だからもし来週投稿出来なくても許して下さい...
「うーん、今日みたいに暑い日はプールが気持ちいい~☆こんなに早く人気のアトラクションを回れるなんて思わなかったよー」
俺達は氷川さんの予定した通りに行動したらあまり待つことなく、色々な乗り物に乗ることが出来た。そして、こっそりだが、俺は白金さんに、聞き逃していた氷川さんの話を聞き出した。白金さんを選んだ理由としては、友希那とリサに聞くとなんかドヤされそうってのと、宇田川さんと氷川さんはよく近くに居て話しかけられない。という事で一番まともに答えてくれそうな白金さんに聞いた。
「よくここまでしっかり計画立てたもんだな」
「普通きちんと計画を立てて行くものではないの?」
「立てるけど、ここまでガチガチのスケジュールは立てない...」
「でも氷川さんのおかげでだいぶ余裕が出来ましたね...色々回ってこの時間なら...のんびり過ごせそうです...」
まぁ実際この律儀な性格に助かってるし、別にいいか。気遣ってやってくれたんだし、今回は氷川さんに助けてもらいながら行こう。
「......」
「あのー、友希那さん....?」
「どうしたの?」
「えっとー、楽しんでるのかなーって。さっきから無表情で浮き輪に乗ってるから」
「楽しんでいるわ。ただ浮き輪に乗りながらぼんやり空を見上げるのも悪くないし」
「え~、浮き輪に乗って浮かんでるだけ?あこ、ビーチボール持ってきたよ!」
「あこは元気だなー。うん、やろっか。慎也は?」
「遠慮しとく」
「私も遠慮しときます。少し休憩する」
「わ、わたしも...あちこち回って疲れちゃって...ごめんね、あこちゃん」
俺もちょっと疲れた。運動部でも何でもない人があんな連続でアトラクション乗り継いだら疲れる。リサやあこはダンス部に入ってるらしいから体力はそこそこあるんだろう。流石だな...
「えっ、じゃあ、遊んでくれるのはリサねぇだけかぁ....」
「ちょっと。どうして私を誘わないの?」
「「え!?」」
「ぶふっ!」
「なんでリサとあこは驚いているの?それに慎也はなんで笑っているのかしら」
「いや、なんでもない」
ちょっと予想外すぎる友希那の言葉とギャップで笑ってしまった。遊びたかったんだ。可愛いな...
「で、でも友希那さん、こういうの好きじゃなさそうだし」
「身体を動かすのは興味は無いって言ってなかったっけ?」
「....興味は無いのだけれども、今は少しあるわ。私も参加しても構わないでしょう?」
「は、はい、もちろんですっ!」
...なんか今日の友希那は皆とよく関わろうとしている。音楽の事ならよく皆と行動する事はあるけど、それ以外の事でここまで積極的な友希那はちょっと新鮮かも。俺と白金さん、氷川さんは三人を見守るようにプールサイドで見ていることにした。
「それじゃあ友希那さん、ボール投げますよー!」
「ええ、いつでもいいわ」
宇田川さんからボールが始まり、友希那にボールをトスするそうだ。身体動かすの興味無いイコール運動して無いという事だろうけど、友希那、できるのか...
「いきますよー!暗黒のチカラをまといし我が魔球、スーパーダーク...えっと...ウルトラミラクルボール!」
名前は滅茶苦茶強そうな名前だけどボールは優しくしっかり友希那の方へ飛んで行った。あれなら大丈夫かな。
「これならこのボールをリサの方に....それっ」
「「あ!?」」
あ...
空ぶった...
「....狙いは良かったのだけれど、水中で動きが鈍ってしまったわね」
「う、うん、そうみたいだね...ど、ドンマイ!友希那!」
今度は友希那からボールを投げることに、だけど...
「それっ!」
「....リサ姉のとこまで届いてない」
「ごめんなさい。手が滑ってしまったみたい。もう一度やらせて頂戴」
「う、うん焦らなくていいからね」
「ゆ、友希那さん、ファイトですっ!」
......
