~白鷺奏汰の受難~   作:丸まる

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まず初めに、こんなにも更新を遅らせてしまい、申し訳ありませんでした!!
少なからずこの作品を待っていてくれた方もいたにもかかわらず、約一年もの間も空いてしまいました・・・。

これから暇な時を見つけては書いていくので駄文ですが何かとよろしくお願いします!


8話 ~日常にも色々あるものです~

 

 

 

 

 

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「・・・はぁ、疲れた・・・。

 

 

「だな~、精神的に参ったよ。」

 

 

ライブ後のファミレスにて夕食を済ませるつもりだったのだが、ライブ後のRoseliaと鉢合わせをし、リサさんの無茶ぶりにより感想を言うことになったのだが…。

 

 

「なんかこう、凄かったよな、オーラって言うか雰囲気が。」

 

 

「ああ、同じ高校生とは思えなかったな、まるでプロみたいだった。」

 

 

さすがに周りからプロ顔負けの実力を持つグループ、凄く気品のあるオーラだった。

 

 

「はあ。結局飯も緊張から喉を通らなかったしよ、コンビニでもよって帰るかな。一緒に行くか?奏汰。」

 

 

「いや、俺は遠慮しとく。」

 

 

「わかった!じゃあまた月曜な。あ、宿題やってきとけよ!移すから!」

 

 

「へいへい。んじゃな!」

 

 

そう言って大河と別れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「・・・ん?」

 

 

大河と別れて数分後、携帯が鳴った。

相手は千聖だった。

 

 

「もしもしー。」

 

 

『奏汰?今どこかしら?』

 

 

「ん~?今帰っているけど、どうかした?」

 

 

『ご飯はもう食べたかしら?』

 

 

「おー食べた食べた。」

 

 

『それならいいのだけれど、私の分の夜ご飯は大丈夫だけれどもう冷蔵庫の中がすっからかんよ?』

 

 

あ、しまった!完璧に忘れてたわ・・・。

 

 

「おっけ、買って帰るよ。他に何かいるものある?」

 

 

『それならお菓子とジュースを買ってきてくれないかしら。来客が来てるのよ。』

 

 

来客?誰だろうか、ついこの間みたいにパスパレにみんなが来てるのかな。

 

 

「わかった、適当に買ってくるよ。」

 

 

『ごめんなさいね、今日は楽しかったかしら?』

 

 

「うん。疲れたけどね。」

 

 

『そうなの?かえって話を聞かせて頂戴ね。じゃあ待ってるわ』

 

 

そう言い終わると電話を切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いつもお世話になっているスーパーに出向き適当に食材を買い、お菓子コーナーへと向かって行った。

 

 

 

「あーそっちのは買わないから戻してきて」

 

 

あれ?この声は

 

 

「ん?美咲じゃん、こんな時間に買い物?」

 

 

そこには弟であろう子供と共に買い物に来ていた美咲がいた。

美咲とは中学から仲が良く、高校も同じクラスで仲良くしてもらっている。

 

 

「奏汰!?奏汰こそどうしたの、こんな時間に、千聖さんにでもぱしられた?」

 

 

「ま、まあ言い方を悪くすればそんなとこかな。」

 

 

「お姉ちゃん、この人誰?」

 

 

「あーこの人は数々の女の子をたらしまわっている世の男子が見たら「なんだこいつチートや!そんなん!チーターやん!」と言われんばかりにイケメンという最高のステータスを持っているお姉ちゃんの友達の白鷺奏汰っていうの。」

 

 

「な、なんだ?今一瞬キ〇オウさんみたいな人いたぞ、ってかなんだその紹介の仕方は!ぼくーお兄ちゃんはそんな人じゃないからね。」

 

 

「ごめんごめん、最近あのアニメ見ちゃって。」

 

 

今更かよ!あのアニメ結構古いだろ!

 

 

「…てか美咲は何でこんな時間にここに?あと弟君も。」

 

 

時刻は8時を回っているため普通なら女子高生は外に出ない時間だろう。というか少年も連れ出したら危ないし。

 

 

「別に大きな理由は無いよ。ただ単に親に頼まれただけ。」

 

 

「ふぉーん。偉いな、脱帽だわマジで。」

 

 

「ありがとう、それじゃ、また月曜日。遅くなったら心配かけちゃうしね。」

 

 

「おう、それじゃあな。弟君もばいばい。」

 

 

「ばいばい~」

 

 

無邪気に手を振った弟君の手を引きながら美咲はレジへと向かって行った・・・

 

 

「俺もそろそろ帰ろっと。」

 

 

必要な食材をそろえた俺もレジへと向かった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

 

 

 

 

 

 

「ただいまー。」

 

 

玄関に上がると見たことのない靴が一足きれいに並べられていることに気づいた。

扉の向こうからは千聖の声のほかにもう一人楽しそうな声が聞こえた。別の女の子の声、聞き覚えのある声だった。

 

 

「この声はもしかして・・・。」

 

 

「あら奏汰おかえりなさい、申し訳ないわねお使いなんて頼んで。」

 

 

「あ、奏汰君、お邪魔してるね。ありがとう、手伝うよ?」

 

 

「ああいえいえ、大丈夫です!くつろいでいてください!」

 

 

花音さんだった、パスパレの誰かと予想していた俺の考えは外れていたらしい。

・・・というか・・・。

 

 

「ち、ちさと。ちょっと。」

 

 

「?どうかしたかしら?」

 

 

手招きをして千聖を呼んだ。

 

 

「こんな時間まで何をやってるんだよ、家に帰さねえとあぶねえだろ。送って帰ろうか?」

 

 

「違うわよ。今日花音はうちに泊まるのよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら?言ってなかったかしら?」

 

 

「言ってなかったかしら?じゃあねえよ!!そういうのは先に言えよ!部屋は綺麗なのかよ!」

 

 

千聖はたまにこういうところが抜けてる。テレビなど見る千聖とは打って変わってたまにポンコツになるところがある。まあそれがテレビとのギャップでの面白いところの一つなんだけど。

 

 

「それなら安心していいわよ?日頃あなたがやっていてくれたおかげで汚い箇所なんて一つもなかったわ。」

 

 

「まあそれならいいけど。」

 

 

「千聖ちゃん、早く続きを聞かせてよ。」

 

 

「わかったわ、そういうことだから、よろしくね。」

 

 

「・・・は、はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやらまだまだ寝れそうにないらしい・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




久しぶりすぎて何を書いていいのかわからなかった…笑
コロナウイルスによる休校を利用してバンバン更新していきたいと思います!
よろしくお願いします!

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