トリプルP!~Produce"Poppin'Party"~   作:Lycka

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シ、シリアスが目に染みるぅ〜!!
久し振りに書きましたが難しすぎてハゲました。
こういう展開だと前書きも書きづらい......

ということで、39話ご覧下さい。


Produce 39#傷の行方

 

 

 

 

 

何処から間違えてしまったのだろうか。いつから間違えた答えを出してしまったのか。それは考えても考えても分からなくて、頭の中がグシャグシャに掻き混ぜられたみたいに。もう何もかもが分からなくなってきていた。みんながそんなつもりが無いのも分かっていた。

 

 

 

否、本当に分かっていたのか?もし、みんなが本当に()()思っていたら?結局のところ信じ切れていなかったのだ。昔のようになる事が怖くて。だから、あれからは極力仲良くなることを避けてきた。俺には香澄一人居れば充分だったから。でも高校に入って、ポピパのみんなと出会いアフグロやパスパレ。Roseliaやハロパピのみんなも優しくしてくれて。多分、だからこそ今回のような事態に陥ってしまったのだと思う。我ながら情けない。

 

 

 

「......やっぱ何も変わって無いな」

 

 

 

そうやって一人呟いても今は誰も返してくれない。今までは香澄が居て明日香が居て令香も居て。学校へ行けばこころや美咲達とワイワイ楽しくやって。あの時間は本当に楽しかった。それだけに、俺に深く刻まれた傷は簡単には癒えてくれなかった。

 

 

 

「ただいま」

 

「アンタ学校はどうしたのよ」

 

「体調悪かったから早退」

 

 

 

自分でも苦し紛れの嘘だと思う。昔っから母さんに嘘は通用しないことも分かっているのに。そうでもしなければ、こうやって嘘をついて自分を守らなければきっと昔のように()()()しまっていたと思うから。......今にして思えば、こころの手を振り払ってしまった時から壊れ始めていたのかもしれないな。

 

 

 

「部屋で寝てる」

 

「......」

 

「......ごめん母さん」

 

 

 

今日何度目かの謝罪をして靴を脱ぎ自分の部屋へ向かう。母さんは何も言わなかった。それは多分()()()()()()なのだろう。母さんも昔から変わっていないとすれば、母さんの意図する事が何となく分かる気がしてくる。何も令香にだけ特別甘いだけで、実は母さんは俺にも甘かったりする。父さんはそんな事ないけど。

 

 

 

(美咲とか怒ってそうだなぁ)

 

 

 

ふとあの瞬間がフラッシュバックする。あそこで俺がいつも通りの返しが出来ていれば何の問題も無かったはず。有咲の時だって今までなら少し強引にでも手伝っていた。それが出来なかったのは言わずもがな昨日の夢の所為だろうな。

 

 

 

何て事ない夢。小学生の頃の思い出。思い出と言うには少し辛くて苦い経験。その頃には既に香澄と出会っていた。出会う前よりはイジメ、というよりは純粋な子供のイタズラの方が多かった気がするが香澄のお陰で回数は減ってきていた。それでもまだ幼かった俺に傷を残すには事足りる。その頃に俺特有の()もついたのだろう。

 

 

 

「......克服したと思ってたのに」

 

 

 

考えれば考える程ドツボにハマっていく感覚。一度こうなってしまえば抜け出せない。嫌な事ばかりが頭に浮かんでは消えていく。全て克服したなんて自分に嘘をついてまで普段から普通っぽい高校生らしく振舞っていた。みんなの事は本当に好きだった。それからが踏み込めなくて。結局のところ俺は"人との繋がり"がドンドン深くなるに連れて、また"傷付いてしまう"と思い自己防衛本能として人と距離を取ってしまうのだ。それが今回のようになるか昔のようになるかはその時次第。

 

 

 

「寝るか」

 

 

 

考え過ぎなのか本当に頭も痛くなってきた為、一度ベッドへダイブして考えることを放棄して自らの睡眠欲に身を委ねることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-side change-

 

 

 

 

「......ごめん」

 

「こころん大丈夫⁉︎」

 

「こ、こころ」

 

 

 

 

ああ、まただ。また私は()()()()()()()。本当は今朝会った時から気付いていたのに。むーくんなら大丈夫だと思っていたけど、今回に限っては無理だったらしい。耐えられなくなってむーくんは荷物を持って何処かへ行ってしまった。今すぐにでも追いかけたい気持ちで一杯だけど、今はこころんと美咲ちゃんのケアをしないと。

 

 

 

「こころ大丈夫?」

 

「ええ、私は大丈夫よ何ともないわ」

 

「こころん......」

 

 

 

