水曜日の文々。   作:月胡椒

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プレゼンター9  藤原妹紅

はたて「さ、さあ!今週も始まりました!水曜日の文々。が始まりました!」

 

  

妖夢「いえ〜い!」

 

橙「いえ〜い!」

 

咲夜「よろしくお願いします」

 

藍「よろしくっ」

 

霊夢「始まりましたー」

 

 

 

はたて「はい、ありがとうございます!」

 

 

霊夢「ん?」

 

はたて「どうしました霊夢さん?」

 

はたて(まあ突っ込むよね。だって文は説教を受けてるわけでもないし、かといって寝込んでいるわけじゃないし、突っ込むに違いない)

 

 

霊夢「ネクタイの色が違う…!」

 

咲夜「あっほんとだ」

 

妖夢「確かに…!」

 

藍「紫か…よく似合っているじゃないか」

 

橙「キラキラしててかっこいいですね!」

 

はたて「いやそっちかよ!!」

 

霊夢「え?」

 

咲夜「?」

 

藍「どうしたんだ?」

 

橙「何か気に触るようなことを…?」

 

はたて「いやそうじゃなくて!他に気になることがあるでしょ!」

 

霊夢「えっ?」

 

妖夢「なんだろう…?」

 

橙「あっ右の髪が一cm短いとか?」

 

はたて「そうだったの!?って違う!!」

 

藍「違うぞ橙。正解は0.795cmだ」

 

橙「あっそうでした!すみませんはたてさん!」

 

藍「すまんはたて。うちの橙が…」

 

はたて「いやそんなこといいんで…って違う!!髪の長さはどうでもいいんじゃ!そうじゃなくて!!」

 

妖夢「…もしかして…化粧変えた?」

 

はたて「違う!」

 

咲夜「爪きった?」

 

はたて「違う!!」

 

霊夢「パソコンのパスワード変えた?」

 

はたて「いや私を見てもわからないでしょ!」

 

妖夢「あっ!わかった!前よりもちょっと日焼けしてる!」

 

はたて「いやそうじゃ…え?本当?」

 

藍「確かに…少し焼けたんじゃないか?」

 

はたて「ええ…焼けたくなかったのに…」

 

妖夢「真っ黒焦げじゃないから大丈夫だよ」

 

霊夢「むしろ前よりも健康的でいいじゃない」

 

はたて「むぅ…」

 

橙「…それで、結局何が正解なんですか?」

 

はたて「せ、正解?」

 

霊夢「そうよ。散々違う違う言っておいて正解を言わないだなんて駄目じゃない」

 

はたて「…いや正解も何も…私が司会を勤めてることには誰も疑問を持たないの?」

 

藍「え?」

 

はたて「え?」

 

咲夜「そんなこと今更じゃない」

 

霊夢「そうよ。こんなことで突っ込む奴なんていないわよ」

 

はたて「…本当に誰も疑問に思ってないの?」

 

霊夢「うん」

 

はたて「橙ちゃんも?」

 

橙「まあ、そういう日もあるのかなって思いました」

 

はたて「…理由とか気にならないの?」

 

妖夢「そこまで知りたいことではありませんね」

 

はたて「…そうなんだ…うんわかった。全然しっくりきてないけども先に進めるね」

 

霊夢「うん。進んじゃって」

 

はたて「はいわかりました!えっと……」

 

咲夜「…」

 

藍「…」

 

妖夢「…」

 

はたて「…あれ?前回なんだっけ?」

 

霊夢「ちょっと(笑)」

 

咲夜「あっははは!(笑)」

 

藍「はっはははは!(笑)」

 

妖夢「何やってるんですか(笑)」

 

はたて「ごめん!なんかド忘れしちゃった!えっと…」

 

霊夢「私はちゃんと覚えてるわよ。えっとね確か…なんだっけ」

 

妖夢「霊夢も忘れてるじゃん(笑)」

 

橙「はっははは(笑)」

 

藍「『チルノ、原作に登場した順番でキャラの名前をフルネームで答えさせていったら紅美鈴で詰む説』だろう」

 

はたて「そうそれぇ!!」

 

霊夢「あーそれだったわ…って藍見てたの?」

 

藍「橙と一緒に見ていたぞ」

 

橙「はい!橙もちゃんと見ました!」

 

霊夢「へえ、一緒だったんだ」

 

はたて「…で、では…その感想は…如何だったでしょうか?」

 

妖夢(あっそういえば藍さんが名付け親だった)

 

藍「そうだなぁ…」

 

咲夜(がっつり読みづらいって言っちゃてるものね)

 

藍「橙がテレビに出てくるのは想定外だったが、ちゃんとインタビューに応えている姿が印象的だった。確かに前々から橙は”ちぇん”とは読まないだろうとは思っていたが、今更変えるのもねぇ」

 

霊夢(じゃあなぜそう名付けたし)

 

橙「大丈夫ですよ藍様!私この名前大好きですから!変える必要なんてありません!」

 

藍「っ!そうかそうか!よかった〜!そう思ってくれて何よりだ!」ギュー!

