トリプルP!~Produce"Poppin'Party"~ 作:Lycka
新たに☆10評価下さった 天魔刀さん ありがとうございます!!
評価して下さっているのに気付いた時は声が出ましたね、はい。
評価が増えたおかげか最近UAの数も増えてきておりますので感謝感激雨あられでごさいます。
評価して下さったのも影響してモチベup→よし書くぞ!となり早めに出来上がりました。
しかし、このまま行くとまた1万字超えそうだったので2つに分けさせて下さい......。
それでは、28話ご覧下さい。
(前書き長くて申し訳ない)
Produce #28遊園地再び
アイドルフェスの翌日、俺は事務所へ呼び出されていた。しかも朝早くに。何故こうもあの人は人使いが荒いのだろうか。皆さんは経験したことがあるだろうか。帰り際に肩を叩かれ"明日、9時集合ね♪"と言われた絶望感を。
「おはようございま〜す」
少し間の伸びた挨拶をしながら事務所へと入る。髪も寝癖がついており服装もジャージという完全に気を抜いていたのが唯一の失敗。
「あら、宗輝君おはよう」
「プロデューサーさんもおはようございます」
「何そのズボラな格好」
出会って早々プロデューサーさんに指摘を食らう。まぁくることは薄々分かってたけど。でもこれだけは言わせてください。
「プロデューサーさんには言われたくないです」
「何よ、私がズボラだって言いたいの?」
いやだって、あなたズボラも何もないでしょうよ。大体毎日同じような服着てるし髪だってプロデューサーさんもボサボサだし。それに酒にタバコにギャンブルに。きっとプロデューサーさんは駄目男製造機なんですね、分かります。
「今の宗輝君の格好中々好みよ」
「すみません僕は今のプロデューサーさんの格好好きじゃないですし性格もちょっと難アリですしというより少し年齢的にもアウトなのでごめ......ちょ、待ってくださいプロデューサーさん。いくらなんでもグーパンは勘弁ですよ!!」
この後、初めてプロデューサーさんの愛のある鉄拳をモロに食らった。
***
「......痛い」
場所は変わって作業ブース。かと言って今から作業する訳ではない。パスパレの5人にも招集をかけているとのことだったので集合場所として作業ブースを選んだらしい。
「おはようございま〜す」
「ようやく来たわね」
そこまで待つことなくみんなが到着。麻弥辺りは眠そうにしてる。でも最低限身だしなみ整えてるところを見るとやっぱり女の子してんなぁと思う。だって、めんどくさいじゃん。
「早速話を始めましょうか」
「話というのは何なのですか?」
やはり、最初に言葉を発したのはパスパレのお姉さん担当でもある千聖さん。今日はポニーテールにして白いフリフリのシャツに短パンという何とも夏を感じさせるスタイル。プロデューサーさん、俺の好みの服装はこんな感じですよ。
「話というのは他でもない、宗輝君の事についてよ」
「え、俺の事ですか」
「なに?もしかして気付いてなかったの?」
まぁライブも終わったしもうマネージャーしなくてもいいとは思ってたけどね。一通りの経験を通してこのまま続けても良いと思っている俺がいる。事務所側から辞めろと言われればそれでお終いなのだが。
「まず私から伝える前に貴女達の意見を聞いておくわ」
「......それならもう決まってます」
「あら、なら聞かせてもらおうかしら」
5人で顔を合わせながら、今にもせーのという掛け声が聞こえんばかりの勢いで一斉に声をあげる。
『このまま続けさせて下さい!!』
その回答に少し耳を疑ってしまうがここは我慢。
「やはりそうきたわね。さて、その理由は?」
「ジブンは宗輝君に恩返しがしたいです」
「私もムネキさんにお礼がしたいです」
「私はるんっ♪とくるから宗輝と一緒にやりたい!」
「今まで通りとはいかなくとも構いませんので」
皆それぞれの想いを伝える。麻弥とイヴは恩返しとお礼、日菜は相変わらずるんっ♪ときてる。千聖さんは大人な対応。
「彩ちゃんはどうなのかしら」
「私も......宗輝君とならこれからも上手くやっていけそうな気がします。別にマネージャーじゃなくてもいい、ただ私達の側にいて手伝ってくれるだけでも私達の力になります。お願いしますプロデューサーさん」
