ちょっと更新遅くなり申し訳ないですっ
アザミ達は魔女が待つ二階へと上がった。
階段を上がると、目の前には白い長テーブルが置かれていた。
そしてテーブルの上にはたくさんの美味しそうな料理。
魔女「さぁ、温かいうちに食べてね。私は食後のデザートを用意してくるよ。」
そう言って魔女はキッチンの奥へと行ってしまった。
アザミ達はそれぞれの席に着く。
セビア「…本当に大丈夫かな…?」
セビアは心配そうだ…。
セビア「何か胡散臭いよ。アザミ君、今なら外に出られるよ。」
アザミ「さっきも言った通り、外は危険だ…。そんなの自殺行為と同じだぞ。」
“キュルルルルルル〜”
アザミの腹の虫がまたも鳴く。
アザミ「それに食欲には勝てない…。」
アザミは食べ物に弱いのである。
セビア「…分かったよ。ボクもお腹が空いているし、冷める前に食べちゃおうか。」
アザミ「美味しいな。」
魔女の用意した料理はとても美味しい物だった。
母の味とはこの事だろう。
セビア「うん、美味しいね。」
セビアも最初こそ警戒していたが、今では料理に夢中だ。
アザミ「………。」
セビア「…アザミ君?」
アザミは少しフラフラと揺れている。
アザミ「…今日は結構歩いた…からな…、少し眠気が…。」
セビア「眠気…?大丈夫?」
そしてセビアも…
セビア「あれ…ボクも急に…眠気…が……ア…ザミ……君…。」
そう言って倒れてしまった。
アザミ「何か…変…だ……寝ちゃ……駄目…だ………。」
これを最後にアザミの意識は落ちていった。
【〜ある村に伝わる昔話より〜】
昔々、ある貧しい国に小さな村がありました。その村の近くには大きな森があり、村人達は木を切り、それでなんとか生計を立てていました。そんな村に住む、とある一家の兄妹の話。
一家の大黒柱は森へ気を切りに、母親は家事を、そして二人の子供はまだ幼いが、母親の手伝いをする。それが毎日の日課。木を切るだけで生計を立てるのは難しく、毎日子供達は母親の八つ当たりを受けていました。しかし所詮はまだ幼い子供。親に頼らなければ、その先に待っているのは死。生きるためには、親にどれ程殴られようと、この生活を受け入れなければいけませんでした。
“ピチャッ…ピチャンッ……”
雫が落ちる音でアザミは目を覚ます。
アザミ「ここは…どこだ…?」
どうやらボロボロの布団に寝かされていたようだ。
隣にはボロボロの木の丸テーブル。
上に乗っているのは…一冊の日記帳…。
床と壁は石でできている。
そして奥には鉄格子…。
アザミがいるのは牢屋だった。