〝バン〟
「クソッ!!仕方ない!!皆、戦うぞ!!」
「了解!!」
ギーゼフ以外のメンバー達は、ガムを噛んだ。
「えっ!!こんな状況でガム!?」
「あ~、そうしないと、戦えないんだよ」
「えっ!?どういう事!?」
「詳しい話は後だ!!」
皆、ガムを膨らまし、そして、弾け、消えた。
「あっ!!コレ、あの時も同じだった!!」
その時、ミリカは、ゼドルと出会った時の事を思い出していた。
「おい!!大人しくしてるヒマなんかねぇぞ!!俺達は、のんびり待ってやるほど気が長くねぇんだ!!」
〝バンバン〟
「ンなこたぁ、言われなくても分かってるよ!!」
ゼドルは、銃弾を止め、ひっくり返らせて飛ばした。
〝バババババン〟
〝グシュアッ〟
銃弾は、男達の手や腹などに当たり、男達はケガをした。
「うわ~~~っ!!!」
ミリカは、
(コレは、あの時と同じ魔法だ!!)と思った。
「仕方ない。今は、手加減してる余裕なんてない。お前ら、あとは
何とかしといてくれ!!俺は、ミリカを連れて逃げる!!」
「了解!!」
ゼドルは、ミリカの手を引っ張って走った。
大変な状況だったが、ミリカは、ゼドルにまた手を握られ、守られながら、ドキドキしていた。
敵は、思ったより大勢いて、走った先にも何人も待ち構えていた。
「クソ~!!コイツら、一体何なんだよ~!!」
ゼドルは、一旦ミリカから手を離し、迫り来る敵を剣でひたすら斬りまくった。
〝ザンッ〟〝シュッ〟〝ズシャッ〟
(わ~!やっぱり、カッコ良い~!!)と思った。再びゼドルに引っ張られて走り、少し前、ゼドルと一緒に行った図書館に入った。
〝バタン〟
「ハァハァ・・・・・・ここまでは、さすがに追って来ないだろ」
「え?何で?」
「この図書館には、色々と大切に管理されてる、とても貴重な本が多いからね。中も外も、警備が厳重なんだよ」
「あ!確かに、そう言われてみれば、この前もさっきも、ここでいっぱい警備員さんを見た!!」
「だろ?だから、ここなら大丈夫さ」
「そっか!!」
「でもさ、ゼドルの仲間の人達、大丈夫かな?」
「大丈夫だよ!!俺の仲間達は、皆、強い!!超優秀な仲間達さ!!あんなヤツらにやられはしない!!」
「そっか!!あの人達も、カッコ良かったな~!!」
「ん?」
ミリカは顔を赤くした。
「あ!あ~!!実は、前から、ゼドルが戦ってるところを見ると、
とっても勇気があるし、カッコ良いな!!って思ってたの・・・・・・でも、さっき、ゼドルの仲間のあの人達が戦ってるところを見て、
あの人達も、凄くカッコ良いって思った!!」
すると、ゼドルも顔を赤くした。
「え!?ホントに!?ありがとう・・・・・・」
ミリカは、その時、そんなゼドルを見て、普段はカッコ良いゼドルも、テレると可愛い一面があるんだと思った。