厄祭の英雄 -The Legend of the Calamity War-《完結》   作:アグニ会幹部

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遂にリライズも配信延期と言うコトで、どんどん観るモノが無くなって行きますね…。
こんな時こそ昔の様々な作品を観るべきなんでしょうが、そんな気力も起きないままGWも終わったぜ。
無益…あまりにも無益…。


#38 サハラ連邦共和国

 サハラ連邦共和国。

 アフリカ大陸を南北に分ける二つの国の内、北側に広大な領土を持つ国である。

 この国は、世界最大の砂漠たるサハラ砂漠を有するコトも有り、領土の半分以上が砂漠地帯となっている。残った場所もサバンナが多くを占め、旧時代の深刻な地球温暖化も相まって、農耕に適した肥沃(ひよく)な大地を持つとは言えない。ナイル川周辺などの例外は有るものの、肥沃な三日月地帯(メソポタミア)と領土が被っている隣のアラビア王国や、酪農、園芸、混合、地中海式農業などで発展してきた隣のイングランド統合連合国に比べれば、サハラの大地は枯れているとすら言えよう。

 

 もう一つ、この国には地理的な特徴が有る。それは、人口のほぼ全てが海辺とナイル川周辺に集中しているという点だ。

 前述の通り、国の領土は大半が砂漠である。点在するオアシスを除き、基本的に人間が砂漠のド真ん中に住むコトは難しい。それでも旧時代には住んでいる人々がいたのだが、旧時代末期の世界大戦で海辺の主要都市が核シェルター化されると共に、人々はそちらに移住した。そして、現在ではモビルアーマーが跳梁跋扈している為、人はシェルター都市から出られなくなった。かくしてサハラ連邦共和国では、海辺とナイル川周辺のシェルター都市にのみ人が住み、内陸部は人類の生存圏ではなくなる――という現象が発生している。

 

 さて、そんなサハラ連邦共和国だが――先日現役の首相が爆殺されたイングランドと並び、MAの被害をダイレクトに受けている国の一つと言える。

 何故そう言えるかというと、およそ五年前…M.U.0045年に、当時大統領であったアブデルカデル・ディアロが十国会議の帰路でMAの襲撃を受け、殺されているからだ。それも護衛艦隊ごと。この護衛艦隊は、当時の最精鋭部隊だった。優秀な人材のほぼ全てを大統領と共に失ったサハラ連邦共和国は、今もなお他国と違って反撃は愚か、防衛戦すらままならない状況である。

 しかし、人類には読み書きすら出来ないド素人ですら、一丁前のパイロットに仕立て上げる手段(システム)が有る。

 

 阿頼耶識システム。

 

 人間の脊髄にナノマシンを埋め込み、これを介して脳をモビルスーツと直結させるコトで、機体を自らの身体であるかのように動かすコトが出来る。例え説明書(マニュアル)が読めなかろうが習熟訓練を全くやっていなかろうが、このシステムの施術さえしてしまえば、パイロットとして使えるようになるのだ。

 人道的とは言い難いシステムではあるものの、人材が致命的に不足しているサハラ連邦共和国としては、使いたくなくとも使わざるを得ない。

 

「数をそうしてカバーしつつ、質は僅かに生き残った歴戦のパイロット達に委ねる――か。苦肉の策と言うべきか、はたまた合理的と言うべきか」

「何にせよ、サハラはそれでギリギリの戦いをやっている。オレ達がこれから加わるのは、()()()()()()()。知るだけ知っておかねぇとな」

 

 と言葉を交わすのは、サハラ連邦共和国首都「ダカール」に向かって航行するヘイムダル所属のナーワル級航空母艦「フィアラル」に乗るミズガルズ・ファルクとディアス・バクラザンである。

 彼らのチームは、最近は大西洋東側でのMAの動きに異変が有る、という報告を受けたヘイムダルの実質的なリーダーたるディヤウス・カイエルの指令により、サハラの首都に向かっている。以前、イングランドの主要都市「ダブリン」沖での戦闘で妙なモノを見かけたディアスとしては、今回の任務は腑に落ちるモノだ。

 

「――お前が以前見たというMSが関係している可能性は、有ると思うか?」

「いや――たかがMSの一機や二機の動きで、ディヤウスさんが気に留めるほどの戦況の変化を起こせるとは思えん。それに、アレが本当にMSなのかも怪しいモンだ」

 

 実際、人型のMAはディアス達も目にしている。ディアスが見たモノが新型の隠密型MA、あるいは新型の水中用MAであった可能性は高いだろう。先日、宇宙のアルミニウス暗礁宙域に出向いたドワーム・エリオンのチームとオセアニア連邦国の合同艦隊が、新しい隠密型MAを観測したとの報告も上がって来ている。

