――ビー!ビー!ビー!ビー!電力供給率75%ダウン
「何ッ!!動力室!応答しろ!!どうなっている!!」
座っていた椅子の手すりを殴りつけながらアカデミアの支配者は声を荒げる。
『こ、こちら動力室、プロフェッサー、申し訳ありません。
突然、メイン動力炉が逆回転をした後、停止してしまい・・・原因は目下調査中で』
「馬鹿者!!調査などどうでもいいっ!!直ぐに復旧をしろ!!」
『で、ですが、太陽ギアそのものが全く動こうとせず、地下のメインフレームも停止した際にエネルギーが逆流したのか破損しているようで・・・』
「なっ!!?」
プロフェッサーと呼ばれるこの男、赤馬 零王は元は技術者である。
よってシンクロ次元から秘密裏に盗み出した設計図を基にした半永久機関『モーメント』
実験段階であったその理論と技術を融合次元で実用化させたのだ。
ただし、稼働したそれは何故か予定とは逆の方向へ回転をし始めた上、漏れ出たエネルギーが地殻変動や島の環境を変えてしまった為にそれを制御し、逆回転のまま運用する為の装置の組み換えを行わなければならない等のひと悶着はあった。
故に、その状態のモーメントが動力としてもう使い物にならないことを理解した。
「ぐぅ・・・なら、復旧はいい。」
『はぁ?』
「聞いていなかったのか?復旧は必要ない。
それよりも、今、アカデミア全体に残っている電力を残らずこっちに回せ!
そして近隣電力も全て住民への供給を停止させ、無線給電を行わせろ!直ちにだ!!」
『は、はいっ!!ただいま、直ぐに!!』
通信に使う電力すら惜しいと感じた零王は直ぐに通信を切り、玉座の後ろの装置を見つめる。
そう、彼にとって半永久機関など、計画の一助程度に過ぎないし、無線送電システムによる住民への被害など考慮にも値しないことだ。
「もうすぐだ・・・もうすぐだというのに!」
不気味な緑色の光だった、その光には今もなお大量のカードが燃料のように投下され続け輝きを増そうとしている。
――ソレは何千何万何億ともつかぬ命の火をくべられた聖火台
「アークファイブを消させるものか!」
――ソレは真実を取り戻すための決意の表れ
「レイ・・・!」
――ソレは彼の最も焦がれる存在への、道標
「フヒィ、ヒッヒッヒッヒッ、スバラシイ!」
アカデミアの一室、プロフェッサーからの命令など無視して、モニターに映る地下の訓練場の映像を眺めていた骸骨のような不気味な男、ドクトルは興奮を隠せないでいた。
「精霊の力、まさか完全融合を果たしたモノを元に戻すとは・・・
榊 遊矢だけではなく、これほど魅力的なサンプルをご子息が引き連れてくれるとは!」
部屋の中には彼一人、興奮した彼の独り言は誰にも聞かれずに消える
『髫丞?縺ィ縺疲ゥ溷ォ後□縺ュ』
はずだった。
「えぇ、えぇ!ええぇ!!それはもう!!
そこに挑戦すべきテーマがあるなら、どこまでも突き詰めたくなるのが科学者の本能!
そのテーマが尽きない新たなる未知と発見を提供してくれるなら、科学者としてこれほど心躍ることはありませんよ!」
おおよそ人間という存在が発する声音ではない。
スノーノイズやモスキート音のような、雑音のようにしか聞こえない奇妙な声
だが何故かドクトルはその音をちゃんとした言語として認識し、会話をしていた。
『縺昴l縺ッ繧医°縺」縺溘?ょヵ繧峨b縺翫b縺。繧?r謠蝉セ帙@縺溽抜譁舌′縺ゅk縺」縺ヲ繧ゅ?縺?繧医?』
「えぇ、とてもあなた方には感謝しています。
あなた方のおかげで私のモンスターを使った人体操作の研究は飛躍的革新を遂げた!
人とモンスターの融合!その操作!強靭な精神を持つ者にも抗えぬ強制力!
なにせ、それ以前の蟲は本人の操作というより、一時的に眠らせて寝言を言わせるくらいしか出来なかったですからねぇ。
ヌフフフ、私はとてもよいパートナーと出会えました。」
『縺ゅ=縺薙■繧峨%縺昴&縲ゅ→縺ヲ繧ゅ>縺?ー城%蜈キ繧剃ス懊▲縺ヲ縺上l繧倶ココ縺ォ蜃コ莨壹∴縺ヲ
縺ァ繧ゅ◎繧阪◎繧阪?∝ヵ繧峨b繧ュ繝」繧ケ繝医→縺励※闊槫床縺ォ荳翫′繧翫◆縺?→縺薙m縺ェ繧薙□縺代←?』
「ヌフフフ、それなら」
彼は自身が見ているモニターの画面を切り替え、その“
「もうすぐいい“衣装”が届きますよ。」
「はぁ~・・・」
沢渡からの通信があって以来、セレナがらしくないため息ばかり吐くようになっちゃった。
どうしよう・・・元々自分の古巣が戦争で戦う意思のない人たちまで襲っていることに憤ってたけど、それに上乗せで自分たちの身内すら平気で兵器にしちゃう外道だったと知っちゃった女の子を元気づける言葉・・・
いや!わっかんないわよ!!そんなの!!どうしろってのよ!!重すぎるのよ!!
でも、なんか言わないと・・・
「なぁ柚子・・・」
「はっ!?はい!!なんでございましょうか!?」
「ん?まぁいい、なぁお前はどう思う?」
「はい?」
主語が何にもないんだけど・・・
「私はな、昔からデュエルしかしてこなかったし、問題があったらデュエルで解決してきた。
もちろん今回の戦いもそのつもりだった。
だがエクシーズ次元で戦わない戦いを見た。護るために必死に逃げるという形でな。
己の中の正義に反してでも護ろうとする意志を見た。裏切りとその責任という形でな。」
腕を組みながら、言葉を紡ぐセレナ
でもその様子は私にしゃべっているというより、自分の体験したことを再確認しているようだった。
「ん~・・・あー!!やっぱりダメだぁ!
いくら考えても、私には『戦って勝つ』以外思いつかなーい!!」
――
――――
――――――?
