進撃の飯屋   作:チェリオ

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 機器に問題が発生し、昨日の投稿が遅れてしまいました。
 申し訳ありません。


第27食 ある日の昼食

 エルディアの三つの兵団を総括しているダリス・ザックレーは、キョロキョロと邸内を見て回っていた。

 総統の役職から日々の仕事が忙しいために屋敷の用事に手を付ける事の出来ない彼は、溜まる洗濯物や食事の用意、邸内の掃除の為に家政婦数名を雇っていた。

 地位と稼ぎから専属の料理人や執事を付けても良いのだが、食事処ナオの料理を知ってしまった以上エルディアの料理では物足りず、執事を雇わなくとも自分で出来る事はするし、予定は秘書に管理させているので必要がない。

 今日はとある事情(・・・・・)により家政婦たちを帰しているが万が一と言う事もある。

 上はカッターシャツ、下はサスペンダー付きのズボン姿で丁寧に見て回り、誰も居ないのを確認してザックレーは厨房へと向かう。

 先も書いたように彼は料理をしない。

 が、今日ばかりはそういう訳にはいかないのだ。

 昨日より肌身離さず持ち歩いていた氷が敷き詰められた箱より瓶を取り出す。

 中には薄茶色の液体が入っており、それを目にしたザックレーはゴクリと生唾を飲み込んだ。

 

 遡るは昨日の食事処ナオに行った時。

 人払いを済ませた食事処ナオで毎度の様に焼肉と酒を楽しんでいたところ、総司がタレを作っていたのが視界に入ったのだ。

 なんでも今まで手を付けてなかった“みそ”とかいう豆を発酵させたものを使ったタレの試作を作っているのだとか。

 詳しく話を聞けば炒めた肉や野菜にもあうタレらしく、焼肉のタレとしても用いられる事もあると…。

 悔しかった…。

 焼肉に合うのならば儂も食べてみたかった。が、すでに〆を食べきった為に肉は無く、合っても満腹なので美味さも半減してしまうだろう。昨日に限って米を二杯も多くおかわりしてしまうとは渾身の不覚。

 そんな想いを感じ取ってか総司はある提案をしてきた。

 もし良ければお持ち帰りいただき使ってみてはくれませんか――と。

 

 まったく…その提案に儂が跳び付かない筈がないだろう。

 料理は家政婦に作らせれば良い。

 幸いにも翌日は休みだったこともあって昼食に一杯楽しみながら食べるのも良いだろう。と、ほっこりとした気持ちで帰宅したのだが、それからが地獄だった。

 

 なにせ儂が持っているのは“みそ”などという見た事も聞いた事もない未知の調味料をメインに用いた食事処ナオのタレ。

 料理人にとって料理のレシピは重要機密であろうというのは理解している。

 多くの機密を扱うものとしてその責任も。

 ゆえにこれを家政婦に扱いを任せて良いものなのかと脳裏を過ぎったのだ。

 もしも…もしもだ。

 家政婦が味を覚えてほんの僅かでも再現したとしよう。さらにそれが総司の口か耳に入った場合は二度と食事処ナオの敷居は跨げないだろう。

 総司は儂を信頼してタレを渡した。にも関わらずに誰かに漏らしたとあれば料理人として怒らない訳がない。そして漏らした口として疑われるのは渡された儂が最有力候補…。

 断じて!断じてそれだけは避けねばなるまい。

 タレが再現されて焼肉は楽しめたとしても、あのレモンサワーは二度と味わえない。否、それだけではない。あの数豊富な酒も上質な料理も二度と食べれなくなる可能性が高い。

 

 事の重大さを知り(別に総司は気にしないのに)、仕事をしようと訪れた家政婦達に「昼頃は人と会う約束があるので人払いをしたい」と昼前には帰したのだ。

 

 厨房に立ったザックレーは食材の貯蔵庫より肉を持ってくる。

 総司は野菜炒めでも合いますよと言っていたが、野菜を切るのは面倒だし儂は“焼肉(・・)”が食べたいのだ。

 野菜が食べたいならまた別で家政婦に作らせればいい。と、いう事で肉を持って来たのだが何の肉か分からない。これが豚なのか牛なのか。そしてどの部位なのかも不明。

 食べれば同じかと薪を燃やし、熱せられたフライパンの上に肉を乗せてゆく。

 料理は苦手だが肉の焼き加減は何度も食事処ナオで焼いてきただけに、音と焼き目でどのぐらい焼けたかが分かるようになった。

 適当に肉を焼きながらタレを小皿に移し火酒を用意する。

 

