DOLLS UNKNOWN`S BATTLE FRONTLINE 作:猫鮪
ドルフロに復帰したということでDUBF復活しました。クッソのんびりではありますがゆるーく更新していこうと思いますのでよろしくお願いします。
〜グリフィンのヘリポート〜
404小隊の四人と上原の五人がヘリポートに集まった。彼女たちは可愛らしいが手に持つのは自分と同じ名前を冠する銃。上原はC●DのUKファイアチームみたいな装備を身につけている。ちなみに武装は
・グリフィン戦闘服(Lv2防具と同等)
・バックパックLv3
・Type-89
・5.56mm弾×240
・MP5
・9mm弾×180
・P-1919
・45ACP×72
・スモークグレネード×2
・包帯×10
・フライパン
「上原…随分と重武装ね。重くないの?私たちと違って人間なんだから…」
「(皐月…またフライパン持ってる)」
上原はいつぞや預けたフライパンが返ってきたので腰に装備している。
『え?あぁ、平気だよ。銃と弾薬だけだったら屁でもない。むしろ軽いぐらいだ。』
『(普段からグレネードだの回復キットだのたくさん持ち歩いてるしな。)』
ピピーッ
コデックスからの通知。彼女たちはおそらく人形だから頭に直接通信が入ったのだろう。何かに気づいたような顔をしてすぐに戻る。
〈こちらヘリアン。全員集まったようだな。〉
「えぇ。上原も入れて五人。全員よ。」
〈そうか。ではヘリで所定の位置まで送る。こちらもサポートをしつつ鉄血の拠点の破壊を。上原は彼女たちのサポートをしろ。そのために弾薬を多めに持たせてあるからな。〉
『そりゃ助かります。全力をもって彼女たちのサポートをしますよ。』
〈さぁヘリに乗れ。作戦開始だ。〉
『「「「「了解!」」」」』
五人はササっとヘリに乗る。最後に乗ったのは上原。そこで上原は見た。このヘリの製造元であろう会社名らしきロゴを。
[MACCOP]と書かれていた
『([MACCOP?]MACCOP…ア゛ッ゛!!!)』
『(カ●コンだ…カ●コン製ヘリだよこれ…)』
読者の皆さんはカ●コン製ヘリがどうなっているかは予想できるだろう。上原はある種の絶望を感じながらヘリに乗ったのだった。
〜ヘリの中〜
ババババババババババババババ…
機内は妙に静かであった。それぞれが装備の確認などをしている。UMP姉妹は外を眺めている。。416は自身のアサルトライフルをじっと見ている。G11は…寝ている。うるさいのによく寝れるものだ。ふと上原は操縦席の方を見る。そこにはターミネーターみたいな機械が操縦を行なっていた。
『このヘリの操縦手も機械なのか?』
気になった上原は聞いてみる。
「今時ほとんどそういう自立人形とかがやっているわよ。先の大戦で人間がかなり死んだからね。」
HK416が答える。
『そうか…そんなに人間が死んだのか…』
「えぇ。人間の代わりに人形が産業などを支えてるなんて貴方たちの世界では考えられない?」
『いや?昔から機械が人間の産業とかを支えてるってのは普通だっただろ?ただそれが意思を持ってるか持ってないかの違いかな。俺のいた世界じゃ「どんな時代だろうが機械は決断しない!戦闘は人間がやるんだ!」って言葉があったぐらいだよ。』
「昔じゃそうだったのかもね。」
「へぇ、じゃあ私たちのことはどう思ってるわけ?」
UMP45が話に入ってきた。
『どう、というと?』
「私たちのことは機械か、そうじゃないかってこと。」
『うん…難しいな…』
上原は黙り込む。
『そうだな…名目上は機械なのかもしれない。』
「かもしれない?」
『あぁ。でも、みんな一人一人が意思を持ってる。感情を言葉にできる。そこらへんにいる人となんら変わりがない。それに関しては君たちは人間「らしい」んじゃないか?別に機械だからって気にすることじゃあないだろう。」
上原は自分の思ったことを素直に明かす。
「…」
少しの間があいて…
「ふふっ」
『何がおかしい?」
「いや、貴方みたいな考えの人もいるのねって。なんだか不思議な人ね、貴方って。」
45は少しだけ微笑んでみせる。相変わらず何を考えてるのかよくわからない表情ではあったが今は気にならない。
そんな中話に入ってこなかったナインが上原に質問をしてくる。
「いい話っぽいとこ悪いんだけどさ、皐月に聞きたいことあったんだよね。」
『ん?どうした?答えられる範囲でなら答えるけど…』
「その…皐月が持ってるフライパン…」
『あぁ、コイツ?』
腰につけていたフライパンを取り出す。軽く叩くとコンっと少し重めのいい音を出す。
「前に戦った時弾丸を弾いてたのを見て何で出来てるんだろって。」
「そうね。私もそういえば気になってたのよ。」
