水曜日の文々。   作:月胡椒

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プレゼンター17 西行寺幽々子

文「さあ、今週も始まりました!水曜日の文々。でございます!」

 

ナズーリン「いえぃ」

 

阿求「お願いします」

 

小鈴「しまーす!」

 

アリス「(拍手)」

 

 

文「はーい、皆様ありがとうございます!」

 

霊夢「今回はいたって普通だね」

 

文「ふ、普通ですか。それは褒め言葉として受け取ってよろしいのでしょうか?」

 

霊夢「そりゃいい意味に決まってるでしょ。ちょっと最近奇天烈な行動に走りすぎよこの番組」

 

文「そ、そうなんでしょうか?」

 

阿求「色々と無茶苦茶でしたからね」

 

文「確かに最近は被害者続出でしたからね…」

 

霊夢「それは良いけど、前回の魔理沙が司会を務めるだなんて聞いた時は”文って本気でセンスないわ〜”って思ったもん」

 

文「そうですか?」

 

霊夢「そうよ、だってあの魔理沙よ。盗むのとキノコしか取り柄のないあの魔理沙よ!」

 

アリス「まあ…魔理沙が司会者なのはちょっとね…」

 

文「いや、そんな盗むを誇張しなくても」

 

霊夢「いやいやこれは大事よ。魔理沙が盗まなかったらそれはただのモブキャラに過ぎないんだから」

 

小鈴「いやいやそれは流石に(笑)」

 

阿求(魔理沙さんが霊夢さんに何をしたと言うんでしょうか…)

 

霊夢「アリスなら私の言いたいことがわかるわよね?」

 

アリス「い…言わんとしてることは理解できるけども…」

 

文「まあ、そう言うことでしたら、まともな状態に戻って嬉しいんじゃないでしょうか?」

 

霊夢「いや、元々まともな面子じゃなかったでしょこの番組」

 

文「ほらっすーぐ元も子もないこと言う!!」

 

霊夢「はっはっはははは(笑)」

 

文「なんなんですか今までのこの会話は!?」

 

霊夢「しょうがないでしょ。嫌なものは嫌なんだから」

 

小鈴「じゃあ霊夢はどんな面子が理想なの?」

 

霊夢「まず文は外すでしょ」

 

アリス「文々。なのに(笑)」

 

文「霊夢さんは辛辣です…」

 

霊夢「司会者は私で…」

 

阿求「乗っ取る気満々じゃないですか」

 

霊夢「プレゼンターも私で…」

 

小鈴「そういえばそんな時もあったね」

 

文「私のやつですね」

 

霊夢「ゲストも私」

 

アリス「ん?」

 

文「…(ちょっと考える)」

 

霊夢「いいんじゃない?」

 

文「…え、何故?」

 

霊夢「司会でしょ、プレゼンター でしょ、ゲスト×5で合計七人分のギャラが貰えるじゃない!」

 

文「はっはははは(笑)」

 

アリス「無理でしょ(笑)」

 

小鈴「ちゃんと五人分やるんだ(笑)」

 

ナズーリン「思考能力がが浅すぎる」

 

文「もはや趣旨が違う番組になってしまいますよ」

 

霊夢「いや頑張ればいけるでしょ!私博麗の巫女だし」

 

文「博麗の巫女関係ないじゃないですか!」

 

小鈴「博麗の巫女をどう思ってるのよ」

 

アリス「…大体、巫女の自問自答なんて誰も見ないでしょ」

 

霊夢「大丈夫。視聴者も私だから」

 

ナズーリン「なんと」

 

小鈴「あはっははははっっは!(笑)」

 

阿求「想像したらシュールですよそれ(笑)」

 

アリス「はっははっははっは!(笑)」

 

文「自作自演にも程ってものがあるでしょう!」

 

霊夢「あっはははは(笑)」

 

 

 

 

 

 

文「さて、この辺でいつものプレゼンターを呼びたいと思います!」

 

霊夢「待ってました!」

 

小鈴「いよっ!!」

 

霊夢・小鈴「あっ」

 

文「ふっふふ(笑)はい!それでは本日のプレゼンターはこの方です!どうぞ!」

 

 

 

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

 

 

 

霊夢「声合わなかったね」

 

小鈴「ずれちゃったね」

 

霊夢「練習したのに…」

 

小鈴「…」

 

アリス「(…練習?)」

 

ナズーリン「(何故に?)」

 

 

 

幽々子「はいは〜い!!」

 

文「はい!常にハイテンションな白玉楼の大食いお嬢様!”西行寺幽々子”様です!」

 

幽々子「わ〜い!やっとこっちに来れたわ〜」

 

文「今まではゲスト側でしたからね」

 

幽々子「今日はとても楽しみにしてたのよ〜。あっ!妖夢ちゃ〜ん!見てる見てるぅ?」お手手フリフリ

 

アリス「…」

 

霊夢「…」

 

文「ん?どうしたんですか霊夢さん。そんあしみじみとした顔なんてしちゃって。似合わないですよ」

 

霊夢「え、いや、なんというかその…」

 

阿求「?」

 

霊夢「今の幽々子を紫に置き換えると…こう、お”う”えぇってなるけど、幽々子ならそうはならないから不思議だなあって」

 

小鈴「ふっふふふ…(笑)」

 

アリス「いや普通はおうえぇってならないから」

 

文「ら〜ん〜見てる見てるぅ?(ねっとりボイス)」

 

霊夢「あははっははははは!(笑)」

 

ナズーリン「んふふふふふふ(笑)」

 

アリス「地味に似てるの腹立つわね(笑)」

 

幽々子「あっはははははははは!(笑)」

 

 

 

 

 

幽々子「紫の冬眠ってあるじゃない」

 

霊夢「あるね」

 

文「もうそろそろそんな季節になりますね」

 

霊夢「早く来て欲しいわ」

 

アリス「そんなこと言わないの」

 

文「霊夢さんはともかく、幽々子さんはやはり親友としては寂しくなるんでしょうか?」

 

幽々子「私?私はそこまで寂しくはないわね」

 

小鈴「え」

 

阿求「そ、そうなんですか?」

 

霊夢「意外ね」

 

文「でも紫さまですよ。親友じゃないんですか?」

 

幽々子「あのね、紫がいないときは藍ちゃんがウチに来てくれるじゃない」

 

文「まあ、そうなりますね」

 

幽々子「藍ちゃん律儀だから新しいお菓子いっぱい持ってきてくれるの!」

 

ナズーリン「…つまり親友<お菓子という…」

 

霊夢「なんとも幽々子らしい…」

 

文「紫さんは持ってきてくれないんですか?」

 

幽々子「持ってきてくれない」

 