そう言うこころんは笑っていなかった。私は初めてこころんから笑顔が無くなる瞬間を見た。多分こころんにとってむーくんの存在は大きかったのだろう。私だっていつもベタベタだけど拒否されればヘコむ。今までずっと一緒だったからむーくんの考えてる事少しは分かるよ。

 

 

 

「お前達早く教室に入れ、チャイム鳴ってるぞ」

 

 

 

チャイムの音すら聞こえず、その日の朝から私の時間は止まったままだ。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 

 

『むーくんあそぼ!』

 

『やだよ、おまえとあそぶのたのしくないもん』

 

『そんなこといってもむだだよー!』

 

 

 

今にして思えばむーくんの考えていた事が分かる。小さいなりに私のことを思って一定の距離を置いてくれていたのかもしれない。それでも私はむーくんと仲良くなりたくて。ずっと一緒に行動した。

 

 

 

『むーくんおえかきしよ!』

 

『なんでいきなりおえかき?』

 

『んー、なんとなくかな!』

 

『......しょうがねぇな』

 

 

 

その頃から、私はきっとむーくんが大好きだったのだろう。何をするにしてもむーくんと一緒が良かった。むーくんが居ない日は楽しくなかった。その分次に会えたらもっとベタベタしてた。そんなある日、私をむーくんは拒絶したことがある。

 

 

 

『もうかかわらなくていいから』

 

『なんでそんなこというの?』

 

『おまえがいるとめんどうなんだよ!』

 

 

 

私の勝手な想像だけど、今朝の事件も多分昔と同じなんだと思う。それを未然に防げなかったのは私のせい。有咲や美咲ちゃん、こころんに嫌な思いをさせちゃった。

 

 

 

『いやだ!むーくんと一緒にいるもん!』

 

 

あの時はまだ小さかったからそれで解決したけど。今回はそんなに上手くはいかないと思う。ちゃんと考えて考えて、私一人じゃない。今度はみんなと一緒にむーくんと向き合えば大丈夫。

 

 

 

『わたしはむーくんのこと———』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「香澄!」

 

「へ、どうしたの有咲」

 

「どうしたもこうしたもねぇよ」

 

 

 

昔を思い出している間に授業が終わってたみたい。自分の携帯を見てみると時間は16時40分。そして新着メールが1件。

 

 


 

From:むーくん

To:香澄

[本文]

 

ごめんな

 


 

 

 

その一言だけが添えられた文章を見て少し笑ってしまった。こんな時に笑ったらむーくんに怒られるかな?

 

 

 

「それ、宗輝からか?」

 

「あ、うん。むーくんは大丈夫だと思う」

 

「......どう考えても大丈夫じゃねぇだろ

 

 

 

有咲がそう思うのも無理ないと思う。だって朝から早退してるから。今までそんなこと一度も無かったしね。有咲達にとって初めての経験だから余計に心配なのかも。ここは私が何とかしないとね!

 

 

 

「有咲!今日は蔵行けそう⁉︎」

 

「大丈夫だと思う」

 

「ならみんなで話し合おうよ!」

 

 

 

多分きっと、昔のように話し合えば分かり合えると思うから。

 

 

 

 

 

 

~蔵~

 

 

 

 

 

「お待たせ〜」

 

「遅くなってごめんね」

 

 

 

さーやとりみりんが来たからこれで全員集合したね。おたえとさーやとりみりんにはお昼休みに中庭で少しだけ伝えておいた。有咲は朝からあんなことがあって私よりも授業に集中出来ていなかったみたい。でも、そんな有咲よりも深刻な状況な人が一人いた。

 

 

 

「詳しい話を聞かせて香澄」

 

「うん、まずは———」

 

 

 

さーやはお昼休みに伝えた時ですら少し涙を流していた。それもそのはず、さーやの過去は既にみんなも知っているから。その経験からくるものもあるかもしれない。だからこそ、私は今朝の事。むーくんの昔の事をみんなに伝えた。

 

 

 

「そんなことがあったのかアイツ」

 

「凄く悲しいね......」

 

「今まで黙っててごめんね」

 

「香澄は悪くないよ」

 

 

 

ううん、私も悪いんだよさーや。だって未然に防ぐことも出来たかも知れないのに。私は知らないふりをしていつも通りむーくんと居たから。むーくんだって辛かったのに分かってあげられなかった。だから私も悪いんだよ。

 

 

 

「......許せない」

 

「おたえちゃん?」

 

「むっくんは何も悪くない。なのに、むっくんだけが辛い思いしてる」

 

「そうだね、確かに宗輝は何も悪くないね」

 

「ああ、アイツはアイツなりに頑張ろうとしてたのに」

 

 

 

久し振りにおたえの本気の顔を見た。さーやも有咲もりみりんも。みんながそれぞれむーくんの事を本気で考えてくれて嬉しかった。今にも泣きそうになるのを何とか抑える。ここで私が泣くわけにはいかないからだ。私が泣くことは許されない。泣いていいのは全てが終わった後だと思う。

