アカデミアから適度に離れた小さな島
いや、満潮になればほとんど沈んでしまうような島とも呼べない砂地である。
――ドシンッ!!
砂場に開けた穴に刺さる二本の塔
アカデミアから強奪してきた人質たちが捕らえられている塔である。
「どうする?」
「二人がどんな状態かわからないから、元凶を退治するまで待っててくれと遊矢は言ってたが・・・向こうも、な。」
「ああぁもう!!我慢できないぜ!!リンがそこにい「ユウウウウウゥゥゥゥゥゴオオオォォオオ!!!!」
「「「!!?」」」
塔の一棟から地獄の閻魔様も震え上がるような怒号が放たれる。
「危!」
開け放たれる窓
「ない!」
飛び出る影
「じゃ!」
特徴的な緑の髪をたなびかせ
「ない!」
ライダースーツを身にまとった少女が
「の!」
ユーゴに蹴撃を叩き込んだ
「よ!!!」
「ぐぼぉっ!!!!?」
華麗に着地した少女は怒りが収まらないとばかりに、ユーゴの襟元をつかみブンブンと激しく揺らす。
「ちょ、待、リン「待たないわよ!!」ゲェッ!」
「すっごい怖かったんだから!!下は海なのよ!!泳ぎの経験なんてないの知ってるでしょ!!」
「・・・・・・・へ、へへへ」
「ちょっと、ユーゴ!笑い事じゃ「リンだ・・・」っ!」
「ちゃんとリンだ・・・・やっと会えた、リン・・・」
涙を流すユーゴをみて緑の少女『リン』は襟から手を放し彼の手を取る
「・・・うん、何はともあれ、助けてくれてありがとう、ユーゴ。」
「もう、泣かないの」「だってよ・・・」などと再会のうれしさで泣くユーゴをリンが慰める。その様子をユートと黒咲、そして
「へぇ~リンって、あんな子なんだ。本当に私そっくり・・・」
窓から乗り出し、潮風に紫の長い髪をたなびかせる少女が微笑ましそうに二人を見る。
「知っていたのか?」
「ううん、でも話は聞いてたの。」
「ふん、瑠璃、いつまでそこにいるつもりだ?そら、俺が受け止めてやるから。」
「もう、このくらい大丈夫、よっと!」
その少女『黒咲 瑠璃』は躊躇なく塔から飛び出しユートの隣に着地する。だが砂場に足を取られたのかバランスを崩して
「わわ!」
「瑠璃!!?」
ユートはしっかりと彼女を支え、同時にその存在が幻などではないことを実感する。
「・・・大丈夫か?」
「うん、ありがとう、ユート。」
「まったく、無茶をするな。」
「ふふ、兄さんたちに言われたくないわよ。」
軽口を交えながら、瑠璃も自分が仲間の、家族のもとに戻れたことを実感する。
「じゃあ改めて、ただいまユート、兄さん。」
「「あぁ、お帰り瑠璃!」」
「権現坂 昇!!」
「む、赤馬 零児、発電施設の破壊に行ったはず・・・例のロボットに襲われたか?」
「あぁ、いきなり剣が飛んできたのは驚いたが、おかげでカードを取り出すことができた。」
剣?・・・あぁなるほどさっきの
「うむ、こちらも同じだ。
どうやらカードの精霊たちもアカデミアの凶行にはご立腹らしい。
しかし赤馬 零児、この面妖な森は何だ?ソリッドビジョンか?」
「そうだ。どうやら我々の予想はおおよそ間違いではないらしい。
刺客は対処した。私は先行させた月影と零羅を追う。」
「なら俺も同行しよう。戻るよりもこちらで騒ぎを起こしておいた方がよさそうだ。」
――そうはさせん!!
「「っ!!?」」
――フィールド魔法!
深き森に突きさす光を中心に黄金に見紛う程、見事に磨き上げられた石材が組み上げられ、水のような水晶のラインがそれを彩る絢爛の闘技場が出現した。
「これは!?」
――見よ!アカデミアの栄光のごとき、絢爛の死闘場を!!
闘技場のとりわけ豪奢な観覧席に座っているガタイの良い壮年の男性が声を上げる。
「何者だ!!」
「俺はサンダース!アカデミアの最高戦技教育官だっ!」
「戦技教育官・・・デュエルを教える教師という事か?」
「ふん、ルールすら守れぬ輩共の教育者など、笑わせる。」
「戦いの場において何を生ぬるいことを言っているっ!それに貴様らは状況を分かっていないようだなっ!!」
――ガサッ!
