水曜日の文々。   作:月胡椒

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冒頭、明けましておめでとうで始まってますが、気にしないでください

それではどうぞ


プレゼンター19 東風谷早苗

 

 

文「さあ!始まりました水曜日の文々。でございます!!」

 

 

 

星「いやっほい!」

 

ナズーリン「どもー」

 

ミスチ「お願いします!」

 

てゐ「よろ〜」

 

霊夢「…」

 

 

文「そして皆様明けましておめでとうございます!!」

 

 

星「おめでとうございま〜す!」

 

ミスチ「こちらこそ〜」

 

 

文「はい、ありがとうございます」

 

霊夢「…」

 

文「おや霊夢さん。新年早々そんな辛気臭い顔をされては、今年一年ロクなことが起きませんよ」

 

霊夢「…ふん、ほっといて頂戴」

 

星「何かあったのですか?」

 

霊夢「いや…逆に何もなかったのよ」

 

文「何もなかったなら良かったじゃないですか」

 

霊夢「何もないからダメなんじゃない!!」バンっ!!

 

文「おおお?」

 

ミスチ「え?」

 

てゐ「どしたの霊夢」

 

霊夢「おい視聴者!!散々私を主人公だの何だの言っておいて、この正月シーズン誰一人博麗神社に来てないんですけどぉおお!?」

 

てゐ「あははっはっは!(笑)」

 

ミスチ「ふっふふふ…(笑)」

 

文「いやそんな視聴者に八つ当たりしなくても」

 

ミスチ「そ、そうですよ霊夢さん落ち着いて」

 

霊夢「え、だってさおかしくありません?」

 

ナズーリン「っふ(笑)」

 

星「なぜに敬語(笑)」

 

霊夢「私の家、神社。正月、神社、くる。此れ乃ち賽銭山盛り」

 

文「ちょっと、口調もおかしくなってるじゃないですか(笑)」

 

霊夢「おのづからげに我の事を思へりといはば、たとへ我がいかなるかたなりともたどり着かむ」

 

ミスチ「なんで古文になってるんですか」

 

霊夢「Consideration for students taking the exam. But such things are trivial」

 

文「いや、そうはならないでしょう(笑)」

 

星「え、英語!?」

 

霊夢「おかしいヨ、おかしいヨ!私巫女ヨ!」

 

星「はっはっはははははっは!(笑)」

 

ナズーリン「あはっははっははははは!(笑)」

 

てゐ「いやいや(笑)」

 

文「いったいどうされたんですか(笑)」

 

霊夢「ふぅ…いやね、私の心境はあれよ。約束されたお年玉がいざ当日封筒を開けると思ってたよりも遥かに少なくなってる様なそんな気持ちよ!今年はゼロだったからそれどころじゃないくらいショックだったけども!」

 

ナズーリン「いったい誰が約束したのさ」

 

文「まあ…私お年玉もらった事ないので何とも」

 

星「私もです」

 

てゐ「一応、もらった事もあげた事もあけど…そんなにショックなの?」

 

霊夢「ショックもショックよYouはShockよ!!大晦日は何を買おうかすっごく悩んで選んでたのに、これじゃ計画も台無しってものよ!」

 

てゐ「…そうなんだ」

 

文「まあ、霊夢さんの寒いギャグはほっといて、ミスティアさんはお年玉貰ったんじゃないですか?」

 

ミスチ「あー…私は貰いましたね、はい」

 

霊夢「い〜な〜」

 

星「そういえば霊夢さんは貰えないんですか?いくら巫女やってるとはいえまだ子供じゃないですか」

 

霊夢「いや紫や藍からは貰えるわよそりゃ」

 

文「なんだしっかり貰ってるんですね」

 

霊夢「まあ、私少女だから」

 

文「そうですよね。ところでナズーリンさんはお年玉貰ったんじゃないですか?」

 

ナズーリン「え?何で私が?」

 

文「いえ、やはり子年になったという事で貰えたのではないかと」

 

霊夢「あとちっちゃいし」

 

星「っふ(笑)」

 

ナズーリン「…私は別にそんなもの要らないよ。第一使い道なんてあんまり無いし」

 

星「いや…しかし、今までのナズーリンの苦労を考えるとお年玉の一つも無いのは余りにも理不尽ですよね…」

 

ナズーリン「それはご主人が失くさなければ済む話なんだけど」

 

霊夢「違いない」

 

文「ちゃあんと宝塔持ってますか?」

 

星「ほらこの通りです!」ドドンっ!!

