1日1本以上やっていましたが、都合上2日に1本になるかもしれないです。
早速明日の投稿が出来るかわからないです。申し訳ないです。
「ちゃんと復習しておけよー」
教師の一言と共に一日最後の授業が終わる。何時もは授業中寝ている奴らも今は起きていて、しっかりと授業を受けていた。変わらず寝ている奴もいるがそれは別にどうでもいい。ここ最近は授業を真面目に受けている人達が多くなっている。
何故なら、近頃夏休み前のテストがある為皆しっかり受けている。万が一補習になるとわざわざ夏休み中に学校に行かなくてはならない。それを避けるために皆真面目になっている。
「あー、慎也はこの後どうする?」
「いつも通り」
「そうか、練習しっかり見てやれよ」
「言われなくても分かっている」
前までは涼介と一緒に帰らされている事が多かったが今はRoseliaの練習によく行っている為一緒には帰っていない。俺がRoseliaの練習に参加している事は、このクラスで友希那を抜いて涼介しか知らない。
「相変わらず毎日Roseliaさんに会えるなんて羨ましいこった」
「あぁ、そうだろ?」
「ったく、まぁ頑張れよ」
涼介はこう言っているがこの事を誰にも話さないで居てくれている。こういう所は、気を遣ってくれているからありがたい。
今日も日課になってきたRoseliaの練習に向かうことにした。
「お疲れ様、一回休憩にしましょう」
練習をして1時間、1度休憩が挟まれる。
「あー、沢山ドラム叩いたからもう腕が痛いよー」
「今日は宇田川さんは調子が良かったですね。これからもこのくらい頑張って下さい」
「はぃー」
「あこ、結構疲れてるねー、しっかり寝てる?」
「ちょっと....」
「あこ、もしもゲームとかだったら少し控えて頂戴。練習に支障が出ると困るわ」
「そういう事じゃ無いんですけど....」
さっきから宇田川さん歯切れが悪いな。別に何かほかの理由でもあるのか?何かあるなら言って欲しい。
「宇田川さん、何か他に理由でもあるのか?」
「近頃テストがあって、勉強を遅くまでやっていて」
「あぁ、あこもテストあるのー?うちらの高校も近頃テストあるんだよね」
「リサ姉の高校も?勉強大変じゃない?」
「うん、結構両立するの大変かな」
宇田川さんの中学もテストか、テストの時期ってのはどこも学校は同じなのか。
俺は勉強しなくてもいい点は取れる、っと言う訳ではないが、補習にさえならなければ、いいという考え方なので特に困っていない。
「慎也さんとかは勉強苦労してませんか?」
「特に補習にさえならなければいいという考えだから問題ない」
「えぇ!?それ、大丈夫何ですか?」
「70点前後の点数だから良くも悪くも無いからな」
とは、言っても実際俺は授業中寝ている身なので、少しは勉強もしている。俺だって何も知らないことを出来る超人じゃない。
「いいなー、りんりん、後で勉強教えてー」
「うん、いいよ、一緒に勉強しよう」
白金さんは羽丘高校では無いが、きっと白金さんの高校もテストはあるはずだ。自分の勉強の方は大丈夫なのだろうか。まぁでも、特に出来なそうにも見えないので大丈夫なんだろうけど。
「慎也はいいなー、アタシに勉強教えてよ」
「さっきも言ったけど、特に出来る訳じゃ無いから、教えられる程役には立てない」
「今井さん、もし良かったら私が教えましょうか?人に教える事も勉強になるので」
俺は氷川さんの言うことに関心する。あの人は勉強も出来るし、人にも教えられる。その頭少し分けて欲しいくらいだ。
「本当!?ありがとー」
「はい、予定はそちらで決めてもらって構いません」
という話の流れで、リサと氷川さんは、勉強をする予定がたった。
皆テストになると、こういう風に勉強詰めの日が続いてるんだろうな。嫌味じゃ無いが、俺はいつも通りに生活を送っていくつもりだ。
「そろそろ始めるわよ、準備して」
そうしてまた、練習が始まる。先程の雰囲気と変わり、いつもの練習の雰囲気になる。
今日の練習も終わり俺達は家に向かっている最中だ。達、と言うだけあって、今、リサ、友希那と一緒に帰っている。帰り道が同じということもあり、最近はこの三人で帰る事が殆どだった。
「帰ったら勉強しないとなー。疲れちゃうから早くテスト終わって欲しい」
「リサは大変だな、いい点取れるよう頑張れよ」
「その点慎也はずるいんだよなー」
あれこれ言ってくるが面倒だから適当に返しておこう。羨ましいがれるほどいい脳なんて持ってないのに
「友希那って勉強出来るのか?」
「私は勉強に興味は無い。出来るも出来ないもないわ」
「ふーん、まぁそれなら特に友希那も問題は無さそうだな」
「.......」
「何だよその沈黙は」
出来るも出来ないもない、と言っていたが実は結構苦手なのな?俺なりの解釈をしてしまうなら、興味無い=出来ない、だし。本当に大丈夫なのか?