阿求「藍さんは何を持ってきてくれるんですか?」

 

幽々子「最近はタピオカミルクティーを持ってきてくれたわ」

 

小鈴「まさかの庶民的!?」

 

文「それで、今回幽々子様が持ってきた説は如何程に?」

 

幽々子「ああ、ごめんなさいね。すごい話が逸れちゃったわ」

 

霊夢「大丈夫。よくあることだから」

 

幽々子「うふふ、今回私が持ってきた説は、これよ!」

 

 

『八雲紫、冬じゃなくても結構寝てる説』

 

 

阿求「おおっと。そうきましたか」

 

文「幽々子様。これは一体どう言った説なんでしょうか?」

 

幽々子「紫とはまあまあ遊ぶ関係なんだけど、普段の紫って何してるのかな〜って思ってね。お家も見たこと無いし」

 

文「あや、意外ですね」

 

幽々子「普段の紫ってどんな感じなんだろ〜って思って」

 

文「成る程。そのままでしたか。私としてもとても気になるところですが、霊夢さんはどう思いますか?」

 

霊夢「相当寝てるんじゃない?」

 

アリス「でも、冬眠じゃなくて普段の紫でしょ。幾ら何でもそんな寝てるとは…」

 

文「ちなみに幽々子様はどれほど寝れば結構寝てると判断するんですか?」

 

霊夢「ああ、基準みたいな」

 

文「そうですそうです」

 

幽々子「そうねぇ、一日に…二時間くらい?」

 

小鈴「短っ!?」

 

文「あはっははっは!(笑)」

 

アリス「それは酷すぎる(笑)」

 

霊夢「妖夢を基準にしちゃダメでしょ」

 

幽々子「え、あっごめんなさい。私お昼寝の時間のつもりで言っちゃってたわ」

 

霊夢「あー成る程ね」

 

ナズーリン「にしても基準が厳しすぎないかい?」

 

文「阿求さんはどう思いますか?取材とかで何か情報はありませんか?」

 

阿求「藍さんからの情報ですと、一日12時間は寝てるらしいですよ」

 

小鈴「あれ?意外と普通ね」

 

霊夢「それってお昼寝の時間?」

 

阿求「夜も合わせて12時間です」

 

霊夢「なんだ、そこまで寝てないじゃない」

 

アリス「え、結構寝てると思うけど…」

 

霊夢「私も大体それくらいよ。最近はちょっと遅いけど」

 

アリス「休日ならまだしも普段の生活で12時間は長いわよ」

 

文「(う〜ん、どう考えても寝過ぎな気がしますが、あんまり言うと自慢みたいになるのでやめましょう)」

 

霊夢「まあ、そもそも阿求の情報があってるとは限らないしね」

 

阿求「そ、そうですね…でもこの番組は家の中まで撮影するので、ちょっとワクワクしますね」

 

霊夢「…あっ」

 

文「さて、そろそろ時間ですので、早速VTRのの方にいっちゃいますか!」

 

幽々子「うん!じゃあいきましょう!」

 

霊夢「ねえ文。ひとつ聞いてもいい?」

 

文「はい、何なりと」

 

霊夢「いつの放送か忘れたけどさ、紫とかそこらへんには手を出さないって話したじゃない(プレゼンター13参照)」

 

文「あー小傘さんの時ですね。それが何か?」

 

霊夢「いや…どうせ今回も家の中に監視カメラつけたとかそんなんでしょ。思いっきり手出してるじゃない」

 

文「何をおっしゃいますか霊夢さん。我々はしばらくは手を出さないとは言いましたが、出さないと言ってませんよ」

 

霊夢「しばらくの間の間が短すぎるでしょ!そこは私が注意したじゃない!ややこしい事になるからって」

 

文「そんなこと言ったって仕方ないじゃないですか!ネタがないですもん!地底が解禁されるまでは、ネタなんて選んでられません!」

 

アリス「おぉ、メタいメタい」

 

霊夢「そんなこと言って、自滅しても助けないからね」

 

文「ちゃんと許可を取った上での行動ですので大丈夫ですよ」

 

霊夢「…あの二人のどちらかが、許可するとは思えないんだけど…」

 

文「ところがどっこいVTRは完成してます!神奈子様のお墨付きです!」

 

ナズーリン「…最近は疑惑を持たれてるけどね」

 

霊夢「”神奈子の目、節穴説”も検証した方がいいんじゃない?」

 

文「さあ!幽々子様いってみましょう!」

 

幽々子「はい!VTR、スタート!」

 

 

 

 

『八雲紫、冬じゃなくても結構寝てる説』

 

 

 

霊夢「(無視された)」

 

 

冬眠とは、恒温動物である哺乳類と鳥類の一部が活動を停止し、体温を低下させて食料の少ない冬季間を過ごす生態のことである。

 

熊のように全く動かない動物もいれば、シマリスのように食料を貯蔵して、厳しい冬の寒さを耐え抜く

 

それに比べれば、八雲紫の冬眠は、あったかい部屋の中でただ寝ているだけの、野生の冬眠とは厳しさ快適さが桁違いものではあるが、普段は多量の妖力を消費してることもあり、冬眠は妖力を回復する為には欠かせないものであるらしい

 

 

霊夢「でもあいつ冬でも普通にいたけど」

 

文「それ言わない約束じゃないですか」

 

幽々子「まあ、異変だったから仕方ないんじゃない?」

 

 

しかし、普段冬眠が必要になるくらい働いてるとは到底思えない。そもそも普段何をしてるかわからない

 

一日12時間と言う微妙な時間も本当なのか?実は普段から爆睡してるんじゃないのか?と言うのが今回の説である

 

 

と言うわけで

 

スタッフ「よろしくお願いします」

 

藍「よろしく」

 

スキマ妖怪の式”八雲藍”

 

早速説についての説明と家内の撮影の許可を頂く事に

 

だが

 

藍「…それは流石に無理だ。私の独断のみでは許可はできない」

 

 

やはり、普通にお願いしただけでは許可はもらえなかった

 

 

霊夢「まあ、そりゃそうよね」

 

 

そこでいつも幻想郷のために必死に働いてる藍様の為に

 

今回こんな物を用意してみた

 

スタッフ「」ドンっ

 

藍「…」

 

スタッフ「」ガチャ

 

 

阿求「アタッシュケースに入った札束…」

 

霊夢「お、おおおおおおお金!!」

 

アリス「落ち着きなさい」

 

 

スタッフ「現金、1000万で御座います」

 

藍「…はぁ、私も舐められたものだ。こんなので大人しく許可すると思ったか下郎」

 

金額が少なかったのか、そもそもお金では無理だったのか、何れにしても交渉は失敗

 

 

アリス「…こんな生々しい所映さなくても…」

 

 

しかし、ここまでは想定内。次に出すのが我々の本命である

 

スタッフ「」ドンっ

 

藍「…」

 

スタッフ「」ガチャ

 

藍「…」

 

 

今回我々が用意したのはアタッシュケースいっぱいの油揚げ

 

 

幽々子「あっははははは!(笑)」

 

小鈴「はっはははははっは!(笑)」

 

阿求「うわぁ…なんてところに入れてるんですか…」

 

霊夢「アタッシュケースに油揚げ…初めて見た」

 

アリス「大丈夫、みんな初めてだから」

 

 

スタッフ「油揚げ、一ヶ月分でございます」

 

狐なら油揚げで余裕でしょ、と考えた結果だが

 

藍「…貴様ら…」

 

 

文「あれ?もしかして怒ってます?」

 

アリス「…いくら藍でも怒るでしょ」

 

 

果たして

 

 

藍「貴様ら!!」ドンっ!!