 

ナズーリン「失くしたら承知しないよ」

 

星「ここから動かないんですよ!失くさないですって!」

 

霊夢「でも自我芽生えてるかもよ?」

 

星「いやないですから!」

 

霊夢「あはははははははっは!(笑)」

 

ミスチ「あははっははっはは!(笑)」

 

 

 

 

文「さあ。本日のプレゼンターをお呼びしたいと思います!」

 

ミスチ「今回は誰なんでしょうね」

 

文「それでは本日のプレゼンターはこの方です!」

 

 

 

〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

 

 

 

てゐ「おお」

 

霊夢「…うわぁ」

 

 

 

早苗「はいは〜い!皆様どうもこんばんわ〜!」

 

ミスチ「あ〜早苗さん!」

 

 

文「はい!本日のプレゼンターは”東風谷早苗”さんです!」

 

早苗「この番組では常識に囚われてはいけないのですね!」

 

霊夢「…遂に来てしまった」

 

 

 

 

 

 

早苗「唐突で申し訳ないのですが、私こう見えて、外の世界では学生だったのです」

 

星「まあ、前から言ってましたよね。じょしこうせい?でしたか?」

 

早苗「そうそう!そうです!」

 

霊夢「こうこうだっけ?寺小屋の上位互換みたいな」

 

早苗「上位互換というと少々誤解を招きますが、だいたいそんな感じと思ってくれれば良いです」

 

ミスチ「じゃあ早苗さんすっごく頭いいんですか!?」

 

霊夢「んなわけないでしょ。こんな頭お花畑の何処が頭良いのよ」

 

文「そんな頭お花畑に踊らされたのは誰なんでしょう?」

 

霊夢「あ、あれは気の迷いってやつだから!」

 

文「なんで此の期に及んで誤魔化そうとしてるんですか」

 

早苗「でも私思うんですよ」

 

文「はい」

 

早苗「この幻想郷の寺小屋の先生は慧音先生じゃないですか」

 

霊夢「まあ、そうだね」

 

早苗「あの人教師にしては美人過ぎますよ本当に!」

 

星「確かにそうですね」

 

霊夢「教師にしては、ってなんか引っかかるけど確かに美人ね」

 

ナズーリン「その言い方だとまるで教師=不細工と捉えられるのだが」

 

早苗「不細工とは言いません。だけど…いないっ!いないんです…!美人教師なんてフィクションの話ですよ!二次にしか存在しないんです!!」

 

霊夢「外の世界の学校は沢山あるんでしょ。美人の一人や二人いるんじゃないの?」

 

早苗「ところがどっこい……美人はいません……!!」

 

てゐ「そうかな?」

 

早苗「そういうもんなんです。世界の真理なんです!」バンっ!!

 

霊夢「ははははっははは!(笑)」

 

文「怒られますよ本職の方に(笑)」

 

早苗「もし私が男で…慧音先生みたいな美人先生がいたら…もう昇天してしまうに違いありませんね」

 

霊夢「…言いたいことはとりあえず分かったけど、これ脱線してない?」

 

早苗「いえいえ、脱線してません。今回私が持ってきた説はこちらです!」

 

 

 

『寺小屋男子生徒の初恋相手、ほぼ慧音説』

 

 

 

霊夢「お〜!おお?」

 

ミスチ「あっ!なるほど」

 

文「ほお、初恋と来ましたか」

 

早苗「最初は違った説だったんですけど、神奈子様からストップかかっちゃいまして」

 

霊夢「え、どんな説だったのよ」

 

早苗「寺小屋男子生徒の○○○○○(ピーー)、ほぼ慧音説」

 

霊夢「放送できるかっ!!」

 

文「ははははっははは!(笑)」

 

てゐ「あははははっはははは!(笑)」

 

早苗「まあ、変えたからいいじゃないですか」

 

霊夢「本当にもう…」

 

早苗「ま、それはさておきどうですかこれ!絶対慧音先生ですよね!」

 

ミスチ「う〜ん…」

 

文「ミスティアさんはどう思いますか?」

 

ミスチ「そうですね…いるとは思うんんですが…ほぼですか…」

 

文「難しいですよね〜」

 

霊夢「因みに文の初恋の相手は誰なの?」

 

文「私…私にその話題振りますか!?」

 

星「はっははははははははっは!(笑)」

 