「えっ?アカデミアが非道なことをしていて落ち込んでたんじゃ・・・?」
「?そんなのスタンダードやエクシーズでさんざん見たし、今更だろう?」
あ~そこすっごいさっぱりしているのね・・・顔は一緒だけど全然私と違うわね、この娘
「あははは、考え過ぎなのは私の方だったみたいね・・・
うん、大丈夫よ、セレナ。その『戦って勝つ』っていうことも立派に護ることにつながるわ。」
「ホントか!?」
「うん、だって遊矢がそうだし。」
お金がなければデュエルして、いじめられそうになったらデュエルして、アカデミアともデュエルで解決しようとしてる・・・
いや本当にデュエルしかしてないわね・・・
セレナも、アイツと一緒かぁ~みたいな顔しないでよ!?
「そ、それにほら、セレナ、貴女、友達の為に遊矢たちに意見してたじゃない?」
「あ、あれは・・・迷惑をかけただけだし・・・」
「ううん、友達の大事なものの為に意見を言えるのは、立派なことだと思うわ。」
「う~ん・・・そういうものでいいのか?」
「うん、自分の中で納得できない答えなんて意味ないもの
だったら、やりたいことを全力でやる方がいいわよ。少なくとも私はそう思う。」
生き方や性分なんてそう変えられるもんじゃないしね~
今更、私が遊矢や権現坂みたいになれるわけでもないし、憧れはするけど、私は私でやっていくしかないのよ。
「・・・・・・・よし!じゃあ、こんなとこにいるわけにはいかないな!!」
「はっ?いや、ちょっと、セレナ!?」
いきなり何を!?ちょっと、外に行こうとしないで!?
「ちょっと!どこ行くのよ!?」
「そんなのアカデミアに決まっているだろう。」
「なんで!?」
「さっき柚子が言ってくれただろう?やりたいことを全力でやる方がいいと。」
数秒前の私の馬鹿!!
「確かに私はアカデミアに狙われている身だが、逆に全員倒せば、奴らの負担も減る!
私はデュエルができる!これがいっせきにちょうとかいう奴だろう?その方が私の性に合ってるしな!」
「いや!駄目だって!!」
うがぁああ、考えろ私!万が一の時に逃げれるようにって水陸両用バグロスがあるから、このままじゃセレナが本当にアカデミアに行っちゃう!そ、そうだ!!
「セレナ!私とデュエルよ!!」
「ん?」
「私が勝ったらアカデミアに行くのはやめてもらうわ。負けたら止めない。」
「ははっ!!それはいい!!そういえばお前とはまだ一度もデュエルをしてなかったな!」
よしっ!!乗ってきた!このまま時間稼ぎを『おや、それなら私と一戦いかがかな?』
――っ!!?
突然かけられた声に私とセレナは反射的に入り口を見る。
そこにはフードを深くかぶってその顔がわからない人物がいた。
「誰!?」
『ん?まぁ、君たちのお迎え、といったところかな?』
機械の合成音声・・・沢渡が言っていたロボット?
「アカデミアか!?まさかここを嗅ぎつけられるとはな!」
『えぇ、おかげで見つけるのに苦労したそうよ?』
長身のフードの人物の裏から、少し小さい同じくフードで合成音声の人物が軽い身のこなしで反対側に跳んできた。
「もう一人!?」「挟まれたか!?」
『さぁ
「やるしかなさそうだな!」
セレナは入口と反対側の人物に獰猛な笑みを浮かべながらデュエルディスクを起動させる。
『ははは、元気なお嬢さんだ。君はどうする?』
君はどうするって、選択肢なんてないでしょうよ!もう!!
「分かったわよ!やってやろうじゃない!!」
『『『『
ん?バトルロイヤルモードじゃない?
目の前のフードと一対一になっているわ。
アカデミアって複数人で一人をバトルロイヤルで叩いてくるものだと思ってたけど、ロボットはそうじゃないのかしら?
『おや、先攻は私の様だ。
ではまずは女王たちの華麗な踊りを見てもらうとしよう。
永続魔法、
このカードの発動時、デッキからフィールド魔法、
洞窟内がまるでダンスホールの様になる。
いきなりフィールド魔法・・・手札に何も妨害手段がないからちょっとまずいかも・・・
『このカードが在るかぎり、私の魔法使い族モンスターは攻撃力を500アップする。
さらに1ターンに3度まで、手札をコストに
まずは一通、デッキから混沌なる
魔術師の再演に魔術師の右手・・・
遊勝おじさんも使ってたカードね。魔術師の右手はまずいわね・・・
あのカードがあると魔法が1度、無効化されてしまうわ。
『ではもう一通、招待状を出し
さらにもう一枚、
「私のフィールドに?」
現れたのは幼さを抱えながらも妖艶な雰囲気を纏う少女
『ここで私は手札の混沌なる
手札の闇属性モンスター、
混沌なる
ATK1500→2000
『さらに混沌なる
私の墓地から
その名の通り、人を惑わす魔性の美貌を持った白黒の衣装を身に纏った女王の後ろに、これまた美しい高校生くらいの紅い衣装を纏った女性が炎を引き連れ現れる。
さらにはその女性を成長させたかのような女性が煌びやかながらも、露出の多い、それでいながらも威厳を損なわない見事な衣装で舞い踊りながら現れる。
混沌なる
『この効果で光か闇属性のモンスターを装備したとき、デッキ、墓地より
私はこの効果で墓地のLV7を特殊召喚させてもらった。
さらにこのLV7はLV5扱いとなっている混沌なる
相手モンスターを1体、このカードに装備する。おいで、
LV3とLV7が見事なステップで歩み寄り、社交ダンスのような動きをする。
あっ!顔、近っ!うっ、ビジュがよすぎてドキドキするわね・・・
『楽しんでくれたかな?では前座はこれまで。
キャストチェンジだ。2体の
侍女ヴェール「ふあぁ~」
ATK500→1000
白き森のアステーリャ ATK0→500
美女が消えて現れるのは、2人の子供
水色の髪のメイド服の子とフードを被った真っ白な子、どっちもすっごい美少女ね
『侍女ヴェールが特殊召喚されたことにより、デッキから
さて、これより始まるのは、昔ばなし
白き森に潜む災いの話、アステーリャの効果、フィールド上の魔法カード、
侍女ヴェール ATK1000→500
白き森のアステーリャ ATK500→0
白き森のシルヴィ DEF200
チューナー!?
