最下位から全てを積み重ねた一誠   作:ハラパンダ像

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 お久しぶりです。ハラパンダ像です。今回は、正直、うまく書けたか不満です。


地獄偏
地獄の審判


 駒王町に住んでいた兵藤一誠は仲間に見捨てられ『邪龍』に殺された。そして、彼の死後リアス・グレモリーの身勝手な判断で、町や学園と一誠の両親から彼の記憶や存在は抹消された。彼の両親に『子供がいないのでアーシアを養女にした』という記憶を植え付けて、全てはリアスが自分の管理する場所で、問題が起きてはまずいからとまとめてもみ消したのだ。だが、リアスとその眷属とアーシアとシトリー眷属はサーゼクスの命令で記憶は消してはならないと言われたそうだ。『邪龍』が現れた時に報告どころか連絡も寄越さない、挙句の果てには知らんぷり。これにはさすがのサーゼクスも激怒してリアスとその眷属(アーシアは除く)はこってり絞られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはこの世とあの世の境い目、三途の川を渡り審判の門と書かれた看板があり、門を潜ると審判を下される死装束(シニショウゾク)を纏った死者の行列の先には二人のある者達(・・・・)がいた。それは王冠をかぶり髭を蓄えて台に乗っている閻魔大王らしき者だったが、見た目は出目金顔の太った中年オヤジのような感じだった。それに引き換えもう一人の横で金棒を肩にかけて閻魔大王と話しているのは、黒の着物に黒髪のサラサラショートカットで、目は『ビシッ!』としていておでこに角が一本生えた鬼だった。そんな中同じ死装束を着た一誠も恐る恐る前と進んでいた。

 

 

 

 

 

〈一誠side〉

 

 

 

これから天国行きか地獄行きかが決まると思って前へ進む。

 

 

 

「はい、次の方。」

 

「どっ どうもはじめまして!」

 

 

 

黒髪の鬼に呼ばれて返事をし、もう成るようになれと覚悟を決めると閻魔大王が答える。

 

 

 

「ん~と、きみは転生悪魔か。」

 

「・・・・・」

 

 

 

ついさっきまで緊張していたが、随分イメージが違うので拍子抜けしてしまった。

 

 

 

「ふむふむ、きみは堕天使に殺されて悪魔に拾われて転生悪魔になったんでしょう?」

 

「あ はい そうです。その通りです。」

 

 

 

なんだ思ってたより軽いんだな。これなら天国行きになるかもと思っていると隣の黒髪の鬼の人がこっちを睨んでいた。

 

 

 

「残念だけど!きみ……地獄行きだよ!」

 

 

 

次の瞬間、閻魔大王が地獄行きと言って来た。

 

 

 

「えええぇ~どうして、俺!人助けして死んだのに何か罪になる事したの?」

 

「いや、きみねぇ……同じ学校に通う学園で覗きや猥褻(ワイセツ)な行動していたでしょう……。」

 

 

 

その最もな言葉に何も言えなくなってしまった。

 

 

 

「それに悪魔と堕天使は死んだら、自動的に地獄行きって決めっているんだよ。」

 

「え! どうしてそうなっているんですか?」

 

「いやぁ~悪魔は自分達の都合で、他の人間や種族達を眷属しているでしょう。 中には本人の意志は関係なく無理矢理眷属にする者もいるし、堕天使も自分達の都合の悪い力を持った人間を殺したりしているからさぁー。」

 

 

 

更に追い討ちを掛けるかのようなマシンガントークに、俺は何も言えずに固まってしまった。

 

 

 

「………、はい……分かりました。 地獄でもどこでも結構です………から。」

 

 

 

そして、全てを受け入れ俺は地獄の門を潜るところで後から声がかかった。

 

 

 

「あなた、ちょっと待ちなさい!」

 

 

 

振り向くと、そこにはさっきほどの黒髪の鬼がいた。

 

 

 

「なっ なんでしょうか?」

 

「あなた!随分、素直に受け入れましたね。 普通地獄行きと言われれば暴れたり喚き(わめき)散らしたりしますよ? 悪魔なら尚更です!」

 

「ああぁ……まあ……慣れてますから………ははは。」

 

「どういう事ですか?」

 

 

 

とりあえず門を潜るのは()めて生前の自分の人生、周りの扱いなどを話して愛する人を守って死んだから、もう悔いはないので腹をくくって受け入れたと話した。

 

 

 

「成る程! しかし、話を聞く限りでは、地獄行きになったのはあなたの行いにもあるのでは?」

 

 

 

容赦のない一言に返す言葉すらなかった。

 

 

 

「は……はい。悪魔になる前もやりたい放題で親不孝でしたから………。」

 

「覚悟は、あるんですね。」

 

「はい……もう出来てますから……。」

 

「はい、合格です!」

 

 

 

いきなり『合格』と言われて状況が呑み込めなった。

 

 

 

「あの……ごっ合格って何ですか?」

 

「合格と言っても、まだ見極めの段階です。 つまり地獄、八大地獄に落ちて全ての地獄(・・・・・)の苦しみに耐え抜いた時こそ、あなたに。」

 

「あなたに?」

 

「二段目閻魔大王の座に、着いて貰います!」

 

 

 

突然の事にどういう事なのか、言っている意味が分からなった。

 

 

 

「に……二段目!ええーえ……閻魔………大王?」

 

「まあ、驚くのも無理ないでしょう。いきなり、こんな話を聞かされれば。」

 

 

 

最もな話を聞かされて鬼が口にした言葉は。

 

 

 

「順を追って説明しますと、地獄を管理しているのは今の閻魔大王ですが、それはこの地獄ができたばかりの頃、誰も皆を(まと)める者がいないため、仕方なくあの人が地獄を納めることになったわけです。」

 

「あの……それって押し付けじゃ?」

 

「まあ、納めていると言っても、それは建前で管理は私がしているのでぶっちゃけ『雇われ閻魔大王』という感じなんです。」

 

 

 

それじゃあ、別に俺じゃなくてもよくねぇーか。

 

 

 

「管理はあなたがしているんなら、あなたがなればいいんじゃ!」

 

「いいえ!私は先頭に立って目立つのは性に合わないんです。それに。」

 

「それに?」

 

「いいえ!何でもありません!」

 

 

 

質問を途中で止めて、次に黒髪の鬼は。

 

 

 

「申し遅れました。 私は鬼灯(ホウズキ)と申します!」

 

「あっ これはどうもご丁寧に。 でも閻魔大王本人に確認を取らないんですか?」

 

「いいえ、実際本人もそろそろ引退して老後を過ごしたいとぼやいていますから。では、地獄に落ちてください。」

 

 

 

 

 

〈一誠sideout〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、その先は聞くことができず、俺は地獄に落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

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