早苗「あはははははっは!(笑)」

 

霊夢「いやなんか気になっちゃって」

 

文「いや、にしても急ですよ…初恋ですか…」

 

一同「…」

 

文「そりゃ椛ですよね」

 

てゐ「あははっははははは!(笑)」

 

霊夢「いやいや違うじゃん(笑)そういうのじゃなくて(笑)」

 

早苗「ははっははっははは!(笑)」

 

文「何を言いますか!私は心から椛の事を愛してるんですよ!」

 

霊夢「本人がいないからって(笑)」

 

※ 今日は椛休みです

 

早苗「そういう霊夢さんには居ないんですか?」

 

霊夢「私?私は特にそういうの居ないけど」

 

文「いたらいたで大スクープですよね」

 

てゐ「紫あたりが黙ってないよね」

 

霊夢「それに私主人公だし」

 

文「いや主人公は関係ないですよ」

 

早苗「魔理沙さんは違うんですか?」

 

霊夢「絶対あり得ないから」

 

早苗「いやいやそんなこと言っちゃって〜」

 

霊夢「いやマジで無理だから」

 

文「そんな拒否します?」

 

霊夢「そもそもなんで魔理沙なのよ」

 

早苗「だって同じ主人公じゃないですか」

 

霊夢「いや…なんかやだ」

 

文「なんかってなんですか」

 

霊夢「なんかもう…匂いとか性格とか金髪とか全部がやだ」

 

ナズーリン「よく言うよ」

 

てゐ「そんなバカな」

 

早苗「魔理沙さんのアイデンティティ殆ど全否定してますよ」

 

文「え?それって仲が良いから言える冗談みたいなやつですよね?」

 

霊夢「………うん、仲はいいんじゃない?」

 

文「なんでそこで変な間を作るんですか!!」

 

霊夢「あはははははっはっは!(笑)」

 

ミスチ「あはははははははは!(笑)」

 

てゐ「ははははははは!(笑)」

 

星「あはははははははっは!(笑)」

 

 

 

『寺小屋男子生徒の初恋相手、ほぼ慧音説』

 

 

 

人里でもかなりの美人と評判の教師”上白沢慧音”

 

”ってけーねが言ってた”の生みの親であり

 

基本的に真面目で賢く、人間に対する友好度も高い。

 

幻想郷の歴史を編集しており、幻想郷にとって欠かせない存在である

 

ってけーねが言ってた

 

 

霊夢「そこで使うんかい」

 

てゐ「それじゃ只の自己アピールになっちゃう」

 

早苗「慧音さんが生み出したわけじゃないんですけどね」

 

 

そんな美人な先生であれば、そこに通っている男子生徒はほぼ彼女の釘付けなのではないだろうか?

 

というわけで早速検証開始

 

時刻は三時

 

寺小屋の授業も終わり、人里内でも子供の姿がちらほら現れ始める

 

 

霊夢「これ街中で聞くの?」

 

文「そうみたいですね」

 

 

すると早速

 

チルノ「天狗〜!」てってって

 

 

霊夢「チルノ(笑)」

 

 

正直、ありえない話ではあるが

 

一応聞くだけ聞くことに

 

 

椛「今、初恋の相手を聞いているの」

 

チルノ「はつこい?」

 

 

霊夢「そもそも初恋の意味わかるの?」

 

ミスチ「流石にわかりますよ」

 

 

チルノ「うーん、いないかな」

 

やはりチルノにはまだ早かった

 

 

文「長生きはしてるはずなんですけどね」

 

 

椛「慧音先生はどうですか?」

 

チルノ「はぁ!?けいねはヤダ!すぐ頭突きするもん!」

 

椛「あー噂に聞くアレね」

 

チルノ「今日だってちょっと遅刻しただけなのに…めちゃ痛かったよ!」

 

 

霊夢「額にちっちゃいコブあるね」

 

ナズーリン「ほんとだ」

 

 

椛「ちなみにどれぐらい遅刻したの?」

 

チルノ「えーとね、三十分くらい」

 

 

文「いやいや(笑)」

 

早苗「ガッツリ遅刻じゃないですか」

 

 

椛「そりゃ怒られるよ」

 

チルノ「ズル休みしなかったんだから寧ろ褒めて欲しいくらいだったのに…理不尽だよ!」

 

 

星「あははっはははは!(笑)」

 

ナズーリン「これは酷い」

 

 

その後も調査を進めていいくも

 

