遺跡に入ると我が子と呼ばれ、パズルの説明を受けた。彼女がパズルを解いて開いた扉を潜り抜けると、次の部屋でこちらを待っている。
次の部屋に行く前に近くの看板を読めば、賢い者も愚かな者も中道は通らない。という文が書かれていた。このパズルの正解を表しているようだ。…本当にそれだけだろうか?
次の部屋に行けばこんどはパズルをやらせてくれるらしい。しかもしるしまでつけてくれたそうだ。とてもうれしい。
彼女の付けたしるしのついたスイッチだけを押すと道の先にあったトゲが引っ込んだ。
「よくできました!お利口さんね、我が子。」
と褒められ自分の口角がほんのりと上にあがるのを感じる。
照れていると、さぁ次の部屋に行きましょうと彼女がいった。
誘導されるままに次の部屋に入るとマネキンが置いてあった。
地下ではモンスターが襲ってくることが有るらしい。でもお話すればTolielが仲裁してくれるという。それまではお話していればいいそうだ。
Dummyで練習してみてほしいと言われたのでDummyとよばれたマネキンの近くに立つ。するとFloweyと話していた時に聞こえた効果音と共にソウルが胸から飛び出した。
*Dummyと遭遇した。
というメッセージとともにFloweyの時にはなかった4つの四角が現れた。その四角にはそれぞれFIGHT、ACT、ITEM、MERCYと書かれていてそれぞれにアイコンがついている。ソウルはFIGHTの四角の中にあるが、手で動かせば他の四角の中にも入れるようだ。
ACTの中にソウルを入れてDummyを調べてみるとステータスが四角の中に表示された。
次はTolielに言われた通りACTにソウルを入れてお話してみる。
*あなたはDummyに挨拶をした。
*そのまま目覚めた時の花畑について話した。
*一方的な会話だ。
*これは会話と言えるのだろうか…?
*TOLIELはあなたを見て喜んでいる。
*あなたは勝利した!
* 0 XP と 0 gold を得た。
戦闘が終わればソウルは胸の中に戻り、Tolielは微笑みながらこちらを褒めてくれた。
突然終わった戦闘にしばらく呆けてしまったが、次の部屋でTolielがこちらを待っているのを見てハッとして彼女を追いかけた。
次の部屋に入ると、この部屋にもパズルがあるのよ。解けるかしら?と言いながら、こちらを気にしつつTolielが進んでいく。彼女を追いかけていると突然例の効果音とともに戦闘に入った。ソウルが胸から飛び出る。どうやら初めての実戦の時のようだ。
*Froggitが襲ってきた!
カエルの様なモンスターがあらわれた。四角のメッセージによるとFroggitというらしい。
早速言われた通りにしようとACTにソウルを入れてFroggitを調べる。FroggitのATKやDEF、人生観がわかった。
調べ終わるとFroggitのターンになり、こちらに何かしようとしてきた。
だが、Tolielが凄い形相で戦闘に入ってきてFroggitはどこかへ行ってしまった。
仲裁と言っていたのはこれのようだ。仲裁とは何だったのか、知っている仲裁と違う気がする。
強制的に戦闘を終わらされた後にTolielに話し掛けると、これがパズルよ。とトゲだらけの床を指す。でも…と彼女が続け、手を握って頂戴、とこちらに手を差し出してきた。
言われた通りに手を握る。手をつなぐと彼女は針だらけの床に足を踏み出した。すると彼女の足元のとげがスッと引っ込み通れるようになっていく。一歩、また一歩と踏み出したところは全て安全な場所のようで、すんなりと向こうの道にわたることができた。
わたり終わると彼女の手が離され、少し残念に思った。彼女の手は程よくぷにぷにで甲の部分は素晴らしいモフモフだったからだ。
手を離した彼女は、このパズルはまだあなたには危険すぎるものね。といって次の部屋へ向かって行った。
次の部屋に入ると彼女は口を開いた。
「ここまでよくやってきたわね、我が子。けれど、ちょっと辛いことをしなくてはいけないのよ。この部屋は一人で進んでほしいの。ごめんなさいね。」
そういうとTolielは背を向けて歩き出した。すぐに追いかけ始めたが体が大きい彼女の方が当然歩幅も大きくすぐに見失ってしまった。しばらく歩き続けても終わりが見えずに少しだけ不安になってくる。
それでも止まらずに歩き続ければなぜか不自然にある大きな柱があった。不思議に思いながらも柱の前を通り過ぎるとその柱の陰からTolielが出てきた。
彼女曰く今のは一人でいられるかのテストで、危険が内容に柱の陰からこちらをずっとうかがっていたらしい。
用事があるから待っていてほしいのだと言う彼女から携帯電話を差し出される。
携帯電話を受け取れば何かあったら連絡するのよ、ここでいい子でまっていてちょうだいねと言って彼女は行ってしまった。
…これで探検ができる!