「っ!!」
「う、オオオオオォォォォォォォオオオオオオッ!!!」
「なっ!?ぐっ!?」
乱立した柱の陰からとびかかってきたのは、民族的な装飾をした赤毛の男
浅黒い肌、目の周りに施された仮面のような化粧、そして野生を感じさせる金色の目
まさに野生児といった風体であるが、俺が驚いたのはそれだけではなかった。
「っ!?デュエルディスクが起動しているだと!?」
「何ッ!?・・・馬鹿な、私のも勝手に起動している!?」
男は襲撃の失敗を悟ると闘技場の端にまで下がり、その腕のデュエルディスクを構える。これは・・・・
「タッグデュエルか!?」
「その通りっ!すでにタッグフォースルールによるタッグデュエルは俺のファーストターンで開始しているっ!」
くっ!こちらの了承もなしに!初手の確認もしていないぞ!?
「卑怯な!!」
「ここをどこだと思っているっ!こんな戦士としての気概のない輩に敗れるとは、我が教え子のことながら情けない・・・
だがこれから誕生するデュエル戦士たちに、貴様らのようなアカデミアに歯向かう輩の愚かさを知らしめるいい機会でもあるっ!
マジックカード、
手札の
「なっ!?ほとんど天使の施しではないか!?」
禁止カードである天使の施しと比べれば墓地肥やしこそできてはいないが、テーマカードとしては破格の性能だ。
制限カードの増援のような
「ふははっ!確かにな!それにこのカードにはターン1制限もない。手札に来るたびに何度でも使えるのだっ!
ここで俺はフィールド魔法、
手札を1枚捨てデッキの
そして3枚目の
くっ!好き勝手をやられているが手札に対抗手段がない・・・
すまん赤馬 零児、かなりの負担を強いる事になる。
「墓地の
墓地の
手札の
手札のこのカードともう一体の
来いっ!
ギステル「ウォオオオオオン!」
DEF2000
サジタリィ「はっ!」
DEF1000
現れたのは緑の鎧を纏った狼男と弓を持った半人半馬
「ギステルが
俺はその効果で
そしてサジタリィも同じく
一切手札が減らない交換コンボ、教える立場の人間であるというのは確かのようだな。
だが、なぜあの赤毛の男は苦虫を噛み潰したような顔をしているのだ?
「永続魔法、
スレイブベアー「グアアァアア!!」
ATK900
現れたのは鎧をつけられた熊、それはなぜか自ら味方であるはずのギステルに向かって襲い掛かる。
「スレイブベアーの効果発動っ!このカードをリリースすることで手札、フィールドの
フィールドのサジタリィをデッキに戻し、
サジタリィは荒々しく向かってくるスレイブベアーに向けて無慈悲に弓を引き、その脳天を正確に射貫く。
その横にいたギステルが頷くとサジタリィは去り、次だとでもいうように闘技場に2体の歪曲した剣を持つ女性的な猫の獣人が現れる。
アトリクス DEF2000
アトリクス DEF2000
「
俺はエクストラデッキからレベル7の
アトリクス→ゲオルディアス LV4→7
アトリクス→ネロキウス LV4→8
「さらにデッキから
アウグストル ATK2600
アトリクスの背後に荒々しい恐竜のようなオーラと、6枚の翼を広げた蝙蝠の特徴を持つ巨漢の幻影が重なると、その幻影たちに呼応したのかドラゴンのような特徴がある威厳ある鳥人が闘技場に降り立つ
「ふふふ、ここまでされて何もないのか?
それならばフィールド上のレベル5以上の
偽りの女奴よ、その身を捧げ、鞭打つ主人を招き入れよっ!
現れよっ!レベル8、
エーディトル「ウオオオォォォオォオオッ!ハッ!!」
ATK2400
「エーディトルは1ターンに1度、エクストラデッキからエーディトル以外の
出でよっ!レベル10、
ドミティアノス「ウォオオオオオオォォォ!!」
ATK3500
黄金の角が輝く鹿のような姿の獣人エーディトルが持っている杖の先から光の鞭を出し地を叩くと闘技場中心の結晶体から様々な道具を鎧のように身にまとう四肢を持つ水竜が出現した。
「攻撃力3500を無条件で特殊召喚だと!?」
「当然だ。エーディトルは
だがこれで終わりではない!手札よりマジックカード、アドバンスドロー!
自分フィールド上のレベル8以上のモンスター、エーディトルをリリースしデッキから2枚ドローっ!