 

男子生徒1「初恋…僕はまだです…」

 

椛「そうですかぁ…」

 

 

男子生徒2「いないですね」

 

 

男子生徒3「いません」

 

男子生徒4「あれ?お前この前」

 

男子生徒3「いません!」

 

シンプルに経験がないのか

 

或いは恥ずかしさからか、カメラの前で答えてくれる生徒が中々見つからない

 

結果として、まともな情報を得る事が出来なかった

 

 

ミスチ「気持ちはわかります」

 

早苗「一番バレてはいけない情報ですもんね」

 

 

そこで、調査の範囲を現役の生徒だけでなく

 

卒業生達まで広げることに

 

 

早苗「いいアイディアですね!」

 

霊夢「面白い話も聞けそうだし」

 

 

PM 20:00

 

 

時刻は午後八時   

 

子供達の姿こそ見かけないものの

 

かつて寺小屋で淡い青春を過ごしたのであろう大人達で溢れかえっている

 

当時なら言えなかった甘酸っぱい初恋話も

 

きっと今なら教えてくれるに違いないだろう

 

 

霊夢「この語りいる?」

 

文「これ位いいじゃないですか」

 

 

【居酒屋】

 

 

椛「すみません、取材よろしいですか?」

 

男1「ん?取材…カメラ?」

 

最初に声をかけたのは二十代半ばのこの男性

 

椛「初恋相手について調査をしてまして」

 

男1「おお、初恋ですか」

 

椛「どうでしょうか?」

 

男1「そうですね、初恋の相手は妻です」

 

椛「あっもしかして隣にいるのが」

 

男1「はい、私の妻です」

 

女1「ど〜も〜」

 

 

なんとまさかの同級生夫婦だった

 

 

霊夢「ほお」

 

早苗「いいですね」

 

 

男1「これは何の取材なんですか?」

 

椛「水曜日に放送している”水曜日の文々。”という番組なんですけれども」

 

女1「あっ知ってる!え、もしかして椛さんですか!?」

 

椛「あっはい、そうです」

 

 

文「椛も知名度が上がって来てますね〜」

 

 

男1「これ何の説検証してるんですか?」

 

椛「”寺小屋男子生徒の初恋相手、ほぼ慧音説”」

 

男1「あー」

 

椛「因みに、慧音戦線に好意を抱いていた同級生はいますか?」

 

男1「えっと…確か二人くらい居たと思いますよ」

 

 

星「え」

 

霊夢「二人?」

 

 

椛「二人だけですか?」

 

男1「いや、僕の知ってるだけならって話で、実際はもっと居たんじゃないのかな〜と思いますよ」

 

椛「因みに貴方は慧音先生にはどんな印象を?」

 

男1「ま、まあ…とても良い先生ですよね…」

 

 

早苗「なんか思ってたのとは違う方向に行きましたね」

 

 

その後もなんとか調査を進めると

 

 

男2「近所のお姉ちゃんでしたね〜」

 

男3「初恋の相手は私の母の妹でしたね」

 

男4「僕は…その…アリスさんです」

 

 

取材に応じてくれる人間が段々と増えていくが

 

依然として慧音に恋をしたという生徒は見つからない

 

 

霊夢「へえ、アリスね」

 

星「子供相手に人形劇やってますからね」

 

てゐ「あー」

 

 

椛「今初恋の相手を調べているんですけれども」

 

男5「う〜ん。君に一目惚れしちゃったかもお〜♡」

 

 

文「あ”?」

 

霊夢「キレるなキレるな(笑)」

 

てゐ「あははははっはははは!(笑)」

 

早苗「顔が怖いですよ(笑)」

 

 

そして検証開始から八時間

 

 

男34「寺小屋の先生である慧音先生が、私の初恋相手でした」

 

椛「ほ、ほんとですか!」

 

男34「はい」

 

遂に、初恋相手が慧音だという元生徒を発見!!