 

橙「藍様〜!」ギュー!

 

霊夢「…」

 

はたて「…」

 

椛「…」

 

妖夢「まあ、この番組のおかげで名前の読み方間違える人は出ないんじゃない?」

 

はたて「そうですね。はい、では少し早いですが今回のプレゼンターを呼びたいと思います!」

 

橙「はい!」

 

妖夢「大方予想はついてるよ」

 

はたて「え?誰なの?」

 

妖夢「チルノ」

 

はたて「はっはははは!(笑)」

 

橙「あっ9だからですか!」

 

妖夢「そうそう」

 

霊夢「う〜ん…そんな安易なネタに走るような番組じゃないと思うんだけどね…」

 

妖夢「そう?」

 

藍「裏をかいてくる可能性もあるがな」

 

咲夜「どうなんでしょうね」

 

はたて「さあ、果たして妖夢さんの予想は当たるのか?それでは今回のプレゼンターはこの方です!」

 

 

 

 

 

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

 

 

 

 

 

 

妹紅「ども〜」

 

 

霊夢「はっはははは!(笑)」

 

藍「あっははははは!(笑)」

 

はたて「はっはははは!(笑)」

 

妖夢「そっちだったかー!!」

 

妹紅「いや〜残念だったねぇ。正解は藤原妹紅でした〜」

 

霊夢「うん。私は信じていた。九回目だからチルノをだそうだなんて皆がやりそうなことはやらないって」

 

はたて(最初はそういう予定だったとは言えない)

 

妖夢「むう…なんという失態…」

 

はたて「それでは本日のプレゼンターは紅の自警団、不老不死の人間、”藤原妹紅”さんです!」

 

妹紅「今宵の弾は、お嬢ちゃんのトラウマになるよ」

 

霊夢「?」

 

藍「?」

 

咲夜「?」

 

妖夢「?」

 

橙「なんですかそれ?」

 

妹紅「あれ?知らない?」

 

藍「それはいつのセリフなんだ?」

 

妹紅「あれだよ、永夜異変の後に肝試しをしただろう?確か咲夜に言った気がするんだけど?」

 

咲夜「そのような言葉は聞いた覚えはありませんが」

 

妹紅「嘘つけ!今から見直しても

 

霊夢「いや言った言ってないは別にいいんだけどさ」

 

妹紅「?」

 

霊夢「台詞がクサい」

 

妹紅「えっ!?」

 

妖夢「まあ…確かに(笑)」

 

橙「ふっ…ふふふ…」

 

妹紅「えぇ〜!?必死に考えたのに!?」

 

霊夢「しかもその台詞が有名ならまだしも、皆知らないから余計に寒いしクサいの」

 

妹紅「うーん…じゃあどうしよう…」

 

はたて「別にそこまでこだわらなくてもいいんですよ」

 

霊夢「駄目よはたて!これはこの番組の伝統なんだから」

 

はたて「いやいや!そんな大層なものじゃないでしょ!」

 

霊夢「まあそういうわけだから…台詞を変えてもう一回やり直し!」

 

妹紅「えぇえ!?」

 

咲夜「ふっふふふ(笑)」

 

はたて「いやだからそこまでしなくてもいいって!」

 

霊夢「はたて!あんな物をオンエアしたら、番組史上最も滑った瞬間として語り継がれるのよ!それは妹紅にしたって不名誉極まりないじゃない?」

 

妹紅「…カット前提なの?」

 

はたて「いや、あの」

 

霊夢「そうよ、これから編集するであろう者のためにもう一回回転するのよ」

 

はたて「待って。おかしいって」

 

妹紅「でも…これ以外台詞ない無いよ。どうすればいいの?」

 

霊夢「じゃあ取り敢えず○○○○ってのは」

 

はたて「待て待てい!!さっきから貴女誰目線で言ってるの!!」

 

妖夢「っははははははは!(笑)」

 

藍「あっはははははは!(笑)」

 

橙「あははははははは!(笑)」

 

咲夜「ふっっふふふ…!(笑)」

 

霊夢「誰ってそりゃレギュラー目線でよ」

 

はたて「レギュラーにそんな権限はないから…!」

 

