「え・・・?え~・・・!!??」
「助けて~~~!!!」
銃を持った男達は、その列車の運転手や乗客達に
「フッフッ、コイツらを返して欲しけりゃ、大人しく3000万フェリス持って来い」と言っている。
(フェ・・・フェリス?もしかして、身代金かな?とにかく、
何か、この人達、凄く怖い!!)
突然、目にする、この、今まで目にした事がないほど衝撃的で
残酷な様子を見て、ミリカは、とても怖がった。
「怖い・・・助けて・・・!!!」
「おい!!さっさと金、持ってこい!!!」
(どうすんの!?どうすんの!?コレ!!!」
すると・・・・・・
〝ガシャ~ン!!!〟
窓ガラスの割れる音が聞こえた。
「こんなところで暴れちゃダメだ。大人しくしな」
「え!?」
何やら、とても気の強い美少年が窓ガラスを割って列車に入って
きたようだ。
少年は、ガムを噛んで、風船のように膨らませていた。
まるで、全く緊張などしていないよう。
「あ?お前、俺達にケンカを売る事がどういう事か分かってんのか?」
「いや、ケンカを売るも何も、そもそも、こんなところで暴れてるあんたらが悪い」
「何だと~!!おい!!コイツをやっちまえ~~~!!!」
「オラ~~~!!!」
「しゃあねぇな~。無駄なケンカはしたくないんだけどな~」
その時、少年が膨らませたガムが弾けた。
〝バン〟
すると、なぜかガムが消えた。
テロリストの男達は銃を発砲した。
〝バンバンバン〟
少年は、銃弾に手をかざした。
〝シュ~ン〟
すると、全ての銃弾が一瞬止まり、ひっくり返ってテロリスト達の
方向に飛んだ。
しかし、その銃弾は、テロリスト達にはスレスレのところで当たらず、全て壁に当たり、いくつも穴を開けた。
もちろん、少年がわざと外したのだ。
〝ドンドンドン〟
「ヒィ~ッ!!!」
「だから言ったんだよ。あんた達が暴れるから、こうなっちゃうんだよ」
「な、何だコイツ!!とりあえず、逃げるぞ!!」
「悪あがきするな」
〝ボコ〟〝ボコ〟〝ボコ〟
少年は、持っていた剣の鞘の部分でテロリスト達の急所を突いて気絶させた。
〝ドサッ〟
ミリカは、
(何この人!!カッコ良い~!!!)と思った。
しばらくして、テロリスト達は、連行された。
テロリスト達を止めた少年は、ミリカに声をかけた。
「君、ケガはなかった?」
「なかったです」
「良かった。でも、怖かっただろ?」
「はい・・・まぁ・・・」
「まぁ、そうだよな。あんな光景見ちゃったら、怖いに決まってる」
「あの、あなた、一体何者なの?」
「俺?ただのガードマンだよ」