進撃の飯屋   作:チェリオ

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第32食 カルビ丼とタコ料理

 ニコロという料理人が居る。

 彼はマーレで育ち、料理の腕にはそれなりの自信を持っていた。

 軍の調理員として炊事場に立って料理を振舞っているが、皆満足そうに食べてくれていたし、同じ調理員からの評価も上々。

 最前線近くで料理を作る日々を過ごし、いつかは自分自身の店を持つのが夢である。

 そんなある日、軍から若手で料理経験のある者を探しているという話が出た。

 詳細な内容は受けた者のみに説明するが、危険な任務であることは確かだという話だったが、俺はそれに志願した。

 その分、支給される額は大きく、店を持つ夢を叶える準備金が欲しい身としては跳び付かずにはいられない。

 志願すると“エルディア内のとある飲食店にマーレの技術力を超える電化製品が置いてあり、何処の国の者かを言動や料理から調べて欲しい”と説明を受け、エルディア国に潜入する日までエルディア内部の一般常識を数日で叩き込まれた。

 こうして俺はとある飲食店―――食事処ナオで働くことに。

 正直、エルディア人に飯を作ることだって嫌だった。でも、それが任務と言われたら仕方がない。

 愛想笑いだって浮かべてやるさ。

 (へりくだ)った態度だってとってやる。

 けれど自分より下手な料理人の下につくのはご免被る。

 働いて行けばそのうち腕前ははっきりとするだろうけど、出来れば早めに知りたいところ。

 なので俺はマーレよりある食材を持ち込み、試す事にしたのだ。

 採用試験を合格すると珍しい食材を持ち込んだんでどうですかと勧め、マーレより持って来た壺の蓋を開けた。

 壺の中より無数の吸盤が付いた奇怪な触手がぬらりとテカりながら入口へと伸びる。

 ギョッとその光景を目の当たりにした店員が硬直したり(ファーランとユミル)、驚きの余りに椅子の後ろに隠れたり(イザベル)する様子に思わず吹き出しそうになるのをグッと我慢して全体が現れるのを待つ。

 八本の触手が入り口付近にしっかりと巻き付き、奥より丸っこい頭にぎょろりとした瞳を付けた生物が姿を現す。

 その姿から“悪魔”と称されたり、食べる以前に触れる事すら禁忌にしている民族がいるという。

 海に生息するタコ…。

 タコならば生きたまま運べて鮮度も保たせれるばかりか、知らない生物ゆえに純粋に料理人の発想力や腕前を試せるだろう。

 ニヤリと内心にやけつつ、総司の反応を待っていると予想外の返答と反応が返って来た。

 

 ―――立派なタコですね。

 

 思わずその返答に呆気に取られてしまった。

 内陸部にあるエルディアでタコを知っている人間はいない。

 それは潜入に当たって知らされたエルディアの常識から理解していた。なのに目の前の男はあっさりと驚く様子もなく言い当てたのだ。

 調理出来るという事で昼の賄いにでもと言う話が出たが、周りの反応を考慮して胃には悪いが夜食として出す事に。

 内心本当に作れるのかと疑いの目を向けながらも、その日は業務内容を教えて貰ったり、どういう感じなのかを軽く手伝いながら知る事だけで終えた。

 

 そしてようやく最後の客が帰り、タコ料理が披露されることに。

 相変わらず朝間に見たタコが使われた事に恐々している店員達だったが、アニと言うフロア担当の女性だけが呆れた反応を見せた。

 気になる反応ではあったが、今は目の前のタコ料理だ。

 

 トレイの上に乗せられて出されたのはタコを使ったご飯に汁物に和え物、それと揚げ物か。

 どれも知らない料理ばかりで興味がそそられる。

 そそられると言っても別段期待はしていない。

 エルディア人(※日本人です)が作った料理なんてどうせ大した事などないのだから。

 

 皆が様子を伺っている中でニコロが和え物―――タコときゅうりの酢の物にフォークを伸ばした。

 一口含むとそこには甘くも酸っぱい酸味が広がる。

 酸味と言ってもキツイことはなく、程よく寧ろ優しい感じだ。

 その正体が“酢”だと理解しても何の酢かが解らない。

 バルサミコ酢とは別物だ。

 甘味は砂糖…それも雑味がないことからマーレに近い水準の砂糖。

 タコの旨味もあるだろうけど、それを取り除いて別の旨味を感じ取る。

 噛めばタコのムニムニとした弾力の食感と、瑞々しいきゅうりのポリポリと小気味のいい歯応えが妙に楽しい。

 しかも甘酢にタコときゅうりの味わいが足されて深みを増すと来た。

 なんだコレ!?

