深緑の火星の物語   作:子無しししゃも

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第53話です。お前本当に現代(未来)日本人かよぉ!といった感じの事をベース公開辺りで呟いていた主人公の過去回想と戦闘パートです。


第53話 哀れな神の出来そこない

――大儀に逆らおうと思わない、それを守る事に勝手な自己満足とわずかな陶酔を覚える程度には自分は善良な人間で、でもそれを貫き通しながら自分の意思を果たす、それができる程の力を自分は持っていない事も同時に知っていた。

 

 

 自分が最初に人を殺したのは、14歳の時だった。

 『なやがら事件』、という言葉に聞き覚えはあるだろうか。2614年に平和な平和な先進国、日本で起きた集団殺人事件だ。

 

 事の流れを簡単に説明すれば、土砂崩れで孤立した小さな町の一区画で起きた、カルト宗教の暴走、ただそれだけ。

 大昔のように食糧不足や外部との通信途絶、など起こるはずもなく、三日もすれば外部への道が開ける、そんな、俺を含めた住民たちも特に危機感も抱いていない時に起こった事件だった。

 

 

 俺の家は東北地方の某県某市、とだけ言っておこう、そこの商店街のただ中で八百屋を営んでいた。

 生活はお世辞にも裕福とは言い難かった。

 近くのスーパーで買い物すれば手早く、もしそうでなくても通販で全国どこでも世界中の物品が手に入る、そんな時代に特に品質が高いわけでも変わったものがあるでもない辺鄙な土地の商店街が賑わうわけもなく。でも、両親はそんな場所に愛着を感じていたのか、事あるごとに俺にこの八百屋を継げ、と言ってきた。

 

 そんな俺は、よく店の手伝いを抜け出て幼馴染と遊びに行っていた。遊びに行っていた、などとは言うがカラオケだとかボーリングだとかそんな若者の遊び場は田舎も田舎の町には無く。虫を捕まえて川でそれを餌に魚を釣ったり、山で友人達と鬼ごっこだの何だのをしたり、現代の都会っ子からすれば考えられないくらい原始的な内容だ。

 まあ、都会の遊びなんて知らない自分達にはそれは何よりも楽しいものであったし、色々な遊びを知っている今でもそれを思い出して懐かしい、もう一度やってみたい、と感慨に浸る時もある。

 

 平日は学業、生徒数数十人の今にも潰れそうな学校に通って一日を過ごし。

 それが休みの日には朝には客の来ない店を手伝い、夕方には質素な夕食を食べて次の日の仕込みや学校の為に早くに眠る。

 とはいっても店の手伝いばかりはごめんなので抜け出して同じく家を抜け出して来た友人達と遊ぶ。

 

 そのようにして、日常を過ごして来た。

 

 

 ある日、北国の方の冬場には珍しく大雨が降ったその次の日の事だ、轟音で目が覚めた。

 慌てて家の外に出ると、そこには俺と同じく道路に出て騒ぐ大人たち。

 

 近くの山で土砂崩れが起きて、町への道が埋まってしまった。話し合っていたのは、そんな内容だ。

 さらには、その時に隣町から商品を運んでいたいくつかの車が運悪く巻き込まれて、現在捜索活動が町側主体で行われているらしい。

 

 それもそうだ、と思った。だって、この小さな町のさらに端っこの村と呼べるような規模の所に、非常事態に行方不明者の捜索ができるような組織があるわけがないのだから。あるとすれば駐在さんがいつも欠伸をしている交番くらいだ。

 

 ふと気になって、幼馴染の家に行ってみた。前日に、今は親が家にいないから遊びに出ても怒られないんだ、と笑っていたんだ。それが、少し気になった。それだけの理由だ。

 

「静香?」

 

 鍵のかかっていない入口をノックするが、返答は無し。

 鍵がかかっていない、という事は、流石に無人ではないだろうとドアを開け、中に入った。

 

