修行を開始して、随分時間が経ち鬼灯が言っていた。 『魂との融合』は地獄にいる罪人との融合だそうだ。 まあ、ここは地獄だから当然いるのは罪人に決まっているよな! しかし、思っていたより融合してくれる人は結構いたし、鬼灯さんが紹介もしてくれた。
「こちらの方は『忍びの世』とされる世界で、数多くの大罪を犯した方ですが、不思議な眼や忍術をお持ちですよ。」
「お初にお目にかかるぞ。小僧! 俺はウチハ マダラだ!」
「そして、こちらの方は霊を
「初めまして、私は大陰陽師アサクラ ハオと申します!」
「それで、こちらは『海賊の世』で大昔に龍を切ったと言われた侍です。」
「ヨホホホホッ♪、随分、威勢の良い若僧ですね! 申し遅れました。 私は豪剣のリューマと申します。 以後、お見知りおきを!」
忍者に陰陽師に侍か! 世界は広いなー。 まあ、悪魔や天使堕天使が居るんだ。深く突っ込まないでおこう。
「でも、あんたら本当に良いのか?」
「フン、どうせ!永遠に地獄暮らしなのは目に見えている。だったら融合でも何でもして、こんな悪夢からさっさとおさらばだ!」
「私も自分の命をコントロールして生き返えれるんですが、正直生き返っても周りは私についていけないようで、ぶっちゃけあなたと同化して『無』に帰ろうと思っているんです!」
「ヨホホホッ♪私も同じ気持ちですよ。 死んでからかなり時間が経ってしまっているため、もし、あなたの意志を乗っ取り生き返ったとしても、私は最早過去の異物の何者でもありません!」
そう言って、三人は寂しげな顔していた。と、そこへ。
「カカカッ、面白いことをしているのぉー!」
そこへ、白髪で黒の着物を着て杖を突いた爺さんが来た。
「あなたが何で!ここへ!?」
「カカカッ、ワシの耳は地獄耳なんじゃ! ここが地獄なだけになんちって♪」
寒いギャグを噛まし杖を突く爺さん! 周りはしらけきっていた。
「で、話を戻すが御前さんと同化すると生き返えれるのか?」
「あの~鬼灯さん。 このお爺さんは誰ですか?」
「この方はヒョウドウ カズタカという重罪人ですね!」
ヒョウドウ! 家の親戚に、こんな人居たかな? まあ、多分赤の他人だろ!
「重罪人って?」
「この方は、
何やら鬼灯さんが、又、眉間にシワ寄せて怖い顔しているが。
「じゃあーこの人が閻魔大王に慣れb『ダメです!』…。」
俺が喋っている途中で、いきなり鬼灯が大声を出した。いったい何をそんなに怒っているのか?
「この方は生前に犯した罪が重すぎいや残虐すぎるため、もし、閻魔大王の座に着いたら地、獄その物がまずいことになります!」
あの冷静で落ち着いている鬼灯さんが黒いオーラが出ているため、それ以上は聞かないことにした。
「で、爺さん! あんたと同化して俺に何のメリットがあるんだよ?」
「クククッ、小僧! 『強運』は欲しくないか?」
「強運?」
「そうじゃ! 『運』というのは、その者の才能という物なんじゃ、ホレ、『運も実力の内』というじゃろー!」
確かに御最もな答えだ。 しかし。
「なあ 鬼灯さん! この爺さんの言っている事ってデマじゃないの?」
「ええ、認めたくはないのですが、この方は生前にとんでもない強運と悪運を持っていて、政財界や闇の世界で乗しやがった実力者なんです。」
嫌そうな顔して、腕を組みイライラ顔で睨んでいた。
「鬼灯さん。この際だ。この爺さんも頼む。」
「よ、よろしいのですか? 意志が負ければあなたが。」
「負けないよぉ! それに鬼灯さん達も手を焼いているんなら爺さんは、ここにいない方がいいだろ!」
「まあ、それなら。」
そして、俺はマダラ、ハオ、爺さんと同化することに決めた。 ちなみにリューマとは剣術を学んでからにしようと思った。しかし、あのカズタカの爺さんは本当にしぶとかった。 他の二人はあっさり俺に力と能力を渡して消えたが、爺さんの方は俺の意識を乗っ取ろうとしつこかった。 油断するといつ乗っ取られるか分からないから用心しないと。
〈一誠sibeout]〉
リューマは、キャラ的に好きでゾンビの印象が強いんですが、生前の頃を想像すると『いぶし銀』的に出したいんですよね。