トリプルP!~Produce"Poppin'Party"~ 作:Lycka
本当にありがとうございます!
何度も見返してニヤニヤしてました。
これからも投稿続けていくのでよろしくお願いします。
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では、体育祭の続きをご覧下さい。
-第三種目-
『第三種目 スウェーデンリレーに出場する.....』
走り終わった俺と蘭が待機場所へ戻り、汗の処理や水分補給を終えるとアナウンスが聞こえてくる。スウェーデンリレーには巴が出るんだっけか。
「やっと私の出番か!」
「巴頑張ってね!」
「怪我しないよ〜にね〜」
これまで通り行進を行いスタート位置に待機する。
「あれ、麻弥ちゃんじゃない?」
「本当です!マヤさんも出るんですね!」
「それなら、みんなで応援しないといけないわね」
「薫さんもいるじゃん」
「あら、なら応援しましょう!」
「はぐみは立って応援するよ!」
「はぐみちゃん、後ろの人が見えなくなるよ.....」
どうやら巴だけじゃなく麻弥と薫先輩も出てるらしい。ならその二人も応援してやらないとな。
『よーい、ドン!』
まずは100mからスタート。100mには麻弥が出場している。このスウェーデンリレーは1.2.3年合同でチームを編成している。普段フヘッている麻弥はあまり運動が得意では無さそうだな。
「麻弥ちゃん頑張れー!」
「マヤさん、疾風の如く走り抜けるのです!」
「麻弥ちゃん!頑張ってね!」
「ブヒッ、走ってる麻弥ちゃんも天使だお」
「流石我が嫁、応援しているイヴたん尊い....」
オタッキーが増えてんじゃん。まぁオタッキーはオタッキー同士でよろしくやっててくれ。あまり触れないでやるから。
予想は的中、麻弥は4位で次の走者にバトンを渡した。走り終えた麻弥は待機場所へ行くと少しグッタリしていた。普段からの運動不足だなありゃ。
「お姉ちゃん頑張ってー!」
「あこ、いつの間にこっち来てたんだよ」
「みんなと一緒に応援したかったから来ちゃった」
そのまま順位は変わらず最後の400m走者へバトンが渡った。400m走者には巴と薫先輩。三馬鹿の一人である薫先輩の実力やいかに。
『巴頑張れー!』
『キャー!薫先輩頑張ってくださいー!』
相変わらず薫先輩は人気だなぁ。保護者の人も目を輝かせて応援してるしな。
「お、巴と薫先輩で1位争いか」
「ハロパピには負けないよ!」
「勝負ってことかしら?それなら望むところよ!」
こっちの応援席でもハロパピvsアフグロ対決が始まってしまった。両方とも応援するっていう考えにはならなかったのかよ。
「巴も薫先輩も頑張れー!」
その後も両者一歩も引かず競技は進んでいった。そして、結果は.....
『なんと、両者同時にゴール!同率1位となりましたー!』
これは誰も予想がつかなかったであろう結果に大盛り上がりだった。
「先輩なかなかやりますね」ハァハァ
「君こそ凄いじゃないか」ハァハァ
まさかの同率1位になったスウェーデンリレーであった。
-第四種目-
『第四種目 障害物競走に出場する.....』
先程の盛り上がりは冷めぬまま次の競技が始まる。障害物競走はリサと日菜が出る予定。
「今度は今井さんね」
「応援....頑張りましょう....!」
「日菜ちゃんなら大丈夫だよね」
「どんな障害物があるのでしょうか?」
「あの子なら難なくいけそうな予感はするわね」
千聖さんの意見には賛成できる。障害物競走の障害なんて日菜にとってはなんてことないだろう。まぁリサも上手いことやっていけると思うけどな。
そんなこんなで3年生の出番。リサと日菜は同じ順番だったので先程と同様に1位争いが起こる予感。
『よーい、ドン!』
走り始めた走者を始めに阻んだのは跳び箱。そこまで高くは無いのでジャンプで難なくクリアできる。
「これなら楽勝だねー」
「(日菜に離されちゃダメだ!)」
勿論、日菜とリサも難なくクリア。遅れることなく次の障害物へ。
「今度は網のトンネルかー」
「日菜には負けないよ!」
網のトンネルもクリアし、その後の障害物もベースを落とすことなくクリアしていく二人。遂に、最後の障害物へ差し掛かる。
「ん、何この箱?」
「わかんないね」
『最後の障害物は、箱の中から一枚紙を引いてそのお題を持ってゴール地点へ向かう"借り物競争"です!』
最後の最後で借り物ときたか。ていうより競技混ざってんじゃん。借り物競争は借り物競争で一つの競技だろ。
「じゃあ私先に引くねー」
「あ!じゃあ私も引く!」
リサと日菜は同時に箱の中は手を伸ばし一枚の紙を取り出す。そして、書いてあるお題を持ってゴールへ......