 総司より借り受けた“くぅらぁぼっくす”なる箱は、中に氷など冷たい物を入れておけば普通に置いて置くよりは長く冷たさを保っていられるという不思議なものだ。

 敷き詰めた氷は食用ではないとかよく分からない事を言っていたが、氷に食用もなにもないだろうに。

 そうは思いつつ火酒を割るように半透明の袋に詰められた氷(ビニール袋に詰められた酒を割る食用の氷)をコップに入れて火酒を注ぐ。

 

 「良し、頂くか」

 

 焼き色から判断して薄く切られていた肉を最近扱いに慣れた箸で摘まみ、タレに少しだけつけて頬張る。

 ザックレーは驚きから目を見開きタレを凝視する。

 このタレにはいつものフルーティさは皆無だ。

 甘味を持ちながらも強烈な塩気を帯びた濃厚なみそが舌に直撃する。

 ガツンと来るニンニクに、ピリッと辛味を持った鷹の爪(唐辛子の一種)

 あまりにも強烈過ぎて肉の味を掻き消しそうな濃いタレだというのに、浸けた肉の旨味は残るどころかより強く感じる。

 食べた肉がスライスされた豚バラ肉と理解したのは、口の中に味噌ダレに混ざるように豚特有の旨味と甘みが広がってからだった。

 一口食べる度に濃厚な味噌ダレが脳を刺激し、反射的に白米を求めてしまう。

 しかしながらパンはあれども米は無い。

 残念がりながらもザックレーは火酒(オン・ザ・ロック)を流し込む。

 強いアルコールが喉を焼くような刺激を与えて通って行く。

 その中でふと違和感に気付いた。

 

 火酒の味わいの中に妙になめらかさと旨味がある。

 高給取りであるザックレーは高いバーにも行った事があり、ロックで飲んだ経験はあるものの、その時はこんな味では無かったと思う。

 もう一口、もう二口と飲んでいると氷と火酒の境目に妙にとろりとした流れを目撃した。

 氷が溶けているというのもあるだろうが、それだけではないだろうと思った矢先、総司が酒用と言っていた意味を理解した。

 本当にあの店は底が見えない。

 満足気に笑みを浮かべたザックレーは上機嫌で酒を呷り、肉をかっ喰らった。

 

 夕方になって戻って来た家政婦たちは火酒のボトルを抱きしめ、床で爆睡するダリス・ザックレーを発見することになる。

 その際に水でびしょ濡れになっている変な箱と、舐め取ったのかと思う程綺麗な瓶を発見するのであった…。

 

 

 

 

 

 

 一方、食事処ナオにて。

 休日である今日は別に時間に縛られることはない。

 皆が皆、好き勝手に過ごしている。

 その中でアニはキッチン用のエプロンを装着して、手を綺麗にしてから厨房に立っていた。

 総司は料理の腕や熱意が凄いのは理解している。

 適当に仕事をするわけではなく、誇りを胸に熟しているところは好感を持っているのだが、度が過ぎているのは否めない。

 客に提供する料理に妥協はなく、日々の料理研究も怠らなかった。

 以前は休日全部を料理研究に費やし、平日の睡眠時間は五時間もあれば良い方で、自身の食事に対する関心は薄い。

 ちゃんと食事をとってと言えば、一応ながら言う事を聞いてはくれた。

 牛乳一杯とバナナor牛乳一杯と食パン…。

 朝飯でも食べていたが、夕飯もこれだったりする。

 なので「もっと栄養バランスを」と口にすればヨーグルトにドライフルーツを入れた物になり、「調理したものを」と言えば白米に焼き鮭を乗せ、塩昆布茶を掛けた茶漬けを食べていた。

 本当に自身の食事となると手間暇をかけずに手を抜こうとする。

 正直面倒だが倒れられても困るので体調管理をするようにいつの間にかなっていたのだ。

 その延長でこうして総司の食事を作るようになってしまった。

 …ただはっきりと「アンタがちゃんと作って食べないから作る」と真正面から言わず、料理を教えて欲しいと言いようを変えて伝えたけど。

 おかげで総司が嬉しそうにするもので本当のことを言えなくなってしまったが、それは些細な問題だろう。

 その総司は休日なのに料理を作っている。

 前までなら「休日ぐらい身体を休めろ」と問答無用で投げ飛ばす所なのだが、事情が事情でこれだけは許している。

 ユミル曰く、店に来れない深い事情があるのだけどここで食べた料理の味が忘れられない客の頼みとか…。

 話を聞いた総司は配達は行ってないが特例として行う事にした。

 …どうせクリスタかヒストリアに頼まれたかなんかだろうけど…。

 

 「出来ましたよ」

 「お!ならちょっと行って来る。行くぞナオ」

 「――ナゥ」

 