そして、自分フィールド上に
スレイブタイガー「ガアアッァァアァ!!」
DEF300
「スレイブ!?まさかまた!?」
「察しがいいな。そうっ!スレイブタイガーも自身をリリースし、自分フィールド上の
ウェスパシアス ATK2300
「こいつには
フィールドのアウグストルとウェスパシアスをデッキに戻し、再び現れよ、
さらにエーディトルの効果で2体目のドミティアノスを特殊召喚っ!」
エーディトル「ハアッ!!」
ATK2400
ドミティアノス ATK3500
「あの強力な効果で同名ターン1の制限がないのか・・・」
「アドバンスドローを発動っ!エーディトルをリリースし2枚ドロー!
マジックカード、再起する
俺のフィールドにいるのは海竜族のみ、よって墓地より獣戦士族のエーディトルを特殊召喚っ!」
エーディトル「フンッ!」
DEF2800
「エーディトルの効果、エクストラデッキより
ヘラクレイノス ATK3000
闘技場に豪奢な鎧を身にまとう虎獅子の獣人が海竜達の中に参列する。
融合モンスターを先行1ターンで4体・・・あのアカデミア兵たちの教官とは思えないほど、卓越したタクティクスだ。
「お前たちに教えておいてやろう。
ドミティアノスはそれぞれ1ターンに1度、相手が発動したモンスター効果を無効にし破壊できる。
ヘラクレイノスは俺の手札を切ることで、マジック、トラップの効果を何度でも無効にし破壊する。
墓地の
そしてエンドフェイズ、フィールド魔法、
このターン、デッキから
カウンタートラップ、
ならば現在、奴はモンスター効果を3回無効にでき、4回マジック、トラップの効果を無効にできる、これは・・・
「赤馬 零児。」
「君にはすまないが、出し惜しみをできる相手ではないようだ。
私のターン!私は永続魔法、地獄門の契約書を発動!」
「愚かなっ!ヘラクレイノスの効果っ!手札を1枚捨てそのカードの効果と発動を無効にし破壊するっ!」
「愚かなのは貴様だ!速攻魔法、禁じられた一滴!
このカードは手札・場のカードを任意の枚数墓地へ送ることで発動できる。
墓地へ送った枚数だけ、相手フィールドのモンスターを選び、攻撃力を半分にしその効果を無効にする。このカードの発動に対し相手は私がコストで墓地へ送ったカードと同じ種類のカードをチェーン出来ない!
私は3枚のモンスターカードを捨てドミティアノス2体とヘラクレイノスの効果を無効にする!」
ヘラクレイノス ATK3000→1500
ドミティアノス ATK3500→1750
ドミティアノス ATK3500→1750
「何っ!?」
「地獄門の契約書の効果で私はデッキからDDアークを手札へ
相手が私のメインフェイズに効果を発動したことにより、手札のマジックカード、三戦の才を発動できる。
このカードの効果で2枚のカードをドロー。
よし、三戦の号を発動、デッキから三戦の号以外の通常魔法、通常トラップカードを自分フィールド上にセットする。
だが相手フィールド上にモンスターがいる場合、そのカードを手札に加えることができる。
私は隣の芝刈りを手札に加え発動、相手とのデッキ枚数の差分、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。」
「ふっ、ならばその効果に合わせヘラクレイノスの効果発動っ!」
「何?」
「効果は無効になっているのだぞ!?」
「あぁ、だが発動できないわけではない。手札を1枚墓地に送る。
そしてこの墓地へ送ったカード、仁王立ちを除外することで効果発動っ!
このターン、貴様はエーディトル以外との戦闘ができなくなるっ!」
戦闘で破壊されない守備モンスターにしか攻撃できないだと!?
「くっ!?貴様のデッキは27枚、私のデッキは50枚、23枚のカードをデッキから墓地へ送る。」
さすがの赤馬 零児といえどもコストを利用して攻撃制限をする奇策を想定していなかったのか顔が歪む。
その様を見ていたサンダースは耐えられないとばかりに笑い声をあげる。
「ふははは、やはりプロフェッサーのいう通りだな。」
「なんだと?」
「プロフェッサーはおっしゃっていた。
常に正しく、常にまっすぐ、自分が信じた道を突き進む
それゆえ貴様は目の前の問題だけに対処し、その他の可能性を疎かにするきらいがある。
つまり、分かりやすいとなっ!」
確かに赤馬 零児は元はといえば対症療法のような作戦で融合次元に突撃しようとしていた。
そういう柔軟さが欠ける性なのを知っているのは腐っても父親という事か
そしてそれを対処に動いた部下に周知させる冷徹さがあるということ。
「ぐっ!ならばその奇策を正面から打ち砕けばいいだけのこと!