 パッと見はちんけな料理にしか見えなかったのに、こうも奥深さを持っている逸品だったとは。

 それにこの甘酸っぱさは強すぎないところから疲れた身体には最適な料理と言って過言ではないだろう。

 甘さが疲れた身体を癒やし、程よい酸味が食欲が薄まる疲労時にでも食べ易くする。

 

 まさか最初からこうも美味い料理を出してくるとは…。

 エルディアの料理人恐るべし…。

 それにしてもこうも解らないとは……料理人としてまだまだ知識不足という事実に羞恥心さえ覚えてしまう。

 

 料理人としての意地で意固地になることなく、ニコロは料理人ゆえに知りたくなった。 

 一旦タコときゅうりの酢の物の小皿を置き、汁椀(タコのスープ)を手にする。

 このスープはなんだ?

 透明なスープに一口サイズに刻んだタコとネギが浮かんだだけ。

 一見したらタコとネギで出汁を取ったスープに見えるが、先ほどの酢の物でそんな単純な料理が出て来るとは到底思えない。

 今度は油断などせずに最初っから本気で味わう。

 まずはスープからとスプーンで一口飲み込むと、目を見開いて驚きを露わにする。

 美味いのは予想していたがこのまろやかな旨味たっぷりのスープはなんだ?

 身体に沁み込んでいくようにスーと広がる落ち着いたスープ(かつおとこんぶの出汁)にタコの旨味が引き出され、ネギの食感と香りが良いアクセントとなる。

 美味しい食べ物と言うのは調味料で味さえつければ結構簡単に出来るものだが、食材の味を生かしつつ調和を生み出すというのは非常に難しい。

 それもこの味わいからは自分にない繊細さを感じる。

 

 ならこのご飯(タコ飯)はどうだと一口放り込む。 

 おぉ、タコの旨味が米に移っていて、米だけでもタコらしさを味わえる。

 タコもタコで噛めばまだまだ旨味を残し、米と一緒に噛み締めればさらに濃いタコの旨味が生まれる。

 米もふんわり炊かれ、呑み込めば胃にほどよく溜まる。

 このタコ飯にもスープで味わったあのまろやかな旨味(かつおとこんぶの出汁)があるのだが、何か深みのあるコクと塩気のあるナニカ(醤油)も混じっており、スープの時より好戦的に仕上げられているようだ。

 けれども決してでしゃばって来ることはない。

 主役はタコと米と弁えて、裏方に徹しているという感じだ。

 

 そして気にはなっていたタコを揚げた料理(タコの唐揚げ)

 揚げ物と言えば衣で覆われたフライだが、この揚げ物はタコの形状がはっきりわかるほどの薄い衣で揚げている。

 試した事のなかったタコの調理法に恐る恐る口へ運んだ。

 ゆっくりと噛み締めたタコの唐揚げから知っている旨味ではなく、甘味がじゃわりと一気に口内へと拡散した。

 加熱した事で身が柔らかくなり、旨味にしっとりとした甘みが加算されている。

 しかも薄い衣はサクッと、中はふわっとしながらも弾力を残す。

 この性質の異なる食感が心地よい。

 

 あぁ…完敗だ。

 料理人として技術でも知識でも完全敗北を喫した。

 けれど可笑しなことに不快感は一切ない。

 なにせこれほど腕の良い料理人に出会えたのだ。

 任務を熟さねばならないが、終わるまではこの人の下で働く。で、あれば彼を超えて一流の料理人となるべくしっかりと技術を盗まねば。

 まず手始めにこのタコの料理をよく味わって鮮明に記憶に残さねば。

 ニコロの食べっぷりに興味を惹かれたのかイザベルたちも手を付け始め、最終的には追加で揚げたタコの唐揚げの争奪戦が行われるほど、皆がタコを気に入り味わっていた。

 

 

 

 

 

 新入りニコロが入ってから一週間。

 厨房の様子が変わったと最近よく実感するようになった。

 午後シフトのユミルはカウンター席に座り、昼食を食べようと注文しながら厨房を眺める。

 人が増えて狭くなったように見えるというのもあるが、厨房の回る速度がかなり上がって客の待ち時間が短縮された。

 調理は相変わらず総司一人で行っているが下準備などを行える人が居るだけでも違うものだ。

 総司が働き過ぎて倒れないか心配していたアニとしては良い事なんだと思う。…いや、“暇な時間=料理研究ができる”という公式が生まれそうだから見張らなくてはいけなくなりそうだからそうでもないのか?