自分が言いつけを守るいい子だと思ったら大間違いだ。でもTolielはFloweyみたいにだますことはしなさそうだとなんとなく思った。言いつけを守るのはそれとはまた別問題なだけだ。
だって戦闘もまともにやってないし、パズルだって簡単なものしか説いていない。地下にはたくさんパズルがあるとTolielはそう言っていた。だったら少しくらい解いたとしても全然問題ないはずだ。
そう言い聞かすと渡された携帯電話をしまい一人次の部屋へ歩き出す。
――Prrrr
ビクッと体が震えた。まさかばれたのだろうか。彼女は今出ていったばかりなのにもう電話がかかってくるとは思わなかった。ピッと通話ボタンを押して耳に当てる。電話に出るとまたアイコン付きの四角いものが目の前に表示された。耳に当てているのに顔が見えることに驚いた。ここにきてから驚いてばかりだ。
「もしもし、TOLIELよ。部屋から出てたりしないわよね?
その先にはあなたに教えていないパズルがあるの、一人で解くのは危ないからちゃんと待っていてね。」
――ガチャン
出たとも出ていないとも言わなかったが誤魔化せたようだ。
進んだ部屋には落ち葉のうえにあのキラキラがあって、入り口の側にはFroggitが佇んでいた。ここの部屋では二つに道が分かれている。どちらに行ったらいいのだろうか。
しかしまずは佇んでいるFroggitだ。せっかくのモンスターと話をするチャンスなのだから、どちらに行くのかは後回しにしよう。早速戦闘でお話ししようとFroggitに近付く。すると戦闘画面が現れることはなく、向こうから話しかけてきた。
「*ゲコッ、ゲコッ。
(ちょっといいかな、人間さん。モンスターとのバトルでアドバイスがあるんだ。)
(ACTで行動するかFIGHTで弱らせたモンスターはバトルしたがらなくなるから、どうか…MERCYで停戦しておくれ。)」
アドバイスを聞いてからTolielがいなくなってどうやって戦闘を終わらせたらいいのか知らないことに気が付いた。アドバイスしてくれた彼にお礼を伝えてFroggitを見ると四角いものが現れた。
*2回のゲコッの中に凄くたくさんの情報が詰まっていた。
*あなたの中のモンスターの好感度が上がった。
この四角は自分の中の状況を正確に表している。だが好感度…?そんなものはあった記憶はない。
……?なぜ無いと思ったのだろうか。よくわからない。自分の中に知らないモノがある様な気がする。
首をかしげながらも次はキラキラに向かって歩く。足元の落ち葉が音を立てて何とも言えない気持ちにさせた。
キラキラに向かって手を伸ばす。
*カサカサとなる落ち葉を通り、あなたは決意でみたされた。
CHARA LV1 Ruins-落ち葉の絨毯 セーブ完了
このキラキラではやはりセーブができるようだ。死んだらここからやり直せたりして、とバカげたことを考えて一笑に付した。