 

 

早苗「いたー!!」

 

文「いや長かったですね〜」

 

 

椛「ちなみに、慧音先生に告白とかしましたか?」

 

男34「はい、ちゃんと告白しましたよ」

 

 

早苗「こっくはく!!」

 

霊夢「すごいわね」

 

 

しかし、そんな彼の初恋エピソードは

 

我々の想像以上に切ないものであった

 

 

【再現ドラマ】

 

 

ミスチ「え、ドラマですか」

 

霊夢「何でわざわざ」

 

 

今から約20年前

 

当時寺小屋内では抜群の成績を修めていたまさし君(偽名)

 

 

慧音(椛)「はいまさしくん、今回も百点だったぞ」

 

周りの生徒「(拍手)」

 

まさし(チルノ)「うわっ全部丸とか初めて!」

 

 

霊夢「いや配役がおかしいでしょ(笑)」

 

てゐ「初めてって言っちゃってるよ(笑)」

 

 

勉強が大好きだったまさし君は、頭がよく、優しい慧音先生に憧れの念を抱いていた

 

わからない所を聞きに行くと、すぐに教えてくれた

 

”正解、花マルだ”

 

”理解が早いな”

 

笑顔で言ってくれるその言葉がどれほど嬉しかったか

 

次第にその憧れは、いつしか恋心へと変わっていき

 

放課後、二人だけで行う勉強会が

 

何よりも彼の心を躍らせた

 

 

霊夢「…ふむふむ」

 

 

そんなある日

 

いつものように歴史を勉強をしていたまさし君と教える慧音

 

慧音(椛)「この時から沖田総司と織田信長の融合設定はいつの間にかなくなっていたんだ」

 

まさし(チルノ)「…」

 

まさし君は度重なる想いを、抑えることに限界を感じていた

 

まさし(チルノ)「…」

 

 

早苗「チルノさん表情変わってないですよ」

 

 

慧音(椛)「来る日も来る日も実装されず織田信長に散々傷つけられる毎日を送っていたんだ」

 

まさし(チルノ)「…」

 

 

てゐ「チルノ全然喋ってないよ」

 

 

そして…

 

 

慧音(椛)「〜というわけで、沖田総司は長い下積み生活の末、遂に水着が実装され」

 

まさし(チルノ)「(ガタッ)」

 

慧音(椛)「(ビクッ)」

 

 

霊夢「そりゃびっくりするよ」

 

 

慧音(椛)「ど、どうしたんだまさし君?」

 

まさし(チルノ)「せ、先生!」

 

 

ナズーリン「…ふ(笑)」

 

 

まさし(チルノ)「先生!好きです!!」

 

慧音(椛)「…え?」

 

突然の告白に戸惑った慧音

 

 

慧音(椛)「…」

 

まさし(チルノ)「わt…僕とつ、つ付き合ってください!!」

 

そんなまさし君の告白に慧音は

 

慧音(椛)「そ、卒業までに考えておくね…」

 

少年まさしの告白に、そう返事した

 

 

ナズーリン「まあ、そうなるよね」

 

星「…」

 

 

その後、気まずいまま勉強会は終わった

 

帰宅時、まさし君は複雑な気持ちだった

 

拒絶されなかっただけまだ良かったが

 

もしかしたらあの時言ってなかっただけで相手がすでに…?

 

いや、今はまだ子供だから大人になればきっと

 

そんな保証が一体どこに

 

…もしかしたら拒絶されてるのかもしれない

 

そんな不安を抱えながら

 

まさし君は、卒業までに慧音先生に彼氏が出来ないよう祈るしか出来なかった

 

 

早苗「…」

 

 

それから数年後

 

卒業まで後半年を切った頃

 

 

女の子(大ちゃん)「実は、あなたの事が…好きです」

 

まさし(チルノ)「…」

 

一人の同級生から告白を受けた

 

 

霊夢「あらま」

 

ミスチ「あー…」

 

 

女の子(大ちゃん)「付き合ってください!」

 

まさし(チルノ)「…」

 

 

瞬時に返事を返すことが出来なかったまさし君であったが

 

悩んだ末、後に妻となる同級生と付き合うことになった

 

 

男34「子供の頃はあまり実感してなかったんですよね。その…何と言いますか。人間と妖怪の違いとか色々…」

 

男34「私は単純でしたから、関係ない!愛があれば!って思ってたんですよね」

 

 

てゐ「…」

 

文「…」

 

 

男34「卒業間近になる頃には、薄々気付きながらも…でもやっぱり諦めきれなくて、時間が解決してくれるんじゃあないかって…」

 

男34「でも今の妻の告白をきっかけに、目を背けちゃいけないって。子供ながらに本当に真剣に考えて…」

 

男34「それで、今の妻を選びました」

 

 

ミスチ「…」

 

ナズーリン「…」

 

 

椛「告白したことに後悔は感じていませんか?」

 