「あれ、なんか二人共こっち来てないか?」
「今井さんの借り物は何なのでしょうか」
「日菜ちゃん何でこっち来てるの⁉︎」
どんどん近づいてくるリサと日菜。借り物は場外にでもあるのだろうか?お姉ちゃんとかバンドメンバーとかなら納得だな。いや、そんなお題無いか。それにしても、どんどんこっちに近づいてくるな。しかもこれ、俺のとこに来て......
『宗輝、こっち来て!!』ガシッ
「うおっ、何で俺なんだよ!」
リサと日菜に両腕を引っ張られ運動場へ連行されていく俺。もしかして俺がお題なのか?そんなお題あってたまるか。状況がイマイチ掴めていない俺の腕を引っ張りながらも、リサと日菜は一目散にゴールへ向かっている。
『おーっと!これまた二人同時にゴールだ!!』
結局、リサと日菜は俺を連れて二人でゴール。また1位が二人生まれてしまった。次は俺クラス対抗リレーなのに無駄に走っちまったよ。
「お題は何だったんだよ.....」ハァハァ
「それは秘密だよ!ね、リサちー?」
「う、うん。宗輝は知らなくても良いよ!」
お題は神のみぞ.....日菜とリサのみぞ知る。こうして、二人の少女の闘いは引き分けに終わった。
-最終種目-
『最後種目 クラス対抗リレーに出場する.....』
最後の競技であるクラス対抗リレーのアナウンスが聞こえる。色々あったが今になって思えば時間の経過は早かったように感じる。現在、点差はあまり開いておらずリレーで1位を取れば優勝といったところ。
「よし、なら行ってくるとしますかね」
「むーくん、ファイト!」グッ
「むっくん頑張ってね〜」モグモグ
「宗輝君応援してるね!」
「宗輝にかかってるんだからね!」
ポピパのみんなから応援の言葉を貰う。香澄は何かポーズとってるしおたえは昼飯食べてるしで訳分からん事になってる。
「あれ、有咲どこいったんだ?」
「有咲は良く見えるところでビデオ撮ってもらってるよ」
あまり顔見ないと思ったらビデオなんか撮ってたのか。でもなんか、有咲に似合ってるな。
「私達も応援してるわ」
「何で友希那ここに来てるんだよ。てかチーム違うだろ、自分のチーム応援してやれよ.....」
「湊さんのチームには負けませんよ」
「今回ばかりは宗輝を応援するわ」
嬉しいのか嬉しくないのか微妙なところである。せめて形だけでも自分のチーム応援すれば良いのにな。
「走る前にエネルギー補給しとかないとね!」ガバッ
「お、おいひまり、抱きついてくるなよ。エネルギー補給してんのはお前の方だろそれ」
「あー!なら私も補給する!」ダキッ
「日菜まで⁉︎もう行かないといけないから離してくれ〜」
割とマジで入場門に行かなきゃヤバい時間だった。そこで、助け舟が入る。
「ひまり、そこまでにしときなって」
「日菜、いつまで迷惑かけるつもり?」
巴と紗夜さんが二人を離してくれた。この二人はやはり周りがよく見えてるっていうかそういうのに長けてるところあるな。まぁ、紗夜さんに関しては半ギレですけどね。
「紗夜さんも巴もありがと。じゃあ行ってくるわ」
その後、ささっと入場門まで移動して行進が始まった。このリレーでも俺はアンカーらしい。一番目とかが良かったのに。
『よーい、ドン!』
競技が始まって一番目の走者が走り出す。しかし、クラス対抗だけあって足の速い子が各チーム選ばれている。ウチのクラスは2.3位付近。そのままの調子で3番目の走者へ。しかし、ここで問題が起こる。
「わっ!」バタッ
「あっ!バトン落としちゃった!」
リレーではありがちのバトンパスの失敗。観客やメンバーはめげずに頑張れだのまだ大丈夫だの応援してくれるが、当人の失敗したという事実は消えてくれない。それが足枷となり2番目の走者の子は泣き出してしまった。3、4番目の走者が何とか頑張ってくれて3位で俺にバトンが渡ってきそうな状況。
「おーい、宗輝ー」フリフリ
俺の名前を呼ぶ声が聞こえる。ふとその方向を向くと、カメラを構えてこちらに手を振る有咲が見えた。場所は丁度ゴールライン。
「そんなとこでビデオ撮ってるんだな」
「ここが一番撮りやすいからな。.....1位で帰ってくるのをカメラに収めてぇし」
