取り敢えずまた明後日もしっかり投稿出来るようにします。
今日は友希那と予定していた、二人で出かける日。待ちに待ったとは言え、やっぱり緊張する。何時もはあっても何気なく話すし、こうして約束をして出かけようとしたのは初めてだけど、二人で街だって歩いたことなんて何回もある。結局今の俺の心がそうし感じさせているんだろうな。
俺は時間に遅れないように早めに家を出て集合場所に向かった。
10分前に俺は集合場所のカフェテリアに着いた。もうすぐ来るだろうと思いカフェの適当な席に腰を下ろす。
「おはよう」
「お、友希那。おはよう」
座って直ぐに友希那がここに来た。時間もまだ10分前だからまぁまぁ早くお互いが来たことになる。
「早いわね。まだ時間は少しあるのに」
「誘った俺が遅れる訳にはいかないしな。それに、こうして友希那も早く来ているな」
「それは、私自身も遅刻しない様にと早く来ただけよ」
「10分前にか?気が早いな」
「それは貴方も同じでしょ?」
「まぁそうだな」
「......」
「......」
「「ははっ(ふふっ)」」
何か変な会話をして変な沈黙。それに二人は笑ってしまった。こういうやり取りって彼氏と彼女がよくやってたりするよな。もし誰かがこの光景を見たら、俺と友希那はそう言う関係に見えるのかな。
「早く着いたんだし、今の内から行くとこ決めようぜ」
「そうね」
友希那が俺の前に座る。何か飲み物を頼んで、二人で行き場所を考える。
「時間はあるんだし、少し離れた所でもいいんじゃないか?」
「それもいいかもしれないわね。そうなると...」
「別に有名でも無いけど、自然とか川とかある和、みたいな所なら知ってるけど」
「自然公園見たいな所かしら?」
「いや、公園と呼ばれるほど楽しくは無いだろうけど、道は整備されてるみたいだし、落ち着いた雰囲気だからいいんじゃないかと」
「えぇ、いいんじゃないかしら。そういう所あまり行ったことないからいいかもしれないわ」
「そっか」
俺の案に友希那は賛同してくれた。出かける所に最適とは全く言えないだろうけど、落ち着いている雰囲気はあった。前に自分の地区の観光スポットを見ていたら、小さく取り上げられていた。こういう本って読んどくもんだよな。
「その後の予定は、その時考えましょう」
「あぁ、それでいいさ」
こうして二人で行く場所が決定した。その場所は20分もあれば周れる所らしいので、向かって周りは終わる頃には昼になっているだろうということで、昼食は向こうの方で食べることになった。
「あぁ、それと」
「?」
「服、似合ってるな」
「えっ!?」
そう素直に思ったことを俺は言う。簡単に言っているようだけど、実は友希那の来てから何時それを言おうかずっと迷ってた。心の準備的にも。
「慎也!」
「えっ、何?」
「あ...ありがとう」
頬を赤らめながらも友希那はそう言ってくれる。やっぱり、こういう姿にも惚れたのかな....
駅に行き、電車に乗って目的地がある場所で降りる。電車内で調べた所、ここからあまり遠くないらしいから歩いても充分らしい。ただ、失敗だったのは、その目的地の入口前にはかなり段のある階段があるらしい。その奥は普通に綺麗で落ち着いた場所らしいけど、大丈夫だろうか。
「階段の件は1度置いておくとして、とりあえず向かうか」
「えぇ、そうしましょう」
分かってるとは思うけど唯面倒な考えを後回しにしただけで階段登ることは変わらないんだよな...
歩いて7.8分で到着した。
そして....
「まぁ、思った通りだな」
「余り疲れはしなさそうだけど、手すりが無いのが少し怖いわね...」
「そうだな....」
この階段は少し急な階段であって、手すりが無いという面倒なものだった。だからあまり人気がないのか?...
「とりあえず...ほら...」
「え?」
「お前が嫌ならいいけど...手...繋いだ方が少しは危険性も無くなるんじゃないかと...」
「......」
「まぁいっか。すまん。変なこと聞い───」
俺がその言葉を言い終える前に友希那は引っ込めようとした俺の手を取ってきた。
「嫌じゃ無いわ...」
「え?」
「えっと...私もそうしてくれた方が良いし...」
それは全く予想していなかった展開、まさに理想の展開になってくれた。
「そ...そうか。それじゃあ行こう」
「えぇ」
俺は友希那の暖かい手を握って階段を上がり始める。多分この手のお陰で疲れとか感じ無いだろう。
はぁ~っ!
今、慎也の手を握ってる...
こんなに緊張したの初めて。ライブより緊張してしまって居るかもしれない....大丈夫かしら、胸の音、聞こえて無いかしら?手、熱くなりすぎで無いかしら?そんな事ばっかり考えているけど...
ずっとこのままでも居たかった。
「はぁっ...予想より階段の段数は多くなかったけど、やっぱり急だったな....」
「え、えぇ...」
「ん?」
大丈夫か?疲れたのか顔が赤くないか?
「疲れたか?」
「いや、大丈夫よ...」
「そうならいいんだけど」
そう言い、握りあっていた手を離そうとしたが...
友希那が握っている手を強くしてきた。
「友希那?もう大丈夫だぞ?」
「えっと...その...もう少しこのままでいいかしら....」
「....」
それは完全に俺の想定外の言葉で、誘った俺自身も驚いている。
「それは...友希那はいいのか?」
「私から頼んだことなんだから....」
「うん...わかった。ありが...とう?」
「なんでお礼言ってるのよ...ふふっ」
顔赤くしながら笑うのはずるいなぁ。
少し奥まで進むと夏には丁度良いくらいに涼しく、晴れているため風景もとても綺麗だ。
「人居ないんだな」
「確かにそうね。道は一周して入口に戻ってくるらしいから何処かに繋がる訳でも無いらしいからね」
「そうなんだよな」
そういう理由なのかもしれないど、やっぱり二人だけで歩けるのはいいな。
「あ、猫」
「え!?何処?」
凄い食いつきぶりだな...
「ほら、そこ」
「はぁ!」
「.......」
友希那。やっぱり猫を前にするとキャラ変わるなぁ。
これもまたいいんだけど。
「さ、触っても大丈夫かしら」
「別に、そういう看板とかないし大丈夫だろ?」
「それじゃあ...」
そう言うとそっと友希那の手が野良猫に触れる。
「可愛いわ...」
「結構大人しいんだな」
「そうね。逃げないなんて珍しいわね」
『うにゅー』
確かに可愛いな。でも...
それを見る友希那も凄い可愛い。
『んにゃーん』
「あっ」
「行っちゃったな」
「...まぁ楽しかったし、いいわ」
「行くか」
「そうしましょう」
そして友希那が猫と触れ合うために1度離した手をもう一度握ってきた。
「っ!?」
「どうしたの....あっ」
「......」
「ごめんなさい。嫌だったわよね」
友希那が手を離そうとするが、今度は反対に俺が握った手を強く込める。
「いや、いいよ...このままで」
「そう...じゃあ行きましょう」
こうしてまた俺と友希那は道に沿って歩き出す。
階段って手を繋いで歩くと安全になるもんなのかな...