IS 竜の力を宿す吸血鬼【一時更新停止】   作:SOLUNA

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更新遅くなり申し訳ありません!

今回は、エボルブラッドvs福音

勝者はどちらに!?

では、どうぞ!


第四話

龍一side

 

「全く・・・。仮にも代表候補生である者が、ここまでとはな・・・。(まあ、実戦経験もないから当たり前か・・・、俺も言えたことではないが。)」

 

龍一はそう愚痴をこぼした。

 

 

数分前までエボルブラッドこと龍一は、専用機持ちと福音の戦闘区域から少し離れたところで停止し、戦況を傍観していた。専用機持ちが奮闘しているところを邪魔する理由もなかった龍一だったが、専用機持ちのコンビネーション攻撃には龍一も感嘆した。

 

「専用機持ちの連携、悪くないね。」

 

「ああ。・・・だが、これ福音がすんなり片付けばいいがな・・・。」

 

「同感。」

 

二人が予想した通り、ダメージを食らい海面に落下した福音が海面から光を放って浮上してきた。龍一が福音を見て、

 

「さっきと少し福音の装甲の形状が違う・・・。それにあの大剣・・・・。」

 

「・・・確かに違うな。形態移行でもしたというのか?」

 

「ああ、おそらく。だとすれば、二次移行の可能性が高いな。」

 

「大丈夫か、専用機持ち?戦闘のハードルが上がったぞ?」

 

それからは、戦況は完全に福音の優勢にひっくり返った。飛ぶ斬撃も繰り出せる大型の大剣に加え、さらにハイパーセンサーでもほとんど反応不可能な移動速度の前に完全に専用機持ちは押されていった。そして、福音のレーザーキャノン攻撃が専用機持ちに襲い掛かかった。そしてふと龍一は、セシリア・オルコットの様子が変なことに気づいた。そして、福音から放たれたレーザーがそのセシリアに向かって放たれようとしていたことをいち早く察知した龍一は、レーザーが着弾する前に右手でバリアを張りレーザーを防いだ。セシリア・オルコットのほうはどうやら無事のようだった。すると、セシリア・オルコットはどうやらさっきのレーザーとバリアの衝撃が原因だろうか気絶し、ISも解除されてしまった。ふと見ると、専用機持ち達が俺のことを見て警戒していた。

龍一はボイスチェンジャーで声を変え、専用機持ちに通信をとった。

 

「お前たちが、IS学園の専用機持ち達だな?そして、そこの白いISを纏っているのが織斑一夏だな?」

 

「ああ。そうだけど・・・・・それよりお前は一体何者なんだ?」

 

「本名は語れない。だが、この姿の状態ではエボルブラッドと名乗っておこうか。それより、この子を頼む。」

 

そう言って龍一は一夏にセシリアを渡した。

 

「お前たちは少し離れていろ。俺たちの戦いに巻き込まれたくなかったらな。」

 

「まさかお前・・・!福音と戦う気か?!」

 

「無論、そのつもりだが・・・・。」

 

「アンタ馬鹿か!!相手は軍用ISなんだぞ!一人で相手しようなんて無茶すぎる!」

 

「そうだ!今の福音の状況では私達が奮戦しても、ほとんど反撃もままならない状況なのだぞ!」

 

「その通りだよ!いくら命知らずでも、それはまずいよ!」

 

「そうよ!あんた死ぬ気?!」

 

「共に戦うならまだしも、一人で相手をするのは確かに命を捨てることと一緒だぞ!」

 

「気遣いありがとう。だが、お前たちは一人負傷者が出ている。そちらの方を心配してやれ。今の俺の実力は言っては悪いかもしれないが福音と互角だ。それにこれは自分の力の腕試しだ。望むところさ。君たちは離れて見ていろ。戦い方を見せてやる。」

 

龍一はそう言うと前に出て、ビートクローザーを出現させて福音に構えた。

 

「さあ、殺ろうか?・・・・・・・福音?!」

 

龍一は福音に高速移動して接近して、ビートクローザーで肩を斬りつけた。攻撃を受けた福音もそのままじっとしている訳には行かず、その場を離脱したエボルブラッドを追いかけたが、移動速度は福音よりもエボルブラッドの方がやや上だった。また福音に接近し、ビートクローザーで斬りつけようとしたが、福音がバスターソードを横薙ぎに一閃したが、その鋒が触れる前にエボルブラッドはその場から平行移動してその背後を取りスラスターを破壊した。

 

その凄まじい戦いを見ていた一夏達専用機持ちは

 

「凄え・・・・・・。」

 

「信じられん。本当に福音と互角以上にやりあっている・・・。」

 

「それにあの二人の動きに全くウチ達付いていけない!」

 

「エボルブラッド、いったい何者なんだ・・・奴は?」

 

と、ただ二人の戦いを見ることしかできなかった。

 

 

 

