第二章スタートです!
現在地:アザミ→自室
2-1.デスゲームの始まり
アザミは一人、自室で昨日の一件を思い出していた。
ーーー昨日、あのマスクが言っていた事…、本当に信じていいのだろうか?
遡ること14時間前…
マスクの男「脱出するには、あるお題をクリアしてもらわなければなりません。」
アザミ「あるお題…?」
マスクの男「はい♪そのお題は物凄くシンプルです。」
マスクの男は続けて言う…。
マスクの男「自分を狙ってくる者に、
ただ、殺されない事、それだけです。」
周りがざわめきだす…。
カレン「ふざけるなっ!!そんな事に付き合う時間はない!出口はもう開いたんだ!お前の言うお題をやる必要はない!」
カレンがそう言うと、マスクの男は愉快そうに…
マスクの男「は?出口??」
カレンに聞き返した。
カレン「あぁそうさ、たった今この二人が開けてくれたんだ!」
それを聞いたマスクの男は震えていたが、耐えきれず、大声で笑いだした。
そして、
マスクの男「そのエレベーターは出口に繋がってはいませんよ。だから、私が先ほど言ったお題をクリアしないかぎり脱出できませんって。」
マスクの男「あ、でも参加は自由ですよ。ペナルティなんてものは用意していませんから安心してください。」
それを聞いたガベラが質問をする。
ガベラ「どういう事だ?我々にお題をやってもらいたいのではないのか?」
当然の疑問だ。ペナルティを課さなければ、この状況でお題をやる人なんて一人もいないだろう。
マスクの男「私はどっちだっていいんです。やらなくてもいいですよ?」
ペナルティがなく、お題も強制ではない。
皆の頭に疑問符が浮かぶ。
しかしペナルティを課す意味がなかったのだ。
マスクの男は続けて言った。
マスクの男「ただ、向こうは確実に皆様を狙ってきますよ?」
死にたいのならご勝手に…という事だった。
マスクの男「あぁそれと、敵はこの中にはいませんよ。なので仲間同士の殺し合いはやめてくださいね。」
そう言い残し、霧のように消えていった…。
現在
アザミ「……………。」
“コンッコンッ”
アザミが考えていると、誰かのノックが聞こえた。
そして直ぐにその人物が大きな声で、
セビア「見たんだ!」
と言った。
アザミ「…セビアか。見たって何を…?」
セビア「黒フードの怪しいヤツだよ!」
アザミ「もしかして、僕達を狙っているっていう…?」
セビア「多分!とにかくアザミ君!支度ができたら来て!ボク、廊下で待っているから!」
アザミ「……………。」
ーーーとにかくセビアのところに行こう。