種ウマ娘   作:こもれび

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いやあ、種付けって便利な言葉ですね。放送禁止用語ではありませんからね。え? 最近では放送禁止? 嘘!? 
(未確認なんですけどね、本当にすいません)


第二十八話 スズ×スぺも良いものですよ

 それからの話をしますね。

 

 結婚した私とスズカさんは、私の実家のある北海道日高市に移り住むことにしました。

 家は、実家の牧場の外れに建っている白壁の一軒家。

 お母ちゃんが結婚した私達のためにと、もともと物置の様に使っていたこの建物をリフォームしてくれました。

 少し小高い丘の上に建っているその家の二階からは、広い草原と遠くの山々を一望できます。

 家の裏手の山林には小川も流れていて、山から湧き出る冷たい水が一年中せせらぎを作っていました。

 牧場から伸びる、緑の斜面を縦断するようなでこぼこのダート道を、荷物満載の軽トラックでゆっくり上って、その家の前でお母ちゃんとスズカさんと私の三人で荷解き。

 半日かけて家具や家電製品を運び入れて、ようやくお引越しが完了です。

 本当はお母ちゃんとも一緒に暮らしたくてスズカさんの了解もとっていたのですけど、それをお母ちゃんが頑なに拒否。

 二人の邪魔はしたくないよと、お母ちゃんは今まで通り牧場の母屋で暮らすことになりました。

 まあ、離れているといっても同じ敷地内なのですぐにいつでも会えます。

 ほんの2000mくらいですし、2分くらいで着きますし。

 

 新居での初めての夜は、スズカさんと二人でキャロットケーキを焼いてお祝いしました。

 二人で蝋燭を灯してこれからよろしくお願いしますとあらたまって頭を下げて……

 

 それからムラムラとお互い盛り上がってしまって、服を脱ぎ捨ててひとまず種つけ。

 ひとしきり発散した後で、二人して裸のままでケーキを食べさせあったりしてから、再び種付け。

 疲労困憊してふらふらになりながら、汗を流しましょうとお風呂を入れて、二人で身体を洗いながらまた種付け。

 湯船の中では抱き合いつつ種付け。

 身体を拭きつつ種付け。

 寝室の入り口で種付け。

 ベッドに横になって種付け。

 夢うつつのままに種つけ。

 種付け。

 種付け。

 種付け……

 

 その日から、私とスズカさんの二人きりの種つけ生活が始まりました。

 基本いつも一緒にいるのですけどね、何かの拍子でスイッチが入るとすぐに二人で始めてしまいます。

 この家にはお母ちゃんも来ませんし、こんな丘陵の上なので他の人も来ることはありません。

 いるのは、野ウサギとかエゾシカくらいなもの。

 人目を気にしなくていいこの状況に、私もスズカさんも遠慮なくいつでもどこでも何度でも種付けをしました。

 丸一日、服を着ないで過ごした日もありましたし、いつも手をつないでキスをしていましたし。

 時には、裸のままで家の裏の森の、小川のほとりで種付けをしたこともありました。

 

 それはもう夢のような日々で、ここは天国なんじゃないかって自分の認識を疑ってしまっていたくらいですし。

 

 私はスズカさんと結婚できたんだ。

 結婚して、こんなに愛し合える関係になれたんだ。

 スズカさんのこの笑顔を私一人のものにできたんだ。

 

 考えれば考えるほどに幸せが沸いてきて、愛しさからスズカさんのことがどんどん欲しくなって、私からもたくさん誘っちゃいました。

 

 そのような、他所から見れば(ただ)れた、怠惰な生活を暫く続けられたことには理由があります。

 私たちは、新婚旅行を行わない代わりに、新居での夫婦生活を優先することに決めたんです。

 だから、これは私たちにとっての長い休暇。

 休暇ですから、本当に好きにお互い愛し合い続けました。

 

 その後も愛し合う日々は変わりませんでしたけど、私とスズカさんはお母ちゃんの牧場で働くようになりました。

 具体的にはレストランや売店の店員をやったりだとか、牧場内の練習用コースでのウマ娘向けのレースのコーチング。それと、時折休日などに、野外ホールで私とスズカさんの二人でコンサートを開いたりだとか、意外と毎日忙しい日々となっています。

 お母ちゃんも、私たちのおかげでここが観光牧場になって嬉しいと言ってくれています。

 遠方からもたくさんのお客さんが来てくれていますし、私たちがレースを走っていたころからのファンと言う人も多いですし、本当に頑張らないと!!

 

 お仕事は大変ですけど、大変なほど夜は二人して燃えてしまって、気が付いたら朝になっていたとか、そんなことも結構あって尚大変なんですけどね。もっとしっかりしないと。

 

 毎日が本当に充実していて、毎日が本当に楽しくて嬉しくて、私はすっごく幸せです。

 

 大好きです、スズカさんっ!!

 

 裸のままでソファーに座る私を、やはり裸のまま私の背中に胸を押し付けつつ、両手で抱き締めてくれるスズカさん。

 彼女は私の少し大きくなってきたお腹をゆっくりとさすりながら、振り向いた私に優しくキスをしてくれました。

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