オレオ隊長の楽しい休暇シリーズ 作:Achoo!
SCP劣等生が行き詰まっているので、息抜きに書いたよ。
楽しんで行ってね!
「休暇?」
「そうだ」
ここは民間軍事企業マーティネズ・セキュリティー社の支部。実戦航空部隊の中でもエース部隊である【M42飛行中隊】の本拠地が置かれている、サンアドレアMS社航空基地。
そしてこのやり取りが行われているのは基地の一室、作戦司令官室だ。
「なぜに休暇を?」
質問した彼の名前は『ミロシュ・スレイマニ』。M42飛行中隊、第1小隊の『ライジェル隊』を率いる隊長だ。
「上層部からお前に休暇をやってくれと言われてな」
その質問にに答える部屋の主の名前は『フレデリック・バーフォード』。M42飛行中隊作戦司令官を務める大ベテランだ。
「バーフォード、別に俺は要らないんだが...」
「まあそう言うな、スレイマニ。
前回の極秘作戦の事もあって、お前に休日をやらないと労基法とかに引っかかると上層部が焦っていてな。一気に消化させようという魂胆だろう」
「かと言ってもな...」
彼に渡された休暇は10日間。
普段から必要以上に街へ出ないスレイマニにとっては困惑物だ。何をすれば良いのか分からない。
「取り敢えず美味い物とか食って来たらどうだ?」
「美味い物か...知らんな。それに金もない」
「そうなのか?」
「あっちじゃ機体は支給されたが、消耗品は自分持ちだった。自分達の資金でなんとか賄ったが、その分金がない」
「...そうか。なら俺から上に掛け合おう。その分の金は上から捻り出してやるさ」
「...分かった。休暇はいつからだ?」
「来月の頭から十連休だ。それまでに何をするか計画届を出してくれ」
「...了解だ。邪魔したな」
スレイマニはそう言うと部屋を出て行った。
「...ふう。まさか本当に上層部に通るとはな。さて、スレイマニの休暇資金の捻り出しにかかるか...」
バーフォードはそう言うと、PCを起動し予備予算の使用願を書き始めた。
「ったく、休暇と言っても何をすれば良いんだ...」
作戦司令官室を出たスレイマニはそう呟きつつ廊下を歩いていた。
彼はバーフォードに拾われマーティネズ・セキュリティー社に入社した時以来、休日と言える休日は数える程しかなかった。多分両手の指さえあれば数えれるだろう。
そんな彼にとって、今回の休暇は鬼門なのである。
(休暇と言われても何をすれば良いか分からん...旅行に行くべき、なのか?)
かと言って、旅行すらした事がないスレイマニである。外泊などする時はだいたい依頼の時であり、それ以外で外泊はほとんどした事がない。
(どうすれば良いんだ...)
彼は少し痛くなった頭を軽く叩きつつ、とぼとぼと廊下を歩いて行った。
果たして彼は無事に休暇を過ごせるのだろうか。
スレイマニにやらせたい事を募集するよ。
旅行とかレジャーとか何でもあり。
感想欄にて待ってるよ!