私の幻想はホントにあった   作:COLK

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3.これで一段落・・・だけど・・・

〝キーンコーンカーンコーン〟

 

 

 

 

 

いつも通り、聖子がミリカに声をかける。

 

 

 

 

 

「ミリカ、今日も、一緒に帰ろ!!」

 

「うん!!」

 

 

 

 

 

「ねぇ、ミリカ、あんた、この前、

 

〝夏休みに大阪のおばあちゃん家に行く〟って言ってたわよね?」

 

「うん。そうだけど?」

 

「良いわよね~!!私、大阪には、一度も行った事ないのよね!!」

 

 

 

 

 

「そうなの?」

 

「うん。大阪って〝たこ焼き〟が美味しいところよね!!」

 

「そうだよ!!でも、他にも色々、名物あるよ!!

 

〝焼きそば〟とか〝お好み焼き〟とか〝粉もん〟だけでも色々!!」

 

「〝粉もん〟?何それ?」

 

「名前の通り、〝たこ焼き〟や〝お好み焼き〟含めて、

 

〝粉〟を使って作る料理の事よ!!」

 

「へ~!そうなんだ~!!でも、食べる事自体は、

 

東京でもいつでも出来るけど、いつか本場のも食べてみたいな~!」

 

「そっか!でも、本場の、凄く美味しいよ!!」

 

「へ~!そう言われると、ますます食べたくなる!!」

 

「ぜひ、今度、食べてみて!!」

 

「うん!!」

 

「じゃあ、ミリカ、楽しんで来てね!!」

 

「うん!!じゃあ、バイバイ!!」

 

「バイバイ!!」

 

 

 

 

 

そして、いつも通り、ミリカは、途中で聖子と別れ、

 

帰っていった。

 

 

ここで、1日飛ばして、7月20日(水)。

 

 

 

 

 

この日、夏休み前の最後の登校日だった。だが、聖子は、

 

体調不良で欠席だった。

 

 

 

 

 

ミリカは、休憩時間、また、

 

「不思議な国と夢見る少女」を読んでいた。

 

 

 

 

 

読んでいると、また、順子が馬鹿にしてきた。

 

 

 

 

 

「あんた、またそんな本、読んでるの!?バッカみたい!!」

 

 

 

 

 

すると、順子は、ミリカから本を取り上げた。

 

 

 

 

 

〝バッ〟

 

 

 

 

 

「ちょっと!!何するの!?」

 

「こんなの、こうしてやるんだから~!!」

 

 

 

 

 

順子は、本の表紙にマジックで落書きをした。

 

 

 

 

 

〝キュキュキュキュ〟

 

 

 

 

 

「アッハッハッハ~!!

 

これで少しは、子供騙しなモノから離れなさい!!」

 

「子供騙し!?」

 

「そうよ!!あんた、こんな、いつまでもガキの空想に

 

浸ってないで、現実を見なさい!!」

 

 

 

 

 

すると、順子は、本を床に叩きつけた。

 

 

 

 

 

〝バン!!!〟

 

 

 

 

 

「あぁ~っ!!!」

 

「アッハッハッハッ!!」

 

「ヒド~い!!!」

 

 

 

 

 

そのまま、順子は、教室を出て行った。

 

 

 

 

 

「良い年して、いつまでもくだらない夢ばっかり見てるのが

 

悪いのよ!!」

 

 

そうして、時間が流れ、ホームルーム。

 

 

 

 

 

「え~、明日から夏休みです。楽しく遊ぶのも良いですが、

 

しっかり勉強して、宿題もしっかりやってきてください。

 

あと、クーラーのかかった部屋にこもりきりではいけません。

 

ちゃんと外に出て、運動もしっかりしましょう。そして、

 

熱中症にならないよう、水分補給、それから、塩分補給も

 

忘れないように。難しい事ですが」

 

 

 

 

 

夏休み前の最後の登校日が終わった。

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