『シルヴィの効果でデッキから白き森のいいつたえを手札に加えよう。
私はレベル2のアステーリャにレベル4のシルヴィをチューニング。
白き森に誘え、魔性の羽ばたきよ・・・シンクロ召喚!
現れよ、レベル6、白き森の魔性ルシエラ。』
白き森の魔性ルシエラ ATK2000→2500
二匹の狼を連れた女性とアステーリャが、何枚もの蝙蝠の羽をもつ、カンテラのような青い光を放つ剣を持った女性に変わる。
アカデミアなのにシンクロ召喚・・・まさかシンクロ次元の人!?
『ルシエラの効果、このカードが特殊召喚したとき手札の白き森のいいつたえを墓地へ送り、デッキから白き森カードとして扱う、アザミナ・アーフェスを手札に加える。
さらにルシエラがいる限り、私の魔法使い及び幻想魔族のシンクロモンスターは攻撃力を500ポイントアップさせ、相手の効果で破壊されない。』
くっ、だいぶ厄介な効果ね。っていうか幻想魔族って何?
あら?なんで素材になったアステーリャがいるの!?
白き森のアステーリャ ATK0
『おやおや、どうやらアステーリャは白き森のお話が聞きたくて仕方がないようだ。
アステーリャが墓地にいるとき、マジック、トラップカードがモンスター効果の為のコストで墓地に送られた場合、このカードは1ターンに1度だけ特殊召喚できる。
さらにモンスター効果のコストとなった白き森のいいつたえは、私のフィールドにセットされる。
では始めよう。白き森のいいつたえを
自分フィールド上に魔法使い族がいることにより、このカードは発動出来る。
デッキから白き森モンスター、白き森のリゼットを手札に加える。
そしてリゼットの効果、手札のアザミナ・アーフェスを墓地に送り、このカードを特殊召喚。
その後、白き森モンスター、白き森のルシアを手札に加える。
さらにコストにしたアザミナ・アーフェスはいいつたえと同じように私のフィールドにセットされる。
今、手札に加えた白き森のルシアは自分のフィールドに白き森モンスターがいるとき手札から特殊召喚できる。』
白き森のリゼット ATK0
白き森のルシア ATK800
金髪のかわいい子とルシエラと顔が一緒の物語に出てくる騎士みたいな恰好をしている女性
『おや、リゼットは聞き足りないそうだ。
ではもっとしゃべり上手な語り手を呼ぶとしよう。
私はレベル2のアステーリャにシンクロチューナー、白き森の魔性ルシエラをチューニング。
白き森に住まう大魔女よ。もう一度語っておくれ、シンクロ召喚!
現れよ、レベル8、白き森の妖魔ディアベル!』
白き森の妖魔ディアベル ATK2500
現れたのは長い年月を生きた樹木のような荘厳さを感じる女性
漏れ出た力が帯や触手のように紫や緑色に光り、リゼットやルシアをその緑と紫の二色の眼で優しく見つめている。
『ディアベルがシンクロチューナーを素材にシンクロ召喚したとき、墓地のマジック、トラップカード1枚を手札に加える事ができる。
私は白き森のいいつたえを手札に戻す。おや、リゼット、同じ話は嫌かい?
ならルシア、ここから新たな話をしようじゃないか。
この白き森のいいつたえを墓地に送り、ルシアの効果で1枚ドローする。
そして私はレベル2のリゼットにレベル4のルシアをチューニング。
3つの力で未来を切り開け、シンクロ召喚。
現れよ、レベル6、トライエッジ・マスター。』
トライエッジ・マスター「ハッ!」
ATK2100
白と赤の騎士服を纏って、小盾にチェーンウィップなんて独特の武装をした、これまでと違って男性のモンスター。
『トライエッジ・マスターがシンクロ召喚したとき、その素材のレベルの組み合わせにより発揮する効果が決定する。
素材となったのは2と4、よってさらにカードを1枚ドローする。
ではここから第二幕、魔女たちによる一夜のフェスタをお楽しみいただこう。』
えっ?まだ続くの・・・?
私は何か見れちゃってるけど、あなたのフィールドのメイド服の子なんてもう寝始めちゃってるわよ?
まさかこんな孤島に追手が来るとはな。
まぁ柚子の言うように、いつもの私らしく、戦ってしまえば問題ないな!うん!
『では私の先攻で行かせてもらうわ。
私は手札の通常トラップカード、トランザクション・ロールバックを捨てマジックカード、蟲惑の誘いを発動、デッキから2枚ドローする。
さらに手札の
このターン、私のフィールドにラビュリンスモンスターがいる場合、通常トラップを1枚伏せたターンに発動できるようになる。
手札の
デッキからビッグウェルカム・ラビュリンスをセット
そしてラビュリンスカードのコストで、私の手札からカードが墓地へ送られたことで墓地から
出てきたのは振り子時計というのか?そんな感じのものだ。
なんか目がついてきょろきょろしているし、穴から出ている蝙蝠は普通に動いているが
『これで
デッキからラビュリンスモンスター、
アリアンナ――ぺこ
ATK1600
カメレオンのような尻尾を持つメイドが現れると、時計は何故か消えていった。
そして何故か今度は、猫みたいな形の暖炉が火を吐きながら現れた。
「なっなんだ!?」
『ふふ、ビッグウェルカム・ラビュリンスの効果でモンスターを特殊召喚した後に、私のフィールドのモンスターを1体手札に戻さなければならないの
私はこの効果で
さぁ、まだまだ迷宮の歓迎は始まったばかりよ!
アリアンナが特殊召喚されたことで、デッキからラビュリンス・セッティングを手札に加える。
墓地のトランザクション・ロールバックの効果
ライフを半分払いこのカードを除外することで、墓地のトラップカードの効果を使用できる。
ビッグウェルカム・ラビュリンスの効果を使用し、デッキから
LP4000→2000
「またか!?」
出てきたのは悪魔を模した白銀の甲冑
地味に攻撃力が上がっているが・・・墓地の通常トラップの数×400ポイント攻撃力を上げる効果?
強力な効果だが、ライフを半分払うほど出したかったのか?
『
この効果でデッキからディメンション・ウォールを伏せるわ。』
ディメンション・ウォール、あのカードは自分の受ける戦闘ダメージを相手に受けさせるカードだったはず。
ふん、一度防ぐ程度では私は止まらんぞ!
