ーーー私は、また失った。
ーーー僕は、また失った。
ーーー俺は、また失った。
1種族としての血を。遺伝子を。それで得た力は混ざりもの。混沌。
さまよって得た居場所を。愛に溢れた姉を。
嘆き、怒り、悲しみ、憎悪、怨嗟。
絶望、無力、脱力、活力、愛。
私が味わったのは、地獄だ。
生きていても苦しいだけ。頑張っても報われず、いいように扱われ、信じていた者には裏切られる。
肉体を改造させられ、脳を弄り回されて出来たバケモノ。それが私だ。
そして漸く得た居場所も家族も破壊された。
ーーー私は、また奪われた。
ーーー憎い。
私を否定した全てが憎い。
私を閉じこめたアイツらが憎い。
私から奪ったアイツらが憎い。
その時、私の中から、プツリと何かがキレた。
その時、私の中からナニカガアフレタ……。
ーーーコンナセカイ、ホロビテシマエバイイ……!!
神話の世界。天使、悪魔、堕天使、神々が存在する世界。
ソレを破壊せんとするテロリスト。その派閥、旧魔王派。
ーーーソレは、壊滅のときを迎えようとしていた。
が、ある日を境に勢いづく。
【天獄】
天の地獄と称する残党を纏めるもの。名をミカゲ。
ーーー全てを破壊しようとする、愛の敗北者。
破壊せよ。掃討せよ。果てなき天の獄炎をーーー
ミカゲ「ーーー死ねよ」 一誠「なっ……!?」
ソレは全てを覆う憎しみの毒。
ソレは全てを焼き払う暗黒の太陽。
神話の世界に侵食する、破滅の脅威。
ミカゲ「憎しみの感情は何よりも心に深く刻まれる。愛なんてものは満たされて価値を失うか届かずに朽ち果てる……だけど憎しみは永遠だ。たとえ対象を殺しても消滅させても1度生まれた憎しみは永遠にココロの底にこびり付きソイツと常に共にあるのさ。分かるだろう!!」
アーシア「そんなこと……!!」
ミカゲ「ないと言いきれるのか?」
ここに居るのは常に独り。
じわりじわりと毒のように憎しみが、絶望が世界を蝕んでいく。
クロセル「これ以上近づくと、わしは真の姿を披露せざるを得ないぞ」
カテレア「逃がすつもりは微塵も無いわよ」
コカビエル「果てなき闘争の世界!!俺は、それを望む!!」
蘇る氷獄と錯乱の悪魔、闘争の堕天使。
1人の子供によって生じた戦乱は混沌を極め、果ては世界をも巻き込んでいく。
ミカゲ「……また現れたか。愚かなゴミに属した愚かなクズが……!!」
オトハ「ミカゲ!!ヒトは……貴方が思っている程愚かじゃないわ!!」
ミカゲ「ふん!!貴様らは他人を道具としか思っていない欺瞞と欲望に満ちた存在だ!!それに気づかぬ貴様らもまたゴミ同然だ……!!」
リアス「私は眷属もみんなも道具と思った事は一度もないわ!!私達は互いを必要とし、支え合う仲間よ!!あなたをっ……」
ミカゲ「ふん……!!都合のいい……如何にも貴様らゴミ共が考えそうなことだ……!!必要なのは、何ものにも屈しない圧倒的な力!!何者も寄せ付けない孤独と全てを解き放つ地獄のみ!!貴様らのように群れなければ何にもできない弱者などこの俺が破壊してくれる!!」
オトハ「ミカゲ……あなたにも、誰かを愛する心があったはずよ……!!」
ミカゲ「笑わせるな……!!そんな邪魔な感情などとうの昔に捨て去ったわ!!私が求めるのは全てを破壊し尽くす圧倒的な力のみ!!消え去れ!!ゴミ共!!」
アーシア(ならば……何故貴方はそんなに悲しんでいるのですか……?)
迫り来る決戦のとき、破壊の獣が目覚める時、来るのは果たして……?
「ーーーここは……?」
視認するは氷と血糊と幻想の世界。それらが混ざりあった混沌なる世界。
その奥にあったのは、溶けることない氷に包まれた、1人の子どもだったーーー
ーーーそこ至るは、至高の神の境地。
創造し、破壊する宇宙の神。
嗚呼、何故ヒトは愚かで、素晴らしいのだろう。
憎しみ、愛、喜び、悲しみ、矛盾した存在。
愚かな人類よ!!そして何者にもなれない混ざりあった者達よ!!
ーーー私は、全てを愛し、全てを滅ぼそう。
行き着く先の終着点。果てなき天の獄炎へーーー
さぁ、来るがいい!!この閉ざされた世界へ!!崩壊してゆく世界へ!!
私はここに居る!!私は此処で待っている!!
語るは地獄。されど結末はテンゴクなり。
祝え!!語れ!!これは果てなき神話の物語ーーー
コイツは更新頻度遅くなる……かもしれない(´・ω・`)