 電気が付いていない、薄暗い家の中。古い木造住宅特有の人によっては避けたがる独特の匂い。

 そんな、家の奥の部屋、その隅で。

 

 幼馴染、静香は、目を伏せてしゃがみこんでいた。

 

 

 

 

 ……理由は状況から察していた。俺は、きっとあの人達は無事だよ、帰って来るよ、と慰めようとして。

 

 そこで、部屋の中にもう一つ人影がある事に気付いた。

 

 修道服、だろうか。そのような衣装を身に着けた男。そいつが、静香にじりじりと近づいていた。

 その服装には見覚えがあった。町の外れに集会所を持っている、新興宗教の信者が着ているものだった。

 あまり勧誘などはしてこなかったので住民には受け入れられていたが、新たな神の誕生が云々、などと傍目から聞いていてもちょっと危ない連中だったので関わろうとも思わない、そんな感じの関係性だ。

 

「人ん家で何してやがる」

「しゅんき……? へ、この人誰……?」

 

 そこでようやく俺とソイツに気付いたのか、顔を上げた静香。その目には、怯えの色が浮かんでいた。

 

「……お許しください、神の誕生には、多くの尊い犠牲が付き物なのです」

 

 ソイツは言うや否や静香に向かって駆け寄り、その首を両手で掴み、締め上げた。

 俺は当然、それを止める為に駆け寄り――

 

――――――

 

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛!」

 

 『薬』の力によって無理やり体を動かせる状態まで回復し、俊輝はエレオノーラに躍りかかる。

 本来ならば、勝ち目の薄い相手。お互いの負傷、体力の消耗を勘案しても、その差は縮まるどころか開くばかり。

 その無謀な真正面からの突撃を、エレオノーラは同じく真正面から受け止める。

 

 『フンボルトイカ』の四本の触手と二本の触腕、その全てを正面への防御に回し、堅牢なカラストンビへと変質した左腕は備えとして構えておく。

 エレオノーラにとって、これはただの消化試合のようなものだった。相手は高位ランカー二人と言えど疲弊しきっており、一人に至ってはその専用装備が見えない。どこかで失ったのだろう、と判断する。ただ、自身の消耗が激しい事も同時にエレオノーラは自覚していた。

 同率四位の剛大と同じく、広域制圧と呼べるような能力は持たないベース生物で、数十人の『裏切り者』と、それ以上のテラフォーマーと交戦し、それをことごとく物言わぬ骸へと変えてきた。

 ただ、それによって溜まった疲弊と、複数との同時交戦での、いくら人を外れた、と言われるような能力でも避けられない負傷。

 

 全力を出せる状態であれば、今の傷だらけの俊輝が反応する事もできないまま静香の首をへし折る事が可能だ。

 だが、現状では静香の専用装備を抜いた際の脅威度の低さと自身がそこまで俊敏に動けない状態での失敗した時のリスク。それらから、エレオノーラは正面からの迎撃を選択する。

 

 

「とんだ『裏切り者』ね、お二人さん」

 

 振るわれる大顎の刃、それを一本の触手でいなし、残り三本の触手で手足の拘束を試みる。

 イカの触手の獲物への吸着の仕組み、細かい歯を食い込ませるそれは変態した昆虫型の甲皮に対しては効果が薄いが、吸着させずとも力任せに抑え込む事は可能だ。

 

「……何とでも言え」

 

 筋力、運動、再生において高い能力を持つ頭足類の、αMO手術によってさらに強化された力。

 接近戦の手段しか持たず、再生能力を持つ相手に確実に有効なダメージを与えられる毒も持たない俊輝が相手をするには、相性も悪い相手。

 

 しかし、応戦した触手は空を切る。大顎による一撃をいなされた俊輝が地に這いつくばるかの勢いで姿勢を低くしたのだ。

 外れはしたが、この体勢では回避はできても反撃に素早く転じる事は難しいはずとエレオノーラは考え、再度触手による拘束を試みる。

 