UMP姉妹が揃って疑問をぶつけてくる。
『素材ぃ?いや分からん。弾丸を弾けるのもなぜだか分からない。だがこれだけは分かるんだ。コイツは「料理用ではない」と。むしろこのフライパンがそう言ってる気がしてならないんだ。』
「訳がわからないわ…」
と416がこぼす。
「そもそも戦術人形と互角かそれ以上にやりあえる人間はそうそういないわ。貴方元々軍人だったのかしら?」
『いや?19歳だぞ?まず軍人だったとしても新米もいいとこだ。そんな職業に関わったことが無いな。』
「じゃあなんで銃の扱いにそんな慣れてるのよ。」
『それは…分からない』
「分からないって…貴方自分のことまるでほとんどわかってないみたいじゃない。」
『人間そういうもんだよ。自分のことを何者かわかってな「ビーッ!ビーッ!」何だ!?』
【警告。対空兵器反応。回避が困難と判断。緊急着陸を行う。繰り返す。対空兵器反応。】
「嘘!?情報では鉄血に対空兵器なんて!」
「ん…何?寝てたのに…」
「そんなこと言ってる場合じゃないわ!このままじゃ全員お陀仏よ!」
あーもうメチャクチャだよ。対空兵器とかそんなのアリかって感じだ。
「とにかく早く着陸して!」
『やべぇよやべぇよ…おいどうすんだよ…』
「なんで皐月はそんな落ち着いてられるのよ!」
『いやなんとなく予想し…いやそんなことはどうでもいい。一旦落ち着いて着陸するのを待つしか無いだろ。急がず慌てずだ。』
「肝が据わってるわね…尊敬するわ。」
『そりゃどうm「ドバァン!ドカァン!」ウッソだろお前!もう対空兵器ぶっ放してきたのか!』
ドンッ、ドンッっとくぐもった音がして数秒でこっちに向かって砲弾が飛んできているのがわかる。まるで容赦がない。敵だからそうなのかもしれないが。
ドンッ!ドンッ!ガキィン!
何かに当たったかと思えば急にヘリの落下速度が早まった。
【警告。プロペラが破損。安全な着陸は不可能。】
「もう何でこうなるのよ!最悪だわ!」
45が愚痴る。
「みんな!ある程度の高度まできたら飛び降りて!上原は大丈夫ね!?」
『あぁ!大丈夫だ!』
ガーッと45と上原はヘリの扉を開ける。様々な色の砲弾がこっちに飛んできている。それでもヘリの高度は落ち続けている。ゆるやかに回転しながらではあるがこの状態で着陸してもタダでは済まないだろう。
「いい!?みんなカウントしたら飛び降りて!」
「「「『了解!』」」」
「3!」
それぞれが身構える。
「2!」
上原も覚悟を決める。
「1!」
そしてその瞬間は来た。
「0!飛び降りて!」
皆がヘリから飛び降りた。人形ならおそらく大丈夫かもしれないぐらいの高さ。だが人間()の上原は大丈夫ではない。だが上原の視界には…
[パラシュートを開く]
『パラシュート!?こいつはラッキーだ!』
早速パラシュートを開く。ばさっと大きな音を立ててパラシュートが展開される。大きな衝撃が体に来たが落下速度がかなり緩やかになった。
パラシュートを展開したところで…
ドンッ!
乗り捨てたヘリに砲弾が直撃し大爆発した。
「危なかったわね…というかなんで上原はパラシュートなんて持ってるのよ!こうなるなら装備に加えておけばよかったかしら!」
416は叫ぶ。だが自由落下している今誰にもその声は届かない。
やがて人形たちが落下してから数秒で地面に足をつける。派手な砂煙を出しながら地面に叩きつけられる。
「こちら45!みんな大丈夫!?」
「大丈夫…ならよかったけど少し足がやられたわ。無茶をしたわね。」
「45姉!私は大丈夫!G11もほぼ近くに落ちたけど特に問題は無いみたい。」
「うん、私は大丈夫だから…それより上原は…」
404小隊のみんなが空を見る。上原はパラシュートを開いていたが…なにかがおかしい。やけに落下する速度が早いのだ。
「上原!大丈夫!?」
『大丈夫じゃ無い!ヘリの破片がパラシュートに穴を開けてしまってる!そっちは大丈夫なのか!?」
「作戦に支障はないわ!でも貴方は…」
『気にするな!俺は頑丈だ…ってうわああああああああああああ!』
飛んできた砲弾が上原のパラシュートに大穴を開ける。さらに落下速度が高まり上原は木が生い茂る場所に突っ込んでいった。
「上原?応答して!上原!!!」
45が呼びかけるが上原からの応答は無かった…
(続く)
用語解説
MACCOP:このDUBFの世界で軍事車両などを製造する会社。なぜかヘリや空を飛ぶ乗り物はよく墜落するという事態が起きる。製品自体は結構優秀ではあるのだが…ちなみにマコップと読む。
いかがでしたでしょうか。久し振りなので矛盾点が出るかもしれませんが指摘お願いします。(他力本願)
ということでまた次回お会いしましょう!猫鮪でした。