では、どうぞ。
ISを纏った二人の女性を正体不明のなにかが襲った事件、金持ち殺害事件の報道から3〜4日経った後、紛争地帯ではある情報が蔓延し、その情報は世界を駆け巡った。
その情報とは、
「何処の国の所属でもなく、製造元も不明なISと思しき謎の存在が、神出鬼没に現れては、紛争地帯のISを大量に破壊している」
とのことだった。
その謎の存在を見たものは、「姿がまるで王か貴族のような雰囲気を醸していた」、「顔がまるで蛇にも龍にも見えた」、「等身大だったが、既存のISを遥かに上回る性能に思えた」など、様々な情報が流れていた。
諸外国はこの正体不明の存在を確かめようと、IS部隊の派遣を行ったものの、その存在がその地域に現れることはなかった。
場面は変わって、日本のある都市郊外のマンション。その一室に、世間を騒がせている謎の存在「仮面ライダーエボルブラッド」こと赤城龍一がいた。自分を売った両親が機械に詳しかった龍一は椅子に座り、コーヒーを飲みながらエボルドライバーやグレートクローズドラゴンのメンテナンスをしていた。分からない部分はブラッドのアドバイスを受けながら行っていた。
すると、龍一が話を切り出した。
「そういえば、ブラッドはどうして地球にやってきたの?」
「住んでいた星が内乱中にあったんだが、そんな時に
「
「まあ、その
「今ニュースで俺たちのことが話題になってるらしいね。」
「ああ。アフリカの紛争に介入した時の事だろう。少し派手になってしまったようだな。」
「諸外国が血眼になって俺たちの事を探してるみたいだよ。」
「フン、無駄な努力だよ。何せ俺たちを探すのに、諸外国の奴らが持っている情報が少なすぎる。それじゃ探すこともままならない。」
「確かに。」
「そうだ龍一。お前、宇宙に行く前にやりたいことがあるって言っていたな。確か・・・・」
「
「ああ。それはどんな計画だ?」
「今、、ISの絶対数が467機有るんだ。そしてそれのほぼすべてが今軍事利用されているんだ。そこで、僕の
「3分の2?ずいぶん微妙な割合だな。」
「すべてを破壊するってなると、今の世界のパワーバランスが崩れる危険性があるからね。その部分には考慮しないといけないからさ。」
「まあ、確かにな。それとある目的とは何なんだ?」
「もともと、ISは宇宙進出を目的に作られていることは知ってる?それをただやろうとしてるだけ。」
「つまり・・・・、ISの使用方法を宇宙進出の足掛かりにするという元の目的に戻すということか。・・・破壊しなかった残り3分の1の数の軍事用のISを除いて。」
「いわゆる原点回帰ってやつさ。・・・ISを絶対宇宙への足掛かりにね。昔の夢でもあったし。」
(純粋な夢か・・・・。フッ、龍一は面白い、龍一を選んだのは間違いではなかったようだな。)
ブラッドはそう心の中で思った。
その一週間後、時期としては8月になっていた。蒸し暑い夏の気温に耐え切れなくなった龍一とブラッドは気晴らしと活動の休暇の意味も兼ねて海に出かけることにした。そして、その宿泊先をインターネットで調べていた時に、その海の近くでIS学園が臨海学校に来るという情報が書き込まれていた。
「IS学園?」
「その名前の通り、IS操縦者育成用の特殊国立高等学校だよ。アラスカ条約に基づいて日本に設置されたんだ。IS操縦者に限らず専門のメカニックなど、ISに関連する人材はほぼこの学園で育成されるんだ。IS学園の土地はあらゆる国家機関に属さず、いかなる国家や組織であろうと学園の関係者に対して一切の干渉が許されないという国際規約が存在しているんだ。それゆえに他国のISとの比較や新技術の試験にも適しているんだけど、この規約は半ば有名無実化してるけどね。IS学園は女子高みたいなものだけど、
「
「数ヶ月前に織斑一夏が『世界で唯一ISを使える男』ということで、IS学園に入学させられたのさ。」
「へえ。」
「実際、俺は気が滅入ると思うから行きたくないよ。」
「ははは。俺もそんな感じだな。」
「さて、宿の予約をするかな。」
そういうと、龍一は宿の予約をインターネットで取り始めた。