『速攻魔法、ラビュリンス・セッティングを発動
このカードは自分の墓地及び除外されているラビュリンスマジック、トラップカード2枚をデッキに戻す。
墓地のウェルカム・ラビュリンスと除外されているビッグウェルカム・ラビュリンスをデッキに戻すわ。
さらに、自分フィールド上に悪魔族モンスターがいる場合、戻した数だけデッキからラビュリンス以外の同名ではない通常トラップをセットできる。
私はナイトメア・デーモンズとトラップホリックをセット。
マジックカード、強欲で貪欲な壺
自分のデッキから10枚のカードを裏側で除外し、2枚ドロー。
ふふ、来たわね。
マジックカード、
自分フィールドのモンスター1体をリリースし、レベルがそのモンスターと同じ融合モンスターをエクストラデッキから特殊召喚する。
私はレベル7の
サイバー・ブレイダー「ふん!はぁぁぁああああ!ハッ!!」
ATK2100
出てきたのは青い長い髪を持ち赤いバイザーを付けた女性モンスター
足にはブレードの付いた靴を履いている。
なんだ?元のモンスターの方が強いぞ?
『カードを1枚伏せ、永続魔法、地盤沈下を発動
相手のメインモンスターゾーン2ヶ所を使用不能にする。
ターンエンドよ。さぁ!かかってきなさい!!』
セットカード4枚、強くも弱くもないモンスターが2体、なんだこのフィールドは?
よくわからん、よくわからんが
「突き進むしかないだろう!私のターン、ドロー!
私は永続魔法、炎舞-「天璣」を発動!このカードの発動時、デッキから『そうはさせないわ!トラップカード、ナイトメア・デーモンズ!』ぬぅ!?」
このタイミングでか!?
『私のフィールドのアリアンナをリリースして貴女のフィールドにナイトメア・デーモントークンを三体、攻撃表示で特殊召喚する!』
ナイトメア・デーモントークン ATK2000×3
「だが、別に効果を止められるわけではないだろう?」
『いいえ、これでサイバー・ブレイダーの効果『パド・カトル』が発動し相手が発動したマジック、トラップ、モンスター効果は無効化されるの。
でも安心して、永続効果までは無効化されないから。』
ちっ!そういう事か
融合は使えないし、こいつらを減らそうにも私のメインデッキに最上級モンスターはいない。
「なら!攻撃するのみだ!!
ナイトメア・デーモントークンでサイバー・ブレイダーに攻撃!」
このトークンは破壊されると800ポイントのダメージを発生させるが、合計900程度なんてことない!
『私のリバースカードなんて眼中にないのかしら?痛い目を見るわよ!!
トラップカード、ドゥーブル・パッセ発動!
このカードは相手が私の攻撃表示モンスターに攻撃してきたときに発動できる。
攻撃対象モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与え、その攻撃を私へのダイレクトアタックにする!』
ナイトメア・デーモントークンはサイバー・ブレイダーを躱しプレイヤーに飛んでいく
馬鹿な!?お前のライフは2000だろう!?
「なんだと!?そんなことをすればお前のライフは!?」
『あら、忘れたのかしら?私のもう一枚の伏せカード、ディメンション・ウォール
この戦闘による私への戦闘ダメージは相手が受ける。』
「なっ!?」
サイバー・ブレイダーが回転しながら迫ってきて、相手に突撃したはずのナイトメア・デーモントークンは私の後ろにいる。
この私がこんなにあっさり!?
「ぐっ!ああああぁぁぁ!!」
LP4000→1900→0
すまん柚子・・・勝って護るには、私には力が足りなかった、ようだ・・・
「ぐぅはっ!!あぁ・・・・」
「セレナっ!?」
『おっと、やれやれ手荒な真似はしたくなかったのに
よっぽど鬱憤が溜まっていたようだね・・・』
吹っ飛ばされてたセレナを私の対戦相手のフードが止めてくれたけど、まずい、完全に意識を失ってる!
『ふん!もう終わり?手ごたえがないわね!!』
「待って!セレナを返して!!」
『おかしなことを言う、彼女は元々アカデミアの人間だろう?』
確かにそうだけど、それでもね!
「セレナは私たちの仲間よ!」
『ほう、ではどうするの?』
「そんなの決まっているわ、あなたたちを倒してセレナを取り戻す!」
『ふふ、だがまだ私のターン、私はフィールド魔法、
このカードは1ターンに1度、メインフェイズにデッキからウィッチクラフトとして扱う、エンディミオンの侍女ジェニーを手札へ加え、手札を1枚捨てる。
さぁこれより始まるのは、賑やかで姦しい魔女の宴だ。
手札のエンディミオンの侍女ジェニーは魔法使い族モンスターがフィールドにいるとき、特殊召喚できる。』
侍女ジェニー ATK300
『ジェニーは互いのメインフェイズに、自分フィールドの魔法使い族を1体除外し、侍女ジェニー以外のウィッチクラフトモンスターを特殊召喚する。
私は侍女ジェニー自身を除外してウィッチクラフト・ジェニーを特殊召喚する。』
ウィッチクラフト・ジェニー「はっ、ふふ」
ATK300
メイド服の眼鏡の女性がそれを脱ぎ捨てるとの緑銀のローブ姿になって眼鏡を直す。
なんだかすごく美人で有能そうなのに、面白い人の雰囲気がするわね・・・
『ウィッチクラフト・ジェニーの効果発動
このカードをリリースし、手札の魔法カードを1枚捨てることで、デッキからジェニー以外のウィッチクラフトモンスターを特殊召喚する。
だがこの時、
デッキのウィッチクラフト・セレブレーションを墓地へ送り、ウィッチクラフト・シュミッタを特殊召喚。』
ウィッチクラフト・シュミッタ ATK1800
『シュミッタの効果も発動、自身をリリースし、
ウィッチクラフト・ピットレ DEF1500
『ピットレの効果の効果、自身をリリースし
赤い髪の少女の後に続き、筆の先のような独特な髪型の少女、最後には黄色い髪の少女を乗せた巨大な赤茶色の陶器の像
なんなのこの連続召喚は!?
