種ウマ娘   作:こもれび

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後書き

 そしてスピカ×ブエナの種ウマ娘が始まる……なんちゃって。 

 始まりませんよ、悪しからず。

 

 ということで、ようやくこの物語も終わることになりました。

 ウマ娘の二次小説とか言っておきながら、その実オリジナル展開、オリジナルキャラをバンバン出した挙げ句、ラストはスペでもスズカでもない、二人の娘だとか、いやはや二次小説の皮を被ったペ○ス……もとい、オリジナル小説でございました。

 まあ、仕方なかったのですよ。

 何しろ書き始めるきっかけが、「ウマ娘ってどうやって産まれるのだろう?」という素朴な疑問から始まりまして、「スペシャルウィークは牡だね? サイレンススズカも牡だね? でも作中だと牝だよね? これいかに?」とまあ、こんな感じで考えつつ、「原作アニメのスペとスズカって、なんかいちゃいちゃしてるよね、微笑ましいよね、というかむしろ良いよね! 百合百合! 尊!!」

 とまあ、こんな欲望がムクムクと育ってまいりまして、春の天皇賞も近いし、それに合わせて小説を書いてみようかな? と始めてしまったわけです。

 そしてつけたタイトルが「種ウマ娘」。

 いや、もう見も蓋もありませんね。

 種馬ですよ?

 まさに種牡馬。

 日本の誇る種馬といえば、スペシャルウィーク、サイレンススズカ、ディープインパクトなどの親でもあるサンデーサイレンスがまず頭に浮かびますけど、この春の天皇賞をとったフィエールマンはディープインパクトの産駒ですし、数年前に親子二代ジャパンカップ制覇を為したブエナビスタの父親は、スペシャルウィークです。

 競馬の何が素晴らしいって、そのような名馬の血統が脈々と継がれて、大舞台でドラマを繰り広げること、これにつきます。

 では、ウマ娘の世界では?

 ここはそれこそ、そんな全世代の名馬が一堂に会してドリームマッチを繰り広げる。

 年の差、時代、歴史を飛び越えての戦いは、それはまた格別の楽しみでもあります。

 でも、血統という、競馬の楽しみも味わいたい。

 まあ、だからこその種ウマ娘設定なんですよ。

 この作品では、牡を種牡ウマ娘、牝を繁殖ウマ娘と呼ばれていて、牡はある時期までメスで、そこから性転換してオスになります。つまり『ふたなり』ちゃんなわけです。

 まあ、女性器の方は退化するので、グラマラスなボディの男の娘って感じが正解なのですけどね。ルドルフとかマルゼンスキーは妖しさ満点ですよね、間違いなく。

 さて、ここからです。性転換できるなら、史実が牡でも妊娠させてしまえるのではないか?

 となれは、スペシャルウィークとサイレンススズカのこどもだって……

 ということで、娘ちゃん登場というわけです。

 最初から出てきていたわけですけどね、スペに似ていますから勘違いしちゃったかもですけど。

 

 スペシャルウィークとサイレンススズカがいちゃいちゃして、ラブラブして、ペ○スペ○ス連呼して、えっちな戯れをしまくる。

 そんな、夢ある世界を見てみたかっただけなんです!

 いえ、私は変態ではありませんよ? ちょっと趣味が特殊なだけで。

 とりあえずこの作品はこれで終わりますが、裏話は色々考えていました。 

 繁殖センターのスペの家には、今ゴールドシップとマックイーンが二人で暮らしていて、毎晩同じ布団で寝ているとか、ウォッカとスカーレットがどっちが先に妊娠するか競争していたりとか、テイオーがルドルフにべったりだとか、キタサンとアーモンドが海外旅行しまくっているとか。

 それと、肝心のスペ、スズカは、北海道でのびのびといちゃいちゃカップル生活を勤しんできましたとか。そんなサイドストーリー。

 いずれ追加していくかもしれません。

 が、とりあえずはここまでです。

 

 最後の最後までのお付き合い、本当にありがとうございました。 

 それではこの辺で。

 またいつか、お会いしましょう。

 では。

 

 令和元年5月14日

 こもれび


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