墓地に送られたDDゴーストの効果で墓地のアビス・ラグナロクを指定し、その同名カードをさらに墓地へ送る。
次に特許権の契約書類の効果で墓地のDDモンスター、DDD壊薙王アビス・ラグナロクを手札へ
さらに墓地のDDヴァイス・テュポーンの効果、このカードと他の融合素材を墓地から除外することで、DDD融合モンスターを特殊召喚する!」
「そうはさせぬっ!カウンタートラップ、
モンスター効果を無効にしそれを破壊するっ!」
「だがこれで目に見える妨害は潰えた!
私はスケール6のDDD壊薙王アビス・ラグナロクとスケール1のDDアークでペンデュラムスケールをセッティング!」
「ふっ、そうだな目に見えるものはな?
俺はそのペンデュラムスケールの設置にチェーンし、手札の儚無みずきの効果を発動する。」
「なっ!?」
「儚無みずきだと!?」
「このカードを手札から捨て、このターン中、相手がメインフェイズ及びバトルフェイズ中に効果モンスターを特殊召喚するたびに、自分はそのモンスターの攻撃力分だけライフを回復する。
ただし、この効果でこのターン中、回復しなかった場合、我々はライフの半分を失う。さぁどうする?」
赤馬 零児のデッキは高レベル、高火力の効果モンスターを並べるデッキ、これは相性が悪すぎるっ!?
「うぅ・・・」
「赤馬 零児!このまま手を拱いていても事態は好転せん!
全力でもって相手を突き崩すのだ!!」
「権現坂 昇、だが・・・」
この状況で迷いが見えるのは、彼の心根にある優しさか
ならばそれを断ち切るのが、何も手出しができていない俺がせめてやれる事!
「なぁにライフなんぞ、万を超えようが1であろうが変わりはせん。気にするところではない。」
「・・・わかった。
私はまずマジックカード、悪夢再びを発動
墓地の守備力0の悪魔族モンスター2体を手札に加える。
私が手札に加えるのはDD魔導賢者ケプラーとDD魔導賢者ニュートン
さらに墓地のDDディフェンス・ソルジャーを除外し、DDスケール・サーベイヤーを手札に加える。
手札に加えたDD魔導賢者ニュートンの効果、このカードを手札から捨てることで墓地の異形神の契約書を手札に戻し発動!
そして私は墓地のDDネクロ・スライムの効果を発動!
このカードと融合素材モンスター、DDD反骨王レオニダスを除外することで融合召喚を行う!
自在に形を変える神秘の渦よ、不屈の闘志を包み込み、今一つとなりて新たな王を生み出さん!融合召喚!
生誕せよ、レベル8、DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン!」
EZテムジン「ハッ!!」
ATK2800
「DDDモンスターの融合召喚により、異形神の契約書の効果発動、ライフを1000回復!
さらにDDモンスターの特殊召喚により、アビス・ラグナロクのペンデュラム効果が発動!
墓地のDDモンスター、DD魔導賢者トーマスを特殊召喚し1000ポイントのダメージを受ける!」
LP8000→9000→8000
魔導賢者トーマス ATK1800
「DDモンスターの特殊召喚により、エグゼクティブ・テムジンの効果!
墓地のDDモンスターを特殊召喚する。来い、DD魔導賢者ケプラー!」
DD魔導賢者ケプラー ATK0
巨大な盾と剣を持つ4つ腕の大王と共に立ち並ぶ巨大な電球の姿の魔導賢者と惑星儀のような魔導賢者
「ふん、出来るだけ攻撃力の少ないモンスターでしのぐつもりか?」
LP8000→10800→12600
「黙ってみているがいい。私が描く最高のポートフォリオを!
DD魔導賢者ケプラーが特殊召喚されたことで、デッキから常闇の契約書を手札に加える。
DD魔導賢者トーマスの効果!自分フィールド上のDDカード、アビス・ラグナロクを破壊しデッキからDDDモンスターを効果を無効にし特殊召喚する。
現れよ、DDD超視王ゼロ・マクスウェル!」
ゼロ・マクスウェル ATK2800
「墓地のダブル・リゾネーターを除外し効果発動!自分フィールド上の悪魔族モンスター1体をチューナーとしてこのターン扱う。
私はレベル7のゼロ・マクスウェルにレベル1のチューナーとなったケプラーをチューニング!
その紅に染められし剣を掲げ、英雄たちの屍を超えていけ!シンクロ召喚!
