そして、2話目の時のある一部分の会話を編集しました。捉え方によっては誤解を産みそうだったので。
物語には直接関係無いので気にしないで大丈夫です。
金曜日の放課後、俺はまた用もなく涼介に付きまとわられながら帰っている。昨日今日と帰っているが話す内容があまり変わっていない。
「それでさ、先生に呼ばれた時マジでビビったわー、ほんと、怒られるかと思ったよー」
この前、俺が友希那の家に行った時、歌詞作りを手伝うなんて大層な事を言ってしまったものだと今更ながらに思う。ただ自分の思った事を言っただけなので、役に立ったかは分からない。
友希那は感謝してくれてたみたいだけど、本当の所どうなんだろう。
「それに、昨日みたいに俺────ってどうした?慎也、何か難しい顔してるぞ」
「ん?いや、何でもない。問題無いから気にしなくてもいい」
「そうか、何かあるんだったら相談に乗るぞ?」
「本当に大丈夫だ、変に気を遣わせたな」
涼介にRoseliaの新曲の歌詞で悩んでます、なんて、言った所でどうにもならないだろうし、逆に誤解を産む。
そう言えば、Roseliaの曲聴いたのがあの時が初めてだったな。
まだ未完成の、未来の曲。次のライブで発表するであろう曲。
「なぁなぁ、明日暇か?ちょっと出かけようぜ」
「すまないが、俺は家で寝ると言う予定があるから無理だ」
「おお、暇か!じゃあ明日は...」
「おい、」
そんな、全く俺の話に耳を傾けようとしない涼介が勝手に話を進めていくのであった。
土曜日の朝、私は目覚ましの音で目が覚めて、ベッドから起き上がる。今日はRoseliaの練習が午前にあるため、何時もの平日と同じ時間に起きた。今日の練習はこの前作っていた新曲が大方出来た為、実際に合わせて細かな調整をしていくつもり。
新曲の事、今日の練習でみんなに伝えた方がいいわよね。私だけの力じゃ無いから。
「ん?」
ふと、自分の携帯を見てみると一通のメールが届いてる。送り主は...
《今井 リサ》
どうかしたのかと思い、送られた文を読んでみる
『友希那ー、今日の練習一緒に行かなーい?』
相変わらずね。
とりあえず承諾の返信をして、練習の準備を始める。
私は練習の時間まで色々な準備を済ませ、家を出る。リサにもう家を出たと送るとリサも直ぐに家から出てきた。
「おっはよー、友希那、待たせちゃてゴメンねー」
「大丈夫よ、それじゃあ行きましょう」
「うん♪」
こうしてリサと二人で家から何処かに向かうのは久しぶり。練習も来る時間には誤差があるし、前みたいに用もなく会ったりはしていない。
「こうやって二人で行くのって、何だか久しぶりだよねー」
「そうね、練習も個人で向かってたから久しぶりね」
まだリサにも新曲の事は伝えていないから、ここで話そうと思ったけど、メンバー全員がいる時に話した方が効率もいいのでまだ黙っておこう。
「ねえリサ、わざわざこうやって向かってるけど、何かあるのかしら?」
「んー?特に何もないよー?ただ友希那と行きたかっただけ」
この辺のリサは前と変わらない。でも、そうで居てくれているおかげで私自信もリサとは気楽に話せる。
しばらくリサと歩いていると、集合場所のCiRCLEに着く。
「少し早く着いちゃったねー」
「別に構わないわよ、早く来ることには問題無いでしょ?スタジオに入って先に個人練習するわよ」
「そうしよっか」
そうして私達はCiRCLEに入る。中にはいつも通りまりなさんが居た為軽く挨拶だけして、予約していたスタジオに向かい、そこに入る。
「あ、友希那さんとリサ姉だ!こんにちは」
「こ、こんにちは」
「こんにちは、湊さん、今井さん、早く来ていたので少し音を合わせていました」
そこには既に三人がスタジオ入りしていて、練習や音を合わせをしている姿があった。
「えぇ!?皆もう来てたの?早いね、てっきり私達が1番かと思った」
「このくらいのことは当然です」
「えへ、あこ達、ライブも近いから早めに来て練習してたんだ!りんりんも誘ったら私もそうしたいって言って一緒に来たんだよ」
「それはいい心掛けね、私達も遅れて悪かったわ」
「いえ、集合時間前なので問題ありません」
確かにライブが近々あるから5人揃う前に個人で音の調整や声を慣らす必要があったわね。新曲の事ばかりで小さな事を見落としていたわ。
まだ集合時間まで時間はあるが、少しでも練習をしたいので直ぐに練習を始める。
「っと、その前に皆に聞いて欲しいことがあるんだけれども」
「どうしたの友希那ー?」
「何かありましたか?」
私は一度一呼吸置いて話始める。
「今度のライブ、新曲をやろうと思って作ってきたのだけれども聴いてみて貰ってもいいかしら?」
「えぇ!いつの間に?凄いね友希那」
「新曲ですか...ライブまで時間があるとは言えませんが、曲によっては仕上げられるかも知れませんね」
「えぇ、それじゃあちょっと聴いてみてちょうだい」
そうして私は作った曲を一度メンバー全員に聴かせる為に、持ってきた音源を流し始める。
一通り流し終え私は周りを見渡す。
「...す、凄いカッコイイです!なんか秘めた力をこう、ドカーンって感じで!」
「ゆ、友希那さん、この曲凄く、いいです」
「友希那、こんな曲何時作ってたの?いいじゃん、いいじゃん♪」
そう言われてひとまず、ほっとする。でも実際弾いてみないと分からないから、まだ安心とは言えない。それにまだあのことを伝えていない。
「そうですね、激しい曲調なので練習時間が足りないかもしれませんが、個人練習で補ってくれれば間に合いそうですね」
「そう」
紗夜からも指摘はなく、曲調だけ言われただけだった。彼の言っていた事も時折入れていたから何か言われると思ったがそんな事はなかった。違和感なく、聴いてくれたみたいだった。
「それでもう1つ、言わないといけない事があって」
「ん?どうしたの?」
「実はこの曲...私だけで作った訳じゃなくて、もう一人手伝ってくれた人が居るの」
「え?それって...?」
私はどう説明した方がいいか迷うも率直に慎也の事を皆に言う。簡単にだけど一通り彼の話をした。
「えっと、湊さんの言う上倉さんは音楽や作曲の専門的知識をお持ちなのですか?」
「いいえ、彼自身全くの未経験と言っていたわ」
「?なら何故その人に湊さんは頼ったのですか?」
「少し興味が湧く事があって」
「興味?」
そうしてまた、続け様に彼の事を話していく。未経験とは考え難い意見を述べてくれたり、歌詞に彼の意見も入ってる事など。
他にも学校であった出来事も一緒に。
「後で彼も一度連れてくるから、その時に詳しく紹介するわ」
「...湊さんがそこまで言うならきっと大丈夫だと思うので、上倉さんが来たらまた説明して貰いましょう。今は早く練習をした方が良いかと」
「ありがとう、紗夜それじゃあ始めるわよ」
こうして慎也を連れてくるといい、話が終わり練習が始まる。皆あまり深くは聞いてこなかったので私としても正直助かった。
「ふふ、友希那に男友達か、やるじゃん♪」
「リサ、今何か言ったかしら?」
「んん、何にも、それじゃあ始めよ」
そうして新曲をメインにした、練習が始まった。
うーん....
5人同時に書くのは、中々難しいね....
喋り方とか癖をしっかり捉えないと分からなくなるし。
あ、でもリサ姉は分かりやすく書けている気がする。
はい、作者による愚痴と自己満話でした。