 

 

 

「だから、みんなにも手伝って欲しい!」

 

「どーせ香澄の事だからまた変な事考えてるんだろ」

 

「有咲ひどいよ〜」

 

 

 

みんなもギリギリのところで踏ん張ってると思う。私だって一人だったらもうダメだった。でも今はみんながいる。仲間もいる。決して独りなんかじゃなくて、信頼できるパートナーがいる。だから私はみんなを信じて進むだけ。

 

 

 

「どうすればいいの?」

 

「私に考えがあるの!」

 

 

 

 

 

 

-side change-

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、お疲れみんな!」

 

「蘭〜、今のどうだった〜?」

 

「いつも通りだったよ」

 

 

 

いつも通りCiRCLEでバンド練習。今日は確か宗輝がシフトに入っているはずだった。前にまりなさんに聞いたから間違いない。なのに、一向に姿が見当たらなくて疑問に思っていた。練習が終わり次の予約を取る為にカウンターへ向かう。

 

 

 

「次の予約いいですか?」

 

「勿論!いつにする予定かな?」

 

「その前に聞いていいですか」

 

 

 

まりなさんはキョトンとした顔をする。

 

 

 

「今日は宗輝居ないんですか?」

 

「ああ、宗輝君ならお休みだって」

 

「何かあったとか」

 

「ただの体調不良だってさ」

 

 

 

この前も高熱を出していたから心配だ。アイツは無理するところもあるから誰かが側にいないといけないと思う。私達は通う学校も違えば住むところも違う。いつだって会いに行ける訳じゃない。それでも、そんな事を言われれば心配にもなる。

 

 

 

「蘭予約とれた?」

 

「うん、大丈夫」

 

「あれ、それにしても宗輝見当たらないね」

 

「ひまりに見つかるのが嫌で隠れてるんじゃない?」

 

「何おう⁉︎絶対に見つけるからね!」

 

 

 

その後側にいたまりなさんから事情を説明されて、自分が看病に行くと言って聞かないひまりをどうにか抑える。それがみんなにも伝わって、ひまりの次はつぐ、その次はモカとドンドン増えていく。唯一巴だけが味方だ。......かく言う自分も心配で様子を見に行きたいけど本音は隠しておく。

 

 

 

「やっぱここに居た」ハァハァ

 

「あれ、沙綾じゃん!」

 

「ごめん時間無いからささっと済ませるね」

 

 

 

走ってきたであろう沙綾から聞かされた話に驚かない人は居なかった。

 

 

 

 

 

 

「何でそうなる前に助けなかったの⁉︎」

 

「蘭、一回落ち着けよ」

 

「......ごめん。それについては言い訳のしようも無いよ」

 

「別に沙綾が悪い訳じゃないよ!」

 

「モカちゃんもそう思う〜」

 

 

 

私は話を聞いて無性に腹が立ってしまった。助けてあげられなかったみんなに、酷い事をした昔の人に。そして何より何も出来なかった自分に。沙綾は"宗輝が自分達から距離を取るのは昔の事があったから"と言った。つまり私達の事を信じ切れていなかったということになる。そんな風に思わせてしまった私達にも落ち度はある。決して関係の無い話では無いと思った。

 

 

 

「ちょっと宗輝の家に行ってくる」

 

「蘭ちゃん!」

 

「多分ダメだと思うよ」

 

「何でダメだって分かるの」

 

「さっき香澄が行ったけど断られたから」

 

 

 

幼馴染でずっと一緒に過ごしてきた香澄が?あんなにいつもベタベタで宗輝に軽く依存してたあの子が。てっきり私は香澄の方がダウンしていると思っていた。私が思っていたより強い女の子なのかもしれない。でも、そんな香澄ですら拒絶してしまっている中、私が行っても嫌がるのは想像に難くない。

 

 

 

「それで、みんなにお願いがあるんだ」

 

「言ってみて」

 

「これは香澄の想いで私達全員からのお願い」

 

 

 

"絶対に宗輝から離れてあげないで欲しい"

 

 

 

沙綾が目尻に涙を浮かべながら、縋るような気持ちで吐き出したその言葉。

 

 

 

「そんなの決まってるじゃん!」

 

「そうだね!」

 

「モカちゃんが離しませ〜ん」

 

「あんな良い奴から離れないよ」

 

 

 

私の気持ちもみんなと同じ。

 

 

 

 

「私も同じ。今度は私達が助ける番だね」

 

 

「ありがとう、みんな」

 

「あーあー、沙綾泣かせるなんて罪な奴だな」

 

 

 

アンタが今何を思ってるかは分からない。だけど、私達はいつも通り。アンタの知ってる私達は絶対にアンタを離さないから。

 