 マザーMAたる「四大天使」ガブリエルが、新型を生み出し続けているのは間違い無い。その内の一つと考えるのが、現状では妥当と言えようが――

 

「とは言え、あらゆる可能性を考慮すべき事項だ。機会が有ったら、今度こそ何かしら掴まねぇとな」

「エイハブ・ウェーブを出さない隠密機という時点で、相当特殊なコトは確かだろうからな。正体を掴む為にも、次はチーム全体で対応しよう。一人で突出するなよ、ディアス」

「…分かっている、反省してるよミズガルズ。次は絶対にそうするさ。そう何度も言わなくていい」

 

 流し目で見て来るミズガルズに対し、ディアスは両手を上げて降参のポーズを取った。ディアスはチームのリーダーであるものの、副官のミズガルズには何だかんだで頭が上がらなかったりもする。気の置けない相手でもあるのだが。

 

「それに、今回は絶対に尻尾を掴むべく、ディヤウスさんに援軍を要請しておいた」

「援軍? 今、この海域で我々以外に動ける者がいるのか?」

「誰が来るかまではオレも知らん。だが、ディヤウスさんが『一チーム追加派遣する』と言っていたから、間違い無く誰かは来るだろうよ」

 

 戦力的にはともかく、数が足りないのがヘイムダルだ。同じ戦場に二チーム以上が参加するのは本来有り得ない(以前のオデッサ奪還作戦など、一部の重要作戦を除いて)のだが、ディヤウスが言うには本当にあり得るのだろう。

 

「艦長。ダカールまで後どれくらいかかる?」

「このままなら、一時間もかからないでしょう。現状、エイハブ・ウェーブの反応も有りませんし」

「隠密型への警戒も怠るなよ。――新型が出てる以上、どこまで当てになるか分からねぇがな」

「何、やらないよりかはマシだろうさ」

 

 

   ◇

 

 

 それから一時間、MAの襲撃を受けるコトは無いまま、ディアス達は無事にサハラ連邦共和国の首都「ダカール」に入港した。…正確には、ダカールに面するサハラ連邦共和国軍の基地に、だが。

 艦から降り、基地に入ったディアス達を迎えたのは、思いもよらない人物だった。

 

「ヘイムダルのチームだね? よく来てくれた」

 

 黒いスーツをカッチリと着込んだ、白髪混じりの黒髪を持つ男。黒い肌と黒い目をしており、それなりに上背が有るようだ。――明らかに、軍人ではなさそうである。

 

「…誰なのさ?」

 

 その男を目にして、「ガンダム・ガミジン」を預かるパイロット、バリシア・オリファントが首を傾げる。それを隣で聞いたウィルフレッド・ランドル――「ガンダム・バティン」のパイロットは、たちまち顔面蒼白になった挙げ句、バリシアの頭を掴んで下げさせた。

 

「バカかお前は!? いやバカだ!!」

「な、バカって何よ!?」

「いや――こればかりはウィルの言う通り、お前が無知(バカ)だ」

「流石に…見たコトくらい、あるでしょ…?」

「レスリーまで!?」

 

 ミズガルズと「ガンダム・ナベリウス」のパイロットであるレスリー・ホルブルックが、ウィルフレッドの言葉に賛同する傍ら、チームリーダーのディアスは、スーツの男に手を差し出されていた。

 

「サハラ連邦共和国大統領、ラシッド・スミスだ。よろしく」

「――大統領自らお出迎え頂くとは、恐縮です。このチームのリーダーをしています、ディアス・バクラザンです」

 

 差し出された手を、緊張しながらも握り返すディアス。一方、その後ろではバリシアが目を丸くしている。

 

「だ…だ、だだだ大統領!? この国で一番偉い人ってコト!!?」

「我が国は三権分立制の連邦共和制国家なので、一概にそうとは言えないけど――一応、行政の最高決定権を国民から信託されてはいるね」

「すみません、わざわざご説明頂いてすみません…コイツには後で教え聞かせておきますので!」

「ちょっとウィル! いつまで私の頭を掴んでいるつもりかしら!?」

「いやいや、構わないよ。まだまだ僕の努力が足りないと言うだけだからね」

 

 一進一退の攻防をしている二人を見て、ラシッドは微笑みを浮かべる。この辺りの柔和な性格にも、アブデルカデル・ディアロ前大統領の戦死以降、大統領として政権を担い続けている理由の一端が有るのかもしれない。

 

「立ち話をするのも申し訳無いし、この基地の司令部にご案内しよう。付いて来てくれるかな?」

「は、はい勿論です」

 

 大統領自らの案内で、基地の中を進むディアスチーム一行。通りがかった士官達が揃いも揃って目を丸くし、全力の敬礼をして来るのに対し、ラシッドはヒラヒラと手を振って返している。

 