「……あら?」

 

 下方にいる俊輝を目指して軌道を変え襲い掛かる触手。一方的な攻勢。しかし、エレオノーラの直感、最大の防御と言ってもいいその危機予測が反応する。

 

 それに従い、触腕をクロスさせる形で盾とし、エレオノーラは一歩後ろに下がる。

 その瞬間、触腕に鋭い刃が食い込み血が流れ出す感触。

 

「ちっ」

 

 深い傷にはならなかったと把握し、俊輝は素早く身をかわして追撃を避ける。

 触手の攻撃は、俊輝を捕える事なく地面を叩いていた。この姿勢で、正面に踏み込み触腕を切りつけたというのか。エレオノーラは疑問を覚えるが、俊輝が先ほどいた地点を見て、すぐにその答えを得る。

 

「陸上競技みたいねぇ」

 

 地面の一部から岩が突き出て、盛り上がっていたのだ。これを蹴って、低い姿勢から加速して触腕の防衛圏内まで踏み込んできたのだと。

 でも、それだけ。その程度の攻撃が、何だと言うのだろうか。

 再生能力を持つ『フンボルトイカ』のMO能力の前で、切断に至らない切り傷を付けるだけの斬撃が、どれほどのものだと言うのだろうか。

 

 強気に出ても問題無い、と判断し、エレオノーラはその左腕、硬質化した部位を俊輝に叩き付けようと振り下ろした。

 

「……?」

 

 が、その動きは、ぴたりと止まる。触腕が、思うように動かないのだ。

 それの違和感により、一瞬だが硬直した体。本来ならば、常人であれば見逃すような一瞬の隙。

 

 

「悪いな、俺も多分、アンタみたいな化け物って程じゃないが……ただの人間、でもない」

 

 先端を前線に押し出していても、その根本である太い部分の触手は本体の腰から伸び、敵が直に体に接触するのを遮るようにその周囲を守っている。だが、うねる触手の防衛網、その微かな隙間を突き、鋭利な刃がエレオノーラの喉笛に食らいつく。

 

「ぎ……ィ……」

 

 表面を切り裂き、首に食い込む刃。

 口から血を吐きながら、エレオノーラは歪んだ笑みを浮かべる。

 その視界、展開した触手の隙間から見えるのは、眼前の、弱り切っている敵。その目は、彼女と同じ、狂気の光を帯びていた。

 

 

――――――

 

 何度も響く、グチャリ、という液体状のものも付属しているものを殴っているかのような鈍い音。

 それは、数分ほど続いたのだろうか。

 

「……ぅぅ……ごめんね、俊輝……」

「お前は何も悪くない……悪いのは……」

 

 俺の目の前には、泣きじゃくる静香。

 

 そして、血まみれになって横たわる、もう動かない修道服の男。その表情は苦痛に歪んでいるが、酷い殴打の跡とそれによる出血で殆ど見えなくなっている程だ。

 何故、こんな事になってしまったのだろうか。……などとは言うまい。簡単な事だ。静香に掴みかかったコイツを俺は引きはがし、ひたすら殴り続けた。勿論、相手の抵抗も激しく、俺も所々に傷を負ってしまったが、それを気にしていられるような状況では無く。

 

「まぁ……いくらこんな状況だったとしても正当防衛、って言えるかは微妙だよなぁ……」

 

 こうでもしないと、今の自分では止められないと思ってやった事だ。相手の正気を失った目を見て、そう判断したんだ。

 自分が一人の人生を終わらせた。心臓を鷲掴みにされたような動悸と、得体のしれない吐き気。ああ、これが人を殺す、という事なのか。

 俺は、人の道を外れた行為をしてしまった。きっと、その報いを受ける事になるのだろう。

 

「良かった……よかったよぉ……俊輝、生きてる……生きてるんだよね……」

 