「なら、有咲姫の要望通りに1位で帰ってくるとしますか」
「なっ!き、聞こえてたのか今の!」///
「もうすぐ来るから行ってくる」
「もー!1位で帰って来なきゃ許さないかんなー!」///
スタート位置....もといゴールラインへ戻りバトンを待つ。有咲と話したお陰で少し緊張がほぐれた。待っている間、ふと目を閉じてみる。明日香やひまり、友希那が走った50m走、蘭と一緒に走った二人三脚リレー、巴と薫先輩の激しい1位争いがあったスウェーデンリレー。そしてリサと日菜に連れられてゴールした障害物競走.....。その全てが脳裏に色濃く焼き付いて離れない。締めくくりの為にもこのリレー、絶対に負けられないな。
「むーくん!みんな応援してるから、絶対に1位で帰ってきて!」
任せとけ、と心の中で呟く。前まではこんなキャラじゃなかったんだけどなぁ。香澄達と触れ合っていく中で変わっていったのかもな。そんなあいつらに少しでも恩返しする為にも1位で帰ってきますかね。
「ごめん、後はよろしく」ハァハァ
「ありがとな!後は任せとけ!」ダッ
『2年A組まさかの大逆転勝利ー!!』
無我夢中で走り続けた結果、見事1位を取ることができた。ゴールラインを通過して安心したのか座り込んでしまった。
「......1位おめでとさん」
「その声は有咲か」ハァハァ
観客席の一番前でビデオを撮っていた有咲に声を掛けられる。俺は座り込んでいたので顔だけを動かし有咲の方は向く。
「ちゃんとビデオに撮れてるか?」
「勿論、私を舐めんなよ」フフン
有咲はそう言って胸を張って自慢げに答える。ただでさえスタイルの良い有咲にそんなポーズを取られると目のやり場に困る。少し目線を有咲から外して話を続ける。
「有咲、応援ありがとな」
「何言ってんだよ。応援なら他のやつもしてただろ」
「それに加えて有咲はビデオも撮ってるだろ。めんどくさいのにわざわざありがとな」
「.....ま、まぁな!ほら、みんな待ってるぞ!」///
有咲の言う通り、他の面子は皆待機場所に居て俺だけが座り込んでいた。それに気付き少し恥ずかしく思いながらも早足でその場所へ向かった。
***
『閉会式を行いますので、生徒は.....』
最終競技のクラス対抗リレーが終わり待機場所に戻ってすぐのアナウンス。時刻は12時を回ったところ。あまりプログラムにズレが起きなくて助かった。
「じゃあ閉会式行こっか!」
「ひーちゃん元気だね〜」
「うるさいくらいだね」
「むー!うるさくないもん!」
そんな他愛ない話をしながら閉会式へ向かう。閉会式と言っても順位発表くらいしかやらないけどな。
『お疲れ様ー。お待ちかねの優勝クラスを発表しまーす!』
発表者は言わずもがな生徒会長の日菜。その近くでサポートしているつぐみ。日菜のサポートなんて大変だろうに。一年生から三年生の順番で優勝クラスと準優勝クラスが発表されていく。
『次は二年生だね!えーと、優勝クラスは2年A組でーす!』
何とも締まりのない優勝発表。しかし、日菜らしくもあり俺は好きだった。発表と同時にクラスで歓喜の声が上がる。
『良かったねー!』
『初優勝だよ!』
ワイワイガヤガヤ
『はーいみんな静かにねー。次は三年生....』
こんな調子で続いていき、閉会式が終わり羽丘学園プチ体育祭ことリレーカーニバルは幕を閉じた
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「はぁ〜、疲れたぁ〜!」
「おつかれむーくん」
リレーカーニバルも終わり、俺は帰路についていた。しかし、ここでも問題が発生している。
「むっくんちどこ?」
「おたえ朝も行っただろ⁉︎」
「お姉ちゃんカッコよかったよ!」
「ありがとなあこ!」ナデナデ
「紗夜も燐子も応援ありがとね」
「彩ちゃんいっぱい人だかりできてたねー」
ワイワイガヤガヤ
そう、5バンド全員が俺についてきているのである。朝でも窮屈だったのにこれでは休むにも休めん。
「なぁ、流石に人数多いからじゃんけんでもして減らしてくれ」
『......!!」バチバチ
おお、目に見えるぐらいに火花が散っているのが分かる。そんなに俺の家来たいんだったら暇な時来ればいいのに。まぁみんな忙しいんだろうけどな。