 なんにしても料理経験のあるニコロ、それとフロア担当も一人増えた(・・・・・・)事で料理を習っていたアニも入って厨房は完全ではないが前よりはスムーズに回っている。 

 

 ただ人が入って効率が上がった以外にも変わった事がある。

 それは目の前に出された昼食として注文したサバの味噌煮(サバミソ)定食。

 湯気が立ち昇る大盛のご飯に味噌汁、漬物に奈良漬け。

 そして主役のサバミソが三品並ぶ。

 

 …そう、三品並んでいるのだ。

 大きさは通常のサイズより小さく、三つを足せば通常の1.3倍になるかなというぐらい。

 総司は何事も無いように調理を続け、アニとニコロも手を動かすものの気になるのかちらちらと視線を向けて来る。

 正直鬱陶しく感じるが、一週間も同じ視線を受ければ慣れたくはなかったが慣れてしまった。

 

 まず右端のを一口。

 味噌の味が濃い事から分量を若干多く入れたな。

 サバの味と共存どころか跳ね除けている節がある。

 それと煮込む時間が早かったのか奥まで味が染み切っていない。

 これはニコロの作ったものだろう。

 味噌に慣れてない事とどうも早く料理を仕上げようとする癖(最前線での調理なので量と速度重視の為)があるのかタイミングが早い時が多々あるのだ。

 

 真ん中のは箸を入れた瞬間にアニと解った。

 火を少しばかり通し過ぎて、妙な硬さが箸から伝わって来る。

 これでは舌の上で自然と解れないのでインパクトが薄い。

 まぁ、硬い分噛めば噛むほど味が染み出てくるのだけど、好みとしては脂身を感じられる方がサバミソって感じで好きだ。

 けど味噌の煮汁と浸み込み具合はかなり良い。 

 

 最後に左端のに箸を伸ばす。

 サバの身は柔らかく、味噌の煮汁はとろりと滑らか。

 味噌の味を出しつつもサバと共存し合っている。

 舌の上でサバの脂身が浸み込んだ煮汁と共にふわりと広がる。

 あぁ、これは絶対総司のだ。

 店に逃げ込んできたときの思い出が脳内に蘇る。

 

 結果を告げる前に辛抱貯まらず米を二口食べ、一息ついたユミルはアニとニコロを見ながら口を開く。

 

 「右からニコロ、アニ、総司。――で、どっちと聞かれれば硬いけど味を調え、染み込ませているアニの方」

 「クソッ、負けた!!」

 「―――フッ」

 

 本気で悔しそうに呟くニコロに対して、アニはどや顔を浮かべて見下ろす。

 料理人として早さを基礎と習ってきたニコロ。

 総司の料理に親しみ、呑み込みの速いアニ。

 料理人の意地(ニコロ)負けん気の強さ(アニ)…。

 そりゃあ、ぶつかり合うよ。

 二人共今日の勝敗と伝えた感想を各々のノートに記し、勝敗を引き摺ることなく仕事に戻って行く

 仕事に熱心なのか、それともただ競いたいだけなのか。

 店の端で総司が作った猫用の食事を食べているナオと同様に呆れた視線を向けながら、日課となりつつある料理勝負に付きあわされたユミルは黙々とニコロとアニのサバミソを平らげ、総司のサバミソでしめるのであった。

 

 

 

 

 

 

 食事処ナオにはマーレから潜入している者が働いている。

 戦士隊で随一の格闘能力を誇るアニ。

 調理員としてマーレ軍に従軍しているニコロ。

 そして新たにフロア担当として雇用されたマルセル・ガリアード。

 マルセル・ガリアードは戦士隊でも高い運動能力と統率力を持つ戦士で、周りからの信頼は厚く“頼れる兄貴分”と認識されている。

 彼が食事処ナオで働くことになったのは、この店にあるマーレの技術力を超えた家電製品を調査する為だ。

 アニが住み込みでその調査を行っていたがどうにも進捗せず、増援として送られたのだ。

 この任務は危険が伴う。

 どうもここは調査兵団なども訪れる店らしく、バレたら一巻の終わりだろう。

 捕虜として国際法に則って扱われれば良い方で、情報を引き出すために拷問された挙句に見せしめで殺される事だって考えられる。

 万が一にも見つかった時のことを考えたら他に潜入している戦士隊員との接触は避けなければいけないし、他愛のない会話からボロが出ないように注意しなければならない。

 特にここには戦士隊のアニも働いているので余計に気を付けなければ…。

 

 戦士隊の情報を知らされてないニコロは料理内容から店主の総司の出身国を探っているようだが、マーレにもある料理以外は未知の料理らしく難航していると遠回しに報告が回ってきた。 

 まだニコロが入って一週間と短い期間であるがこれは予想外の答えである。

 ジーク戦士長がタコの持ち込みを許可したのは総司がたこを知っているかどうかと、料理人であるニコロなら調理した料理からより詳しい情報を得て、地域を絞る事が可能と踏んだというのにまさかの空振り。

 この事実を含んで直属の上司である戦士長も成果を得たいところであるだろうけど、ここは長期の潜入任務を視野に入れないと駄目だろう。

 正直ここにある機器は違い過ぎてどうしてこの大きさでこの出力を得ているのか理解できない。

 それどころか何処から電気を引っ張って来ているのかすら不明なのだ。

 自分の力の不足が情けなくて仕方がなく、無事に帰還出来ても弟や家族に合わせる顔がない。

 