霊夢「いいじゃんこれくらい。そうねぇ…妖夢、一つ貸してあげたら?」

 

妖夢「え?なんで私?」

 

霊夢「予想が外れちゃったからペナルティーとして」

 

妖夢「ええぇ…?ペナルティーになるかどうかはわかんないけど…別に私はいいよ」

 

霊夢「よしじゃあ…」

 

藍「妖夢の台詞を妹紅は言うのか?」

 

咲夜「違和感が凄まじいことになりそう」

 

霊夢「…」

 

はたて(どうでもいいけど、早く先に進みたい…)

 

霊夢「…」

 

妹紅「…」

 

霊夢「決めた!『この楼観剣に、斬れぬものなど、あんまり無い!』は?」

 

妹紅「いや絶対違和感しかないって!!」

 

橙「あっははははは!(笑)」

 

藍「それはおかしい(笑)」

 

霊夢「いいじゃんこれで一回やってみよう。違和感の有無関係なくさっきのよりかは遥かにマシになるから」

 

妹紅「…本当?」

 

霊夢「よし、じゃやろう!妖夢も楼観剣を妹紅に貸して」

 

妖夢「そこも忠実にやるの!?」

 

はたて「…もう突っ込むのもめんどくさい…」

 

藍「はたて頑張れ!まだ始まって間もないぞ!はたてがツッコミをやめたらこの番組は巫女に乗っ取られてしまう!」

 

はたて「…うん、頑張る…はたて頑張る…」

 

霊夢「じゃあ回転して」

 

妹紅「」ウィーン

 

霊夢「スタンバッて…」

 

妹紅「」ガッチョインッ

 

 

霊夢「妹紅準備オッケ?」

 

妹紅「…うんいいよ?」

 

霊夢「よーし!じゃあはたてお願い!」

 

はたて「…うんわかった。本日のプレゼンター はこの方です」

 

 

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

 

 

 

 

 

 

妹紅「ど、ども〜」

 

はたて「それでは本日のプレゼンターは紅の自警団、不老不死の人間、”藤原妹紅”さんです」

 

妹紅「この楼観剣に、斬れぬものなど、あんまり無い!」ジャキッ!

 

霊夢「…」

 

藍「…」

 

妖夢「…」

 

橙「…」

 

咲夜「…」

 

はたて「…」

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「意外といけるかも」

 

はたて「んなわけないでしょっ!!!」

 

一同(爆笑)

 

 

 

♦︎

 

 

 

はたて「…で、では妹紅さん。貴女が持ってきた説の方を教えてていただきたいのですが…」

 

妹紅「やっとここまできたね。お疲れ様」

 

はたて「お互い様です」

 

霊夢「そうそう」

 

はたて「アンタが言うな」

 

妹紅「はい、じゃあ私が持ってきた説なんだけど、皆は輝夜のことは知ってるよね」

 

霊夢「まあそりゃねえ」

 

藍「もちろんだ」

 

咲夜「知らない人はいないと思います」

 

妹紅「そう。言わずと知れた月のお姫様。塩を送るつもりはないけど、私が会った者の中では一番の美人さんだ」

 

藍「ほう」

 

妹紅「…だけど、中身は悪い。性根が腐ってるまでは言わないけど軽く発酵くらいはしてると思う」

 

はたて「…っふ(笑)」

 

妖夢「そ、そうですかね?」

 

妹紅「この前だってさ〜正々堂々と勝…やめよう。長くなるし惨めになるだけだから」

 

霊夢「うん、それで?」

 

妹紅「その輝夜なんだが、前々から良くない噂ばっかり流れていてね。知人としても気にくわないと言うか」

 

橙「…あー確かにそうですね」

 

咲夜「?例えばどんな噂が?」

 

妹紅「まあ有名なのが”怠け者”だとか”ニート”だとかゲーム三昧だとか、酷いものだと部下に暴力を振るうだとかもう散々よ」

 

霊夢「確かにそういう風潮があるわね」

 

妹紅「いや、輝夜はゲームしてないわけじゃないけど、そんな毎日じゃないと思うし、暴力も振るうのは私だけだと思うんだけどな〜」

 

橙「いったい誰がそんな噂を広めるのでしょうか?」

 

はたて「十中八九文だと思うわ」

 

霊夢「違いない(笑)」

 

妖夢「納得です(笑)」

 

咲夜「それしかいませんね」

 

藍「ん?思うってことは妹紅は知らないのか?