『テラコッタンの効果を発動
自分の手札、フィールドのモンスターを素材にウィッチクラフト融合モンスターを融合召喚する!』
「ここで融合!?」
『フィールドのウィッチクラフト・テラコッタンと魔法使い族のエンディミオンの侍女ヴェールを融合
土より生み出されし巨人よ、真実を偽る魔女よ、ここに新たなる主を任命する。
現れよ、レベル8、ウィッチクラフト・バイスマスター!』
ウィッチクラフト・バイスマスター ATK2700
現れたのは白いマントにぴっちりした黒い服を着た女性、その両脇にはジェニーとまた別の紫のドレスをきた女性を侍らせている。
だけど真ん中の人なんで少し、手が震えてるんだろう?
『墓地のシュミッタの効果、自身を除外しデッキからウィッチクラフトマスター・ヴェールを墓地に送る。
魔法使い族の効果が発動したことでバイスマスターの効果、手札デッキからレベル6以下のウィッチクラフトモンスターを特殊召喚する。
前に出なさい、エーデル。』
ウィッチクラフト・エーデル DEF2300
紫のドレスを着た人が前に出る。あの人がエーデルなのね。
『エーデルの効果発動、自身をリリースすることで墓地のエーデル以外の魔法使い族を特殊召喚する。
私が特殊召喚するのは黒き森のウィッチ。』
黒き森のウィッチ DEF1200
『魔法使い族の効果が発動したことによりバイスマスター2つ目の効果、ウィッチクラフトマジック、トラップカード、ウィッチクラフト・クリエイションを手札に加える。
そして締めを飾るのは、もちろん彼女たちのマスターだ。
墓地のウィッチクラフト・ジェニーの効果、このカードとウィッチクラフト・サボタージュを除外することで除外したカードの効果を使用できる。
よって、墓地のウィッチクラフトマスター・ヴェールを特殊召喚だ!』
マスター・ヴェール「ふあぁああああぁぁぁ・・ぅう・・・」
DEF2800
自らの魔法で作り上げたガラスの細工の椅子に座っているのは壊れそうなほど儚い美しさをもつ少女
その様は威厳すら感じるけど、貴女さっき寝てたメイド服の子でしょ!?
あくびしてるし!横にメイド服落ちてるし!?
突っ込みどころが多くて頭が痛くなっているけど、何故か相手を見ると雰囲気が少し変わったような気がする?
手札はまだあるし、これで終わりってわけじゃなさそうだけど・・・
『さて長々と付き合わせて悪かったね。ここからは君が壇上に上がる第3幕だ。
私はレベル6の光属性、トライエッジ・マスターにレベル4の闇属性、黒き森のウィッチをチューニング。』
・・・はっ!?
「ちょっと!?黒き森のウィッチはチューナーじゃないでしょ!?」
『そう、でもこのモンスターは光属性か闇属性をチューナーとして扱ってシンクロ召喚できるのさ。
華々しき舞台の裏に影はあり、届かぬ心に光さす、さぁ飛び立て!
シンクロ召喚!レベル10!カオス・アンヘル―混沌の双翼―』
カオス・アンヘル DEF2800
現れたのは天使の羽と悪魔の翼、漆黒の闇と純白の光、神聖さと邪悪さ
相容れないものが混じり合うまさに混沌の巨人
「なんて無茶苦茶な。」
『黒き森のウィッチがフィールドから墓地に送られたことで、デッキから守備力1500以下のモンスター、
「え?」
エンタメイト、ですって!?
『この効果で手札に加えたモンスターはこのターン、効果を発動できない。
続いて墓地のウィッチクラフト・ピットレを除外し1枚ドロー、その後ウィッチクラフトカード、ウィッチクラフト・クリエイションを墓地に送る。
さらに私はレベル8のウィッチクラフト・バイスマスターと白き森の妖魔ディアベルでオーバーレイネットワークを構築!
エクシーズ召喚、ランク8、
『さらに
舞い戻れ、
混沌なる
『レベル7の
エクシーズ召喚、虚空の魔術師。』
虚空の魔術師 DEF2800
「連続エクシーズ!?」
そういえばあの人は3年間、ずっとエクシーズ次元に居たって・・・
『
ギャンブル効果・・・でも何を出されるのかわかる。分かってしまう・・・
なんだかずっと懐かしい雰囲気はあった。
でもいろんな召喚法を使っているし、あの人は今、ユーリと追いかけっこをしているって聞いていて・・・
『私が召喚するのは・・・
スカイ・マジシャン「ハハッハハハハッ!」
ATK2500
トランプの図柄が散りばめられた翼のような白いマントを広げるマジシャン
今でも覚えている。アクションデュエルにスリルと興奮を持ち込んだパイオニアの象徴にしてエースモンスター
「スカイ、マジシャン・・・そんな、貴方はまさか・・・!?」
『・・・・・・その答えは』『無粋ね。
『・・・あぁ、そうだな。今はデュエル中だ。
私は墓地のシャッフル・リボーンを除外し、
さらにマジックカード、グリモの魔導書を発動させ、デッキから魔導書と名の付くカード、魔導書整理を手札に加える。
ここでスカイ・マジシャンの効果、永続魔法である
魔法が発動したことでスカイ・マジシャンの攻撃力が300アップ。』
スカイ・マジシャン ATK2500→2800
どうして貴方が私を狙うの?貴方は赤馬 零王を止めるために旅立ったんじゃないの?
ロボット?洗脳?遊矢や洋子さんの事は?
『では仕上げだ。手札よりマジックカード、アフター・グローを発動。
このカードはデュエル中、1度しか発動できず。
まずこのカードを含めた、デッキ、手札、墓地のアフター・グローをすべてゲームから取り除き、うち一枚をデッキに戻してシャッフルする。
次の私のターンでの通常ドローをお互いに確認し、それがアフター・グローだった場合、君は4000ポイントのダメージを受ける。』
「っ!?」
4000ポイントっ!?デッキは・・・あと4枚!?
『そう、次に私のターンが回ってきたとき、君は4000のダメージを受けるかもしれない。
だから君は次のターンで私を倒すか、ライフを回復するか、はたまた私のデッキのアフター・グローを取り除くか・・・見せてくれ、君の輝きを。』
そうか、連続召喚はデッキ圧縮、全てはあのカードの成功率を上げるために!?
「本気・・・なんですね・・・?」
『あぁ、私は本気だ。だから君も本気で来い!
