私の幻想はホントにあった   作:COLK

4 / 19
4.いきなりこんなのアリ!!??

〝キーンコーンカーンコーン〟

 

 

 

 

 

今日は、聖子が休んでいるため、ミリカは1人で帰った。

 

 

 

 

 

「あ~、今日は、せっかく夏休み前の最後の登校日なのに、

 

聖子がいないなんて~・・・寂しいし、つまらない」

 

 

 

 

 

いつもは聖子と一緒に帰るのが当たり前だったため、

 

1人で帰る今日がとても味気なかった。

 

 

 

 

 

やがて、また家に着いた。

 

 

 

 

 

「ただいま~」

 

「お帰り~」と、いつものように母が言った。

 

アレ?どうしたの?明日から夏休みなのに、

 

元気なさそうじゃない?」

 

「うん。色々あってね」

 

「そう。まぁ、でも、夏休みは、きっと良い事あるわよ!!」

 

「そうだね」

 

そうしてまた、ミリカは、自分の部屋に入った。

 

一方、母は、

 

(あの娘、何かあったのかしら?)と思っていた。

 

 

 

 

 

ミリカは、自分の部屋に入った後、順子に落書きされた愛読書

 

「魔法の国と夢見る少女」をカバンから取り出した。

 

 

 

 

 

「あ~あ~、大事な本なのに、ホント最悪。それに、何よ。

 

〝魔法が子供騙し〟なんて・・・は~。夏休み、

 

おばあちゃん家に行くのは楽しみだけど、他には特別やる事ないし、

 

良い事なんてあるのかな~・・・?」

 

 

3日飛ばして、7月23日(土)。

 

 

 

 

 

この日、いよいよ大阪のおばあちゃんの家へ行く日だった。

 

 

 

 

 

いつもは忙しい父も、今回の旅行のために2週間の休暇を

 

取っており、皆、早起きした。

 

 

 

 

 

「よ~し!じゃあ、皆、行きますか~!!」

 

「お~!!」

 

 

 

 

 

そうして、新幹線に乗った。

 

新幹線の中で、皆で駅弁を食べる。

 

 

 

 

 

「美味し~い!!」

 

 

 

 

 

しばらく時間が経ち、ミリカは、アイスクリームが食べたくなった。

 

 

 

 

 

「ねぇ、この新幹線の中の車内販売で、アイスクリーム、

 

売ってるわよね?私、前の車両に行って買ってくる!!」

 

「ちょ、ちょっと!!待ちなさい!!待ってれば、

 

こっちにも回ってくるわよ!!」と母が言う。

 

 

 

 

 

父も、同じように、

 

「そうだぞ!!大人しく待ってなさい!!」と言った。

 

 

 

 

 

「やだ~!!今すぐ食べたい!!」

 

「仕方ない子ね~。じゃあ、買ってきなさい」

 

「やった~!!」

 

 

 

 

 

父は、

 

「良いのかよ・・・」と、小声でつぶやいた。

 

 

 

 

 

「じゃあ、私、前の方の車両に行ってくる!!」

 

「気をつけてね~!!」

 

「は~い!!」

 

 

 

 

 

ミリカは、いくつか前の車両へ移動した。

 

自動ドアがいくつも開く。

 

 

 

 

 

〝ウイ~ン〟〝ウイ~ン〟

 

 

 

 

 

「アイス!アイス!」

 

 

 

 

 

すると・・・・・・

 

 

 

 

 

「え?何コレ?」

 

 

そこは、新幹線とは全く違う、西洋風の、ファンタジー作品にでも

 

出てきそうな列車だった。

 

 

 

 

 

目の前には、銃を持った男達と、その男達にロープで縛りつけられている人質がいた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。