 木製のバスケットに包み紙で包んだホットドック二つを収め、蓋の上に布を被せるとそのままナオを連れて外へと駆けてゆく。

 遠いらしく徒歩ではいかずに乗り物を使っているのだけど、何故この国に“自転車”があるのかは未だに解っていない。

 前に一輪、後部は二輪となっており、後部には配達用の品を収める箱が取り付けられている人力の三輪車。

 ナオを前籠に乗せて走り出したユミルを見送り、考えるのを辞めたアニは料理をしようとノートを捲る。

 総司から借り受けた中学生の頃に作ったというレシピノートを眺めながら、今日は鳥の酒蒸しを作ろうと思う。

 

 簡単な作り方は多少底の深い皿に鶏肉を入れて、酒で半分まで付けた状態でラップをして電子レンジでチンするだけ。

 追加で総司は長ネギや白菜を入れたりと書かれているが、この料理は初めてなので基本の簡単な奴を作ることにする。

 塩コショウでもも肉に下味を付け、酒は料理酒ではなく店で出す日本酒を使用する。

 ラップをして電子レンジで加熱し始めたらジッと眺めるもオレンジ色の光でどれだけ火が通っているかが解り辛い。

 レンジと睨めっこして数分。

 アニはこれぐらいかと取り出して、フォークやナイフなどと一緒にテーブルに並べる。

 少し離れたところから心配そうに眺めていた総司に試食という名の昼飯を勧め、総司はテーブル席に付く。

 

 まずはスープを含み、じっくりと味わって飲み込む。

 この時ばかりはアニに緊張の色が浮かぶ。

 いつもは何処か抜けているような雰囲気のある総司は、真剣そのものでまるで別人のような鬼気迫る雰囲気を漂わせている。

 次にナイフとフォークで鶏肉を切り取って、ゆっくりと咀嚼する。

 

 「少し塩加減がきついですね。あと肉に火が通り過ぎて多少硬くなってます」

 

 料理に関しては手加減はない。

 事細かに注意やアドバイスがされ、アニは叱られている子供のように顔を伏せる。

 怒鳴ってはいないが誰でも初めての料理でそこまで細かく言われたら傷つくものだろう。

 

 「ですが初めてにしては上手くできてますよ」

 

 最後に優しく微笑む総司の一言に、今までの感情が洗われて心がふわふわとする。

 面倒臭くはあるが、こうして料理を作るのも悪くない…。

 

 その後、奥より読書をしていたファーランや飯時を狙ってやって来たイザベルの分も作るアニは、いつも通りすました表情をしながらもどこか楽し気であった。

 

 

 

 

 

 

 トロスト区にほど近いウォール・ローゼ南側にある庭付き二階建ての建物。

 一般市民が暮らすような小さな家ではなく、外見から内部まで装飾品が飾られた広々とした建物で、中級階級が住まうようなちょっとした屋敷に一人の女性が中で時間を潰していた。

 手入れの行き届いた黒く艶やかな長髪に大人びた落ち着いた雰囲気を纏った女性。

 彼女はエルディアの貴族内でもかなりの力を持つ“レイス家”の次期当主であるフリーダ・レイス。

 現当主であるウーリ・レイスの姪に当たる。

 居るのなら現当主の直系の子が次期当主になる筈なのだが、ウーリには子供どころか妻も居ない。

 父であるロッド・レイスは当主になる気が無く、長女であるフリーダが次期当主に据えられたのだ。

 別段この事を嫌がった事はない。寧ろ有難いとフリーダは思っている。

 フリーダには六人の弟妹が居るのだが、母違いで妾の子であるクリスタとヒストリアの姉妹が体面を気にした父より冷遇されている。私にとっては腹違いであろうと可愛い妹達に変わりはない。なので彼女達を救ってあげたいと思うも今の自分では力不足なのを理解している。

 だから当主の座が欲しいのだ。

 当主となれば父の意向など気にせずに迎える事が出来る。

 絶対に父は良い顔をしないだろうけど、それでも私の気持ちには変わりはない。

 

 この建物は父に当主となれば自由な時は減り、レイス家の仕事に打ち込まなければならないので、今だけは自由にする時間が欲しいと強請って買い取ってもらったものだ。

 大事な娘の願いと次期当主として問題ない立ち振る舞いを覚え、我侭らしい我侭を言ってこなかったこともあり、父はあっさりと用意してくれた。

 クリスタとヒストリアと文通を行う場所とも知らず…。

 正直何度か様子を見に行ったことがあるが、レイス家の人間が必ず警護と監視を兼ねて尾行してきているのには気付いていた。

 父より渡された小遣い(貴族基準のお小遣いなので高額)を貯めて、それで数刻離れて会いに行ったがいつかはバレるだろう。

 

 

 さて、フリーダがトロスト区に近いここに居るのは愛しい姉妹も関係しているのだが、それだけという訳ではない。

 コンコンコンとノック音が聞こえたのを機にフリーダは嬉しそうに立ち上がり、服装が乱れぬ程度に駆け足で玄関へと急ぐ。

 覗き穴より相手を確認して扉を開けると木製のバスケットを持つユミルがそこに居た。

 

