無理やり通過しようって考えてないか!?」

 

「大方そんな感じ。」

 

「えっ?」「なんだと!?」

 

「馬鹿かおめぇ!!そんなの一か八かの賭けみてぇな方法じゃねぇか!!」

 

 確かにリスクが高い。

 次元移動の理屈なんて解らないし、彼だってそこまで解っているわけじゃないだろう。

 だが不安定な次元移動が危険なことは僕にだって解る。それなのに

 

「デュエルモンスターズの力を借りればできる。」

 

「はぁ?」

 

「精霊の影響で異次元空間がめちゃくちゃになったのなら。

 それをどうにかできるのも精霊の力、開いたゲートの中にモンスターたちの攻撃を叩きこんで道を開く。

 そしてアレンの列車モンスターで加速、黒咲のサテライト・キャノン・ファルコンで飛び立ち、さらに加速して閉じる前に通過するんだ。」

 

 何か自信があるような・・・?

 

「そんな無茶な方法・・・」

 

「なら僕が行こう。」

 

「エド。」

 

「失敗しても敵だった僕がいなくなるだけだ、それなら君も気に病むこともないだろう?

 お願いだ、僕に行かせてくれ。」

 

 力強い瞳で志願するエド、アカデミアで選抜された時のような使命感と決意を感じるがそれは・・・

 

「なぁエド、お前、俺たちをなめているのか?」

 

「違う!決して!僕はむっ!?」

 

 エドが焦って訂正しようとするが、遊矢は彼の口を摘まんで黙らせる。

 

「あのなぁ、エド、俺は、別に正義のためとかそういう理由で戦っているんじゃねぇんだ。

 権現坂やセレナは義憤に近いが、権現坂は俺や柚子を心配してくれているのもあるし、セレナは故郷だからという別の想いもある。

 ユートと黒咲は大切な人を自分の手で取り戻したい・・・付き合いの薄い他人に任せられる思いだと思うか?」

 

「くっ・・・だったら君はどうなんだ?」

 

「俺か?俺は俺たちをこんな目に合わせた赤馬 零王をぶん殴って落とし前付けさせてやりてぇのよ。」

 

「・・・・は、そんな俺が自分でやりたいことを『そんなこと』っていうやつに託したくはないよ。

 俺に託してくれたヒーローにも悪いしな。」

 

「っ!!」

 

「それに武力で勝つのが無理そうなら、アヘン戦争みたく薬物でも流通させて内乱でつぶそうとも思っている。」

 

「なっ!?」

 

「ハハッ、そうしたくないのなら共に戦おうじゃないか、ヒーロー君?

 あぁ、ついでにたぶん融合次元にいるであろう馬鹿親父、榊 遊勝も一緒に殴りに行こうぜ!」

 

「うぅ・・・はぁ・・・わかった僕の負けだ。」

 

 いや~怖い怖い、脅しも情も因縁も使って何も言えなくしてくるんだもんなぁ

 

「待て!!やっぱり危ねぇことにはかわりねぇじゃねぇか!!

 だったら俺は反対だ!ダメな確率の方がでけぇだろ絶対!!」

 

 まぁそうだよね。前例がないんだもん。それも次元移動をよくしているアカデミアが

 

「確かに大気圏を1分もしないうちに突破する程度のスピードじゃ、割った海を超えるには不十分かもしれないが

 ブラックホールの重力圏を脱出するほどのスピードならどうだ?」

 

「「はぁ?」」

 

「シンクロ召喚の極致の一つ、アクセルシンクロなら光すら超えられる。これは実体験だ。」

 

 えぇ・・・何それ、初耳なんだけど?

 

「まぁとにかく、アレンもこれは!というフェイバリットカードを用意してくれ。

 精霊の力は思い入れのあるカードの方が強くなるだろうからな。」

 

 思い入れか・・・こんな僕に付き合ってくれる『彼』は相当変わり者だね。ん?

 

――タタタッ!