 

藍「いい加減にしろ!!金が無理なら油揚げだと!?鳥頭の話は真なのか!二次創作の見すぎにも程があるだろ!」

 

藍「しかも、上等な品ならまだしも、なんだこの粗末な物は!形も歪、揚げにもムラがある。大きさもバラバラでおまけに所々焦げてるときた!」モムモム

 

藍「…味は悪くは無いが…これが天狗流の頼む態度というものなのか!」

 

藍「こんな粗末なもの一体どこから仕入れてきたのだ!」

 

 

霊夢「ああ、もうカンカンじゃないの」

 

小鈴「こっからどうやって許可を取るのよ」

 

 

しかし、当然ながらただの油揚げでは無い

 

実は

 

 

橙「こ、これくらいの大きさですかね?」ストン…

 

 

幽々子「あら、橙ちゃん?」

 

文「橙さんですね」

 

 

橙「油跳ねるかな?」ス…

 

鍋「ヒャッハー!!ミズダミズダ!!!」バチンっ!!

 

橙「熱っ!!」

 

 

霊夢「…まさか…」

 

 

橙「焦げないように…焦げないように…」

 

ガスコンロ&油「オブツハショウドクダ〜!!」ジョワワ!!

 

橙「あ、焦げてる!?」

 

 

そう。実はこの油揚げ。全て橙が手作りした貴重な一品なのである

 

 

橙「藍様!紫様!私の油揚げ、ぜひ食べてくださいね!」

 

 

ちなみに橙本人には企画は伝えていないので、まさかこんな事に使われているとは思ってもいない

 

 

アリス「えええ!?」

 

小鈴「いや、だからと言って許可はしないでしょ」

 

霊夢「…いや藍ならあり得るわ」

 

 

この事実を動画を添えて藍様に偽りなく伝えたところ

 

 

藍「…」

 

スタッフ「…」

 

藍「え…そ、そうだったのか」

 

スタッフ「そうです」

 

藍「そ、そうか…あはは…」

 

 

小鈴「わかりやすく顔を青ざめてる」

 

ナズーリン「耳も垂れている…」

 

 

藍「そ、それは脅してるようなものだろう!!橙の作ったものを、私が、拒めるわけないじゃないか!!」

 

スタッフ「いいえご安心ください。藍様がいらないなら、我々が美味しくいただくだけですので。脅しじゃありません」

 

藍「ぐぬぬう…これだから天狗は嫌なんだ…」

 

 

アリス「いやいや橙ちゃんなら訳を説明すれば許してくれるでしょ」

 

霊夢「…冷静に考えればそう思いつくんだけどね…」

 

 

スタッフ「どうなさいますか?」

 

藍「…いや、しかしこうとも考えられる。紅魔館に永遠亭、命蓮寺。他の代表が難なく許可してるのに、紫様は許可しないというのは、些か不公平でケチくさくないか…?」チラッ

 

藍「幻想郷でも頂点に立つお方、そう言われてる紫様の心が狭いと広まったら、紫様も相当落ち込むに違いない…まずい、それは非常にまずい…あの方はとてもデリケートだから…いやしかし…」

 

 

霊夢「何言ってるの?」

 

ナズーリン「デリケートなら撮影は尚まずいんじゃ…」

 

 

藍「冬眠前なのにストレスで眠れないなんて事になったらどうしよう…うむむ、これは幻想郷最大の危機に違いない…」

 

 

霊夢「…何言ってるのよ…」

 

 

藍「…うむ!仕方ない…貴様らに家内の撮影を許可しよう!」

 

 

霊夢「えぇ…」

 

 

スタッフ「心より、感謝いたします」

 

藍「か、勘違いするなよ!油揚げに惑わされたわけじゃないぞ!これは全て紫様のためだからな!!」

 

 

文「あっはっははははは!(笑)」

 

アリス「うっそでしょ」

 

小鈴「言ってる事がめちゃくちゃだよ」

 

 

流石藍様。色々おかしい所はあったが、無事三日間のみ許可を得る事に成功した

 

 

藍「ふんふ〜ん♪」

 

 

霊夢「…やっぱり橙が絡むと正常な判断ができなくなるわね」

 

 

初日 9:00 検証開始  

 

 

と言いたいところだが初日は二人とも朝早くから仕事だったため、家の中には誰もいない

 

尚、今回も例によって家中に監視カメラを設置し、スタッフは別室にて監視してる。

 

 

はたて「」ほむほむ

 

 

霊夢「朝ごはん食べてる」

 

小鈴「あれも藍さんが作ったのかな?」

 

阿求「脅されたのか好意なのか…」

 

 

PM 17:00

 

 

紫「ただいま〜」ガラガラ

 

はたて「あっ帰ってきた」かちゃ

 

開始から八時間、ようやく八雲紫と八雲藍が帰宅した

 

 

幽々子「やっと始まるのね」

 

 

というわけで検証開始

 

 

紫「たっただいま〜!!」

 

藍「…」

 

監視されてるとは夢にも思ってない紫に対し、明らかに挙動不審な藍。

 

紫「んぐんぐ…あ〜生き返る〜」

 

こう見えても結構勘が鋭い方なので、行動には気をつけて欲しいのだが

 

 

霊夢「ん…ん”ん”…」

 

文「借りてきた猫のようですね」

 

アリス「狐だけど」

 

 

紫「んじゃ私もう寝るから」

 

藍「え!?もう寝るんですか!」

 

紫「え、なんで?」

 

藍「もう少し起きてましょうよ!ええと…あっそうだ!この前のゲーム特訓しましょうよ!幽々子様に負けっぱなしじゃないですか!」

 

紫「いや別に…わざわざ特訓だなんて…」

 

 