「友希那も一緒に勉強しない?前みたいに急いでテスト範囲の勉強しなくて済むように」
「そ、そんな事ないわ....特に問題ないわ....」
あー、これ絶対出来ないやつだ。音楽の事ばかり考えている友希那にしてみればテストって案外大きな敵なんだろうな。授業中結構真面目に受けている印象はあるんだけどなぁ
「友希那、強がるのもいいが、練習に支障は出したくないんだろ?氷川さんは教えるのも得意そうだし、教えてもらっとけ」
「....」
「まぁ、自分で決めるといいよ、二人の家にも到着した事だし、俺は家に帰るとするよ」
「うん、じゃあね慎也」
「さようなら」
俺も軽く挨拶を返して家に帰った。俺も一応の為勉強をしよう。何かあって補習になったらあわせる顔がない。家に着き、勉強を多少なりとやり始めた。
「はぁー」
勉強と言っているが、そもそも嫌いだから1時間も集中出来ずにいた。どうせ何時も勉強してないんだし、もういいかな。
さっきまでの考えは何処に言ったのやらと、自分でも思ったがやりたくない気持ちの方が勝ってしまった。
ピロリロリーン ピロリロリーン
不意に俺の携帯が鳴る。電話らしい。誰からだ?
『湊友希那』
友希那?何かあったのか?友希那から電話なんて珍しい。俺も掛けたことも掛けられたことも無いから何だけど、リサとは偶にメールでやり合っているから、ちょっと意外だなと感じた。
「はい、もしもし」
『私よ、慎也、少しいいかしら?』
「何だ?」
『今度の休み、私に勉強教えてくれないかしら?』
.......え?
何で?まぁ、勉強しようと思う事は悪い事では無いが、何で俺?
「んーと?練習の時にも言ったけど、得意と言えるほど出来ない」
『聞いていたわ』
「なら、もっといい人がいるだろ?氷川さんとか、前も教えて貰ってたんだろ?」
『紗夜は....恐ろしいわ』
どんな教え方したんですか....氷川さんは....
確かに厳しそうだけど、恐ろしいって、それとも友希那、そんなに苦手なのか?
「何があったか知らんが、氷川さんの方が教え方は上手いはずだ」
『.....』
「それに、仲のいいリサもいるんだから大丈夫だろ」
『....ならいいわ』
何でそんな風に言う?俺が悪いみたいじゃん。俺だって教えてやれるんだったら教えてやるけど、絶対氷川さんの方がいい。でも本人もああ言ってるしなー。
「氷川さんほど上手に教えられないかもしれないぞ?」
『!、大丈夫よ』
「教えられる事も少ないかも知れないぞ?」
『構わないわ、私よりは得意らしいから』
「.......」
『.......』
「分かった。そこまで言うなら俺も構わないさ」
『あ、ありがとう』
さっきまでの声より一段階声が高くなって、なんか明るくなった。
「じゃ、今度の休みな」
『えぇ、お願いするわ』
そう言って俺達は電話を切った。
何で俺にあそこまで頼みこんできたんだ?それに俺も、涼介に1回教えてくれと頼まれたけど、適当な理由を付けて断った。でも今回は承諾をしてしまった。
「....」
考えるもよく分からない。でも、その選択を間違ったとは思っていなかった。友希那の事になると何故か甘くなってしまう。
どうしてかなぁ....
それでも俺は少しでも役にたとうと思い、勉強を再会した。出来るだけ、教えてあげられるように。いつの間にか、俺の勉強をする理由が変わっていたのだった。
KATSU51さん、カルルスさん、評価ありがとうございます。