エボルブラッドと福音、普通なら優勢は今現在このISの世界でも最強の一角である『銀の福音』だろう。だが、その戦場ではその優勢は逆転してエボルブラッドが優勢だった。エボルブラッドがほぼ無傷なのに対し、福音はバスターソードの三分の一を折られ、スラスターも二分の一を潰されておりさっきの戦闘とは明確なほど機動力が低下していた。そんな状況でもエボルブラッドに攻撃を仕掛けようとした福音だったが、そのエボルブラッドはその福音が動き出そうとした瞬間に瞬間移動で詰め寄りビートクローザーを一閃した。

 

「流石にこの攻撃にも飽きてきたな。・・・・少し趣向を変えるか。」

 

そう龍一が言うと、ビートクローザーのフルボトルスロットにドラゴンエボルフルボトルを装填した。

 

≪スペシャルチューン!!≫

 

その音声が鳴った瞬間、グリップエンドスターターを2回引っ張った。

 

≪ヒッパレー!≫≪ヒッパレー!≫

 

すると、ビートクローザーの刀身部分にあるビートアップゲージが赤と緑の二色に点滅した。すると、ビートクローザーの刀身が蒼炎を纏っていき、刀身に蒼炎が溜まりきった瞬間クローズビートリガーを押してビートクローザーを福音に向けて十字に薙ぎ払った。すると、蒼炎の十字の斬撃が福音に向かって突撃した。福音はレーザーキャノンで相殺しようとしたが、斬撃の方の威力が勝り、レーザーキャノンの攻撃を押し返してそのままレーザーキャノンを破壊した。

 

そして龍一は更にグリップエンドスターターを3回引っ張った。

 

≪ヒッパレー!≫≪ヒッパレー!≫≪ヒッパレー!≫

 

すると、ビートクローザーの刀身部分にあるビートアップゲージが赤と緑の二色に点滅した。すると、ビートクローザーの刀身がさっきよりも多くの蒼炎を纏っていき、刀身に蒼炎が溜まりきった瞬間クローズビートリガーを押してビートクローザーを福音に向けて突き出した。すると、その蒼炎が青い龍に姿を変えて福音に突撃した。レーザーキャノンを破壊された福音は刀身が二分の一ほど折れたバスターソードしか主武装がなく、それを使って受け止めようとしたが、バスターソードが先ほどの先頭で耐久性が低下していたためか、龍の高温の蒼炎が徐々にバスターソードの表面を溶かしていき、龍の突貫攻撃がバスターソードを破壊して福音を攻撃した。その龍の蒼炎は福音を高温の炎で覆いつくし大火傷を負わせた。そして、福音のシールドエネルギーがもう僅かだと判断した龍一は、ビートクローザーを捨ててEVレバーを回し、エネルギー生成ユニット「エボリューションチャージャー」を作動させた。レバーを回し終えてエネルギーがチャージし終えると、エボルブラッドは福音に向かって必殺技を出す構えをした。

 

「これで終わりだ。」

 

≪Ready go!≫

 

≪HAZARD FINISH!≫

 

≪GREAT DRAGONIC FINISH!≫

 

ドライバーとハザードトリガーからそう音声が鳴ると、エボルブラッドの背後に、胸のブラッディチェストアーマーの内部中枢に組み込まれた特殊変換炉によりコブラロストフルボトルの成分を変換して生成したコブラ型発光エネルギー体である猛光巨蛇『ゼノベイドスネーカー』が現れると、エボルブラッドは空高く飛翔しその落下速度とベノゼイドスネーカーが放った緑色の炎と共に黒と赤と緑と青のエネルギーを纏わせた強烈なキックを放った。これをまともに食らった福音は身震いし、スパークしたのち盛大に爆散した。そして、福音の搭乗者であるナターシャ・ファイルスを救出し、福音のISコアを回収した。

 

そして、龍一は専用機持ち達に近づきナターシャ・ファイルスを渡すと、

 

「これで、君達の目標達成かな?」

 

「えっ?…あ、ああ。まあ・・・。」

 

「まさか・・・・、本当に福音を一人で撃破してしまうとは・・・。」

 

「君はいったい何者なの?」

 

「それは今は明かすことはできない。」

 

そう龍一が言うと、エボルブラッドの通信機に通信が入った。

 

「此方、IS学園の織斑千冬だ。未確認機、応答願う。」

 

「こちら、エボルブラッド。何か要件か?」

 

「貴様とコンタクトを取りたい。専用機持ちと同行お願いしたい。」

 

(ブラッド。どうする?)

 

(付いて行ってみるか?面白いことがあるかもしれないぞ?)

 

(確かに。付いて行ってみるか。)

 

「了解した。」

 

そう返答すると、専用機たちに

 

「どうやら、そちらの司令官が私と接触したいようだ。君たちに少し同行することにするよ。」

 

そういうと、龍一は専用機持ち達の帰路に同行した。




次回、IS学園との接触です。

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