生誕せよ、レベル8、DDD呪血王サイフリート!」
リゾネーター、ジャック・アトラスが使っていたカテゴリーか。
それにサイフリート、あのモンスターならば奴の鉄壁の守りを突き崩せる。
「異形神の契約書の効果により、呪血王サイフリートは相手の効果対象にできなくなる。
呪血王サイフリートの効果発動!1ターンに1度、フィールド上のマジック、トラップカードの効果を無効にする。
無効にするのは貴様の
「くっ!」
LP12600→15400→18200
「スケール10のDD魔導賢者ケプラーをペンデュラムスケールにセッティング!
これでレベル2から9までのモンスターが同時召喚可能となる。
我が魂を揺らす大いなる力よ、この身に宿りて、闇を切り裂く新たな力となれ!
ペンデュラム召喚!現れ出でよ、神々の黄昏に審判を下す最高神!DDD壊薙王アビス・ラグナロク!」
アビス・ラグナロク ATK2200
「DDDモンスターのペンデュラム召喚により異形神の契約書の効果発動!
デッキから1枚ドローし、その後手札を1枚捨てる。
さらにアビス・ラグナロクが特殊召喚されたことで墓地のDDDモンスター、2体目のアビス・ラグナロクを特殊召喚。」
アビス・ラグナロク ATK2200
「捨てたスケール・サーベイヤーの効果で自分フィールド上のDDペンデュラムモンスターカード1枚を手札に回収する。DD魔導賢者ケプラーを手札に。
アビス・ラグナロクのさらなる効果発動!
自分フィールドのDDモンスター、魔導賢者トーマスをリリースし相手フィールドのモンスター1体を除外する。
異次元の狭間に消えよ!エーディトル!」
玉座に座った男の背に広がる陰のようなマントがうねり、黒い帯の様に伸びてエーディトルを締め付け消し去る。
「エーディトルが・・・だがこれでお前はこのターン、モンスターで攻撃できん。」
LP18200→20400→22600
「将を失った烏合の衆など、攻撃するまでもない。
私はレベル8のDDD壊薙王アビス・ラグナロクとDDD烈火大王エグゼクティブ・テムジンの2体でオーバーレイ!
揺るぎない正義をもって、頂きに至れ!エクシーズ召喚!
出現せよ!ランク8!DDD超死偉王ダークネス・ヘル・アーマゲドン!」
ダークネス・ヘル・アーマゲドン ATK3500 ORU2
輝く黒渦から出現する黄金の輪の周りに巨大な爪を備えた黒鉄の悪魔
ドミティアノスに並ぶ攻撃だが、攻撃できぬのなら
「ダークネス・ヘル・アーマゲドンのエクシーズ召喚に成功したことで、私のエクストラデッキの表側表示のDDペンデュラムモンスター1体をこのカードのオーバーレイユニットにする。
私はDDD超視王ゼロ・マクスウェルをオーバーレイユニットに。
さらにDDDモンスターのエクシーズ召喚に成功したことで、異形神の契約書の効果!
相手のフィールド、墓地のカード1枚を除外する。
除外するのは墓地の剣闘獣の底力だ。」
ダークネス・ヘル・アーマゲドン ORU2→3
「くっ!?キサマっ!」
「エーディトル以外は正規の方法ではなく、効果で無理やり出てきたモンスター、再利用することはできない。
詰めさせてもらうぞ。墓地のDDD極智王カオス・アポカリプスの効果
自分フィールド上の表側表示のマジック、トラップカードを破壊し墓地からこのカードを特殊召喚する。
DDアークと異形神の契約書を破壊し、出でよ、カオス・アポカリプス!」
カオス・アポカリプス ATK2700
「効果で破壊されたDDアークの効果、エクストラデッキの表側表示のDDペンデュラムモンスターを効果を無効にし特殊召喚する。
戻れ、DD魔導賢者トーマス!」
DD魔導賢者トーマス ATK1800
「さらにもう1体のアビス・ラグナロクの効果!
カオス・アポカリプスをリリースし、ドミティアノスを除外!
そして、ダークネス・ヘル・アーマゲドンの効果!
1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使い、自分フィールド上のペンデュラムモンスターの数だけ、相手フィールド上のモンスターを破壊する。
私のフィールドのペンデュラムモンスターは3体、残ったヘラクレイノスとドミティアノスを破壊!」
ダークネス・ヘル・アーマゲドン ORU3→2
「ぐぅう、全滅だと!?」
LP22600→26100→28800→30600
「墓地のDDランス・ソルジャーの効果発動!フィールド上の地獄門の契約書を破壊しこのカードを特殊召喚!」
DDランス・ソルジャー ATK400
「そしてレベル8のDDD壊薙王アビス・ラグナロクにチューナーモンスター、DDランス・ソルジャーをチューニング!