カードを2枚伏せ、エンドフェイズ、墓地のウィッチクラフト・セレブレーションとクリエイションはウィッチクラフトモンスターの存在により、私の手札に戻ってくる。
そして、シャッフル・リボーンの代償として、手札の
本気・・・あの人が私に、本気・・・
「ふ、ふふふ・・・・」
あぁ、私きっとすごい顔してるんだろうなぁ・・・
どういう理由があるかわからないけど、本人かどうかもわからないけど、憧れていた人から「本気で来い」なんて言われたらさ。
「じゃあ魅せてあげるわ!私のデュエルを!!
私は永続魔法、フォルテッシモを発動!」
セレナには悪いけどちょっとうれしい気持ちになっちゃったじゃない!!
『魔術師の右手の効果、1ターンに1度、魔法の発動を無効にし破壊する。』
「上等!だったら今度は、マジックカード「クロス・ソウル」
このカードはモンスター1体のアドバンス召喚を行う!その際のリリースは相手のフィールドのモンスターをリリースすることができるわ!さぁどうする?」
『う~ん、それはまずいな。
その発動に対しスカイ・マジシャンの効果、魔術師の右手を手札に戻し再度発動。
これにより、魔術師の右手の永続効果によりマジックカード「クロス・ソウル」の発動と効果は無効になり破壊される。』
抜けた!
「このカードが墓地に送られた時、貴方も同じ効果を使うことができるわ。どうする?」
『やめておこう。
なにしろカオス・アンヘルの効果で私のモンスターは戦闘で破壊されないし、マスター・ヴェールの効果で相手フィールドのモンスター効果をそのターン中、無効化することもできる。
アンヘル自身は相手のモンスター効果は受けない。
よくできた盤面だからね。』
本当によくできた盤面ね。でもこれでとりあえず魔法は使えるようになった!
「手札からマジックカード発動!オスティナート!
このカードは自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、手札、デッキから融合素材を墓地へ送って幻奏融合モンスターを融合召喚するわ!
デッキの幻奏の音女アリアとエレジーを墓地に送り融合!
悲しみの歌声よ!響き渡る歌声よ!タクトの導きにより力重ねよ!融合召喚!
今こそ舞台へ!幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ!!」
スペクタキュラー・バッハ「Ahaaaaa――」
ATK2500
黒と赤が映えるドレスを身に纏ったまるで人形のような美しさと雰囲気を持つ音姫がフィールドに立つ
「スペクタキュラー・バッハの効果!
特殊召喚したとき、デッキから幻奏モンスターを特殊召喚できる。
さらにバッハがいる限り、私の幻奏融合モンスターが発動した効果は無効化されない!」
『おや、では通そうか。』
「私が出すのは融合効果を持つ幻奏の歌姫ソプラノ!」
ソプラノ「Ahaaaaa――」
ATK1400
「ソプラノが特殊召喚された時、墓地の幻奏モンスターを手札に加えることができるわ!」
『ふむ・・・ではその効果は無力化させてもらう。
マスター・ヴェールの効果、手札のウィッチクラフト・クリエイションを墓地へ送り相手フィールド上の全モンスターの効果を無効化する。』
「だったら!墓地の星杯の妖精リースの効果、手札のイーバを墓地に送ってこのカードを手札に戻す。
そして、墓地に送られたイーバの効果で墓地のアテナとアリアを除外してデッキからレベル2以下の天使族である暁天使カムビンと
さらにマジックカード、怠慢な壺!相手フィールド上の数だけドローする。
貴方のフィールドのカードは7枚!よって7枚ドローして、その後、2枚以上ドローしているからそれより1つ少ない数、6枚のカードをデッキに戻すわ。
よし!速攻魔法、次元誘爆!
私の融合モンスター、スペクタキュラー・バッハをエクストラデッキに戻して、お互いに除外されているモンスターを2体まで特殊召喚できる!」
『ほう、では私はウィッチクラフト・ジェニーに戻ってきてもらおうかな。』
ウィッチクラフト・ジェニー DEF500
「私が特殊召喚するのはアテナとアリアよ!」
アテナ ATK2600
アリア DEF1200
「さらに
「天使族が召喚されたことでアテナの効果、貴方のライフを600削る!
さらに
私はレベル7のスペクタキュラー・バッハを墓地に送り、
さらに墓地に送られたスペクタキュラー・バッハの効果で墓地の幻奏モンスター、幻奏の音女タムタムを特殊召喚するわ!」
宣告者の神巫 LV2→9
『おや?私の伏せカードの効果を確認してないのかな?
トラップカード、アザミナ・アーフェス
私のフィールド、墓地に存在する魔法使い、悪魔、幻想魔族の融合、シンクロモンスターの数までフィールドのカードを対象とし、そのカードを手札に戻す。
アリアの効果によって幻奏モンスターは対象に取れないが、アテナと
LP4000→3400
黒い影が触手のように這って来て、アテナと
「いいえ、ちゃんと見ていたわ!速攻魔法、禁じられた聖槍をアテナに発動!
対象モンスターの攻撃力は800下がり、このターン、他のマジック、トラップの効果を受けなくなる!!」
『ッ!?では、こちらも切らせてもらおう!
リバースカードオープン!速攻魔法、ゲーテの魔導書!
墓地のルドラとグリモの魔導書2枚の計3枚の魔導書を除外することで、相手フィールド上のカード1枚を除外する。アテナにはご退場願おう!』
アテナの槍が光り輝き、影を打ち払おうとしたけど、その足元に魔法陣が現れ、アテナをどこかに転送してしまう。
けどこれで2枚使わせた!
「まだよ!墓地に送られたスペクタキュラー・バッハの効果!
墓地の幻奏モンスター、幻奏の音女タムタムを特殊召喚!」
タムタム「ハァーイ!」
DEF2000
「タムタムが特殊召喚された時、私のフィールドに他の幻奏モンスターがいるとき、デッキ、墓地から融合を手札に加える。
私はカード名を融合として扱う置換融合を手札に加える。
さらに手札の暁天使カムビンの効果、私のフィールドのモンスターが天使族だけの時、このカードを手札から特殊召喚できる!」
暁天使カムビン DEF1800
「カムビンの効果、このカードを含む私のフィールドの天使族モンスターをリリースすることで、リリースしたモンスターのレベルの合計と同じレベルを持つ天使族モンスターをデッキから特殊召喚する。
私はレベル1のカムビンとレベル4のソプラノをリリースして、デッキからレベル5の光神テテュスを特殊召喚!」
茜色の天使が群青の歌姫を連れて天に上ると、眩い光を放つ白き女神が降臨する。
『光神テテュス!?まさか、君の手札は!?