「――つかぬコトをお伺い致しましても、よろしいでしょうか?」

「勿論。何かな?」

「…大統領は、現在の世界についてどう思われていますか?」

 

 ウィルフレッドの質問に、ラシッドは特に迷うコトも無く即答した。

 

「最悪だと思うね」

「――と、言いますと?」

「人類が戦いを止められない生命体であるコトに間違いは無いし、事実として人類史とは有史より戦いの歴史だ。戦いは確かに人類を破滅に導くモノでもあるが、戦いによって人類がその文明を発展させて来たコトもまた事実と言える。一概に戦いを『悪』と決め付けるような愚行は出来ないが――今回の戦いはまた訳が違う。

 原因が人類に有るにせよ、今回の戦いは戦う相手が人類じゃない。人類は戦うが、戦いを止めるコトも出来る。それだけの知性は有ると僕は思うんだ。

 けれど――彼らにはそれが無い。単純な命令の下で、相手がいなくなるまで戦う。だから僕達も、相手がいなくなるまで戦うしかない。こんな世界、狂っているよ。これを最悪と言わず、何を最悪とするのかと…疑問を呈さざるを得ないほどにね」

 

 人類らしい知性の欠片も有り得ない戦いを強いられている――と、ラシッドは称した。

 

「ところで君達は、人類がどうして戦ってしまうのかを考えたコトは有るかい?」

 

 唐突な質問に、困惑するヘイムダルの面々だったが――これに答えたのは、レスリーだった。

 

「…相手が、自分達と違う…から?」

「うん、そうだね。だから人類は戦って来た。単純な生活圏確保の戦いもして来たけど――そんなのは原始時代の話だ。人類は自分と違う他人を見て、自分の尊厳を守る為、自分を肯定する為に戦うのだと僕は思っている」

 

 続いて、ラシッドはこんな例を挙げた。

 

「マズローの階層欲求、という理論が有ってね? 人間の欲求は五段階のピラミッド状になっていて、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求の三つは外的な低次の欲求で、尊厳欲求と自己実現欲求は高次の欲求だと言われている。マズローが言いたかったコトからはズレるかもしれないけれど、僕はこれが人の戦う理由にも当てはまると考えているんだ。

 『自分と違う他人を見て、自分の尊厳を守る為、自分を肯定する為に戦う』というのは、この中だと高次の尊厳欲求に当てはまるだろう。今やっているただ『種として生き残る為』の戦いは、生理的欲求――良くても、安全欲求から来るモノでしかない。何にせよ低次の欲求だ。尊厳以前の問題だね」

 

 だからこそ今の戦いは「最悪」なんだ、とラシッドは主張する。

 

「最低限の生理的欲求すら満たされない状況に、今の人類は置かれている。そこまで貶められてしまったコト――自らの手で、自らをそこまで貶めてしまったが故の状況が、今の世界だ。それを僕は哀しいと思うし、最悪なコトだと思っているのさ。

 ――しかし、何だっていきなりこんなコトを聞いたんだい?」

「いえ…俺は昔、ジャーナリストをやってまして。興味本位で聞かせて頂いたというだけで。――貴重な話をありがとうございました」

「この程度、何でもないさ。…さて、着いたよ」

 

 話をしている間に、どうやら基地の司令部まで辿り着いたらしい。大きな自動ドアをくぐって、ヘイムダルの面々はラシッドに続く形で、司令室に入った。

 

「おお…」

「アフリカンのキリマンジャロ・ベースや、イングランドのアーティ・ジブラルタルには負けるけど――何せ、首都と直結した大基地だからね。なかなかの設備だろう?」

 

 壁の全面がモニターとなっており、ウィンドウがあちこちに浮かぶ広大な司令室――当然、扉も各所に存在しているが、ラシッドが使ったのは一番上の入り口。軍の最高司令官が使う所だ。

 ラシッドはドアの対面に有る椅子に座り、背を向けている男に近付いて行き、挨拶する。

 

「やあ、アミルカル。連れて来たよ?」

「…これはこれは、大統領がこんな所で何をしていらっしゃるのかな?」

「良いじゃないか、細かいコトは気にするな」

「いや細かくはないぞ」

 

 男は椅子を回転させ、ラシッドとその後ろのヘイムダルダカールツアー御一行様を視界に入れた。ラシッドは丁寧に、この人物を紹介する。

 

「彼はアミルカル・ジョップ。サハラ連邦共和国軍の最高司令官にして、この基地の最高司令官でもあるね。気さくにアミと呼んであげてくれ」

「オイちょっと待てラシッド、お前はまた何勝手に紹介しているんだ。後その略し方は止めろ適当抜かすな、お前も一度たりともそう呼んだコト無いだろうが」

「良いじゃないか、結果は変わらない。それと、これから僕は君をアミと呼んであげよう」

「過程が重要なんだよ過程が。そして止めろ、何を今更変えようとしてんだ気持ち悪い。せめてアミーにしろ、伸ばせ」

「それだとソロモンの悪魔と被るじゃないか」

 