霊夢「ゲームなんてしてるんだ」

 

幽々子「うふふ、結構楽しいわよ」

 

文「何をしてるんですか?」

 

幽々子「C○Dよ」

 

小鈴「イメージと全然違う!?」

 

 

紫「大体、私は幽々子みたいに暇じゃないからできなくて当然なのよ」

 

 

幽々子「むぅ〜そんな事ないもん!」

 

霊夢「大して変わらないじゃない」

 

 

紫「まあ、そういう訳だから、というか普段に比べたら寝る時間はとっくに…」

 

藍「あああああああああ!!!!」

 

紫「っ!?」ビクッ

 

 

文「はっはっはははは!(笑)」

 

幽々子「藍ちゃん…んふふふふ…(笑)」

 

 

藍「そうだ!ご飯にしましょ!紫様今日はすっごく大変だったし!お腹も空きましたでしょ!」

 

紫「…いや、あっちでお菓子食べたからそんなにお腹は…」

 

藍「いーえダメです!栄養が偏ります!お体に障ります!!」

 

紫「ちょっちょっと待って?」

 

藍「すぐ作りますから寝ないでくださいね!!」ドダダダダダっ!!!

 

紫「…?…???」

 

 

おそらく、色々誤魔化そうと考えてるのだが、すでに手遅れである

 

 

アリス「紫のあんな顔初めて見た…」

 

文「ポカーンって効果音が違和感なくつきますね」

 

霊夢「藍ってば…」

 

 

PM 20:00

 

 

藍「どうですか〜美味しいですか〜」ハムハム

 

紫「うん…とても美味しいわ。流石藍ね」スズズ…

 

藍「えへへへ〜」

 

紫「…でも、今日の油揚げ何時ものじゃないわね」むにむに

 

藍「そうなんですよ〜。新しく買ってきてですね〜」

 

紫「ふ〜ん…」もむもむ

 

 

文「中々微笑ましい光景じゃないですか」

 

霊夢「…」

 

 

紫「おかわりおかわり〜」

 

藍「うふふ、やっぱりお腹空いてるんじゃないですか」

 

紫「まあ、こういうのは食べると止まらないというか…ん?」

 

藍「どうされたんんですか?」

 

紫「あー…いや、なんでもないわ」

 

紫「(…鍋の中身…明日の分にしては量が多い気がするんだけど…)」

 

 

PM 21:00

 

 

紫「んじゃ、今度はもう寝るからね」

 

藍「待ってください!よろしければお風呂もご一緒して」

 

紫「それは無理!!」ドシャッ!!

 

 

文「目的違くないですか?」

 

霊夢「あははははは!(笑)」

 

幽々子「可愛いところあるじゃない」

 

 

こうして、八雲紫は無事眠りについた

 

 

紫「zzzzzz…zzzzzzz…」

 

藍「ふぅ…何とかなっただろう…」

 

 

小鈴「なってないよ」

 

阿求「…方向性は違いますが、きっとこんな風に頑張ってるんですね」

 

ナズーリン「…同感だよ」

 

 

 

はたて「」モグモグ

 

 

二日目  AM 10:00

 

 

紫「…ふあぁぁん…お早う…」

 

藍「遅いですよ紫様!」

 

紫「へ、今日は結構はや」

 

藍「うおおおおおおおおおお!!!」かんかんかんっ!!

 

紫「うるさっ!?」

 

 

霊夢「ぶっ…ふふふ…(笑)」

 

アリス「中華鍋とお玉でで叩かなくても…んふふ(笑)」

 

 

 

藍「ダメですよ紫様!こんなに遅く起きて!」

 

紫「いや、今日は」

 

藍「遅い!!遅すぎます!!!ふんっ!!」

 

紫「う、うん。なんかごめんなさい…」

 

 

霊夢「主従が逆転してる…」

 

文「滅多に見れない光景ですね」

 

 

紫「(今日は早いと思ったんだけど…)」モグモグ

 

藍「今日は地底の方へ出かけますね」シャクシャク

 

紫「うん。頑張ってね」ニャムニャム

 

藍「ちゃんとお仕事…いえ、いつも通りでお願いしますね」

 

紫「(いつも通りって…昨日からほんと変な子ね…)」ホムホム

 

 

幽々子「うふふふ(笑)藍ちゃんったらおっかしい〜(笑)」

 

 

藍「では、行ってきます」ガララ

 

紫「ほーい、行ってらっしゃい」

 

藍「」ガチャリ

 

 

普段は寝てませんと必死にアピールした藍であったが

 

紫「ふぅ、これでようやく寝れる」

 

見送った後は、いつも通り布団に潜ってしまった

 

紫「zzzzzzz…zzzzzzzz」

 

 

霊夢「想像したまんま」

 

文「安定してますね」

 

 

しかし

 

PM 15:00

 

 

紫「…」むくり

 

紫「うーん…眠れない」わしゃわしゃ

 

 

霊夢「十分寝てるわよ」

 

 

紫「ふ…ぁああ。暇だしたまには仕事するか」

 

 

アリス「今暇って言ったわね」

 

幽々子「やっぱり暇なんじゃないのよ!」

 

文「はっははははは!(笑)」

 

 

紫「…」

 

紫「あ”〜づかれた〜」

 

 

霊夢「まだ七分しかやってないじゃない!」

 

 

PM 19:00

 

 

藍「只今戻りました〜!」

 

無事に帰宅した藍

 

その手に持ってるのは、パンパンのカバンと買い物袋に入った大量の食材

 

 

藍「」タタタタタタ

 

藍「」コネコネコネ

 

藍「」トクトクトク…

 

そのまま、キッチンにて夕飯の支度を始めた

 

 

小鈴「休憩もなくそのまま料理かぁ…」

 

ナズーリン「これは過酷だな」

 

アリス「ほんとこれ大変なのよね〜」

 

霊夢「アリスはいいじゃない。私が手伝ってるんだから」

 

アリス「…そもそも貴女が来なきゃ料理する必要ないんだけどね」

 

幽々子「あははははは!(笑)」

 

 

PM 20:00

 

 

藍「紫様〜紫さ…って」

 

紫「zzzzzz…zzzzzzzz」

 

 

扉を開け、藍が目にしたのは机に突っ伏し、書類をよだれで汚した紫の姿だった

 

 

幽々子「あっはははははは!(笑)」

 

 

藍「紫様起きてください!もう八時ですよ!お夕飯の時間ですよ!」

 

紫「zzzzz…ううん…うるさいなぁ…」

 

藍「幻想郷一の賢者である貴女がそんなのでどうするんですか!」ゆっさゆっさ!