 

妹紅「まあ、知ってるのは輝夜の一部だけだよ。私がいない時の輝夜は全然知らない。だからもしかしたら噂通りの暴君かも知れない」

 

はたて「と言うことは」

 

妹紅「まあ殆ど言っちゃったけど、私が持ってきた説はこれだ!」

 

 

 

 

 

『輝夜、ニートじゃない説』

 

 

 

 

霊夢「なるほど。擁護派なのね」

 

妹紅「いやこの流れならそうでしょ」

 

はたて「じゃあ妹紅さんは輝夜さんをニートだとは思わないし、暴君でもないと」

 

妹紅「うん信じたい。私に向けられているあの拳が他の奴らにも向けられていないことを信じたい…もし本当ならそんな事私が許さない…あれは私だけにしか許していけないものなの…!」

 

咲夜「…」

 

橙「…」

 

霊夢「…妹紅ってさ」

 

妹紅「?」

 

霊夢「…ヤンデレなの?」

 

妹紅「はい?」

 

妖夢「まあ、確かに思いましたけど…」

 

藍「何もそんなはっきりと言わなくたっていいじゃないか(笑)」

 

妹紅「え!?私そんな変なこと言った!?」

 

はたて「…まあ、誤解されそうな言い方ではありましたね…」

 

妹紅「誤解って?……あっまさか…!」

 

はたて「…そのまさかです」

 

妹紅「いやいや誤解だからね!部下が可哀想って意味で言ったからね私!」

 

咲夜「心配ありません。気持ちは分かりますから」

 

妹紅「どっちの?どっちの意味で言ってるの咲夜?」

 

咲夜「ついつい嫉妬してしまいますもんね」

 

妹紅「だから違うって言ってるじゃん!」

 

霊夢「ヤンデレで…レズ…」

 

藍「訳してヤンデレズだなっ」

 

霊夢「あっははははは!(笑)」

 

妖夢「っはははははは!(笑)」

 

妹紅「おいおいやめてよ…しかもレズは完全に捏造じゃないか」

 

はたて「やってることが完全に文と同じよ霊夢」

 

霊夢「それは嫌。ごめんなさい妹紅」

 

はたて(どんだけ嫌ってるのよ…)

 

妹紅「ああ、まあいいんだ」

 

はたて「はぁ…んじゃあ早速VTRスタート!」

 

 

 

 

『輝夜、ニートじゃない説』

 

 

 

 

と言うわけで早速人里にて調査開始

 

 

チルノ「あってん

 

 

とも思ったが、直接永琳に聞いた方が絶対早いので、永遠亭に向かうところに

 

 

はたて「じゃあこのシーンいらないじゃない(笑)」

 

霊夢「また相変わらずの扱いね」

 

 

はたて「休憩中にも関わらず、ご協力いただきありがとうございます」

 

永琳「そんなに堅くならなくてもいいのに」

 

月の頭脳。永遠亭の主治医。”八意永琳”

 

早速、永琳に輝夜の日常を聞くことに

 

 

永琳「う〜ん…特に決まったことはやってないわね。いい意味でも悪い意味でも好奇心が強いのが姫様だから常に気まぐれよ。少なくとも家に引きこもってゲームばかりしてるだなんてことは有り得ないわ」

 

はたて「噂は所詮噂ということですか」

 

永琳「そうね。毎日同じようなことをしてる程、大人しい子じゃないわ。外に出ないように言ったって出るときは出るし」

 

 

藍「取材もはたてなんだな」

 

はたて「…まあね…」

 

 

永琳「…いや、でもねぇ…」

 

はたて「?」

 

永琳「私も姫様の行動を全て把握してるわけじゃないから、もしかしたら…」

 

はたて「いつも一緒じゃないんですか?」

 

永琳「いやいや、そんな過保護にする時期は終わったわ。私だって診療も製薬もあるし…ふむふむ…」

 

 

霊夢「これは分かりきったことでしょ」

 

はたて「一応聞いただけよ」

 

橙「でも一緒に診療したらお客さん来そうですよね」

 

妹紅「食堂じゃあるまいし、永琳にとっては苦労の種になるよ」

 

霊夢「なるほど、ターゲットは男どもか…うちに来てもらおうかしら?」

 

はたて「やめなさい」

 

妖夢「相変わらずだ(笑)」

 

 

永琳「…気になるわね…」

 

輝夜とは永い付き合いにも関わらず、断言とまではいかなかった永琳

 

そこで今回も例のように永遠亭に隠しカメラを徹底的に仕掛け、24時間、”蓬莱山輝夜”の生活を徹底的に調査することに

 

無論今回もこの企画を知っているのは永琳のみ

 

果たして輝夜の真の姿は如何程に?

