種ウマ娘   作:こもれび

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書いてみて思い出したけど、そう言えばこれはそういうお話だった(笑)


第二十三話 お風呂で

「うわぁ。ここがスぺ先輩のおうちですかぁ」

 

「すっげー」

 

「ほえー」

 

「まあまあですわね」

 

 みんなが口々にそんなことを言いながらバスから降りてくる。

 全員が降りるのを待って、最後にスズカさんと二人で家の前に行くと、ドアマンの彼が丁寧に会釈して私たちを招き入れてくれた。

 他のみんなは恐縮至極って感じなんだけど、一番申し訳ない思いしているのは私なんだよ。なにもしていないのにこんなに傅かれちゃってて、うう。

 ここに来たのはスピカのみんなのみ。

 ルドルフ会長さんとマルゼンスキー先輩は自分の家へと帰られて、トレーナーさんは用があるからって自分の車でどこかへ行ってしまった。

 だからここに今いるのは……

 

 スズカさん。

 ゴールドシップさん。

 メジロマックィーンさん。

 ウォッカさん。

 ダイワスカーレットさん。

 トウカイテイオーさん。

 キタサンブラックちゃん。

 アーモンドアイちゃん。

 それと、私。

 

 じいやさんの話の通りで、みんなが来ることを見越してくれていたメイドの皆さんが、全員分の夕食とお部屋の準備をしてくれていた。それと着替えなども。

 荷物を置いてからダイニングに入ると、もう食卓の用意も出来ていて、そこに全員で座る。

 結構みんなカチコチになっていたけど、私が食事を始めたらなぜか笑い出して、急に和やかになった。

 なんでだろう?

 いつも通り、どんぶりでご飯とニンジン盛を食べていただけなんだけど?

 ん?

 

 スズカさんの体調が気になっていたけど、もう全く問題ないみたい。

 食事しながらおしゃべりもしていたし、笑っても居たし。

 それを見て本当に安心した。

 

 食後、メイドさんたちの勧めで、今日は全員でお風呂に入ることになった。

 ここのお風呂は、ちょっとした公衆浴場並みの広さがあって、トレセン学園の寮のお風呂よりも正直言って広い。

 だからいつも一人で入るのが申し訳なさすぎて、汚さない様に端っこの方にちょこんと座って入っていた。

 でも、今日は大人数だし少しは足を伸ばしても良いかな? 

 そんなふうに思いながらお風呂場へと入ると、みんな余りの広さに目をまんまるにしていた。

 

「ひっろーい」

「すっげー、プールみたいだー」

「みてみて? ライオンが口からお湯吐いてるよ?」

「こっちはビーナス像の壺からお湯出てますって」

「この湯舟は大理石ですわね。我が家と同じですわ」

「なかなかいいじゃーん、スぺぇ、うらやましいなぁ、泳げるしぃ」

「ほぇ~」

「はぇ~」

 

 皆がはしゃいで、テイオーさんとゴールドシップさんがさっそく泳ぎ始めているなか、タオルで前を隠したキタサンちゃんとアーモンドちゃんが口をあんぐり開けて棒立ちになっていた。

 みんな思い思いで楽しんでくれているみたいで本当にほっとする。

 私の家って実感がまったくないから、本当にハラハラするし。

 

「スぺちゃん、私たちは身体を洗いましょ? 競争して汗もたくさんかいたし、久しぶりに私が洗ってあげるわ」

 

「い、いいですよ! スズカさんこそ倒れちゃったんですよ? 無理しちゃだめですってば! わ、私が洗ってあげます」

 

「そう? ならお願いしようかしら」

 

 そう話して二人で並んで座って、良く泡立てたスキンタオルでスズカさんの身体を洗っていく。

 前も、良くこうして背中や腕や足なんかをお互いに洗いあっていた。 

 その後は裸のままマッサージとかも念入りにお互い行っていた。

 以前は当たり前の様にやっていたのだけど、ここにきてしまったから本当に久しぶりで、スズカさんにこうやって触れられることが本当に嬉しかった。

 太ももや足の裏まで洗って流してあげると、スズカさん。

 

「今度は私が洗ってあげるわ」

 

「いいですってば」

 

「だめよ。お互いにするって約束だったでしょ?」

 

「うう……」

 

 そう言って、スズカさんの細い指が私の肩からお腹の方へと伸びてくる。

 そして私の背中に胸を押し付けたまま、優しく揉むように身体の前を洗ってくれた。以前の様に。

 そんな私たちのことを、湯船につかったゴールドシップさんとマックィーンさんが顔を半分沈めてぶくぶく泡を出しながらこっちを見ていた」

 

「なんだろうマックィーン。あの二人みてると、めっちゃもやもやしてくる」

 

「そうですわね。あんなにぴったり身体を密着させて、なにかいけないものを見ているような気になってきますわね」

 

 え? なんで? これって駄目なことなの?