揺るがぬ信念をもって、頂きに至れ!シンクロ召喚!!」
古めかしさとサイバー感が入り混じった人馬一体の騎士が槍を天に掲げると、2つの緑の輪が現れアビス・ラグナロクに重なり眩い光が放たれる。
「出現せよ!レベル10!DDD超死偉王ホワイテスト・ヘル・アーマゲドン!」
ホワイテスト・ヘル・アーマーゲドン ATK3500
現れたのは眩い白き鎧のごときモンスター
その背にはシンクロモンスターを代表するかの如く金色の輪が浮いている。
「まだだ!墓地のDDスワラル・スライムを除外し効果発動!
手札のDDモンスターを特殊召喚する。現れよ、DDカウント・サーベイヤー!」
DDカウント・サーベイヤー ATK2000
現れたのは顕微鏡のような姿をした奇妙な悪魔、そのレベルは8
「カウント・サーベイヤーが特殊召喚されたことでその効果によりデッキから、攻守のどちらかが0のDDモンスターを手札に加える。
私は守備力0のDDD運命王ゼロ・ラプラスを手札へ!
さらにDD魔導賢者トーマスとDDカウント・サーベイヤーでオーバーレイ!
二つの太陽が昇るとき、新たな世界の地平が開かれる!エクシーズ召喚!
現れ出でよ!ランク8!DDD双暁王カリ・ユガ!!」
双暁王カリ・ユガ ATK3500 ORU2
「カリ・ユガはエクシーズ召喚に成功したターン、このカード以外のフィールドのカード効果を無力化させてしまう少々私にも厄介な特性を持っているが、これで最後だ。
カリ・ユガの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、フィールド上のマジック、トラップカードを一掃する!」
赤銅色の鎧を身にまとい玉座に君臨する王が眩い光を放つと俺たちを閉じ込めていた闘技場を含めた奴らの魔法カードが燃え尽きる。
「ぐぅうう、だがその強大な力が俺のライフへと変わるっ!」
LP30600→31000→34500→36500→40000
「ふっ、さすがだと言いたいが、あのライフは削り切るのはちと骨だな。零児。」
「しろと言ったのは君だろ?権現坂君。
私はカリ・ユガのもう一つの効果を発動。
オーバーレイユニットを1つ使い、墓地の契約書を自分フィールドにセットする。
私がセットするのは永続トラップ、異次元の契約書。
さらにカードを1枚伏せ、手札からスケール1のDDD運命王ゼロ・ラプラスとスケール10のDD魔導賢者ケプラーをペンデュラムソーンにセッティングしターンエンド。
ターンが始まる前に教えておいてやろう。ホワイテスト・ヘル・アーマゲドンがフィールド上に存在する限り、私のフィールド上のモンスターを相手は効果の対象にできない。」
「おのれっ!BBっ!!お前の出番だっ!いいな?」
「グゥゥゥ・・・分っている!俺のターン、ドロー!」
零児殿のあおりを受け激昂するサンダースはBBと呼ぶ赤毛の男に檄を飛ばすが、それを受けた側はなにか、怯えや焦りが見える・・・
従わされているのか?
「ドローフェイズに永続トラップ発動!常闇の契約書!
このカードは自分のペンデュラムゾーンにDDカードが2枚ある場合、相手はフィールド上のモンスターをマジック、トラップの対象にできず、アドバンス召喚のためのリリースにできず、融合、シンクロ、エクシーズの召喚素材にもできない!」
上手い!あそこまで徹底したテーマデッキなら、相方も
見たころ、
これで主戦術の一つをつぶせたというわけだ。
「グゥゥゥ・・・なら、俺はマジックカード、サンダーボルトを発動!相手フィールド上の全モンスターを破壊する!」
いきなり対象を取らないサンダーボルトか!?
「その効果は通さない!呪血王サイフリートの効果は相手ターンでも使える。
サンダーボルトの効果は無効だ!」
「シィィ・・・だが、これで防ぐ手はないな?速攻魔法!皆既日蝕の書!
フィールド上の表側表示モンスターは全て裏側守備表示となる!!」
「なっ!?」
零児の強力なモンスターたちがカードの姿に封印される。
くっ!真の狙いはこれか!?
「ふははっ!見たかっ!これこそかつて俺が鍛え上げたアカデミア最強のバトルビーストの力だっ!」
「バトルビーストだと?」
「そう、敵も味方も構わずカード化してしまう。最強の欠陥品に付けられた渾名よっ!