 

 

藍「次は永遠亭か」

 

妖夢「また被害を受けるような者が出なければいいけど…」

 

咲夜「美鈴は自業自得だから」

 

霊夢「鈴仙が被害受けそう…」

 

 

尚、今回の撮影並びに隠しカメラの設置は八意永琳先生から承諾を貰い、患者のプライバシーを考慮した上での行為ですのでご了承ください

 

 

 

AM 4:00

 

 

霊夢「えっ早い」

 

 

午前4時半、何故かキッチンに姿を現した輝夜

 

 

輝夜「ふぁああ…あああ…」とてとて

 

だが我々の期待を裏切るかのように、パン一での登場

 

 

はたて「えぇ!?」

 

妹紅「あっはははははは!(笑)」

 

藍「あれは酷いなぁ(笑)」

 

橙「藍様みたムグゥ!?」

 

妖夢「あれ?何でキッチン?」

 

 

輝夜「あ”ーねむいわー…」

 

と文句を言いながらも、包丁とまな板を用意し、

 

輝夜「えっと…豆腐に秋刀魚に…ふんふん…」

 

冷蔵庫からすごい量の食材を取り出している

 

輝夜「まずはご飯か」

 

そして、三つの大釜の中に大量のお米を投入し始めた

 

その量なんと25kg

 

どうやらモブイナバ達を含めた合計90人分の朝ごはんを作るようだ

 

輝夜「」チャッチャッチャッ

 

しかも、かなり手慣れている

 

 

霊夢「やばいじゃない!」

 

橙「90人分?ええぇ…大変ですよ…」

 

はたて「初登場は衝撃だったけど(笑)」

 

咲夜「これを一人で?」

 

妖夢「いやパン一で料理は怖くないですか!?」

 

藍「そうか?意外と大丈夫だぞ」

 

咲夜「…何故知ってるんですか?」

 

藍「あっ」

 

 

輝夜「」トントントン

 

鈴仙「あっ姫様おはようございます!」

 

輝夜「あら鈴仙。おはよ」カッチチチ

 

鈴仙「おりょ、今日は姫様と私が担当でしたか」

 

輝夜「そうよ。今日は金曜日よ」ジャッキジャッキ

 

 

咲夜「流石に一人はきついわね」

 

はたて「二人でも大変ですよ…」

 

 

 

輝夜「秋刀魚焼いてくれる?もう解凍してるから」じゃあ〜

 

鈴仙「はいわかりました!」

 

 

料理をしている事やパン一である事を鈴仙が突っ込まないあたりどうやら永遠亭では珍しい光景ではないらしい

 

 

はたて「早く服きてよ(笑)」

 

妹紅「これはこれでイメージダウンだな(笑)」

 

 

と楽しそうに会話しながらも、あっという間に朝ごはんは完成していった

 

 

 

AM 7:00

 

 

それぞれイナバ達や永琳も旅館並みに広い食事処に集まっていく。どうやら永遠亭では朝ごはんは全員揃って食べるらしい

 

 

妖夢「いいですね」

 

咲夜「…成る程…」

 

 

モブイナバ1「今日はどこ配属?」

 

モブイナバ2「私今日は食事担当よ」

 

モブイナバ1「いいなぁ〜私は薬売りよ」

 

モブイナバ3「いいじゃんお団子もらえるんだし。私なんて道路整備よ。朝から気分萎え萎えだわ…」

 

 

 

妹紅「え?そんなことしてたの?」

 

霊夢「よかったじゃん。アンタの仕事が減って」

 

妹紅「いやーまあそうなんだけど…」

 

 

モブイナバ5「モリヤマンの正ヒロインは絶対スワコでしょ」

 

モブイナバ6「にわかは黙れよ。どう考えてもカナコだろ」

 

モブイナバ5「にわかはどっちだ!悲しい過去を背負いながらも懸命に主人公を支えるスワコはまさしくヒロインの鑑っ!!」

 

モブイナバ6「何言ってんだ!いつもはツンツンしてるけど、たまに見せるデレの破壊力は半端じゃ無い!」

 

モブイナバ7「待て待て素人達。どう考えても正ヒロインはレイムに違いな

 

5・6「「それはない」」

 

 

咲夜「一体どんなストーリーよ」

 

霊夢「え?私出てるの?」

 

妖夢「らしいですね」

 

橙「あれっ霊夢さん知らなかったんですか?」

 

霊夢「あいつら何勝手に私を使ってるのよ!!」

 

妹紅「(笑)」

 

 

とそれぞれが食堂に集まった所で

 

てゐ「こほん…え〜おはようございます!」

 

一同「おはようございます」

 

てゐ「はい!今日もいい返事!」

 