『お願いします!』
俺は黙って見てることしか出来なかったが、みんながプロデューサーさんに頭を下げてお願いしている。
「まぁ貴女達がそう言ってくることは分かってたからね。でも、結果的に彼に重荷を背負わせてしまうことにもなり兼ねないのよ?」
「いや、出来るなら是非やらせて下さい」
「あら、随分乗り気ね」
「伊達に1ヶ月マネージャーやってないですからね」
俺は俺なりに今まで頑張ってきた。そして、これからも出来ればコイツらの近くで支えてやりたい。その気持ちだけはずっと変えられないし変わらない。確かに今まで通りとはいかないかもしれない。高校生の俺が考えるような甘い世界でもないのかもしれない。だとしても、これからも一緒にやっていけたら良いと思った。
「実はもう事務所の決定でマネージャーとまではいかないけどお手伝いさんとして雇うことが決まってるわ」
「まぁやっぱり駄目ですよね分かりま......え、なんて?」
「だから、このまま続けて頼むって言ってんの」
「あ、はい」
なんともあっさり俺達の願いは叶えられた。
~事務所内休憩所~
「なんか呆気なかったな」
「まぁ私は知ってたけれど」
「千聖ちゃん知ってたの⁉︎」
これまた千聖さんのSっぽいところが露呈してしまった。驚いた彩の顔を見てなんとも楽しそうに笑う千聖さん。そんな千聖さんにポカポカ殴りかかっている彩。そして、周りでブシドーッ!!とか言ってるイヴにるんっ♪ときたといつも通りの日菜。それと隙間に挟まってる麻弥。
「未だかつてこんなカオスな状況があっただろうか」
「これからはもっとカオスになるわよ」パッ
「うおっ、何ですかこれ」
プロデューサー が あらわれた!
こちらが みがまえるまえに こうげき!
何て冗談はさておき、急に6枚の紙切れを渡されてしまった。凄く嫌な予感、毎回当たってしまうからもう抵抗しません。
「偶然私のデスクの上にそれがあったのよねぇ。でも、私若手で忙しいから!!だから、あなた達にあげるから行ってらっしゃいな」
「あ、はい、まぁ若手ですから仕方ないですね」
「これって、前に宗輝君と一緒に行った遊園地のじゃん!」
手元にある紙切れをよく見てみると、確かに以前彩と行った遊園地のチケットだった。何でこんなに数もピッタリであんたのデスクにあるんだよ。どう考えても偶然じゃないでしょう。
「これ貰っても良いんですか?」
「いいのいいの、私まだ何枚か持ってるから」
「まだあるんすね......」
「宗輝!早く行こうよ!」
流石にこの格好では外に出られないので一旦みんな帰宅して再集合する形となった。もう外に出てるって?んなこと分かってんのよ、女の子と遊園地行くんだぜ?しっかり決めていかないと駄目でしょうが。
~自宅~
「たでーまー」
「あれ、お兄ちゃん早かったね」
「おう、まぁ準備したら出るけどな」
取り敢えずみんなとは別れて帰宅。そんなに時間もない為、速攻でシャワーを浴びて着替えて出発しないと千聖さんに何言われるか分からん。何気に一番楽しみにしてたの千聖さんだからな。
「ん〜、どれ着ていくかな〜」
「お兄ちゃ〜ん、どこ行くの〜?」
タンスの中を見て着ていく服を物色していると後ろから令香に声をかけられる。まぁ別に言っても構わないだろう。今回は6人分しかチケット貰ってないし。
「パスパレの5人と遊園地行くんだよ」
「え、令香も行きたい!」
「駄目、チケット無いし」
適当に令香の相手をしつつコーディネートしていく。一回行ったことがあるから分かるが、あそこは絶叫系メインなので汗かくし動きやすい服装の方がGOOD。だからといって半袖短パンは流石に無いのでストレッチ素材のパンツに七部丈のシャツに決定かな。
「お、これ前に着てったやつじゃん」
決めて取り出したシャツの下に前に着て行った服を発見。そんなに前じゃ無いのに何故か懐かしく感じてしまう。最近忙しくて1日が長く感じていたからだろうか?少し気になったのでこれも取り出してみる。
ポロッ
「およ、お兄ちゃん何か落ちたよ」
「お、どれどれ」
見覚えのある形、サイズ。シャツのポケットから落ちてきたのは、あの日彩とカップルのフリをして忍び込んだお化け屋敷の景品だった。これって確か中学生以下無料とかじゃなかったっけ?
