IS 竜の力を宿す吸血鬼【一時更新停止】   作:SOLUNA

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第一話

ここは地球のとある場所。そこに小さな隕石が落下した。そしてその隕石からどす黒い赤色のスライム上の生命体が這い出てきた。

 

「ふう、ここが地球か。」

 

そう呟くと、その場所から立ち去っていった。

 

 

 

そして、ここは日本のとある郊外。そこに一人の少年が必死に走っていた。少年の服装はまるで貧乏人と思えるほどにボロボロだった。そして、所々に血が流れ滴っていた。そして路地裏に身を隠した。

 

「ハアハア。追ってこないかな?」

 

その少年の名前は、赤城龍一。龍一は奴隷として親に売られた身だった。その買主はこの世界の女尊男卑の風潮に染まった典型的な人物だった。その扱いはひどいと言う言葉では表現できないほどのものだった。服も飲食も不十分に与えられず、家畜のように労働や家事を強制された。失敗すれば、殴打や蹴りといった罰という名の虐待が彼に与えられた。彼は半永久的に続きそうなその悪循環をある程度我慢していたが、今日その家から抜け出してきたのだ。それは、自分が使い物にならないと判断し、殺して山奥に放置しようということを聞いたからだった。こんなところで死にたくないと思った龍一は、虐待でボロボロになった自分の体を鞭打って逃げだしてきたのだ。

 

すると、何か特徴的な音を出して何かがこっちに接近してきた。塀の陰からその方向を覗くと、2人の女性が「()()」を纏って俺を探しているようだった。あれとは、「インフィニット・ストラトス」、通称「IS」(アイエス)のことだ。突如現れた天才的な科学者である「篠ノ之束」博士によって生み出された、女性にしか反応しない世界最強の兵器であり、ISの出現後、男女の社会的な立場が完全に一変、女尊男卑が当たり前になってしまった。龍一は最初の時期はISにあまり恨みはなく、逆に悔しさがあった。彼はISで宇宙に行けることを夢見ていたからである。そのISが軍事兵器に成り代わってしまったことにひどく落胆したからだった。

 

そんなことを思っていると、龍一のそばにあった空き缶が風で倒れて音を立てた。その音を聞いた2人の女性の一人が此方に近づいてきたため、龍一はしまったと思いその場から逃げようとしたが、そのISが手にするアサルトライフルに狙撃されてしまった。撃たれて倒れる龍一が最後に見たものは

 

 

 

 

蠢くどす黒い赤色のスライムのようなものだった。

 

 

 

 

龍一がふと気づくと真っ黒い空間に立っていた。

 

「ここは?もう死んだからここは地獄かな?」

 

「ここは地獄じゃない。生と死の狭間だ。」

 

ふと近くから凛とした声が聞こえた。その方向を振り向くと、どす黒い赤い光があった。

 

「誰?」

 

「俺はブラッド。この星にやってきた地球外生命体だ。」

 

「お前が死にかけているのを見つけて、お前の体内に入り込んだんだ。しばらくだがお前の体を借りたい。その代わり、俺がお前を守ろう。」

 

そういうと、ブラッドが龍一の体内に入っていった。そして、龍一に憑依したブラッドがドラゴンの首の部分が動く小さなボトル状の物を龍一の中から生成した。

 

「よし。・・・・では現実の世界に戻るか。」

 

そうブラッドが言うと、生と死の狭間に強烈な光が差し込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面は変わって、ISを纏って龍一を探し射殺した2人が帰っていた。

 

「まったく!とんだヘマに付き合わされたわ!」

 

「本当。帰ったらおいしい食事でも食べよ。」

 

そんなことを言いながら帰っていた時だった。

 

「待て。」

 

二人が振り返ると、そこにはさっき狙撃して殺したはずの龍一が立っていた。そしてその瞳は赤く光っていた。

 

「うそ。」

 

「あなたはさっき私が狙撃した・・・。」

 

そして女達は龍一を見ると、傷がすべて無くなっていることに気づいた。そして、龍一が何かを取り出し腰に身に着けた。

 

≪EVOL DRIVER!≫ ≪MAX HAZARD ON!!≫

 

「なに、それ?」

 

そして、飛来してきたグレートクローズドラゴンに龍一がコブラエボルボトルを装填し、エボルドライバーにセットした。

 

≪GREAT CROSS-Z DRAGON!!≫ ≪HAZARD FEVER!≫

 

そして、EVレバーを回した。すると、EVBDライドビルダーが現れた。

 

≪Are you ready?≫

 

「・・・・変身。」 

 

≪OVERFLOW!≫

 

≪Wake up CROSS-Z!Get GREAT DRAGON!ブラブラブラブラブラァ!!≫

 

≪ヤベーイ!!≫

 

そこには、完全な人型であるISとも似ないものが立っていた。

 

「あなたは・・・、一体?」

 

龍一はゆっくりこう名乗った。

 

「仮面ライダーエボルブラッド。」

 

「エボルブラッド?」

 

「そして、お前たちを潰すものだ。」

 

そして、ブラッドが身構えた。

 

「クッ!男のくせに!」

 

二人はISを纏って身構えたが、

 

「「え?」」

 

ブラッドが目の前から消えていたのだった。それを判断した瞬間、

 

≪ハザードフィニッシュ!! グレートドラゴニックフィニッシュ!≫

 

女の一人が横に大きく吹き飛ばされ、ISも修復が不可能なくらいボロボロになっていた。もう一人の女が怯えてゆっくり振り向くと、

 

≪コブラ!≫

 

≪スチームブレイク! コブラ!≫

 

強烈なエネルギーに吹き飛ばされ、女は気を失った。そこにはトランスチームガンを構えたエボルブラッドが立っていた。そして、瞬間移動で、その場を去っていった。

 

 

翌日、通行人が二人のボロボロになったISを纏った女性を発見したこと、その女性二人は何があったかを恐怖のあまり話そうとしなかったこと、そして、ある住宅街で、ある一人の金持ちの女性が住居で銃殺され遺体で発見されたことがニュースで報じられた。




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