 

はたて「へえ、てゐさんがまとめてるんだ」

 

 

 

てゐ「じゃあご飯が冷めないうちにいただきます!!」

 

 

一同「いただきます!」

 

 

ちなみに今日の朝ごはんの献立は

 

・ご飯

 

・豆腐とワカメの味噌汁

 

・秋刀魚の塩焼き

 

・ベーコンエッグ 

 

・山盛りのキャベツ

 

 

妖夢「え?」

 

咲夜「?」

 

 

何故かキャベツのみが山盛りに盛られているのが気にはなるが

 

 

モブイナバ1「」スズ…

 

モブイナバ2「」モリ…

 

モブイナバ3「」パク…

 

永琳「」ハフハフ

 

 

イナバ達も永琳も皆美味しそうに食べていた

 

まさにごきげんな朝飯ッッ!!

 

 

霊夢「(笑)」

 

藍「何でキャベツだけなんだ…?」

 

橙「うさぎだからですかね?」

 

妖夢「うさぎなら人参なはずだけど…」

 

 

 

AM 8:00

 

 

外での仕事の者はすでに外出しており、永遠亭も受付開始時間を迎えた

 

 

ざわざわ

 

モブイナバ6「受付番号32番アキ様はいらっしゃいますか?」

 

ざわざわ

 

 

開始直後というのもあって、かなり混雑している様子

 

 

霊夢「こりゃ大変ね」

 

はたて「うへぇ…こんなに人が…」

 

妹紅「いつもよりかは少なめかな」

 

 

診察室の中も

 

 

阿求「こんにちは永琳さん」

 

永琳「あら、久しぶりね。元気だった?」

 

 

出れば入る、出れば入るの連続で大忙し

 

 

霊夢「阿求?」

 

咲夜「体が弱いって聞いたことがあるけど」

 

藍「でも久しぶりって言ってたぞ」

 

はたて「?」

 

 

そんな中、輝夜は一体何をしているかと言うと

 

 

 

鈴仙「では、ここでバッと攻めた方がいいのではないのでしょうか?」

 

輝夜「え〜」

 

何やら自室にて鈴仙と怪しい会話をしていた

 

 

妹紅「まさか?」

 

橙「ゲームでしょうか?」

 

 

よくよく会話を聞いてみると

 

 

鈴仙「何か問題でも?」

 

輝夜「だってアイツ容赦ないから常に強火なのよ。暑いのは慣れないわ」

 

 

霊夢「これって」

 

 

輝夜「と言うか鈴仙も一回は戦いなさいよ。それなら作戦もスムーズに決めれるわよ」

 

鈴仙「いやいや私は不死身じゃないんですよ!一回休みなんて存在しませんから!一発でアウトなんですよ!」

 

輝夜「姫様命令よ!戦いなさい!…いやまてよ、相手が不死身じゃないからある程度手は抜くでしょ…油断した隙に襲うのはどうかしら?」

 

鈴仙「この前卑怯な手を使って反省したんじゃないですか?」

 

輝夜「鈴仙、過去は無限にやってくるわ。だから、今を楽しまなければ意味が無いじゃない。千年でも万年でも、今の一瞬に敵う物は無いの」

 

鈴仙「驚きました。タイミングによっては名言は迷言になるんですね」

 

 

どうやら、妹紅と決闘する際の作戦を考えていたようだった

 

 

はたて「言うじゃない(笑)」

 

妹紅「鈴仙と輝夜ってこんな感じなんだ(笑)」

 

 

 

PM 2:00

 

 

永遠亭内も段々と落ち着いた様子となり、受け付け係も暇なのか細かいところまで掃除をしていた

 

 

永琳「…へぇ、これは面白いわね。あの二人は分かるのかしら?」

 

永琳もどうやら新薬作りに専念している様子

 

わざわざカメラ内で実験を行なっているあたり、我々に気を使っているようだった

 

 

霊夢「いちいちそんなこと言わなくていいから(笑)」

 

咲夜「…」

 

 

そん中、輝夜は

 

 

輝夜「」ガラガラ

 

患者1「あっ姫様!」

 

輝夜「ふふっ輝夜でいいわよ。こんにちは。調子はどうかしら?」

 

患者1「う、うん大丈夫。平気だよ!ご飯だって大盛り全部たべれたもん!」

 

輝夜「まあ本当?、それは偉いわね〜」

 

患者1「え、えへへ…」

 

 

何やら患者らしき少年に声をかけていた

 

 

妹紅「アイツ…猫被ってやがる…」

 

はたて「子供の前ですから…」

 

妖夢「キャラはだいぶ違う…」

 