 二人のそんな言葉にドギマギしつつ、それでもスズカさんに洗ってもらえることが嬉しくて、そのまま胸とかお尻とかも洗い続けてもらっていたら、二人がザバァっと立ち上がって、タオルもなしに腕を組んで仁王立ちになっていた。

 あ、ガ〇バスターポーズ。

 

「そういえばスぺって『ペ〇ス』が生えたんだよな? それってどれ? 見せてよ」

 

「そうですわ。元チームメイトとして確認すべきことだと思いますわ。後学のためにも!」

 

 そう言って同時にお風呂を上がった二人。

 スズカさんもきょとんとしたまま、泡だらけの身体を私の背中から離した。

 ああ、スズカさんが離れちゃった。

 と、そうちょこっとだけがっかりしながら、二人を見上げていると、そこに他のメンバーも集まってきた。

 

「え? スぺ先輩のペ〇ス、見せてくれるんですか?」

「どんなのですか? 気になります!」

 

 ウォッカさんとスカーレットさんも興味深々だぁ。

 テイオーさんもひょこひょこ顔を近づけてくるし、キタサンちゃんたちも明らかにわくわくした感じでお目メがお星様になっていた。

 

「えーと……」

 

 私はみんなのそんな視線に居たたまれなくなって逃げたかったんだけど、これはもう見せるしかないなと覚悟を固めて、みんなの前で立ち上がる。

 そして、まだ泡がついたままだった下半身にシャワーをあてて泡を全部流した。

 

「おおっ!!」

 

「これがっ!?」

 

 みんなの絶叫が一瞬上がる……

 けど、その次には少し首を傾げた感じでみんなが声を出していた。

 

「なんか……」

 

「思ってたのとちがう」

 

「なんというか」

 

「かわいい……かな?」

 

「というか、小せえな」

 

 そんなことを言いながらみんなが私の股間に顔を近づけてくる。

 私のペ〇スは今、最初のときみたいに血管を浮きだたせて、張り裂けそうなくらいに膨らんで上を向いているわけではない。かなり縮んで柔らかいままに垂れ下がっていた。

 私は手も下ろせなくなって、脇を締めたまま胸を押さえ込むような感じで手を上にしていたのだけど、みんなの顔が近づくにつれてなんだかだんだん恥ずかしくなってきていた。

 ひいっ!

 

「スぺちゃんのペ〇スは、すごく大きかったのよ。自分の胸で挟み込んでしまえるくらい上を向いて大きくなっていたわ」

 

 そうスズカさんが自分にお湯を掛けながらフォローしてくれる。

 それを聞いてみんな驚いていた。

 

「え? これがそんなに大きくなるの?」

「上を向いて?」

「ええ、それにとっても硬くて、どっくんどっくん脈打っていたのよ? それで、真っ白い精液をたくさん出したのよ」

 

 スズカさんがあの時の情景を思い出すように、自分の両胸を掴んで私のペニスのサイズがどれくらいかをみんなにレクチャーしてくれていた。

 みんなはその話を聞きながら私のしぼんだペ〇スを見ながら、ほんとに? とか嘘だぁ? とか、そんなことを疑問符交じりに言っていた。

 

「本当よ!!」

 

 信じていない感じのみんなに、ちょこっとだけスズカさんがムキになっていた感じだったけど、でも、今は仕方ないです。

 だって私、あの時みたいに大きくならなくなっちゃったんですもの。

 その原因も不明だし、大きくならないせいで、精液も出なくなっちゃったんですから。

 種ウマ娘としてここに来たのに、種付けもできない情けない私。

 もう自信もなにもなくなっちゃいましたから。

 

「本当なんだから!!」

 

 スズカさんはさらに強く言ってくれるけど、みんなは分かった分かったと口で言いつつも全然信じていない様子だった。

 もういいですよ、スズカさん。

 そう思っていたら。

 

 ガシっ!!

 

 あ……

 

「本当にスぺちゃんのペ〇スは大きくなるのよ、ほら、こんな感じで……」

 

 コスコスコスコスコスコスコスコスコスコス……

 

 あ……あ……

 

 スズカさんの細い指が、私のペニスを高速で擦る。

 そうされていたら、今まで何をされても全くなにも感じていなかったというのに、私の下腹部に何やら快感が……

 

「うわっ! うわっ! うわわっ!!」

 

 みんなが驚きの声だけが聞こえていた。

 気が付けば、例のドクンドクンと響くあの感触が私の下腹部に走っていた。

 そして、よく見てみれば、私の前にはスズカさんの背中と、お尻が? 

 彼女はいつの間にか私のペ〇スに跨っていた。

 

 コスコスコス……

 

 跨られたままで更に擦られる感触に、私はつま先でピンとまっすぐ立つ。

 

 あ……出……

 

 次の瞬間私は発射していた。

 発射し続けた。

 何度かあの感覚のままに出し続けた私。

 頭を突き抜けるようなあの感覚にふらふらしながら、目を開けてみたら……

  

 目の前にいたみんなの顔が、べったべたの白濁液まみれ。

 

「ね、言った通りだったでしょう?」

 

 ぺろりと舌を出して自分の顔にかかった精液を舐めとったスズカさんだけが、凄く嬉しそうなドヤ顔だった。


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