 

「ふふ、戦う理由がそれぞれなら、戦い方もそれぞれか。」


 それから2日、俺たちは準備を進めた。

 と言っても次元転移装置の設営も移動要塞のリアルソリッドビジョンシステムの動力にDホイールを繋いだりといったことも全てカイトとアレンがやってくれた。

 俺たちがやったことは瓦礫を集めて発射台を作ったことくらいだ。

 

 まぁ実験として今もDホイール操作で浮遊装置を起動させたりはしたが、普通に動いているあたりマジであの二人の技術力どうなってんだ?

 

――ガシッ!ガシッ!!

 

 船底が先頭列車にフルプレートの騎士がくっ付いている『深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト』と天馬に乗った女騎士に引かれた列車『爆走軌道フライング・ペガサス』に支えられる。

 これで準備は完了だ。

 

『準備はいいな?オービタル!次元ゲート起動だ!!』

 

【カシコマリ!!次元転移装置起動!!】

 

 ハートタワーに稲妻が走り光球が砲弾のように形作られる。

 

【出力上昇!!次元ゲート開門ッ!!】

 

 光弾が空に発射され空の一部が凹んだように歪む。

 目視したのは初めてだが本来ならこのまま向こう側へと穴が続くのだろう。

 しかし、次元ゲートが凹んだ先はゆらゆらと揺らぐカーテンのようになるだけでそれ以上進むことはない。

 

「よし!第一関門は突破だ。行くぞみんな!!」

 

「「「あぁ!!」」」「おうっ!」「むっ!」「よし!!」

 

「レイジング・ドラゴン!ヴルガータ!ダークホープ!!」

 

「ダーク・リベリオン!ダーク・レクイエム!オッドアイズ・リベリオン!!」

 

「ビッグベン―K!!スサノ―O!!」

 

「ディストピアガイ!ドミネイトガイ!デストロイ・フェニックスガイ!!」

 

「行くよトラピーズ・マジシャン!!」

 

「アルティメット・ファルコン!!ライズ・ファルコン!!」

 

舞猫姫(キャット・ダンサー)舞剣虎姫(サーベル・ダンサー)!!舞獅子姫(ライオ・ダンサー)!!」

 

「「「「「「「攻撃だ!!」」」」」」」

 

 トラピーズ・マジシャンのステッキから誘導線のように光が伸びると月光の舞姫たちや機械の武者たち、そしてドミネイトガイとダークホープが斬撃を飛ばし、アルティメット・ファルコンが放った光線を身にまとったライズ・ファルコンが突撃。

 それに続くようにデストロイ・フェニックスガイが炎をディストピアガイが暗黒を漆黒の竜たちが闇の雷を吐き出し、止めとばかりに紅の厄災がその破壊エネルギーを一条のブレスとして打ち出した。

 

 揺らぐばかりだった次元ゲートはモンスターたちの攻撃でどんどん押し広げられて、さらにヴルガータの黄金の波動が次元トンネルを舗装していく

 

【ウオォォォ!!?本当ニ次元トンネルガ広ガッテイルデアリマス!!】

 

 よし、上手くって、ん?何か穴の側面から・・・

 

【次元トンネル内ニ異常エネルギー多数検知!!?】

 

「あれは!!?」

 

「ミュートリア・・・」

 

 次元トンネル内に羽虫のように寄り集まってくるのはミュートリアの下級モンスターである被検体

 アイツら除外されるからずっと次元の狭間で漂っていたのか!?

 

『させねぇよ!!ジャガーノート・リーベ!!全火器開け!!

 アーゼウスもアイツらをすべて叩き落せ!!』

 

――ドッ!!ドッ!!バルルルルルル!!!

 

アーゼウス「ウオオオォォォォオオオオオオオ!!」――バリバリバリバリッ!!

 

 再びこの世界に迫る脅威を巨大な鋼の城と鋼の雷神が迎え撃つ

 アーゼウスはあんなモンスター程度軽く消し飛ばせる能力を持っているがその力を使うと俺たちのモンスターも消し飛ばしてしまう。

 その所為で無数に迫るミュートリアのいくつかは取りこぼしてしまっている。

 

『俺が行く!!』

 

【ダ、ダメデス!!カイト様!!?今、次元転移装置ヲ直接操作デキルノハカイト様ダケナノデアリマス!!】

 

『くっ!!じゃあどうしろと!!』

 

 脅威は減らず増すばかり、仕方ないセレナのモンスターたちで迎撃を!!