急いで拾いつつ書いてある内容を確認する。
「......令香、早く着替えてこい。お前の準備次第で連れてってやらんこともない」
「本当に⁉︎じゃあ5秒で支度するね!!」ピュン
それから、俺が準備するのに10分。令香が準備するのに5分。何でこうも差がつくんだろうな。本当に妹には勝てん。でもそんなところも可愛い。紗夜さん、そこだけは共感出来ますよ。
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「んな訳で」
「兄共々よろしくお願いします!」
「前に貰った無料券のお陰だね!」
場所は既に遊園地。一応混雑を予想して現場集合にしておいたが杞憂に終わった。まぁ休日だからあまり乗客は居なかったけど。
「よし、じゃあどれから行くか」
「ジブンあれ乗りたいです!」
「私はあの和を感じさせる乗り物が!」
「宗輝〜、喉乾いたよ〜」
「令香ちゃん、私の事はお姉ちゃんって呼んでね」
「やっぱり絶叫系じゃないかな!」
おいお〜い、とても昨日息のあった素晴らしいライブを見せてくれたバンドとは思えませんけど〜。というより若干名おかしいぞ。一人喉乾いて助け求めてるしもう一人は俺の妹を誑かしにかかってる。千聖さん、俺より先に令香落としにかかるのやめません?
「熱中症になったらまずいし水分補給するか」
「ならジブン買ってきますよ」
「俺も行くよ、みんな何が欲しいんだ」
『何でも良い』
「......そこは息ピッタリなのな」
プロデューサーさんの言う通り、もしかしたらこの先カオスな状況になるかもしれません。
それから、園内のベンチに4人を座らせて俺と麻弥で飲み物が買える店へと向かった。中に自動販売機やらなんやらはあるのだが、せっかくなのでお店で買おうと提案。金額は変わったもんじゃないが店限定のやつもあるのでそれ狙いで。勿論、金額は全負担俺。まぁ母さんからお小遣い貰ったからこのくらいは平気だけどね。
「いらっしゃいませ〜」
「取り敢えず俺と麻弥の決めようか」
「じゃあジブンお茶で」
他のみんなは結局適当な物で構わないと言う事なので、炭酸と普通の果実ジュースみたいなものを半々で購入する予定。
「今限定でカップル様のみご購入可能な商品もございますがどう致しましょう?」
「いえ、ジブン達はそんな関係じゃ」
「じゃあその特うま野菜ミックスっていうやつ下さい」
「かしこまりました!」
そのまま後は適当な物を買って店を出る。注文してから受け取るまでずっと麻弥の顔が赤かったのが気になる。
「はい、麻弥確か野菜好きだったよな?」
「......そ、そんなこと知ってたんスね」///
「当たり前だろ、誰だと思ってんだよ」フフン
大体5人の好きな物とかはプロデューサーさんからリサーチ済みだ。イヴはジンジャークッキーだろ、日菜はジャンクフードに千聖さんは紅茶。彩はオムライスとかの洋食で麻弥が野菜スティック。まぁ野菜スティックだから安直に野菜ミックス選んじまったけど大丈夫だったかな?
