孤高の歌姫が変えた生活   作:アイファー

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とうとうRoseliaの新曲出ましたねー。(昨日だけど)
皆ANTHEMより簡単とか言ってるけど個人的にはめちゃくちゃ難しいです。

皆さんはフルコンやAP出来ましたか?作者はAPは無理です。絶対に。


許されるもの

金曜日。

今日で夏休みなる。周りは皆ワイワイ騒いでいる奴らしか居ない。友希那は別だけど。夏休みは何時もはやること無く一人で家の中で過ごしていたのだろうけど、今年はRoseliaの練習に付き合わされるのだろう。

嫌という訳では無い。むしろ逆であって、ダラダラした生活にならないし、練習にいけばメンバーとも話すことが出来る。何だかんだで前とは違って人と話すのが好きになってきた。まだ特定の人物だけだが。それに夏休み入って直ぐに友希那とか出かける予定があり、一番それが楽しみだった。早く日曜日にならないかなぁ....

 

「どうした、慎也?何か少し口角上がってるぞ?」

「なんでもないよ、少し口の運動だ」

「意味わかんない事を慎也がするなんてな」

「ほっとけ」

 

少し気を抜きすぎて変な顔を涼介に見られた。あまり深くまでは突っ込んで来なかったから変な誤解をされることなく済んだ。こんな事、初めてだな。

 

「うん?」

「あ、....」

 

何だ?一瞬だけど友希那がこっちを見てたような......

いや、気のせいか。そもそも俺は友希那の事を意識し過ぎなんだ。だからそんな勘違いもするし、さっきみたいに涼介から変に思われるんだ。せめて学校が終わるまでは普通でいよう。

 

 

 

一学期が終わる最後の日だから特に授業も無く、注意事項や宿題配布、書類等の配布で殆ど時間が潰れた。1、2回授業はあったもののいつもと比べれば全然ましな1日だった。最後のLHRを終え、帰る時間になると一気に周りが叫び始めた。正直言ってうるさい。早くこんな所から出よう。と思い教室を出ようとする。

 

「....よし」

 

俺はあることを決意しある人の席へ向かった。

 

「友希那、一緒に行こう。こんなうるさい所からは早く出たい」

 

俺は周りを理由にして友希那を誘った。いつもより言葉が丸くなってるな....

 

「え?そ、それは....」

「何か何処かよる所でもあったか?」

「そうではないわ、大丈夫よ。行きましょう」

「あぁ」

 

何とか承諾を貰った。前は軽く話しかけて二人で行った事もあったがやっぱり今回ばかりは緊張した。

俺達は二人で校門を出て練習場所へ向かう。

 

「なんで誘ったの?」

「いや、行く場所とか同じだろ?特に理由は無い。何時も一緒でもいいけど友希那は出ていくの早いからな」

「そ、それは。ごめんなさい」

「なんで謝ってんだよ」

「謝って欲しいのかと思って」

「勘違いだ。練習熱心だと感心してたんだよ」

 

と言っても俺も少し言い方的に悪かったな。攻めているような言い方になった事が少し自分に腹立たしい。

 

「真也。明後日のことなんだけれども」

「あぁ、どうした?」

「時間とかどうすればいいの?」

「そうだな....10時にCiRCLE前のカフェに集合でいいか?」

「えぇ、分かったわ」

 

そんな訳で歩きながら日曜日の集合時間と場所が決定した。

 

「ねぇ、どこに行くか決めているのかしら?」

「まだだな。誘ったんだからちゃんと決めておくよ」

「......もし良かったらその時に二人で考えない?そういうのも面白そうでしょ?」

「その日に二人でか...あぁ。その方がいいかもな」

 

まさか友希那から俺との距離が縮められそうな提案を出してくるなんて。中々ラッキーだな。

 

「お前と二人で何かを考えるのも楽しいだろうし」

「!?....バカ...」

「何か間違ったこと言いましたか?」

 

いきなり罵倒されてもちょっと困るわ。なんか顔も赤いしなんなんだ。

俺達はそのまま歩いてスタジオへと向かった。

 

 

 

練習が終わり皆が夫々の片付けを始める。不意に後ろからリサが話しかけて来る。

 