 

――ドッ!!ザシュ!ザシュ!!

 

――っ!!?

 

 打ち漏らしたミュートリアを退けたのはこの場にいる誰でもない。

 誰が出したモンスターでもない。

 

「鳥銃士カステル、励輝士 ヴェルズビュート、インヴェルズ・ローチ!?」

 

「あれは・・・」「まさか!!」

 

『ユートー!!隼ー!!』

 

 通信越しに響いた声はこの次元に来て、これまであまり関わってこなかった人物

 

「「『サヤカ!!?』」」


「サヤカ、おま、なんで!?」

 

「な、なんでじゃないよ!わ、私だってレジスタンスなんだから!」

 

フェアリー・チア・ガール「フレー!フレー!」

 

「私だけじゃない、みんなだって!!」

 

「みんなって・・・」

 

――ヒヒッヒー!!

 

 今まで隠れていたレジスタンスの面々が悪戯が成功したと嬉しそうに笑いながら出てくる。

 彼らは最近の騒ぎにはほとんど関わっていなかった。それが彼らにはたまらなく悔しかった。

 守ろうとしていた世界を他の世界から来た遊矢たちに任せっきりにしてしまったことに

 だからサヤカから手伝いを申し込まれたときにびっくりさせようと黙っていたのだ。

 

「お前ら・・・」

 

 アレンはサヤカが声を掛けたのはレジスタンスだけだと思っているが、実はそうではなかった。

 気の弱いサヤカが一生懸命、声を出して伝えようとしたのだ、テンパりすぎて時と場所など選んでなかった。だから

 

「行って!ダイガスタ・フェニックスぅ!!」

 

「頑張って!ラヴァルバル・イグニス!!」

 

「「かっとビングのお兄ちゃんを助けてあげて!!」」

 

 翠炎を纏う小さな不死鳥と黒い鎧をまとう炎の精が空の穴へと向かう。

 その後ろからは

 

「あなた、あの子たちはすっごく逞しくなったわ。

 でも、まだ私が守ってもらうだけなのは早いわよね?」

 

 巨大な翼のような腕を広げ黄金の機構天使、ヴァイロン・ディシグマが後を追った。


 かつてこの世界のことを絶望の都と呼んだ作品があった。

 だが絶望の中でも人々が戦い続けたのは何故か、他者を守ろうとしたのは何故か

 

「すごいな!これみんなエクシーズか!!」

 

「あぁ・・・・」

 

「サヤカ、皆、ありがとう。」

 

 属性も種族もテーマも善も悪も超えて様々なエクシーズモンスターが、ミュートリアを迎撃していく。

 四天の竜であるオッドアイズやダークリベリオンに比べれば、そのモンスターたちは精霊の力はきっと弱いだろう。

 だがどんなに小さくても確かに輝く希望がある。

 

「・・・強いんだな、この世界の人々は。」

 

「うん。」

 

 この世界に絶望をもたらした2人はこの世界の強さを痛感している。

 

【ナァ!?次元トンネル内ニサラナル異変!?攻撃エネルギーヲ敵性精霊ガ吸収シテイルデアリマス!?】

 

 ミュートリア達はこのまま侵攻しても無駄だと悟ったのか、次元トンネルを作るためのエネルギーを吸収、様々な上級体ミュートリアスの姿となって希望を摘もうとやってくる。しかし

 

――ゴオオオォォオオオオ!!

 

――バリバリバリバリバリッ!!

