僕は多分脱出ゲームをしている   作:うえポン

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前回の続きです!


それぞれの現在位置

アザミ〜一階中央
セビア〜一階中央



1-2.塞がれた逃げ道

 

 

セビア「出口なんてどこにもないのだから。」

 

 

アザミの問にセビアはそう答えた。

 

 

セビア「まぁ、直接自分の目で見て確かめた方がよさそうだね。」

 

 

ーーー出口が…ない…?

 

 

セビア「大丈夫…?まぁ、そんな顔になるのも当たり前か…。うん、それじゃあボクが案内するよ。ついでに挨拶も済ませちゃおうか。」

 

 

そう言うとセビアはクルリと方向転換をして、歩きだした。

 

アザミはただ黙ってセビアの後を追うことしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

現在位置一階中央

 

しばらく廊下を歩いていると広い部屋にでた。

 

 

セビア「アザミ君、ほら見てみて。」

 

 

アザミはセビアの指す箇所を見る。

 

冷たく、鈍い光を放ち、この部屋に似つかわしくない異物。

 

何者も寄せ付けない威圧感。

 

 

アザミ「鉄格子…。」

 

 

鉄格子の奥に見えるのは扉だった。当然行くことはできないが。

 

 

セビア「多分ここが出口なんじゃないかな…。ボクもどうにか向こうに行けないかといろいろ調べたんだけど、やっぱり鍵穴もないし、こんな硬い鉄を切ることなんてとてもできないし…。」

 

 

そう言うとセビアは後ろを指さし、また言った。

 

 

セビア「後ろの扉は一階エレベーター前って書いてあるんだけど、ここも開かないんだ。もちろん鍵穴もない。」

 

 

アザミ「……。」

 

 

アザミとは対称的にセビアの表情は明るかった。

今度はアザミに向き直り、そして優しく言った。

 

 

セビア「でもね、まだ諦めちゃダメだよ。ここにはボク達の他にあと5人いるんだ。1人より2人…、5人集まればきっと何か脱出の糸口が見つかるよ!大丈夫、だからアザミ君、元気だして?」

 

 

ーーー糸口なんて見つかるわけない。けれど…

 

 

アザミ「何もしないより…マシだよね…。」

 

 

セビア「うん!それじゃあ次の部屋を紹介するよ。」

 

 

言い終わるやいなや、セビアはまたすぐ歩きだしてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

現在位置一階西廊下

 

さっきの部屋から西に行くと、また同じような廊下にでた。

どうやらこの屋敷は対称な構造をしているようだ。

鉄格子があった部屋を「一階中央」とするのなら、アザミの部屋側の廊下が「一階東廊下」。そして現在いるここが「一階西廊下」だ。

 

「東廊下」と同じように、ここにも4つの部屋があった。

 

 

セビア「右から…カレンさん、パセリちゃん、そして鍵のかかった部屋、一番左がガベラさんの部屋になってるんだ。因みに東側の部屋は、左からアザミ君の部屋、ラーレさんの部屋、そしてボクの部屋、セインさんの部屋になってるよ。」

 

 

知らない名前が5つでた。その人達がセビアのいう“他の皆”のことだろう。アザミはまず一番右の部屋…カレンさんとかいう人の部屋に向かった。

 

 

 

 

 





次回、他キャラクターの紹介パートになります!
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