「ねぇねぇ。友希那の事は誘ったの?」

 

こんな場所で話すな。でも周りは皆夫々の楽器に目がいっているためにこちらは誰も見ていなかった。まぁ、それならいいか。

 

「まぁ。誘ったけど」

「おぉ、いいじゃん!やっぱり慎也って結構積極的だよね」

「ずっと引きずってても仕方ないだろ?」

「そういう所。男らしくてカッコイイね」

「そりゃどうも」

 

適当に返し俺も片付けだったり、帰る準備だったりし始める。

夫々が帰る準備も終えてスタジオから出る。

 

「皆さんさようならー」

「さようなら....」

「さようなら。皆さんも夏休みだからといってはしゃぎ過ぎないようにしてくださいね」

「は~い」

 

紗夜さんってどこにいても真面目だよなぁー。とてもいい事なのだろうが俺はあんなに真面目に居られない。

 

「それじゃあ、アタシ達も何時も見たいに帰ろっか」

「そうね」

 

そう言って友希那、リサと一緒に家路に着いた。

 

 

 

「何時も思うんけどさ、慎也何時も私たちの家まで送ってって大変じやない?」

「別に、特に大変とか思ったことは無い」

「偶にはそのまま家に帰ったら?」

「いいさ、疲れないし」

 

そう言うとリサは俺の目を見てきて何かをアピールしているみたいだった。まるで『友希那と二人にさせて』みたいな。

いい意味なのか、悪い意味なのか分からないが。とりあえず従っておくか。俺は家にはいつもよりすぐ着いたのでそのまま帰ることにした。

 

「まぁ、偶には帰るわ。ごめんな」

「あ、いいよいいよー。それじゃあね」

 

そうして俺は1人家の中に入るのだった。

 

 

 

ふぅ、何とか慎也はアタシの意図に気づいてくれたから良かった。

さて、友希那の方はどうかなぁ~。慎也、日曜日に友希那の事誘ったって言ってたけどどうだろう。

 

「ねぇリサ」

「ん?何~」

 

先に友希那に話しかけられた。この後でもいいか。

 

「リサは、私が音楽以外捨ててきた事をどう思っているの?」

「え?」

「全てを切り捨ててきたのに、急に音楽と一緒にしたいと思うことが出来た私を許してくれるかしら?」

「それって....」

「何でも無いわ。自分で解決しなくちゃ駄目よね」

 

友希那....どうしたんだろう...いきなりあんな事言うなんて。珍しいどころか初めてだよ。

....それって慎也の事?

 

「家にも着いたし、私は帰るわ」

「え!?ちょっと待って」

「ごめんなさい、少し一人で考えさして」

 

そう言って友希那は自分の家へ入ってしまった。

 

「行っちゃった....」

 

何だか気になるなぁ。ちょっと慎也に聞いてみよかな。何か気づいてくれてるといいんだけど。

 

 

 

ピロピリーン

 

ん?何だ?

俺は一人で家でくつろいでいた時に急に電話がかかってきた。しかも相手はリサだ。何かあったのか?とりあえず俺は、その電話に出た。

 

「はい、なんですか?」

『あ、もしもし慎也~。ちょっといい?』

「なんだ?暇だから付き合うよ」

『そう?それでさ、友希那と何かあった?』

「友希那と?」

 

俺が友希那と何か?そんなつもりは無いんだけど....

 

「何かあったか?」

『んー?慎也も知らない~?音楽がなんとか~って』

「....わからん。でも友希那がどうかしたんだったら、助けてやりたいかな...」

『流石だねぇ~。とりあえず今回の件は慎也に任せるよ』

「あ、あぁ、分かった」

『何かあったら言ってね。それじゃあ、おやすみ~』

 

そうしてリサは電話を切った。何かか。日曜日に少し様子見をしながら行くか。自分の為でもあるが一番は友希那の事を考えて。

明後日俺は友希那との無計画お出かけ。楽しみにだな。俺は次の日の練習もしっかりこなし、と言っても何か言うくらいだったけど。明後日の日曜日を迎えた。




今回はあまり重要な回では無かったですね。最悪この回飛ばしても物語分かるかもしれない....

まめかりさん、評価ありがとうございます。
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