「......やっぱカッコいいっスね」
「ん、もしかしてもう一つの激ウマしゅわしゅわソーダの方が良かったか?」
「い、いえいえ!わざわざありがとうございます!」
「どういたしまして、じゃあアイツらのとこ帰るか」
それにしても、流石に二人で六人分の飲み物持つのってキツイ。まぁ俺が5人分お盆に持って麻弥はさっき買ったやつチビチビ飲んでるから実質俺一人で持ってる。隣でハムスターみたいにチビチビ飲んでる麻弥、可愛い。これが見れただけで報われた気分だ。
「買ってきたぞ〜」
「お兄ちゃんおかえり〜」
「本当に適当に買ってきたからな」
「じゃあ私は紅茶をもらうわね」
皆それぞれ適当に買ってきたものの中から選んでいく。因みに令香の好きな飲み物はいちごみるくやら抹茶ラテ。甘いものから渋いものまでどんと来い状態である。まぁ我が家全員お茶が好きなのは茶道とかやってた影響も少なからずあると思うが。
「麻弥、それ一口貰ってもいい?」
「はい、どうぞどうぞ」
「ありがと......んっ、これ美味いな」
俺自身野菜は好きなので中々に好みな味だ。次から次へと飲んでしまいそうになるので一口で止めておく。俺も普通のお茶じゃなくてこっちにすりゃ良かったわ。
「じゃあ私にもちょーだい!」
「私も一口貰おうかしらね」
「じゃ、じゃあ私も!」
「皆さんどうぞ!」
「いや、そこは拒否ろうぜ麻弥」
あっという間に空になってしまった。てかみんな一口とか言ってまぁまぁな量飲んでなかった?あれか、みんな野菜好きなのか。だとしたらok、野菜好きな奴は良い奴だから。これ、持論だけど。
「また買いに行くか、麻弥」
「はい、じゃあ行ってきます!」
「何で二人で行くのかしら?」
「本当だ、お兄ちゃん行かなくてもいいじゃん」
確かに、流石は千聖さん。勘のいい美少女は皆さんお好きですか?因みに俺はあまり好きではない。理由は簡単、これめんどくさい状況になるやつだから。
「これカップル限定の商品なんですよ!!」フフン
「麻弥......何でそれ言っちゃうかな」
やはりやってしまった。しかし、何で麻弥はこうも嬉しそうにネタバラシするのん?何でさっきから顔赤いのん?さっきまでのちっこくて可愛らしい麻弥に戻ってくれ。
「宗輝、ちょっと話聞かせてもらうよ」ガシッ
「宗輝君、逃げたら駄目よ?」ガシッ
「ムネキさん、お時間少々」ガシッ
「......」ガシッ
「れーか知らないよ〜」
「......フヘ、フヘヘヘヘ」///
宗輝は 美少女4人に 拘束された!
いや、本当に何なのこのカオスな状況。
~To Be Continue ~
宗輝「さぁお待たせしましたおまけのコーナー」
宗輝「今回のゲストは、紗夜さんと日菜だ!」
紗夜「これは何なのかしら」
日菜「何かおまけらしいよー」
宗輝「いきなりですけど紗夜さんって人参嫌いでしたっけ?」
紗夜「ええ、それがどうかしたかしら」
宗輝「これなら飲めるかなって持ってきました!」
日菜「あ!これ本編に出てたやつじゃん!」
宗輝「日菜、そういう事言わないの」
紗夜「これは何なの?」
宗輝「所謂野菜ジュースです、勿論人参入りで」
紗夜「無理です」
日菜「え〜、美味しかったからお姉ちゃんも飲もうよ〜」
紗夜「ちょ、抱きつかないで日菜、分かったから」
宗輝「さ、一口グビッといって下さいな!」
紗夜「んっ......あれ、これ美味しいわね」
日菜「でしょでしょ!」
宗輝「そうでしょう、何てったって特うまですからね!」
紗夜「何故貴方が自慢げに話してるのかしら」
日菜「それとポテトもちょー合うと思うよ!」
紗夜「......ポ、ポテト」///
宗輝「紗夜さん、顔緩みまくってますよ」
日菜「これから彩ちゃんのとこ行こうよ!」
紗夜「仕方ないわね、この飲み物買い足してから行くわよ」
日菜「じゃあレッツゴー!」
宗輝「そんな訳で特うま野菜ミックスをよろしくな!」
-End-
これから数話程日常回を出そうと思います。
少し進みが遅くなるかも知れませんがご了承下さい。
この作品につきましては末永く続けていこうと思っておりますので、見て頂けた方お気に入り、評価、感想等頂けたら光栄でございます!
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頑張って週2.3