 

輝夜「そういえば今日はお注射の日だったわね」

 

患者1「う、うん…」

 

輝夜「怖くない?」

 

患者1「ぜ、全然だよ!注射なんて怖くない!」

 

輝夜「そうなの。この前はわんわん泣いてたじゃない」

 

患者1「いっ!?見てたの!?」

 

輝夜「気になっちゃって!(笑)」

 

患者1「ひどいよ…」

 

 

妹紅「なんてやつだ…」

 

はたて「妹紅さん落ち着いて…」

 

 

輝夜「でも大丈夫だよ。そんなのは昔の話。これから泣くかどうかはその時にならないとわからないよ。もしかしたら痛くないかもしれないし」

 

患者1「…でもやっぱり怖いよ…」

 

輝夜「じゃあもし泣かなかったら、ご褒美にアイス持ってきてあげるから」

 

患者1「えっいいの!?」

 

輝夜「良いわよこれくらい。但し、みんなには内緒だからね」

 

患者1「うん!」

 

 

どうやら、血液検査を受けるであろう少年に対し、勇気づけたようだった

 

 

妖夢「良いじゃないですか」

 

霊夢「私もアイス食べたいわ」

 

はたて「そっちかい」

 

 

輝夜「さて、そろそろね。車椅子押してあげようか?」

 

患者1「ううん大丈夫。姫様運転が乱暴だから」

 

輝夜「あれ?そうだっけ?」

 

患者1「…この前急ブレーキした時に僕落ちたじゃん…本当に痛かったんだからね…」

 

輝夜「あ…あはははは…」

 

皆様、輝夜に車椅子を押させるのはやめましょう

 

 

霊夢「あははははは!(笑)」

 

妖夢「いやいやそれは乱暴すぎるでしょ(笑)」

 

藍「はっはははは!(笑)」

 

 

その後も輝夜は

 

 

患者2「おお、姫様じゃ」

 

患者3「姫様。こんにちは」

 

輝夜「こんにちは、〇〇さん」

 

患者5「姫様、御一緒にオセロをしませんか?昨日のリベンジをさせてください!」

 

輝夜「良いわよ。果たして私に勝てるのかしら?」

 

 

はたて「めっちゃ慕われてますね」

 

藍「普段からこうして患者と接してるのだな」

 

 

患者5「あー!また負けた!」

 

輝夜「うふふ、惜しかったですね」

 

患者5「むうぅ…」

 

 

患者6「姫様〜おままごとして〜!」

 

患者7「こっちこっち!」

 

輝夜「良いわよ。私は何役かしら?」

 

患者6「えっとね…」

 

患者7「じゃあ私は夫で姫様は私の娘ね!」

 

患者6「私は妻ね!」

 

輝夜「あらあら〜」

 

 

藍「…微笑ましいな」

 

橙「そうですね!」

 

 

患者7「ただいまー」

 

患者6「おかえりっ!」

 

輝夜「おかえりパパっ!」

 

 

妹紅「あっははははははは!(爆笑)」バンバンっ!

 

霊夢「ふ…ふふふっ!」

 

 

患者7「ただいま輝夜!今日はいい子にしてたか?」

 

輝夜「うん!いい子にしてたよパパっ!」

 

 

妹紅「パパってパパって(笑)あっひゃひゃひゃひゃ!!(爆笑)」バタバタっ

 

霊夢「笑いぎよ(笑)」

 

藍「はっはははは!(笑)」

 

 

こうして、患者たちとコミュニケーションを取りながら患者も輝夜自身も楽しんでいた

 

 

妖夢「いいお姫様じゃないですか(笑)」

 

はたて「笑っちゃダメでしょ(笑)」

 

 

 

PM 4:00

 

 

輝夜「」トントントントン

 

 

再びキッチンに立った輝夜

 

輝夜「」ちゃっちゃっちゃ

 

時間的にどうやら夜ご飯を作っていたようだ

 

 

霊夢「早いわね」

 

咲夜「90人分だからね」

 

妖夢「私もこの時間には作ってましたね」

 

はたて「え」

 

 

輝夜「」ガリガリガリ

 

てゐ「あっ姫様」

 

輝夜「あらてゐ。もう仕事は終わったの?」

 

てゐ「今日は私休みだったよ」

 

輝夜「そうだったのね」

 

てゐ「今日のメインは何なの?」

 

輝夜「今日はアジフライよ」

 

てゐ「やった揚げ物だ!何か手伝うことある?」

 

輝夜「じゃあ味噌汁作ってくれない?」

 

てゐ「了解!その代わり…」

 

輝夜「アジフライは一人二匹よ」

 