 

 黄金を纏う白い炎と赤い雷がそれを阻む

 

『あれは・・・』

 

 カイトがその攻撃の主たちを見て声を漏らす。

 それは絆と奇跡がもたらした真なる炎の竜と銀の鎧を纏う女騎士

 黒鉄の鎧を身にまとう鳥人や膨大なエネルギーを纏うチャンピオンも共に戦っているのが見えた。

 さらには虎に乗った女傑の女王も

 

「遊矢、あのモンスターたちは・・・」

 

「はは、奇妙な縁ってやつだな。」

 

【次元トンネル、延長ヲ再開、作戦域マデ、5、4、3、2、1、突破!!】

 

『アレン!!』

 

『おう!出発進行!!』

 

 山の山頂から滑り落ちるように加速しながら2本の列車が走る

 

「マジックカード、死者蘇生!来いオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!

 さらにそのレベルを3つ下げ、チューナーモンスター、貴竜の魔術師を特殊召喚!」

 

オッドアイズP「ギャオオオオォォォォオオオオ!!」

       LV7→4

 

貴竜の魔術師「はっ!」 

 

「レベル4となったオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンにレベル3、貴竜の魔術師をチューニング!

 集いし奇跡が未知を照らす灯火となる!光さす道となれ!!シンクロ召喚!

 未来へ飛び立て!シンクロチューナー、シューティング・ライザー・ドラゴン!!

 その効果で、デッキからEMバリアバルーンバクを墓地へ送り、レベルを1に!」

 

シューティング・ライザー「ギュオオオオォォオオオオ!!」

            LV7→1

 

「さらにトラップカード、シンクロ・マテリアル!

 これで俺のシンクロ素材として権現坂のフィールドの超重荒神スサノ―Oを使えるようにする!」

 

スサノ―O「オオオオォォォオオオオ!!」

 

 船体に鎮座するスサノ―Oが雄たけびを上げる。

 後は墓地の妖怪のいたずらを発動すれば、だが

 

「手札よりマジックカード、下降潮流を発動!

 自分フィールドのモンスターを1~3までの数値にする。

 俺は時械神祖ヴルガータのレベルを1に!」

 

ヴルガータ「!!?」

 

「遊矢!?何をしている!?」

 

「希望に応えるには既定路線なんて足りないだろ?」

 

――ヴウウウウウウゥゥウウウウウウウ!!

 

 応えるように唸りを上げるモーメントエンジン、つっこみを入れる間もなく下りは終わり上りが始まる。

 

「隼!!」

 

「あぁぁぁぁあああ、もう知らん!!行けサテライト・キャノン・ファルコン!!」

 

――ブウウゥゥ・・ゴオオオオォォオオオオオオオ!!

 

 第2動力である白く巨大な鋼の隼のエンジンが火を噴き、船内に強力なGが掛かる。そしてついに

 

【次元トンネル開通確認!!】

 

「さぁ!かっとばすぜ!!」

 

 アクセルを踏み込みフルスロットル

 

「レベル10、超重荒神スサノ―O、レベル1、時械神祖ヴルガータにレベル1のシンクロチューナー、シューティング・ライザー・ドラゴンをチューニング!!」

 

シューティング・ライザー「オオオオオォォォオオオ!!」

 

 普通なら一つだけであるはずのチューナーが生み出す輪は、無数に連なり道を作る。敵も味方も世界も超えるための道を

 

「繋がる縁が、集った希望が、光を超える奇跡を創る!!」

 

 その道はエクシーズの枠のように無数の小さな光にあふれている。

 この門出を応援するかの如く。

 

「『クロスオーバー・アクセル!!』」

 

――キュオオオオオオオオォォオオオオオオオオオオン――――・・・・・・・

 

 

 

 

 竜の雄たけびのような残響が消えていく

 

 

 

 

 彼らは無事にこの世界を旅だったのだ

 

 

 

 

 それを証明するのは

 

 

 

 

 この憂いない青空を見れば十分だろう。




えぇ~プロフェッサーからの指令~?
ふ~ん・・・脱走者の集まりねぇ~まぁ好きにしていいっていうなら?
次回 遊戯王ARC-V Rーe:birth 『遊勝塾の謎』
さぁて、食べ応えがあるのはいるかな?

「CC」カード群の効果について

  • 制作したものをそのまま使用
  • 後付け効果を削除
  • メインに入るカードの後付け効果のみを削除
  • EXのカードのみをアニメ寄りにして使用
  • 完全にアニメカードそのまま
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。