 

 

 

......まだ私の気持ちも伝えてないし

 

「蘭何か言った〜?」

 

「何でもない、 早くしないとほってくよ」

 

「およよ、蘭がいつにも増して冷たいですな〜」

 

「私はいつも通りだよ」

 

 

 

 

アンタも私達の()()()()()なんだから。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

「お帰り令香」

 

「あれ、お兄ちゃん先に帰ってるの?」

 

「今日は早かったみたいよ」

 

 

 

怪しい。このところお兄ちゃんがれーかより早く帰ってきた事なんて一度も無かった。学校が終わる時間は中等部だけあって少し早い。たとえ授業が終わってすぐ帰ってきたとしてもれーかの方が早いはず。

 

 

 

「お兄ちゃんは?」

 

「上で寝てるんじゃない?」

 

 

 

朝もおかしかったし何かあったのは確実。みんなの目は誤魔化せてもれーかは誤魔化せないんだからね!多分あーちゃんとお姉ちゃんにはバレてると思うけど。朝はあんな感じで何ともなかったけど。

 

 

「ちょっと様子見てくるね」

 

「......あの子をお願い」

 

「大丈夫だと思うよお母さん」

 

 

きっとお母さんも不安なんだろう。お兄ちゃんは余程のことが無い限り誰かに頼ろうとしない節がある。そのくせ他人には自分を頼れとか言ってるし。そんなことしてるからこの前は珍しく風邪引いたんだよ。

 

 

 

コンコン

 

「お兄ちゃん起きてる?」

 

 

一応マナーとしてノックはしてみる。時々忘れることもあるけどね。笑ってれば大体許してくれるから大丈夫。いい加減お兄ちゃんもれーかには甘いからね。それは逆もありえるけど。

 

 

 

「んー、帰ってきたのか」

 

「入るよ」

 

「何か用か」

 

 

 

正直驚いた。れーかじゃなくても分かるほどやつれている。推測の域を出ないけど多分人間関係、それもお姉ちゃんレベルで親しい人と何かあったと思う。こうやって顔見ただけで分かるれーかもいい加減ブラコンだ。どっちもどっちで今の今までやってきたからお互い様。なら今度はれーかが助ける番だね。

 

 

「......何かあった?」

 

「いや、昔をちょっと思い出しただけ」

 

 

辛い思い、苦い記憶。お兄ちゃんやお姉ちゃんと同じように、それはれーかにとっても一緒。小さい頃だから朧げにしか覚えてないけれど。あの頃はお兄ちゃんが身を呈してれーかを守ってくれていた事さえ知らなかった。それを知らずにただ甘えていた。普段なら"昔の事を"何て口が裂けても言わないのにね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お兄ちゃんが言いたくなかったらこれ以上は聞かない。けどね、もう少しれーかを頼って欲しいな。それはお姉ちゃんでもあーちゃんでも良い。だからね、もう一人だけで背負いこむのは止めて欲しいな」

 

 

「......」バサッ

 

 

 

 

 

 

俯いていて顔はよく見られないけど、啜り泣く様に抱きついてくる。これはきっとお兄ちゃんが今出来る最大限の行動。誰にも泣いているところを見せられなくて、弱い部分を見せられなくて。それでも一人で頑張って強くあろうとした。

 

 

「......痛みには慣れてると思ったのに、やっぱお兄ちゃんダメみたいだ」

 

「ダメなんかじゃないよ。誰にも頼れなかった、誰も信じられなくなった。だからこうして自分一人で背負いこんでる」

 

 

 

 

 

お兄ちゃんが珍しく頼ってくれてる。

 

 

 

 

だから、れーかは精一杯それに応えるよ。

 

 

 

 

 

 

「でもね、れーかにだけはお兄ちゃんの弱い部分も頼れないところも見せて欲しいな」

 

「......うう、ああぁぁぁ!」

 

 

 

 

 

それからは泣きじゃくる子供の様にれーかの腕の中で想いを曝け出した。今まであったこと。信じきれなかったこと。嫌な事沢山あって、自分すら信じられない現状。また違った意味で、お兄ちゃんと仲良くなれた気がする。

 

 

 

「......すぅ」

 

「令香、ご飯よ」

 

「しー」

 

「あらあら」

 

 

 

可愛らしい子供の様な寝顔をしているお兄ちゃん。きっとお兄ちゃんがお兄ちゃんじゃなかったら女の子として心底惚れていたと思う。でもね、多分もう一度生まれ変われたとしてもお兄ちゃんの妹をれーかは選ぶよ。

 

 

 

 

 

 

「だって、れーかはお兄ちゃんの事大好きだからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 





恐らく過去編は視点移動が多いと思われますがご了承下さい。
そうじゃないと書けなかったんですぅ!

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