 

紫「…もう…なんなのよ…」

 

 

流石にここまでくると、大分怪しんでもおかしくない気もするが

 

 

藍「今日は紫様の好物のハンバーグですから!」

 

紫「…てか、藍。昨日から一体どうしたのよ」

 

藍「な、何がですか!」

 

紫「昨日から妙に私に楯突くじゃない。昨日は疲れてたから何も言わなかったけど、

 

藍「た、楯突くなんてそんな事…私は紫様のためにですね!」

 

紫「あ”?」

 

藍「ひ…」

 

 

小鈴「!」ビクっ

 

阿求「」ぞっ

 

ナズーリン「…おおっと」

 

霊夢「うわ、こっわ」

 

 

紫「私の為?ちょっと前にもどっかのチビから死ぬほど聞かされたわねぇ。家の中でなんでそんな文句言われなきゃならないの?外も閻魔で内も閻魔?炒った豆を撒き散らしたい気分だわ。意味ないけど」

 

藍「そ、それはその…」

 

紫「良い?私の為とかそんなのはよして頂戴。気持ち悪い」

 

藍「わ、私は本当に紫様を思って!」

 

紫「はぁ…で?結局のところなんなの?何が貴女をそこまで動かしてるの?」

 

藍「うぅ…」

 

 

霊夢「大量の油揚げだよ」

 

文「んふふふふふふふ(笑)」

 

 

藍「紫様は…世間ではグータラしてるだの、怠け者と言われていて…どんな計算も一瞬でできるのに、そのせって…才能があることが浸透してない!良いところには目もくれず、悪い所ばかり取り上げる!私はそれがどうしても嫌なんです!」

 

紫「…そんなもんだと思った、そんなものはね、言いたい奴はいえば良いの。いちいち突っ込んでたらロクな事になりゃしない」

 

藍「私は耐えられないんです!!」

 

 

幽々子「あらあら〜」←この説考えた張本人

 

アリス「まさかそんなものを友人が言ってるとは絶対思ってないわよね」

 

霊夢「藍は知ってるの?」

 

文「知らないと思います」

 

 

紫「そんなこと気にしなくても良いの。貴女は私が言ったことを素直にこなせればそれで良いの。余計な真似はしないで。世間のイメージ?そんなことを気にするのは、人間だけよ」

 

藍「な」

 

 

霊夢「うわ〜」

 

文「いつもの紫様ですね」

 

 

紫「ふあぁ…昨日から寝不足だから特に眠いのよ…」

 

藍「」ス…

 

紫「…なに」

 

藍「こんな布団があるから!紫様はだらしなくなるんだ!!」フトンっフトンっ!!

 

紫「え」

 

 

幽々子「はははははははは!(笑)」

 

文「乱暴な言葉を発してるとは思えない程丁寧にたたみますね」

 

霊夢「あんな藍初めて見た」

 

アリス「大丈夫。多分紫も初めてだから」

 

 

藍「」ストンっ!

 

紫「…」

 

藍「ふぅ……」

 

紫「ねえ藍。一応聞くけど、本当にどういうつもり?」

 

藍「ふふん、布団がなくなれば、寝ることはできない!というか紫様は今日も十分寝ましたから起きてたっていいじゃないですか」

 

紫「…」

 

藍「ささ、紫様。共に食事をいたしましょう!ねっ!」

 

紫「…」

 

 

阿求「か、顔が怖い…」

 

霊夢「なんて顔してるのよ」

 

小鈴「こ、これってまずいんじゃ…」

 

 

紫「…」

 

藍「と、お豆腐の入ってない…お肉100%ですよ!」

 

紫「…」

 

緊迫する空気。走る緊張

 

紫の表情を見る限りは、相当怒ってるようにも見えるが

 

果たして…」

 

 

紫「…」

 

藍「あ、あの…」

 

紫「…」

 

藍「…」

 

紫「…はぁ…しょうがないわね。食べたらすぐ寝るからね」

 

藍「は、はい!」

 

一時はどうなるかと思ったが、特に何も起こらずに終わった

 

紫「ほら、さっさと用意して。時間が押してるんだから」

 

藍「はい!すぐに用意いたします!」

 

 

小鈴「っはぁー!よかった…」

 

文「あんなにあっさりするとは想定外ですね」

 

霊夢「絶対キレると思った」

 

幽々子「あらあら〜」

 

ナズーリン「(この状況を楽観視するとは)」

 

 

藍「…」モグモグ

 

紫「それで藍。話し合いはうまくいったの?」スズズ…

 

藍「はい、古明地さとり含めた地底の者達は皆、納得してくれました。後は地上の者ですね」

 

紫「…そう」

 

藍「は、はい」

 

紫「…」カッカッカ

 

藍「…」ハム…

 

紫「…」ジー

 

藍「…な、なんでしょうか紫様…」

 

紫「…別に」

 

藍「…」

 

紫「…」

 

 

幽々子「全然会話しないじゃないのよ!!」

 

文「そりゃあんな事あった後に楽しく会話はしないでしょう」

 

 

紫「おかわり」スっ

 

藍「はい」

 

 

霊夢「ちゃっかりおかわりしてるじゃない」

 

 

PM 20:45

 

 

紫「はぁ…もう何も言わないわよね」

 

藍「お、お背中流し…」

 

紫「…」

 

藍「いえ、なんでもございません」

 

紫「(これは絶対何かあるわね)」

 

 

PM 21:00

 

紫「zzzzz…zzzzz」

 

相当眠たかったのか、紫は布団に入った直後、即眠った

 

 

藍「今日は絶対怒られると思ったが…いや内心は怒ってるよね」

 

藍「…はぁ、やり過ぎた…」

 

藍「…どうしよう」

 

 

 

最終日  AM 8:00

 

 

 

この日もまた朝早くから藍は仕事

 

昨日の事があってか朝ごはんは一人で済ませ

 

未だグースカの紫には何も言わず家を後にした

 

 

 

PM 13:00

 

 

紫「ん…んん…ふ、あ”あ”あ”」

 

 

睡眠開始から16時間。ようやく起床

 

 

幽々子「結構寝てるのね」

 

 

紫「んん…小便・ジョンソン…」

 

 

霊夢「何言ってんのよ」

 

小鈴「ふっふふふ…(笑)」

 

文「まだ寝ぼけてますね(笑)」

 

 

紫「はあ…藍ってば…なんで…」ゴロン

 

紫「…いや絶対何かあったわ。そうじゃないとあんな態度とるはずないもの」

 

 

霊夢「そのうちあんな態度になるわよ」

 

 

紫「…そういえば最近従者達で飲んでるって言ってたわね」

 

紫「私に対する戯言を言ったのもその中の誰か…あのチビ兎あたりが言いそうね」

 

 

霊夢「(てゐだ)」

 

アリス「(てゐね)」

 

文「(てゐさんですね)」

 

幽々子「…?」

 

 

紫「…」

 

紫「…もしかして」

 

紫「藍のパンツと間違えて履いちゃった事根に持ってるとか…?」

 

紫「…いや、それはあり得ないか」

 

 

霊夢「あり得ないのはアンタでしょうが」

 

幽々子「藍ちゃん穴あきなのにね〜」

 

 

紫「まさか…」

 

紫「刺身を一枚多く食べた事を根に持ってる…」

 

紫「いや…それはわりかし前の話だし…」

 

 

霊夢「しょぼい動機しか出てこないのね」

 

 

と、的外れな独り言を延々と続ける紫だったのだが…

 

ここで緊急事態発生…!