なら使われる前に、こちらの隠し玉を使わせてもらおう!!
手札から速攻魔法、ウィッチクラフト・セレブレーションを発動!』
「ちょ!?私のターンなんですけど!?」
『オーバーレイユニットを持った虚空の魔術師が存在する限り、私は相手ターンに手札から速攻魔法と通常トラップを発動できるのさ。
まぁ、発動した後に虚空の魔術師のオーバーレイユニットを取り除かねばならないがね。
というわけで、セレブレーションの効果で、私のフィールドのウィッチクラフト・ジェニーと君のフィールドの光神テテュスを破壊!』
虚空の魔術師 ORU2→1
あぁもう!何枚あるのよ!!手札は全部解ってるけどさ!!
「でもこのドローは止められるかしら?
貴方が私のターンでモンスター効果を使用していることにより、マジックカード、三戦の才を発動!デッキからカードを2枚ドロー!
よし、私は手札を1枚捨て装備魔法、
除外されているアテナを特殊召喚して、このカードを装備する!」
アテナ ATK2600
『またかい!?なら手札の
レベル5以上の
スカイ・ピューピル「ははははは」
DEF800
『師と弟子のコンビネーション、とくと味わってもらおう!
表側表示のスカイ・マジシャンがフィールドを離れたことで、フィールドのカードを1枚対象にして破壊できる。アテナにはもう一度眠ってもらおう!』
スカイ・マジシャンに替わり小さなピエロが現れると、スカイ・マジシャンの残した金色のリングをスカイ・ピューピルは次々にアテナに当てて破壊してしまう。
も、もうさすがにないわよね・・・
「まだまだぁ!マジックカード、死者蘇生!アテナを特殊召喚よ!」
アテナ「はっ!」
ATK2600
『なっ!?』
「月は沈んでもまた昇るのよ!そして太陽もね!
アテナの効果発動!タムタムを墓地へ送り、光神テテュスを特殊召喚!
天使族が特殊召喚したことでアテナの効果で貴方に600のダメージ!」
光神テテュス DEF1800
『くっ!?』
LP3400→2800
さぁ反撃よ!
「墓地の置換融合の効果!このカードを除外して、墓地の融合モンスター、スペクタキュラー・バッハをエクストラデッキに戻し1枚ドロー。
そしてこの時、光神テテュスの効果が発動、私がドローをしたとき、それが天使族モンスターならそれを相手に見せることでもう1枚ドローできる!
ドローしたのはこのカード!幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト!
天使族なのでさらに1枚ドロー!引いたのは幻奏の音女カノン!もちろん天使族よ、もう1枚ドローして、私のフィールドに幻奏モンスターがいることで手札のカノンを特殊召喚!」
幻奏の音女カノン「Ahaaaa・・・」
ATK1400
よ~し!やるわよ!!
「天使族の特殊召喚で600のダメージ!
そして私はレベル4、幻奏の音女アリアとカノンでオーバーレイ!」
『なっ、エクシーズ!?』
「2体の天使族モンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!
重なれ!勝利への応援歌!ランク4、フェアリー・チア・ガール!」
フェアリー・チア・ガール「は~い、ボンボン!」
DEF1500 ORU2
水色のチアコスをした妖精がポンポンを振ってくれてる。
まだ伏せカードが一枚あるけど、とりあえず破壊系じゃないはず・・・あんなデッキだしトップ操作とか?
「フェアリー・チア・ガールの効果!
1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使い、デッキから一枚ドロー!
キタキタ!ドローしたのは天使族の幻奏の音姫ローリイット・フランソワ、テテュスの効果で追加ドロー!
ドロー!天使族、幻奏の音女オペラ!ドロー!天使族、幻奏の音女セレナ!
ドロー!天使族、幻奏の音女スコア!ドロー!天使族、幻奏の音女ソロ!ドロー!ぉ!?」
これは・・・
『なんと・・・』
LP2800→2200→1600
「うん、よし!私は手札からマジックカード、融合を発動!
手札の幻奏の音姫プロディジー・モーツァルトと幻奏の音女オペラを融合!
至高の天才よ!響き渡る歌声よ!タクトの導きにより力重ねよ!融合召喚!
今こそ舞台に勝利の歌を!!幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ!」
ブルーム・ディーヴァ「はぁぁぁあああ!ハッ!」
ATK1000
花が咲いて現れる羽衣をたなびかせる少女
あと1000だけど・・・ちょっと足りないのよね。う~ん・・・
「よし!じゃあバトルよ!!」
『おっと、では私は最後の伏せカード、メタバースを発動!
このカードはデッキからフィールド魔法を発動させることができる!
私が発動さるのはスマイル・アクション!このカードの発動時、お互いに墓地の魔法カードを5枚まで裏側で除外できる!私は1枚除外する!
さぁ君はどうする?』
LP1600→1000
まるでアクションフィールドが発動されたかのように光のカードが弾けて散らばる。
はっ?墓地の魔法を除外するフィールド魔法?効果は、攻撃したら除外されたカードをランダムで手札に加える・・・って、そういう事!?う~ん・・・
でもこれで相手のデッキは3枚・・・
「私はその効果は使わないわ。
行ってヴルーム・ディーヴァ!虚空の魔術師に攻撃!」
『スマイル・アクションの効果!
攻撃宣言時に、攻撃されたプレイヤーはこの効果で除外したカードを手札に加えることができる!
私が手札に加えたのは・・・禁じられた一滴!
フィールドのスマイル・アクションと魔術師の右手を墓地へ送り発動、ブルーム・ディーヴァとアテナの効果を無効にし、攻撃力を半分にする!
そして、カオス・アンヘルの効果で虚空の魔術師は破壊されない!』
ブルーム・ディーヴァ ATK1000→500
アテナ ATK2600→1300
虚空の魔術師 ORU1→0
「でもダメージ計算時に幻奏の音女スコアの効果!