 「賄い出来ましたよ」

 「あー、先に食べておいで。俺は後で良いから」

 「はい!」

 

 言われたまま先に賄いを食べようとカウンター席に腰かける。

 トレイにはマーレになかったミソを使った味噌汁というスープと、ピクルスとは違う大根の漬物(沢庵)。そして今日の賄いの主役である大きな器にホカホカご飯が装われ、上にはじゅわりと肉の脂を漏らすタレ付けされたカルビ肉を乗せたカルビ丼。

 漂ってくる匂いだけで涎が零れそうだ。

 

 「いただきます」

 

 店主の故郷ではこう言って食材となった命や関わった人たちに感謝するのだという。

 相手のことを知るのならこういう習慣も知った方が良いだろう。

 だから見様見真似だが両手を合わせて感謝の言葉を呟く。

 習慣をと言うのであれば本当なら箸を使うべきなのだが、まだ練習不足なので素直にフォークを使おう。

 まずは味噌汁に手を伸ばす。

 フォークで味噌汁を軽くひと混ぜして口を付ける。

 かつおと昆布のまろやかな旨味を含んだ出汁に味噌の独特な風味と塩気が合わさった味噌汁が口内を濡らし、喉を通って胃へと向かって流れて行く。

 温かなスープである味噌汁は身体を巡って、腸や胃を緩やかに動かしてこれから本格的に働く準備をさせる。

 具材はわかめに豆腐に白ネギ。

 今度は具材をフォークですくって口へと運ぶ。

 薄くてもクニクニとした妙な食感のわかめにスープに溶け出さずに強い旨味と甘味を残した白ネギ、しっとりと柔らかく喉越しの良い豆腐。

 ゆっくりと味わいながら食べて、味噌汁をまた一口飲む。

 ほぅ…と吐息を漏らし、本命に移ろうと味噌汁の入った汁椀を置く。 

 

 フォークも味噌汁の水気に触れさせて米がくっ付き難くし、身体もフォークも準備万端なのを確認して満を持して主役に挑む。

 手始めに上に鎮座するカルビ肉の一つを口へと運び込む。

 柔らかくも肉らしい歯応えを感じながら噛み締めると、甘味の強いカルビの旨味と脂が濃厚な甘辛いタレと共に口内を完全に支配する。

 怒涛の猛攻に手が勝手に動き、米を掻き込み始める。

 これは非常に相性が良すぎて手が止まらない。

 頬が膨れ上がるほど掻き込み、もぐもぐと咀嚼してゴクリと呑み込む。

 

 はぁ~、幸せだなぁ…。

 この一杯で仕事の疲れが吹き飛ぶと言っても過言ではない。

 エルディア人を収容している区画の一つであるレベリオ収容所出身であるマルセルも、戦士隊に入隊して食糧事情は多少なりとも改善されたが、これほど美味い物を口にした事があっただろうか。

 もし叶うならこれを弟に食べさせてやりたい。

 …いや、その前に謝るのが先だな。

 

 弟のポルコは戦士隊に入隊しようと必死に訓練に励んでいた。

 俺は弟を戦場に送りたくないばかりに上官の前で貶めたり、ガリアード家の男児二人が出征する訳には行かないと言ったり、逆に戦士隊の成績がドベだったライナーを持ち上げたりして印象操作を行ったのだ。

 ライナーにもだが本当に悪い事をしてしまった。

 思い起こした罪悪感に溜め息を漏らす。

 沈んだ気分と口内を変えるべく沢庵を齧る。

 ポリポリと心地よい歯応えと音を立てて、さっぱりとした大根の旨味と浸み込んだとした甘味が染み渡る。

 口が落ち着いたところで再び味噌汁に口を付ける。

 そしてまたカルビ丼にがっつく。

 

 こうしているだけで本当に幸せでいっぱいになる。

 夢の様な話ではあるが、いつか自分達の素性を気にせずにライナーとポルコを誘って三人で食事を楽しみたいものだな。

 そう願いながらマルセルはカルビ丼を味わうのであった。

 

 後にマルセルは客として訪れたライナーと遭遇し、胸のつっかえであった出来事を謝る事が出来たのであった。




●現在公開可能な情報

・戦士隊の現状況
 戦士隊には六名所属しており、エルディア内部に全員潜入している。
 ジーク  :戦士隊の隊長
 ピーク  :マーレとの伝令及び裏工作
 ライナー :調査兵団に入団しての諜報活動狙い
 ベルトルト:調査兵団に入団しての諜報活動狙い
 アニ   :食事処ナオでの調査活動
 マルセル :食事処ナオでの調査活動

 ピークを除いたメンバーは食事処ナオの常連or関係者となってしまっている。

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