 

 

霊夢「え」

 

小鈴「な、なに?」

 

 

紫「はぁ…なんな…ん?」

 

カメラ「」

 

紫「…」

 

 

角に設置されたカメラと、目が合った

 

 

霊夢「あっ」

 

 

紫「…」

 

カメラ「」ダラダラ…

 

紫「…」

 

はたて「」ダラダラダラ…

 

 

だが

 

 

紫「zzzz…zzzzz」

 

 

すぐに寝てしまった

 

 

霊夢「びっくりさせるんじゃないわよ!」

 

 

紫「zzzzzz…zzzzzz」ゴロゴロ

 

 

はたて「はぁ…気のせいでよかった」

 

紫「何がよかったの?」

 

はたて「あはは、紫様と目が合ったから、気づかれたのかと思…おも…」

 

紫「ん?」

 

はたて「うぎゃああああああ!!!?」

 

 

どうやら気のせいではなかった

 

 

文「あっははあははははは!(笑)」

 

 

紫「貴女…こんなところで一体何してるのかしら?」

 

はたて「あああ…い、いえ…これはその…」カクシカクシ

 

紫「大丈夫よ隠さなくても。河童の匂いはプンプンするから」

 

はたて「ご、ごめんなさい!!殺さないで!お願いします!」ガクガクブルブル

 

紫「…まさか無許可…いや流石にそれは無理か」

 

はたて「」ガクガク…

 

 

ここで、ターゲットである紫に気づかれてしまったので検証失敗

 

ここで撮影を断念せざるを得ない状態になってしまった

 

 

霊夢「…いや、VTRがあるってことは…何かあるわよ、これ」

 

阿求「沖縄旅行の時もそうでしたからね」

 

 

というわけで、紫様にことの全てを話す事に

 

 

はたて「…と、いうわけなのですが…」

 

 

すると

 

 

紫「あっはははははは!(笑)…成る程成る程っそういう訳だったのね!」

 

紫「道理でおかしくなったわけだわ」

 

紫「…いや、そもそも家内の撮影を独断で許可する事態おかしいのだけれども」

 

はたて「…」ダラダラ

 

紫「取り敢えず藍を呼んで事実確認、後はこいつらどうし…待て…」

 

 

このまま撮影が終わってしまう

 

現場にいる誰もがそう確信していたのだが

 

 

文「おっと?」

 

 

紫「はたて、そんなに震えなくても良いわ」

 

はたて「こ、殺さないですか?」

 

紫「本当は私のスキマの中に永久追放したいところなんだけど、ちょっと面白い事思いついちゃった」

 

はたて「…へ?」

 

紫「それに協力してくれたら、今回の件は不問にするわ」

 

はたて「します!しますが…一体何を?」

 

紫「うっふふふ…いやね。藍のお仕置きに決まってるじゃない。今回はどうしよっかな〜?」

 

 

霊夢「…これVTRに残す必要ある?」

 

文「いえいえそんなもったいない事はしませんよ!」

 

小鈴「もう説関係なくなっちゃってるよ」

 

 

その後、スタッフ総出で考えた後

 

 

スタッフ「では最後に我々が出てくるという形でよろしいですか?」

 

紫「ふふふふっっふふ…それで良いわ。

 

はたて「(…大丈夫かな…)」

 

 

藍が帰ってくるのは午後の七時頃

 

準備するのには十分時間が残っている

 

そんな中紫は

 

紫「ん〜この空き時間どうしよう…この後のこと考えると、仕事をすると調子狂うし…」

 

 

幽々子「全然仕事しないのね」

 

霊夢「お約束みたいなもんでしょ」

 

 

紫「あっ霊夢のとこ行こう!愛しの霊夢へレッツゴー!!」うおん

 

 

アリス「相変わらず霊夢の事は好きなのね」

 

 

紫「うぅぅ…」グスン…

 

 

文「あれ?すぐ帰ってきましたね」

 

 

紫「なによう…何もぐーで殴ることないじゃないのよ…痛いよぉ…」ズキズキ

 

 

アリス「何してんのよ霊夢」

 

霊夢「いや、後ろから急に抱きついてきたから…正当防衛よ」

 

ナズーリン「何もぐーで殴らなくても」

 

文「ひどいですよ霊夢さん」

 

阿求「…いつもそんな感じなんですか?」

 

霊夢「気分よ」

 

阿求「(なんて不遇なんでしょう…)」

 

 

 

PM 7:00

 

 

藍「ただ今戻りましたー!」

 

予定通り藍が帰宅

 

藍「紫様〜起きてますか〜」

 

帰ってきた藍を待ち構えていたのは…

 

藍「今日は紫様の好物のぶ…!?」

 

そこにいたのは

 

紫「おかえり〜藍」

 

藍「…」

 

設置されたカメラの一つを持った紫の姿だった

 

 

霊夢「頼むから変な事はしないでちょうだいね…」

 

文「相手は紫さんですよ」

 

 

藍「…(あああ、ついに恐れていた状況が…)」

 

紫「おかえり藍。それで今日の夕飯は何かしら?」

 

藍「は、はい!今日はブリ大根にしようと思いまして!お酒もご用意しました!」

 

紫「へえ、それは残念。これから貴女は、私とたっぷり話さないといけないから」

 

藍「な、なんの事でしょうか?は、はははは…」

 

紫「御託はいいから、さっさと座りなさい」

 

藍「…はい」

 

 

小鈴「雰囲気あるね」

 

アリス「今の所はただの説教って感じだけど」

 

 

紫「これは何なのか、貴女ならわかるわよね?」

 

藍「…監視カメラですね」

 

紫「そうよ。しかも、見つからないように何かしら細工が施されていた」

 

藍「…」

 

紫「単刀直入に言うわ。これ設置したの貴女でしょ」

 

藍「…私と言うか、私じゃないと言うか…」

 

紫「この家に、まして私の部屋に設置できる者が藍の他にいるのかしら?」

 