 全てにおいて後悔していない、と言えば嘘になってしまうだろう。これから何年かは知らないが人生の時間を世間の表舞台から追放されて過ごす事になる。それは今考えてもぞっとする話であるし、子どもだった俺からすれば、なおさらだろう。

 ただ、それでも、満足していた。最初に狙われた自分ではなく、俺が生きている事に対して安心の涙を流してくれる、そんな人を守れた事。そこは、紛れもない事実であったから。

 

 

「……とりあえず、大人に知らせるか……嘘偽り無く、な」

 

 肉体的にも精神的にも疲弊し座り込んでいた俺は、何とか立ち上がり、家の玄関の方を向いた……んだったか。

 そこで、俺は硬直したんだ。

 

「素晴らしい」

「素晴らしい」

「君こそが、次の『神の卵』に相応しい」

 

「っ!?」

 

 そこには、十人はいようか、という修道服の連中が立っていた。

 俺の背を、冷たい感覚が通り抜ける。

 ダメだ。自分も静香も、逃げられるような状態じゃない。いや、それよりも。

 

 

 そいつらは、死んだ仲間と殺した俺、それを見て、歓喜の笑みを浮かべていたのだから。

 

 

 

 ……その後の展開は、俺の想像とは全く異なるものだった。

 奴らは俺達に手を出す事をせず、死体を片付けただけで去っていった。

 

 

 その後の事は、あまり思い出したくない。結局静香の両親が亡くなっていてあいつがどれだけ苦しんでいたとか、その日両親が家にいなかった子どもの多くが、正体不明の犯人によって殺害されたとか、思い出す意味もなければいい思い出でもないものばかりだ。

 

 俺と静香も証言し、あの宗教団体の事も話したのだが、町にいたそいつらの集会所はもぬけの空、俺がその団体の一人を殺した、という事も言ったのだが、問題の死体が見つからないから、という事でうやむやになった。本来ならばそんな事はあり得ないはずなのだが、今思えば何らかの圧力でもあったのかもしれない。

 

 

 こうして、俺達の日常は多くの犠牲を払って戻って来た……と思っていた。

 土砂崩れに巻き込まれて亡くなった人が数人、事件の日に一人で家にいて殺害された子どもが14人。奴らの目的は何なのか、子どもを狙って殺して何がしたかったのか、わからない。

 

 ただ、俺の日常は、戻ってこなかった。その日から、俺は幾度となく何者かに命を狙われるようになったからだ。

 ……思春期にありがちな空想だとか事件で心を病んでしまって妄想に取りつかれている、とかではない。

 どちらかと言えば、そうだった方が幸せだっただろう。

 

 夜に突然、自分の部屋に怪しい物体が投げ込まれた。慌てて部屋を逃げ出し、後にそれは時限装置で毒ガスが放出されるものであった事がわかった。通り魔に襲われた事が不自然な回数ある。夜中に、刃物を持った不審者に部屋に侵入されそうになった。もっと挙げてもいいが、キリが無いからこのくらいにしておこう。

 

 ……そのたびに警察に相談したが、何だか煮え切らない様子で、十分な対処と呼べるような事はしてもらえなかった。

 

 だから、俺は故郷を出る事に決めたんだ。

――――――

 

 『9位』。それを、最初に不自然だと思ったのは、彼の今計画での上司、剛大だった。

 当然の事であるが、『裏マーズ・ランキング』上位ランカーの人間にはそれ相応の理由がある。『ベース生物の強さ』にそれを依存する、1位、2位、3位、8位。『本人の強さ』にベース能力が上乗せされている、4位二人、6位、7位。俊輝の9位は、後者に分類される。

 

 本人の強さ、というものは当然ながら当人の経歴で決まっていると言えよう。時には命を張る事もある警察組織の実戦で鍛え上げた剛大。裏社会で数えきれない程の戦いを潜り抜けてきたエレオノーラ。軍人として人殺しも含んだ訓練を積んでいる欣とチャーリー。