手札のこのカードを捨てて、相手モンスターの攻撃力守備力をターン終了時まで0にする!」
優先権はこっちにあるんだもの。
マスター・ヴェールの効果を使ったって0よ!
虚空の魔術師 DEF2800→0
ATK2300→0
虚空の魔術師に届くはずだったブルーム・ディーヴァの歌声はカオス・アンヘルが放つ闇色のオーラで届くことはなかった。
『無意味な争いだったね。
それどころか君はダメージソースであるアテナの効果を無効化されてしまった。』
「でも貴方も虚空の魔術師のオーバーレイユニットを失った。」
『っ!?』
デュエルで大切なのは相手の考えを読むこと
相手の勝ち筋はアフター・グローによるドローした時点でチェーン不可の4000バーン。
逆に言えば、必ず次のドローでアフター・グローをドローしたいはず!魔導書整理持ってるし!
――ヒュウゥウゥゥゥウウウ・・・・
「メインフェイズ2開始時、このカードは発動できるわ!
マジックカード!
――ドゴオオオォオオオン!!
さまざまな色の部品で作られた機械的な大剣が黄金の光を纏って洞窟の天井を突き破り、その衝撃に巻き込まれたマスター・ヴェールとスカイ・ピューピルが吹っ飛ばされる。
その剣の持ち手の部分には幻奏の音女セレナとローリイット・フランソワがいる。
「このカードの発動と効果は無効化されず、フィールドの対象カード1枚につき、手札1枚かエクストラデッキのカード6枚を裏側で除外することで対象のカードを手札に戻す。
私は手札のセレナとローリイット・フランソワを除外して、マスター・ヴェールとスカイ・ピューピルに手札に戻ってもらったわ。」
『マスター・ヴェールはわかるが、何故カオス・アンヘルではなくスカイ・ピューピルを?』
「ふふ、それはね。
私は墓地の妖怪のいたずらの効果を発動!
このターンに墓地へ送られていないこのカードを除外することで、フィールドのモンスターのレベルを1つ下げる。私はブルーム・ディーヴァのレベルを6から5へ!」
ブルーム・ディーヴァ LV6→5
『レベル5のモンスターが2体!?』
「ご明察!私はレベル5の光神テテュスとブルーム・ディーヴァでオーバーレイ!
2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!
現れろ、今なお駆動する聖なる遺物!ランク5、アーティファクト―デュランダル!」
アーティファクト―デュランダル DEF2100 ORU2
現れたのは黄金の柄に赤と青の駆動炉がはめ込まれた大剣、刀身には血管のように動力と同じ色の2色のラインが通っている。
自分で使っていてなんだけど、この見た目で天使族なのおかしいわよねぇ・・・
「アテナの効果で600ポイントのダメージ!
さぁ!お楽しみはこれからよ!!アーティファクト―デュランダルの効果!
オーバーレイユニットを1つ使って、お互いの手札をすべてデッキに戻しシャッフル、その後戻した枚数分、ドローする。私は2枚戻し2枚ドロー!!」
よしっ!!後は・・・
『んっ・・・私は4枚戻し4枚ドロー・・・残念ながら、君が期待していたアフター・グローはないよ。』
LP1000→400
本当かどうかはわからないけど
「だったら私は永続魔法、ヴィンゴルヴの祝福を発動!
このカードの発動時、デッキから天使族、光属性モンスターを1体墓地へ送る。
私はトリアス・ヒエラルキアを墓地へ。
さらにこのカードの発動中、私のフィールドの天使族は私のフィールドと、墓地の天使族の数×100ポイント、フィールド3体、墓地10体で合計1300ポイント攻撃力をアップ!
カードを1枚伏せて、ターンエンドよ。これで禁じられた一滴の効果も消える。」
アテナ ATK1300→2600→3900
フェアリー・チア・ガール DEF1500
ATK1900→3200
アーティファクト―デュランダル DEF2100
ATK2400→3700
よし、これで・・・
『・・・おそらく、私がこのドローでアフター・グローを引かなければ私の負けなのだろう?』
!?
『種を仕込む暇も与えてはくれないかぁ~
いや、やっぱり種の割れた手品はつまらないかい?』
っ!?
「やっぱり・・・貴方は!?」
天上に空いた穴から光が入ってくる。
『「全ては、このドローにかかっている。」あぁ素晴らしきエンタメだ。
この場に観客がいたのならば、固唾を飲んで見守ることだろう。』
終わりと告げる熱を肌で感じる。
『だからこそ。』
選択肢はあった。
攻撃せずにデュランダルの効果で手札を交換していれば、天使族モンスターを出す手段を引き込めたかもしれない。
実際私が今伏せているのはマジックカード「死者蘇生」、墓地からモンスターを特殊召喚するカード。
『君の負けだ。柚子・・・』
――ドオオオオオオオオオオンッッ!!!
「おじっ!きゃああぁああああああああ!!」
LP4000→0
「う~ん・・・ねぇどう思う?」
「そうだな・・・敵の動きが急に変わった。相手側に何かあったんだろう。」
「だよね。
逃げてばっかりだったのに、今度は特攻まがいのことしてくるし
その割にはリーダー格は出てこなくなった。」
ユーリ、バレット、素良、脱走兵たちの集団『遊勝塾』を追跡していた3人は、ここ最近の標的たちの行動に違和感を感じていた。
「そうなんだよねぇ~・・・弱い雑魚ばっかりっ!
ぜ~んぜん!楽しめなんだもの~」
「いや、楽しむとかこの際は置いといて・・・いや、なんだか、最近1ターンがやたら長い奴らが多い気がする。
こっちのターンにも、ほぼ意味のない動きをして長引かせてくるし・・・」
「ほう、それは、まさか囮か?」
「お~と~り~?あの明日香さんがそんなことするかなぁ?」
「・・・僕も、ちょっと想像つかない、かな?」
実行員として動いている2人に自然と司令塔というポジションに収まってしまったバレットは2人の直観的な違和感を信用はしつつも、自身の
「ここはいったん体勢を立て直すべきだ。一旦アカデミアに帰還する。」
次回 遊戯王ARC-V Rーe:birth
『逃げ出した夜泣き鳥』
「CC」カード群の効果について
-
制作したものをそのまま使用
-
後付け効果を削除
-
メインに入るカードの後付け効果のみを削除
-
EXのカードのみをアニメ寄りにして使用
-
完全にアニメカードそのまま