藍「…いません。設置したのは私です…あの、実はですね」

 

紫「いえ、理由なんてこの際どうでも良いのよ」

 

藍「へ?」

 

紫「でも驚いたわ。まさか、貴女に支配欲なんてものがあったなんてね〜」

 

藍「違います!これはですね」

 

紫「いやだから、理由は良いのよ」

 

藍「そ、それは一体どう言う…?」

 

 

文「どうも話が見えませんね」

 

霊夢「…?」

 

 

紫「私が貴女に求めてる事は何だと思う?」

 

藍「謝罪ですか?」

 

紫「違う…何でわからないのかしらこの子は」

 

藍「…?」

 

 

アリス「…ますますわからないわ」

 

幽々子「う〜ん…」

 

 

紫が藍に求めていたもの、それは…

 

 

紫「スッパテンコーしなさい」

 

藍「…はい?」

 

 

スッパテンコーとは

 

宴会の際、酔っている藍に紫が合図すると

 

日々纏っている服や誇りを全て捨て去り、その場に合わせた何かをやる何か!(二次設定)

 

俗に言う”裸踊り”である

 

 

霊夢「ほら!嫌な予感的中した!!」

 

文「あっはははははは!(笑)」

 

 

藍「スッパテンコーですか?あのスッパテンコーですか?」

 

紫「スッパテンコーに二つもありますか?」

 

藍「い、今は酔ってないので面白いことできませんよ…」

 

紫「脱げば良いだけじゃないの」

 

 

霊夢「カメラの前でアレをやらせるとは…」

 

阿求「拷問ですね…」

 

文「阿求さん知ってるんですか?」

 

阿求「…一応」

 

 

藍「まあ、それで許してくれるな…」

 

藍「」キョロキョロ

 

藍「え!?」

 

紫「何?どうしたの?」

 

藍「え、あの…」

 

藍「(あれ!?まだカメラは残ってる!?)」

 

そう、紫の部屋にあったカメラは撤去済みだが

 

当然、居間にあるカメラはまだ残っている状態

 

それに気づいた藍は

 

 

藍「…すみません紫様。スッパテンコーはできません」

 

紫「あら、どうしてかしら?」

 

藍「カメラがここにも、あるからです」

 

紫「それがどうしたのよ」

 

藍「いやダメに決まってるじゃないですか!私のスッパテンコーが幻想郷中に知れ渡るんですよ!!」

 

紫「何言ってるのよ。これは貴女が仕掛けたカメラでしょ」

 

藍「違うんです!これは水曜日のカメラ!例の監視カメラなんです!」

 

紫「はぁ…貴女遂に人のせいにするようになったのね。いくら文でもそんな事考えるわけないじゃない」

 

藍「考えるでしょ!!」

 

 

霊夢「色んな所撮影してるのに、そうは思わないでしょ」

 

文「後は寺小屋くらいですかね」

 

アリス「え、そこも候補にあるの…」

 

 

紫「貴女やっぱり反省してないようね」

 

藍「いえ…反省はしてます」

 

紫「じゃあ脱げ」

 

藍「何でそうなるんですか!?」

 

紫「脱げば許すって言ってるのにわからない子ね」

 

藍「ごめんなさい紫様!貴女の言ってる事がまるでわかりません!」

 

 

霊夢「遂に脱げって言っっちゃったよ」

 

 

紫「いいからさっさと脱ぎなさい!!」

 

藍「うわあああああ!紫様がおかしくなった!!」ダダダダダっ!

 

紫「待て!淫乱狐!」ダダダダダっ!!

 

藍「いやだ!!それだけは!私死んじゃう!!」

 

紫「私が脱がしてやる!!」

 

 

我々は一体何を見せられているのだろうか

 

 

文「あっはははははは!(笑)」

 

幽々子「ふっふふふははは!(笑)

 

アリス「シュールね」

 

 

紫「捕まえた」ガシぃいい!

 

藍「ひいぃ!」

 

紫「ふふふふふ…」

 

藍「ごめんなさい!!本当にもうしませんから!!」

 

紫「いえ、もうどうでも良いわ。とりあえず脱ぎなさい!」

 

藍「もう言ってる事めちゃくちゃですよ!」

 

紫「…どうしてもダメと言うのなら…」

 

 

小鈴「な、何を」

 

 

紫「喰らえ!強制M字開脚!!」

 

藍「いやああああ!やめて!!」

 

 

小鈴「あっはははははは!(笑)」

 

霊夢「んふふっふふ…(笑)」

 

文「はははっはっははあはは!(笑)」

 

 

藍「紫様!この角度ダメです!前にカメラあります!!!」

 

紫「あら、裸じゃないだけでもまだマシじゃない」

 

藍「いや十分ひどい絵面ですから!!!」

 

紫「良いから黙って私の指示に従いなさい!」ぎゅう!

 

藍「いだだだだだだ!!!ほんとごめんなさい!紫様!!今までの無礼全て猛省いたします!!何も文句はいいません!ですから!!」

 

紫「だったら今すぐ脱いで」

 

藍「貴女脱ぐ以外の言葉知らないんですか!?」

 

 

幽々子「あっははははははは!(笑)」

 

 

とここで、トドメの一発

 

 

橙の声「藍様〜!」

 

藍「こ、この声は橙!?」

 

橙の声「藍様〜!」

 

紫「ふふっ勉強を教えてあげるって言ったらホイホイ付いてきたわよ」

 

藍「な!?なんでこのタイミングで!!」

 

 

アリス「ほんとに橙なの?」

 

霊夢「なんか声がおかしいような」

 

 

スタッフ「」カチっ

 

レコーダー「藍様〜!」

 

 

アリス「あー!」

 

文「あはははははっはっは!(笑)」

 

 

レコーダー「藍様〜!」

 

藍「橙!ダメだぞ!こっちに来ちゃダメだぞ!」

 

レコーダー「藍様〜!」

 

 

霊夢「声アレしかないのかしら」

 

 

レコーダー「藍様〜!」

 

紫「橙こっちに来なさい。良いものが見れるわよ〜」

 

レコーダー「藍様〜!」

 

藍「ダメだー!!それ以上はほんとに不味いから!!」

 

レコーダー「藍様〜!」

 

 

阿求「ふ…ふふふふふ…(笑)」

 

アリス「あははははっは!(笑)」

 

 

藍「紫様」

 

紫「何、脱いでくれるの?」

 

藍「私は紫様の事、とても大切に思っています。愛しい母の様な方だと思ってます」

 

紫「うん」

 

藍「主人としてもとても尊敬しております。こんな方に仕える事、大変誇りに思っております」

 

紫「うん」

 

 

文「なんか始まりましたよ」

 

幽々子「見ていて飽きないわね〜」

 

 

藍「これからも精進いたします。貴女の隣に堂々と立てる様、努力いたします。如何なることがあっても、私は貴女の側にいます」

 

紫「…」

 

藍「ですから、この体制を取り敢えず解いてくれま

 

紫「橙〜!藍が来ても良いって!」

 

藍「えええええええ!?」

 

 

幽々子「あははははは!(笑)」

 

霊夢「だと思った」

 

文「はははははっはっはっははは!(笑)」

 

 

レコーダー「藍様〜!」

 

藍「あああああ橙やめてくれ!!来ないでくれ!本当に本当のお願いだ!!」

 

レコーダー「藍様〜!」

 

藍「くうう…ならば!」フンっ!

