「ガードマン?いや、でも、今、手を触れずに銃弾を止めたり、
半回転させて飛ばしたりしたでしょ!?」
「あ~、アレは、魔法だよ。〝handling (ハンドリング)〟っていうね」
「え!?魔法使いなの!?」
「そうだけど・・・それがどうしたの?」
「アレ、魔法だったんだ!!」
「何をそんなに驚いてるの! (笑)魔法なんて、そんな珍しいものじゃないでしょ」
ミリカは、そこで、その少年が魔法使いである事を知ると同時に、
ここは現実世界ではない事を認識した。
「私の幻想は、ホントにあったんだ!!」と小声で呟いた。
「ん?」
「いや~!何でもないです!!何でもないです!!アハハ・・・」
つい、口から出てしまった言葉を、テレながら慌ててごまかした。
「あ、そうだ、君、名前、なんて言うの?」
「私?ミリカ」
「そうか。俺は、ゼドル。よろしくな!!」
ゼドルは、ミリカの手をギュッと握り、強く握手した。
「え!?やだ!!私、こんなカッコ良くて強い人に握手されちゃってる!!!」
ミリカは、思いっきり顔を赤くした。
「ん?どうしたの?顔、凄く赤いよ。熱でもあるの?」
「いえ!!熱なんかありません!!大丈夫です!!元気です!!ア・・・アハハハハハ・・・」
「あ、そうだ、ちょっと、ついてきてもらって良い?」
「え?あ、はい」
ミリカは、ゼドルと共に歩いた。
ゼドルについていくと、
「MaGistic Security Guard」と書かれた建物に着いた。
「ここだよ。俺の面白い仲間達を紹介するよ!!」
そこには、強そうな人達がいた。
「おい、お前ら、今日は、お客さんを連れてきたぜ!!」
「何だ?」とゼドルの仲間が言った。
「は、はじめまして。ミリカです」
「お~。可愛いじゃん!!よろしくな!!」
「よ、よろしくお願いします」
するとゼドルが
「よ~し!じゃあ、皆、自己紹介しよう!!」と言った。
「俺は、ギーゼフ。23歳。よろしく」
「僕は、ドロン。13歳。よろしくね」
「俺は、ザレン。30歳。よろしくな」
「僕は、フェル。15歳。よろしく」
「私は、ファンジェス。26歳。よろしく」
「私は、フェレナ。13歳。よろしく」
「私は、ファティネ。19歳。よろしく」
自己紹介され、ミリカは、
「へ~!色んな年齢の人がいるんだ!!」と言った。
ザレンがゼドルに
「おい、リーダー。どうしたんだよ?突然、こんな娘を連れてきて」と言った。
「あ~、さっき、たまたま会ったんだよ。面白そうな娘だったから」
すると、ミリカは、
(え~!?年上の人もいて、30歳の人さえもいるのに、この人、
リーダーなの!?)と思った。