『最初はグー!じゃんけん.....』
***
「ただいま〜」
「誰もいないのにそれやってんのか?」
「もう習慣付いてるんだよ」
「変な奴」フッ
帰ったらいつも行うマイルーティーンが有咲に変と言われた。そんなことないと思うんだけどな。
「私はそれ良いと思うな」
「流石リサ、良くわかってるな」ナデナデ
「んっ、ありがと」///
「あー!リサちーだけズルい!」
「日菜先輩落ち着いて下さいー」
「羽沢さんも大変だね....」
じゃんけんの結果、有咲、リサ、日菜、つぐみ、美咲の5人が今日は俺の家に来ることになった。来ても何もないんだけどなぁ。
「ねーねー、宗輝の部屋行ってみたいなー!」
「やめてくれ、マジで片付け出来てないから」
「なら私が片付け手伝ってあげるよー」ツンツン
「頼むから今回はリビングで我慢してくれ....」
残念そうな顔をする5人。今部屋に入られると非常に困る。何が困るかは内緒ですけどね。
「飲み物何が良い?つってもお茶かオレンジジュースくらいしかないからな」
「私は緑茶で」
「なら私は麦茶ね」
「ほうじ茶ちょーだい!」
「私抹茶が好きかな」
「統一性無さすぎでしょ.....」
「全員麦茶決定な」
その後、今日のリレーカーニバルの映像を5人で見た。時々、俺が映る時だけ有咲のカメラワークが少しブレていたのを聞くと、顔を真っ赤にして俺には教えないと言われた。他の4人にもそれは自分で考えなとか言われる始末。女の子は分からん。
そして、数時間が経過した。
「.......zzz」
「とうとう宗輝寝ちゃったね」
「もっと遊びたかったのになー」
「疲れてたので仕方ないですよ」
「私達どうしましょうか?」
「このまま帰るのも気が引けるし.....」
『(これはチャンスかも⁉︎)』
「またじゃんけんして一人だけ宗輝と一緒に居るっていうのはどう?」
「リサちー良いこと言うねー!」
「べ、別に一緒に居たいとかじゃないからな!」///
「市ヶ谷さん誰に言ってるの.....」
「(うぅ〜、恥ずかしいよ)」///
『最初はグー!じゃんけん....ポンッ!!』
-数時間後-
「ん....あれ、俺寝てたのか?」
「....zzz」スヤスヤ
「.......」
ま、待てよ、一度状況を整理しようか。まず、俺はリビングのソファで寝落ちしてしまった。そして、それを知った5人は気を遣って帰ってくれた。しかし、鍵もかけずに俺一人を寝させるわけにはいかないので一人だけ残ることにした。
「その結果、つぐみが俺に寄りかかって寝てんのか.....」
「.....ん、宗輝....君?」
「ごめんつぐみ、起こしちゃったか?」
「ご、ごめん!私も寝ちゃってた....」
この状況に気付いたつぐみは慌てて姿勢を正して謝る。相変わらずつぐってんな。
「いや、つぐみだって日菜の手伝いで疲れたろ。もう少し休んで帰っても良いんだぞ?」
「でも、もう時間も遅いし....」
「遠慮すんなよつぐみ。なんならさっきみたいに寄りかかってきても良いんだぜ?」ニヤッ
「も、もう!意地悪しないでよ宗輝君!」///
アフグロの中でも苦労人のつぐみ。実際、今日はつぐみの尽力があったおかげでスムーズに進行出来ていたと思う。そんなつぐみにはご褒美の一つや二つあってもバチは当たらないと思う。
「俺は頑張ったら頑張った分ご褒美があっても良いと思うけどな」
「......なら、一つだけお願い聞いてくれる?」
「俺に出来ることなら良いぞ」
「......みんなみたいに頭撫でて欲しいな」///
「.....いつだってやってやるから遠慮すんなよ」ナデナデ
「んっ、分かった」///
この後、めちゃくちゃ頭撫でた。満足げな顔をしてつぐみは帰っていった。
今日は特別疲れたなぁ。しかも明日学校じゃん。
「......飯食って風呂入って寝よ」
じゃんけんのシーン、ちゃんとルーレットで決めました。
バンドリなのに推しメン出てねぇじゃん〜って方すみません。
偏りすぎてくると無理やり変えていくのでお気になさらず。
(感想とかでもっとこのキャラ出してとか言って頂けると幸いです)