てゐ「ちえ…」タンタン

 

 

朝ごはんと同じく手慣れた様子で、手に傷つけることなく次々に料理が出来てくる

 

 

藍「扱いに慣れているな」

 

 

PM 6:30

 

 

 

夜ご飯も同様、みんなで食べるシステムは変わらないようで

 

モブイナバ2「あー疲れた…」

 

モブイナバ1「いやーやっぱり我が家が落ち着く…」

 

モブイナバ3「ねえ!今日アジフライだって!」

 

モブイナバ2「ほんと!?やった!」

 

 

仕事を終えて、クタクタになったイナバ達が次々に食事処に入ってく

 

そして、全員揃ったところで

 

 

てゐ「みんな今日もお疲れ坂でした!それではいただきます!」

 

一同「いただきます!」

 

 

ちなみに夜ご飯のメニューは

 

 

・ご飯

 

・味噌汁

 

・冷奴

 

・アジフライ

 

・茶碗蒸し

 

・杏仁豆腐

 

 

モブイナバ5「」サク…

 

モブイナバ6「」フゥ…フゥ…

 

モブイナバ7「」モム…

 

鈴仙「美味しいですねお師匠!」

 

永琳「うん…味付けも完璧ね」

 

輝夜「私が作ったもの。当然に決まってるでしょ」

 

 

霊夢「…お腹すいてきた…」ぐぅうう…

 

妖夢「いやいや、お昼食べたばっかじゃん」

 

霊夢「…めっちゃ美味しそうに食べるじゃないの…」

 

はたて「きっと美味しんでしょうね」

 

霊夢「…あの中にいたら一人ぐらいいてもバレないわよね?」

 

はたて「速効でバレますよ」

 

橙「(笑)」

 

 

 

そしてその後はイナバ達とお風呂に入り

 

 

風呂に入った後は永琳と軽くお話をして

 

 

永琳「どう?あの二人が当てれると思う?」

 

輝夜「うへぇ…私は無理だわ」

 

永琳「でしょうね」

 

輝夜「永琳は分かるの?」

 

永琳「私は不老不死とは言え一応人間だからね、わからないわ」

 

 

霊夢「…なんの話?」

 

咲夜「天才にしか分からない話でしょう」

 

 

自室に戻り、何やらメモを残し

 

 

PM 9:45

 

 

輝夜「ふ…ふぁああ…」

 

 

パン一で輝夜は布団の中に入った

 

 

 

検証結果『ニートどころか、めちゃくちゃ働いていた』

 

 

 

一同(拍手)

 

 

はたて「いやいや最後(笑)」

 

妖夢「結局パン一なんですね(笑)」

 

橙「最近、暑くなってきましたから気持ちはわかるんですけどね(笑)」

 

はたて「さあ、検証結果が立証されましたが妹紅さんいかがでしたか?」

 

妹紅「…なんだろう…なんかしっくりこない…」

 

はたて「え?」

 

妹紅「いや、結果的には良かったんだけど…その…なんだろう…意外なところが多かったというか」

 

妖夢「料理するなんて私も驚きましたよ」

 

咲夜「しかもあんな大量に」

 

藍「あれを毎日は大変だな」

 

妖夢「本当に大変ですよ」

 

霊夢「妖夢は毎日あんな感じ?

 

妖夢「いや今の所はいいんだけど…」

 

橙「けど?」

 

妖夢「…最近、元の食事に戻りつつある」

 

霊夢「うん知ってた(笑)」

 

妹紅「…私も手伝いくらいはするかな…」ボソッ…

 

霊夢「ん?妹紅なんて言った?」

 

妹紅「いや!?なんでもないよ!」

 

はたて「…さて霊夢さんはいかがでしたか?」

 

霊夢「まあ、こんなこと言うのもなんだけどさ、久しぶりにまともな結果が観れた気がする」

 

はたて「確かに(笑)」

 

霊夢「次からもこんな感じの、VTR終わったら拍手起こる系の終わり方にしようよ」

 

はたて「…多分無理です」

 

霊夢「なんでぇ?」

 

 

一同(笑)

 

 

 

 

♦︎

 

 

 

はたて「さて本日の水曜日の文々。は如何でしたか?これを機に輝夜さんのイメージアップに繋がればいいと思います。表には出てくることはあまりありませんが、裏ではせっせと働いております。目に映るものだけが真実とは限らないんです」

 

霊夢「いいこと言うじゃん」

 

はたて「それでは今週も見てくださりありがとうございます!次回のゲストはあなたかもしれません!それでは来週もお楽しみにしてください!」

 

 

 

 

 

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