 

 しかし、剛大が見た己の率いる人員のデータで、俊輝にはそのような強さの根拠となる経歴、というものが見つからなかったのだ。

 ごく一般的な家庭に生まれ、中学生の頃に事件に巻き込まれ、それが元で故郷を出て(本人は両親と将来の方針で対立した、と語っていたが)、人間トラブルだの詐欺だのの不幸に見舞われ、金を稼ぐ為にU-NASAへとやって来て計画への参加を希望した。

 

 その経歴は、多少不幸な所はあれどごく普通の一般人だ。それが、何故このような高ランクとなっているのだろうか。手術ベースとなる生物も、甲虫の甲皮による守りと大顎が腕に形成される、特殊な能力があるわけでもないシンプルなもの。訓練での飲み込みは異様に早かったが、そこにも理由があるのか。

 

 中学時代に巻き込まれた事件、に何かがあるのかとも考えその情報を取り寄せたのだが、警察のデータにも何故か詳しいものは保管されていなかった。

 

 上司として何故? と疑問に思った剛大。いずれ袂を分かたねばならない敵としてそのデータを集めていた拓也。彼らが探しても得られなかった、その答えは。

 

 

 

「素晴らしい闘争心ね、()()さん」

 

 

 あと少し腕を振る事ができれば、その首を完全に切り落とせていただろう。

 だが、それを許す程、俊輝の前に立つ怪物は甘くは無い。

 触手が動き、その隙間を完全に塞ぐ。

 

 エレオノーラの首に食い込んでいたその刃を引き戻す事はできず、完全に触手によって絡め取られた状態。

 そこから行う事といえば、一つ。

 

「ーっ!」

 

 その腕に強い圧力が加えられ、骨が砕ける感覚に苦悶の表情を浮かべる俊輝。愉悦の笑みを浮かべるエレオノーラ。

 

「降伏なさい。今そうすれば、命だけは助けてあげましょう。私が帰還した後も、この件に関しては国へは報告しないわ」

 

 ふと、エレオノーラの声色が変わる。先ほどまでの戦闘の熱狂に浸っていたものではなく、落ち着いた、優しささえも感じられるのではないか、という穏やかな調子。

 その内容も、冷酷な戦闘狂である普段の彼女を知るものからすれば、考え難いものだ。

 

 要するに、この戦闘そのものを無かった事としよう、という提案であった。

 戦闘のペースは完全にエレオノーラの方にある。即ち、これはエレオノーラの温情だ。

 

 

「……多分、アンタなりに考えがあってそう言ってくれてるんだと思う」

 

 俊輝の体を責める、重たい疲弊。戦闘によって折られた腕。

 もういいだろう、休め、と彼の体は訴えかける。

 配慮なのか、触手の拘束を解くエレオノーラ。

 

 

「でもな、もう、後戻りできないんだ、何もかも」

 

 答えとして、その右腕の大顎を、俊輝は振り上げた。

 背後では友が戦い続けている。後ろには、満身創痍の守るべき人を抱えている。

 拓也は、この第二班の宇宙艦で助かる、と思ったからこそ、自分達を送り出してくれた。

 

 ……だからもう、退く事なんてできるはずもない。

 

 

 

「素晴らしい」

 

 その選択を愚かと笑うでもなく、戦いを続けられる、という喜びを表に見せるでもなく、ただ一言、呟く。

 それは、その瞳にかつての自分と同じものを見出したから。

 

 

 死にたくない、と。

 

 

 そして、再度両者は衝突する。俊輝はまだ無事な右腕を、エレオノーラはその左腕を振るい、正面からぶつかり合う。

 

 その戦いは、次の局面へと進もうとしていた。

 




 観覧ありがとうございました。

 次回、少しだけ回想と戦闘シーン続き
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