私の幻想はホントにあった   作:COLK

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9.ミリカは渡さない!!!

それから、ミリカとゼドルは、色んなところへ一緒に行った。

 

ある時は、ガードマンの仲間達も一緒に祭りに行ったりもした。

 

 

 

 

 

〝ヒュ~ン〟〝バン〟

 

 

 

 

 

花火が打ちあがる。

 

ゼドル以外のガードマン達は皆、食べ物を買ったり、遊んだりなどしている。

 

 

 

 

 

「わ~!!キレ~イ!!」

 

「だろ!?ミリカも、花火、好きかい?」

 

「うん!!キレイだから!!私の世界でも、毎年、夏祭りで良くやってて、私、いつも、浴衣を着て夏祭りに行ったりしてたの!!」

 

「〝浴衣〟?」

 

「あ~・・・ここはヨーロッパみたいな国だから、そういうのはないか・・・」

 

「ヨーロッパ?」

 

「うん!!〝ヨーロッパ〟っていうのは、私がいた世界にあって、〝イギリス〟とか〝フランス〟とか〝イタリア〟とか色んな国があるんだけど、〝ヨーロッパ〟は、この国に良く似てるの!!で、私は、〝アジア〟の〝日本〟に住んでたの。でも、私は、お父さんが日本人で、お母さんがイギリス人のハーフなの」

 

「へ~!!そっちの世界にも、たくさんの国があるんだね!!」

 

「うん!!」

 

 

 

 

 

〝ヒュ~ン〟〝バン〟

 

 

 

 

 

周りには、犬、猫、ハトなどの動物達がいる。

 

 

 

 

 

「アレ?皆、何か言ってる!!」

 

「本当か!!また動物達は喋ってるのか!!」

 

「うん。え~っとね」

 

 

 

 

 

その日も、ミリカは、動物の言葉を聞いて、なんと言っているのかをゼドルに教えていた。

 

 

 

 

 

しばらくして、花火も祭りも終わった。

 

 

それからも、ゼドルと共に色んなところへ行く度に、ミリカは、

 

色んな動物の言葉を聞き取った。たくさん人が通るところでも

 

動物達がなんと言っているかをゼドルに教えていたため、

 

周りの色んな人達が影からそれを見る事で、

 

「ミリカが動物の言葉が解る」という事が噂になり、時には、

 

「この動物、なんて言ってるんですか?」などという質問をされる事もあった。

 

 

 

 

 

だが、ミリカの能力の事が色んなところで話題になると、影で悪巧みをする人間達が「アイツは色んな事に使えて金儲けができるんじゃないか?」などと言っていた。

 

 

 

 

 

その日の夜、ミリカは、

 

(そういえば、今頃、現実の皆はどうしてるんだろう?)7と考えながら寝た。

 

 

数週間後、ミリカは、いつものように「MaGistic Security Guard」のメンバー達といた。だが、そこへ、銃を持った男達が何十人もやって来た。

 

 

 

 

 

〝バン〟

 

 

 

 

 

「何だ?」

 

「おい!ここに、動物の言葉が解る娘がいるだろ?」

 

「何でそれを!?それに、何でここが分かった?」

 

「その娘の事は有名だよ。何でここが分かったかなんて簡単だ。

 

その娘は、大体、ここのリーダーであるお前と一緒にいるんだからな」

 

「くっ!!この娘に何の用がある!?」

 

「ソイツのその能力を使えば、良い金儲けになると思ってな~!!だから、さぁ、大人しくソイツを渡せ。そうすりゃ、何もしねぇでやる」

 

「この娘は、道具じゃない!!」

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