 二人は同期であり、割と仲が良い。なお、当然ながら癒着とかは一切無いので安心してほしい。二人とも公私はキッチリ分けるタイプである。

 

「そんな訳で、後はアミルカルに任せる。ヘイムダルには、彼と彼の直属部隊と協力してほしい。…それでは僕は政務が有るので失礼する」

「オイ待てェ失礼すんじゃねェ。何故コイツらヘイムダルをこの国に呼んだのか聞いてないぞ」

「それは彼らに何故この国に来たかを聞いてくれ」

 

 そう言い残し、ラシッド・スミス大統領は去って行った。一体何の為に現れたんだ、と首を傾げるヘイムダルの皆様に対し、アミルカル・ジョップ最高司令官は頭を掻きながら、

 

「まあ、アイツは昔からああいう奴なんだよ」

 

 とだけ言った。続いて、こう問うて来る。

 

「で、お前達は何で来たんだ? ラシッドがヘイムダルに要請して、それを請けたディヤウス・カイエルの指示で来たんだろう? ただ、色んな経緯をまだ把握しきれてなくてな――何て言われてる?」

「…近頃、大西洋東側を中心に、MAの動向が変わっていると聞いています。ディヤウス・カイエルはそれを鑑み、我々を此処に派遣すると言っていました」

 

 ミズガルズの説明を聞き、成る程、とアミルカルは頷いた。しかし、だからと言って、特別ヘイムダルにお願いするようなコトは無いとも言ったが。

 

「知っているだろうが、我が国は戦線に寸分の予断も許されない状況に有る。お前達が加わってくれるなら、かなり助かるのは確かだが――」

「それは勿論、請け負わせて頂きます。我々の本懐はMAを討つコトで、それが存在目的ですので」

「助かる。――ひとまずお前達には、ラッセル・クリーズ大佐の部隊と合流してほしい。アイツらの艦は今、第十ブロックに停まっているハズだ」

 

 了解しました、と返事を返し、ディアス達ヘイムダルは司令部を去った。その背中を見送って、アミルカルが正面モニターに視線を戻した、その時。

 

「沖合に複数のエイハブ・ウェーブ反応! 奴らです!」

「数は――かなり多いです! 二十、三十…まだ増えています!」

 

 オペレーターの切羽詰まった声が、司令部に響き渡った。間が良いのか悪いのか、とアミルカルは舌打ちをし、速やかに指示を出す。

 

「総員、戦闘配置A! スクランブルをかけろ!」

 

 アミルカルの指示が出た直後、基地内に警報が響いた。同時に緊急放送が入り、戦闘配置AだのMS隊はスクランブルだの何だのと叫んでいる。

 ディアス達は繰り返されるそれを一度聞いた後、自分達の艦に向かって走り出した。

 

「どうするディアス、まだ誰がMS隊を率いてるのかすら知らないぞ」

「その場で何とかするしかねぇだろ! とにかく出撃だ、MA相手にやるコトは一つだ!」

「――ここは、腕の見せ所ね!」

「ついでに、サハラのお手並み拝見と行こう…!」

 

 

   ◇

 

 

「ダカールに、MAが噛み付いたようね?」

戦闘(Fight)! 殺戮(Battle)!」

「――俺達も始めンぞ。上手くやれよアマーリア、ピラール」




第三十八話「サハラ連邦共和国」をご覧頂き、ありがとうございました。

五ヶ国目となり、遂に首脳がヘイムダルに絡んで来ました。ラシッドさんはとっても優しく、ご立派な考えをお持ちな方です。――政治家としての狡猾さとかもお持ちなので、外交だと猛威を振るうタイプの人。
また、最後には何者かが何かを企んでいたりし、いよいよ以てカオスになって来てますね…。

アミルカル司令が名前だけ言ってたラッセル・クリーズ大佐については、次回以降喋ったら紹介。
ガンダム・フレームに乗ってる人でもあるので。


《新規キャラクター》
ラシッド・スミス
・現サハラ連邦共和国大統領。
・人懐っこい笑顔と態度、かつ確かな政策で国民の人気は高い。何か難しいコト言ってるが、その辺りは割とノリで書いただけなので、細かい所を気にしてはいけない。

アミルカル・ジョップ
・サハラ連邦共和国軍最高司令官。
・ラシッド大統領とは同期で、割と仲が良い。


《今回のまとめ》
・阿頼耶識の正しい使い方
・まさかの大統領
・ディアスが見たモノ、暗躍する者達とは?




次回「謎の正体」
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