「欠陥品・・・」
まともな名前も呼ばれず、剰え欠陥品扱いとは、この男・・・!!
だがなぜ彼はあの男に従っているのだろうか?
「いくら強くても、言うことを聞かないのであれば戦士失格っ!だが、な?」
「くっ!手札を1枚捨て、一撃必殺!居合ドローを発動!
相手フィールド上のカードの数だけ自分のデッキの上からカードを墓地に送り、1枚ドローする。
それが一撃必殺!居合ドローだった場合、それを墓地へ送りフィールド上の全カードを破壊し相手にその枚数×2000のダメージを与える。
引いたのはドローパン、居合ドローではないので、俺は墓地からこの効果で墓地へ送った枚数分、8枚のカードをデッキに戻す。」
戻したのは
ほとんど墓地が入れ替わったか、しかも
「墓地の
「チッ!またか!!」
「まだだ!俺は墓地の
「何!?」「墓地からだと!?」
「無残に葬られし古の剣闘士の魂よ。皇帝の輝きの元へ集え!!来い!
クラウディウス「グオオオオオオォオオオオオオ!!!」
ATK3700
常闇の契約書が生み出す闇を消し去るように5つの焔が輝き、翼をもつ獅子の皇帝が吠える。
攻撃力3700がいきなり!?
「くっ!?効果の穴を突こうと、すでにサブプランは用意している!
永続トラップ、異次元の契約書!
1ターンに1度、自分の墓地の契約書2枚をデッキに戻し、相手のフィールド、墓地のカードを1枚除外できる!
私は特許権の契約書類と地獄門の契約書をデッキに戻しクラウディウスを除外する!」
「シィィ・・・かかったな!俺はライフを半分払い、墓地のトランザクション・ロールバックを除外し発動!
この効果は自分の墓地の通常トラップの効果と同じになる!
俺が使う効果はトラップ・スタン!このカードの効果はフィールド上のトラップの効果をこのターンすべて無効にする!」
LP40000→20000
「何ぃ!?」
拙い!?常闇の契約書の効果も切れた!
「さらにマジックカード、ドローパン!
俺のライフを200払い、デッキから1枚ドローし互いに確認する。
そのカードがモンスターの場合、自分の墓地に同じ属性がいる場合は手札を1枚捨て、いない場合は追加で1枚ドローする!
引いたのは地属性の剣闘獣ダリウス、俺の墓地には地属性がいないためもう1枚ドロー!
そしてフィールド魔法、
LP20000→19800
再び密林が絢爛の闘技場に書き換わる。
拙い、底力によるコスト確保と闘技場による尽きないリソース、これが
「フラヴィスの効果で手札の
このカードと手札の
ギステル「ウォオオン!!」
ATK1200
アウグストル「フンッ!」
ATK2600
「ギステルの効果で団結する
そしてダリウスが
ダリウス「ふん!」
ATK1700
ベストロウリィ「ハアッ!」
ATK1500
新たに現れたのは馬と鳥の特徴を持つ
一瞬でフィールドを埋め尽くすとは・・・それに豪快ながらも緻密な戦略とそれを支える引きの良さ
この男、教官を名乗るあの男より強い!
「フィールドのベストロウリィとダリウスをデッキに戻すことでこのモンスターを特殊召喚する!
古に生きる猛禽の闘士よ!剣闘士の魂と交わり歴戦の勇士となれ!来い!
ガイザレス「ウオオオオオォォォ!ハッ!!」
ATK2400
現れたのはベストロウリィを巨大にしたような緑の鳥人
その鎧に埋め込まれた紅い宝玉が怪しく輝く
「ハァ・・・ガイザレスの効果!ガイザレスの特殊召喚に成功した時、フィールド上のカードを2枚まで対象にし破壊できる。
俺が選ぶのは裏側になったホワイテスト・ヘル・アーマゲドンとダークネス・ヘル・アーマゲドンだ!」
紅い閃光が矢の雨の如く降り注ぎ、本来なら強力な耐性とステータスを持つ異次元の王たちを粉砕していく。
「さらに俺は
彷徨える剣闘士の魂たちよ、皇帝の名の下に集い、その力をみせよ!
来い!
アンダバタエ「ハアッ!!」
ATK1000
「アンダバタエがこの方法で特殊召喚された場合、俺はエクストラデッキのレベル7以下の
再び現れろ!
ガイザレス「フンッ!」
ATK2400
鎧を纏ったトカゲのような闘士に並ぶのは先ほどと同じ翠緑の闘士、これでは!?