そろそろ見てて笑ってきてしまいそうだ。あれ、本当に大丈夫なのだろうか。
「....ボール遊びってああいうものだったかしら?」
「さっきからずっと友希那さんでボールが止まってますね」
「まぁ楽しそうだしいいんじゃないか?」
「それもそうですね」
俺達はまた、楽しげに遊ぶ三人の事を見た。結構動いてるっぽいけど喉とか乾かないのか?
「ちょっと休憩にしなーい?」
「そうですね!リサ姉、友希那さん、すっごく楽しかったよ!」
途中からだが、友希那も打てるようになってきて、何回か連続でトスが繋がっていた。その時の皆は凄く笑っていて楽しげに遊んでいた。
「おつかれ、喉乾いただろうし、なんか飲み物買って来るよ」
「ありがとうございますぅ」
「私もついて行くわよ」
「分かった。じゃあ少し待っててくれ」
俺と友希那はここから少し離れた飲み物などが売っているショップに向かった。
「楽しかったか?」
「ええ、案外いい息抜きになったわ」
「それなら良かったよ」
息抜きになったと言っているけど実際は他の何かがある気がする。もちろん息抜きという事全てが嘘ではないだろうけどやっぱり今までの行動を見ると、多分...
「ちょっとそこで座んないか?」
「?いいけど、どうして?」
「ちょっとな」
俺は人があまりいない小さなプールに寄り、足だけ水に入れて、プールサイドに座る。隣に友希那も座り話し始める。
「今日の友希那、少し変だと思ったけど分かったよ」
「え?」
「変っていい意味でな。多分だけど友希那、もっと皆のこと知ろうとしてるだろ?」
「え!?そ、それは...」
「別に隠すことでもないだろ。なんだかんだ言ってお前はRoselia皆の事を気にかけていて、知ろうとして」
「......」
「それぞれの好きな物とか考えて、遊んで、関わって。前の事はあまり知らないけど、皆、今の友希那の方がいいと思ってるんじゃないか?」
「それは、慎也のせいよ...」
「俺?」
昔の事とか知らないけど、なんか友希那をそうさした何かがあるのか?
「貴方を好きになって、ならない事だと、もがいて、だけど、慎也も皆も私の思っていた人達じゃなかった」
「......」
「言い方は悪かったかも知れないけど、だからもっと皆の事を知ろうとしてた。貴方の事も」
そうして友希那は座っていた俺との距離を詰めて来る。既に肩が触れ合っていた。そしてそのまま、ゆっくり顔を近づけてくる。
「待て、ここではまずいぞ」
流石にここでの口付けはまずい、人は少ないとはいえ、見られる可能性がある。
「ええ、でもここなら大丈夫でしょ?」
「っ!?」
そうして友希那は抱きついてきた。その刹那、友希那は俺を巻き添いにして、プールの中へと倒れて行った。いきなりのこと過ぎて何も出来ずに友希那と一緒に水の中だ。そして直ぐに自分の唇に温かみを感じた。柔らかくて、ほんのり甘い。
「!?」
これは、キスをされている。
何度も何度も。付けては離し、付けては離し。何も聞こえない水の中、自分の心臓の音が鳴り響く。
「ぷはぁ、はぁはぁ...」
「はぁ....」
苦しくなって俺達は水の中から出る。周りを見ても何か異変もなく、誰にも気づかれていなかった。
「友希那...」
「はぁ、ほら、バレてないわよ?」
...こんな所まで積極的になりやがって...
俺はやり返すように、今度は俺が友希那を水中へ押し倒す。
「!まってっ...」
何か言っていたが、それを無視して俺はキスをする。最初は少し抵抗していたが、それも弱くなって来て、友希那自身からも唇を押し付けてきた。さっきより密着面積も増えて、さっきより、ほんの少し長く。
「あ、きたきたー。なんか遅かったけど大丈夫だった?」
戯れすぎて少し遅くなってしまった。お陰様で待っている人達に心配をさせてしまった。
「それに、なんで慎也濡れてるの?」
痛い所をつかれてしまった...俺は適当に理由を付けて、誤魔化して、買ってきた飲み物を皆に渡した。
咲野 皐月さん、てるひろさん、カラシスパさん評価ありがとうございます。