 「お持ちしましたよっと」

 「ありがとうユミル」

 

 入り口で布を掛けられた木製のバスケットを受け取りながら代金を払う。

 その際に袖に隠されていた小さく折られた紙を周りに見えないように受け取る。

 悟らせないように表情を変えないように気を付けるが、まったく顔色に出さないユミルが羨ましく思う。

 前回のバスケットを差し出して回収するとぺこりと頭を下げられる。

 

 「毎度あり。次もまた来週で?」

 「えぇ、お願いね」

 

 それだけ言葉を交わすとユミルは“じてんしゃ”とか言う人力の馬車モドキに跨って帰って行く。

 もう自転車に慣れて疑問も抱かずに扉を閉めてキッチンスペースに急ぐ。

 先ほど受け取った紙はクリスタやヒストリアからの手紙だ。

 最初はバスケット内に入れて来ていたのだが、私の様子を伺ってくるように言われた者が確認の為に改めようとしたから袖の下に隠すようになったのだ。

 まぁ、その者達は一緒に居た黒猫に襲われて、今では近づきもしないのだけど…。

 ちなみに返却したバスケットにはフリーダからの手紙が納められている。

 彼女には本当に世話になっている。

 二人の様子を見に行った際に見つかり、食事処ナオに誘われて数年ぶりに一緒に食事をとった。

 堂々とするわけにもいかずに密会の様であったが、クリスタとヒストリアと美味しい料理を食べながらの会話はここ数年で一番嬉しかった出来事だ。

 会う事がままならない事は二人共察しており、納得したように諦めていた。

 そんな私達を見かねて手紙の運び役を買って出てくれたのが、クリスタとヒストリアの友人であるユミルなのだ。

 手紙を届ける代わりに何か注文してくれと店の利益も考えている辺り抜け目ないが、こちらとしては有難すぎる申し出である。

 なにせ愛しい妹達の手紙と同時の食事処ナオの料理を食べれるのだから。

 

 バスケットの中にはホットドックが納められていた。

 レイス家では絶対に出ないスカスカのコッペパンに、具材が挟まれている。

 具材はエルディアで代表的なランチであるヴルスト(腸詰)ザワークラウド(キャベツの漬物)、蒸かし芋などなど。

 このランチメニューならほとんどの店で置いてあるのだけど、あの店のは他の店と違う。

 頬を緩めながら齧り付く。

 こんなところを父や母に見られたら行儀が悪いと叱られるがここには咎める者は居ない。

 それにこのホットドックは切り分けて食べてはならないのだ。

 

 パリッと詰まったヴルストの薄皮が音を立て、一目散に弾け出た脂によって肉の旨味が口内に一気に広がる。

 濃い肉の味と旨味を舌で確かめながら、そのまま一気に噛み切る。

 店によっては塩辛かったり、酸っぱかったりするザワークラウドは程よい酸味と塩気に押さえられ、ハーブによって付与された香りと味が癖になる。このザワークラウドは口をさっぱりさせる和え物ではなく、単体で食べても良い位美味しい。

 一番下に敷かれている蒸かし芋代わりのマッシュポテトは素朴な味わいと滑らかな舌触りでヴルストとザワークラウド双方の味を包み緩和し、一つの料理として纏め上げてゆく。

 

 うん、やっぱり美味しい。

 

 満面の笑みを零しながら二口目をガブリと被り付く。

 毎週このホットドックと手紙を楽しみに訪れているが、このホットドックは未だに飽きる事がない。

 どうやればこんなにヴルストがパリッと仕上がるのか?

 柔らかさを持ったまま外側をカリッとコッペパンを焼いたのはどうやったのだろう?

 疑問を浮かべては舌鼓を打ち、いつの間にか一本食べてしまう。

 一息ついて二本目を手にしながら折り畳まれた手紙を広げる。

 

 一文字一文字を目で追うごとにクリスタとヒストリアに対する気持ちが強まり、早く当主となって二人をちゃんとした形で迎えたいと思う。

 そうなったら三人であの店に行くんだ。

 

 今から楽しみで仕方がない。




●現在公開可能な情報

・ランチセット
 昼食時に訪れるお客がよく口にするメニュー。
 ソーセージにザワークラウド、ポテトがメインでオプションでパンにコーンスープorオニオンスープ、スクランブルエッグを追加できる。
 
 一般的なエルディアの食事メニューでもあるので、初めて訪れるお客や知らないメニューに挑戦しない客がよく注文している為にかなりの人気を誇る。
 平日の昼食時では牛丼などの早くて美味しい丼物と並ぶ人気メニュー。

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