「ガイザレスの効果発動!破壊するのは、裏側のカリ・ユガと異次元の契約書!」
「だが異次元の契約書が破壊されたとき、私はライフを500回復し、さらにそれが相手の効果によるものならばさらに500回復する!」
LP8000→8500→9000
「無駄だ!バトルフェイズ!ガイザレスで「墓地の超電磁タートルの効果発動!デュエル中に1度だけ、相手ターンにこのカードを墓地から除外することでそのバトルフェイズを終了する!」
ガイザレスの上空からの襲撃を磁力の反発が弾く、しかし
クラウディウス「オオオオオオオォォォォォオオオオオ!!!」
その磁力の障壁をクラウディウスの咆哮がかき消す。
「なんだ!?」
「クラウディウスが自身の召喚条件を満たして特殊召喚されている場合、バトルフェイズを2回行う!」
「「なっ!?」」
「さらに俺のターンに相手がモンスター効果を使ったことによって、クラウディウスのもう一つの効果が発動!
俺のデッキから
トラケス「フッ!」
ATK1400
「そして行け!ガイザレス!サイフリートを粉砕しろ!!」
ガイザレス「キエェエエエエ!!」
サイフリート「グッアッ!?」――バンッ!
DEF2200
「くっ、呪血王サイフリートが戦闘、効果で破壊され墓地へ送られた場合、自分フィールド上の契約書の数×1000ポイントのライフを回復する。」
LP9000→10000
「しぶといな。だがもうお前を守るものは何もない!
行け!アンダバタエ!トラケス!ダイレクトアタック!!」
「うぐっ!?あぁぁ!!」
LP10000→9000→7600
「さらに速攻魔法、団結する
このカードは俺の手札、フィールド、墓地の融合素材をデッキに戻し、
俺はフィールドのアンダバタエ、墓地の
眠りし古の剣闘士たちよ、その魂繋ぎ合わせ暴君として君臨しろ!来い、
ネロキウス「フンッ!ハァアアアアアア!!」
ATK2800
ここで高攻撃力モンスターの追加!?
「うわっああああああぁあああぁぁあ!!グゥフフウゥ・・・」――ドオンッ!!
LP7600→4800
ネロキウスの放つ衝撃波が零児を壁際まで吹き飛ばす。その前には翼を広げ輝きを増しているクラウディウス。
まずいこのままでは、ライフよりも体が!?
「零児!!」
「これで最後だ!
「ぐあああああああぁああぁぁぁぁあああああ!!」
LP4800→1100
「・・・月影、僕を置いてって。」
「む?なんででござるか?」
「だって、僕を負ぶったままじゃ・・・」
「ふふ、零羅殿の観察眼がないと、行くべき場所のアタリすら付けられぬよ。
それに負ぶっている程度で拙者は疲れたりはせん。」
「でも・・・」
「そんなに自分を卑下する事はないでござるよ。
一人よりも2人の方が作業が素早く――グッ!「ぬぉ!!?」
風のような速度で進んでいた月影がいきなり倒れた。
複雑に這った木の根に躓いたのか、いや、足をつかまれたのだ。
「月影、っ!?」
月影が倒れる前に零羅を放ったことで、零羅自身に怪我はない。
すぐに彼が振り返った先に在った光景は鋼のマネキンに足をつかまれている月影だった。
「な、なんと!?拙者が掴まれるまで気づかなかっただと!?」
【―デュエルモードON】
「くぅ!!?零羅殿、行け!!」
「え、でも、月影が・・・!!」
「こんなところで時間を食っている場合ではない!
一刻も早く、敵の心臓部を止めるのだ!」
「うぅ・・・」
「心配めさるな。こ奴を倒しすぐに追いつく。」
「・・・・・・・わかった。負けないでね。」
月影の体移動を模倣した零羅が、そのか弱い体に見合わぬ速度で駆けてゆく
月影はそれに驚きながらも実に頼もしいと、目の前の何故か存在感が異様に希薄なデュエルロイドを見据える。
「己の未熟は、己で乗り越えよう。いざ!!」
「【
役立たずも、反逆者も、欠陥品も使いようだ。
次回 遊戯王ARC-V Rーe:birth 『全ては完全なる新世界のために』
グローリー・オン・ジ・アカデミア!!
「CC」カード群の効果について
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制作したものをそのまま使用
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後付け効果を削除
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メインに入るカードの後付け効果のみを削除
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EXのカードのみをアニメ寄りにして使用
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完全にアニメカードそのまま