 

紫「脱出させないわよ!!」ぎゅう!

 

藍「いだだだ!!痛い!橙んんんん!来るなー!!」

 

レコーダー「藍様〜!」ガララ

 

藍「いやあああああ!」

 

 

 

スタッフ「…」

 

藍「…」

 

レコーダー「藍様〜!」

 

 

霊夢「レコーダー止めなさいよ」

 

小鈴「あっはははははは!(笑)」

 

 

スタッフ「お疲れ様です」

 

藍「…へ?」

 

紫「ご苦労さん」

 

藍「あれ?橙は?」

 

スタッフ「」カチっ

 

レコーダー「藍様〜!」

 

藍「ええええ!?どう言うことですか!?」

 

 

ここで藍にここまでの経緯を全て話すことに

 

 

藍「…三日じゃやっぱりバレるか」

 

紫「ふふん。藍もまだまだね」

 

藍「じゃあ紫様は知っていたんですね」

 

紫「そりゃそうよ。あんなガバガバな演技、怪しむに決まってるじゃない」

 

藍「うう…」

 

 

霊夢「演技以前の問題よ」

 

文「色々ガバガバでしたからね」

 

 

藍「紫様…今回の件…やはり許されないのでしょうか?

 

紫「え、別に怒ってないわよ」

 

藍「え!?」

 

 

霊夢「おや」

 

文「意外ですね」

 

 

紫「言ったでしょ。世間のイメージなんて気にしないって。まあ、勝手にやったのはムカつくけど、それだけ」

 

 

アリス「なのに寝るのは邪魔されたくない…か」

 

文「わからないですね〜」

 

 

紫「私はちょっと楽しかったわよ」

 

藍「楽しかった…ですか?」

 

紫「だって、あんなおバカな藍見るの久し振りだったから〜」

 

藍「いえ!私あんなのじゃありませんでした!」

 

 

幽々子「うふふふふふ」

 

霊夢「おバカなのは認めるんだ」

 

 

紫「思えば、二人だけでご飯食べるの久しぶりだったわよね」

 

藍「…確かにそうですね。帰ればいつも寝ていましたから」

 

紫「特に面白い事じゃないけど、一緒にご飯食べると、なんだか安心するわ」

 

藍「紫様…」

 

 

霊夢「…何この展開?」

 

文「なんか良い感じじゃないですか?」

 

 

紫「なんでこんなに寝る様になっちゃったのかしら…自分でも不要だと思ってるんだけどね」

 

藍「年のせいじゃないですか?」

 

紫「あ”?」

 

藍「いえ!年が経つのが早く感じるからではないのでしょうか!」

 

紫「…そうなのかな」

 

 

霊夢「なんであれで誤魔化せたのよ」

 

 

紫「藍」

 

藍「は、はい!

 

紫「折角一緒に住んでいるもの。ご飯くらいはこれからも一緒にしましょう」

 

藍「…!!はい!」

 

 

幽々子「あらあら〜」

 

アリス「おお」

 

 

紫「あーでも流石に今日は間に合わないわね」

 

藍「すぐにお作りします!」

 

紫「良いわよ今日は

 

藍「え、でもさっき」

 

紫「人里で飲みましょ。私の奢りで」

 

藍「ゆ、紫様の奢りですか!?」

 

紫「うーん…二人だけは寂しいし、橙も誘いましょっか!」

 

藍「はい!その後は一緒にお風呂も!」

 

紫「良いわよ」

 

藍「そんな〜…え、良いんですか!」

 

 

 

検証結果『八雲家は仲が良い』

 

 

 

文「さあ!皆様いかがでしたでしょうか!幽々子様!

 

幽々子「うん!紫も藍ちゃんとの仲が深まって、私としても今までで一番良かったわ〜!」

 

文「やったー!!霊夢さんいかがですか!」

 

霊夢「…そもそもこれ、なんの説だっけ」

 

アリス「うん、思った」

 

文「そこ大事ですか?」

 

霊夢「大事って言うかこの番組の核でしょうが!」

 

文「終わりよければ全て良しじゃないですか」

 

霊夢「結局、睡眠時間もわからないまま。検証失敗してるのに…」

 

小鈴「まあでも、最悪の事態にはならなくて良かったよ」

 

阿求「この番組のせいで絶縁なんて、洒落になりませんからね」

 

文「あはははは!そんな事はありませんよ〜」

 

ナズーリン「(フラグかな…)」

 

文「しかし、一緒に食べる相手がいると言うのはちょっと羨ましいですね」

 

小鈴「椛さんとかはたてさんは?」

 

文「最近はないですね〜」

 

霊夢「良かったねアリスには私がいて」

 

アリス「だから私は食べなくても良いんだって」

 

文「…前から思っていたんですが、霊夢さんの母親みたいですね」

 

アリス「いらないわよこんな自立しない娘なんか」

 

霊夢「え」

 

アリス「え?」

 

霊夢「…そんな、酷いわアリス。私、ずっと貴女のことママだと思ってたのに…」

 

アリス「何言ってるのよ!?」

 

文「そうですよ…実の娘になんてことを…」

 

アリス「いや違うから!私に娘なんていないから!」

 

ナズーリン「夫と別れ、独り身の状態で育てる大変さは理解できる。だが、捨てられた子供はどんなに悲しむことか…」

 

アリス「重!?どんな設定付け足してるのよ!捨てるなんて言ってないから!」

 

神綺「そうよアリスちゃん…腹を痛めて産んだ子なのよ。最後まで育てなさい」

 

幽々子「せめて撫でてあげて」

 

アリス「え…えええ…」

 

霊夢「…」

 

アリス「う、うう」

 

霊夢「…」

 

アリス「」なでなで

 

霊夢「触んな」パシっ

 

アリス「ほんとになんなのよ!!!」

 

霊夢「あっはははははは!(笑)」

 

小鈴「はっははははは!(笑)」

 

文「はっははははははは!(笑)」

 

 

 

 

 

 




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