その5日後、午前5時くらいに、宿へ行く用意を整えた龍一はバイク「ドラグストライカー」に乗って海の近くにある宿に出発した。そして、その数時間後、旅館に到着し宿の部屋に入った。そして、正午過ぎくらいまで体力作りという形で海を泳ぎ、午後から午前12時くらいまでエボルドライバーやその他諸々のメンテナンスに時間を費やした。
そして、2日目、ブラッドからあるものの修復を行っていた。すると、龍一たちがいた部屋は二階だったのだが、一階の方が何だか騒がしくなった。
「何か下が騒がしいな。」
すると、宿の仲居が部屋に入ってきて、
「お客様申し訳ありません。突然で大変申し訳ないのですが、荷物をまとめてチェックアウトをお願いできないでしょうか?」
「何かあったんですか?」
「理由はお話しできないのですが、避難勧告が出てまして・・・。」
龍一とブラッドは一発で理由が分かった。龍一は一応避難の準備を始めたが、その途中でブラッドに話しかけた。
「ブラッド。」
「ああ。避難の理由だろ?」
「こんな時に避難勧告が出たってことは」
「その出所は、IS学園しかない。」
「どうするか?このまま帰るのもつまらないし、少し様子見もいいかも。」
「確かに。でも、その前に何があったかってのを知る必要があるな・・・。」
「そうだね。通信とかを傍受すれば分かるかも。」
そういうと、龍一は荷物の中から小型の通史傍受機器を取り出した。そして周波数を合わせていくと、声が聞こえてきた。
???「・・・・・・・はどうなっている!?」
「あ。」
「傍受成功か。」
聞こえてきたのは二人の女性の声だった。一人のほうは何か補佐官のような感じがしたのだが、もう一方の声に龍一は聞き覚えがあった。
「もう一方のこの声、・・・織斑千冬だ。」
「織斑千冬?誰だそれ?」
「第1回IS世界大会(モンド・グロッソ)総合優勝および格闘部門優勝者さ。今ではブリュンヒルデって呼ばれてる。そして、『世界で唯一ISを使える男』である織斑一夏の姉だ。」
「へえ。強いのか?」
「ああ。でも、突然引退したんだ。理由は不明なんだがな。」
「へえ。・・・龍一。面白い単語が聞こえてきたぞ。」
「ん?」
龍一が耳を傾けていると、織斑千冬が何か言っていた。
「銀の福音の現在位置はどうなっている?」
「はい。今は北緯50度付近です。」
「銀の福音だって?」
「何だ?その銀の福音ってのは?」
「銀の福音は、確かアメリカの軍用ISのことだったはずなんだが・・・。」
「だが、なんで銀の福音が話に出てくるんだ?」
「確かにそれは不思議だね。・・・・いや、答えは出てるみたい。」
「何?」
龍一はもう一度無線に耳を傾けると、
「何が何でも、暴走した銀の福音を止めなければ。」
「ブラッド。分かった?」
「ああ。つまり暴走した銀の福音をIS学園が止めようとしている。それの被害を防ぐために避難勧告が出たってことか。」
「そういうことだったのか。どうする、ブラッド?」
「丁度、俺も暴れたくてうずうずしてたところだったんだ。こんな機会滅多にないからな。」
「じゃあ、行こっか。」
そう言って、龍一はエボルドライバーを腰に巻いた。
≪EVOL DRIVER!≫ ≪MAX HAZARD ON!!≫
そして、グレートクローズドラゴンに龍一がコブラエボルボトルを装填し、エボルドライバーにセットした。
≪GREAT CROSS-Z DRAGON!!≫ ≪HAZARD FEVER!≫
そして、EVレバーを回した。すると、EVBDライドビルダーが現れた。
≪Are you ready?≫
「「・・・・変身。」」
≪OVERFLOW!≫
≪Wake up CROSS-Z!Get GREAT DRAGON!ブラブラブラブラブラァ!!≫
≪ヤベーイ!!≫
そして、龍一は仮面ライダーエボルブラッドに変身した。そして、EVBDベクターマントでその戦闘区域の位置を傍受して、その地点へと飛行して向かっていった。
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