男34「後悔はしてません。ただ…言うのがちょっと早かったかなと思っています」

 

椛「その後、慧音先生とは?」

 

男34「卒業式の時に、同級生と付き合うと伝えました。…ただ、あんまり覚えてないんですよね」

 

 

早苗「…」

 

 

男34「今は全然気まずくないです。街で見かけたら挨拶もしますし」

 

男34「未だに恋ってどんな感じなのか…上手く言葉にできませんが…ただ、あの二人だけの勉強会は、僕にとって掛け替えのない青春でしたね」

 

 

初恋こそは叶わなかったものの、大人になったまさし君は夫婦仲も良く、二人の子宝にも恵まれ、とても幸せに暮らしているそう。

 

 

と話がかなり外れてしまったが

 

初恋相手を答えてくれる人は増えたものの

 

結論に至るまでの人数に到底届いていない

 

男21「うィイい〜!!おれのはづこい!○○○〜!!」

 

場所と時間帯のせいか完全に出来上がっている者もいて

 

正確な情報なのかどうかも怪しい

 

 

文「変なノリで答えられても困りますからね」

 

霊夢「そりゃあね」

 

 

結局100人程聞き込みをしたが、まともな情報は半分ほど

 

意見もかなりバラバラな為に、ランキングも作れない状況

 

椛「はぁどうしよう…」

 

椛「このままじゃ…このままじゃ…」

 

 

ホワンホワンホワン…

 

 

【再現ドラマ】

 

 

文「え?」

 

霊夢「またドラマ?」

 

 

文(はたて)「コラ椛!!ちゃんと取材はしてきたんだろうなぁ?ああ!?」

 

椛「ご、ごめんなさい文さん!!」

 

 

霊夢「あはははっはははは!(笑)」

 

早苗「はたてさん(笑)」

 

ミスチ「文さん…怖いです…」

 

文「え、は?ん?」

 

 

文(はたて)「これ以上企画を没にするんだったらお前の耳引きちぎってカチューシャにしてやろうか、ああ!?」

 

椛「ひい!?そんな…勘弁してください…」

 

 

霊夢「カチューシャにしてどうするのよ(笑)」

 

文「いや、え?何ですのこれ!?」

 

てゐ「再現ドラマじゃないの?」

 

文「再現じゃないですよこれ!!」

 

 

文(はたて)「…ッチ(ジュポッ)」

 

文(はたて)「こちとら紫ババアに媚び売るの大変だってのに」スパスパ

 

 

てゐ「文タバコ吸ってるー」

 

文「吸ってません!!吸ったことありません!!」

 

霊夢「あーたまにヤニ臭い時あるもんね」

 

文「おいおいおい!?」

 

※ドラマ内のタバコは偽物です

 

 

文(はたて)「そっちの仕事押し付けるなよ。ほんま頼むで」フー

 

椛「うぅ…けっほ…ごほっ…」

 

 

早苗「あははっはははは!(笑)」

 

霊夢「…いや文、これは引くわー」

 

文「いや本当にやってませんって!!」

 

ナズーリン「死んで詫びるべきだね」

 

文「辛辣!!」

 

 

椛「はぁ…どうしよう…」

 

 

早苗「椛さん困ってますよ」

 

 

椛「ん?文さんの暴力……」

 

椛「そうかその手があった!!」タッタッタ!

 

 

霊夢「…暴力で何か思いついたみたいだけど?」

 

文「椛!?何を思いついたの!?」

 

 

翌日

 

 

昨日の調査では人数こそ多かったが

 

やはり、現役の生徒から聞くのが正確性が高い

 

そこで今回、寺小屋に直接向かい

 

各々の教室で、名前の筆記が必要のないアンケートを行うことに

 

 

文「あの再現ドラマ関係ないですよね!?」

 

霊夢「あははははっはは!(笑)」

 

文「はぁ!?」

 

早苗「あっははははははは!(笑)」

 

 

もちろん、アンケート内容が初恋相手だけでは

 

生徒内で暴露大会が行われかねないので

 

 

Q1 好きな野菜は?

 

Q2 初恋相手は?

 

Q3 白黒といえば?

 

Q4 ”水曜日の文々。”は見ている?

 

Q5 今、何問目?

 

 

と色々追加することに

 

 

霊夢「白黒といえばって何よ(笑)」

 

早苗「初恋相手だけ異常に浮いてますよね(笑)」

 

 

椛「ではアンケートお願いします!」

 

 

【アンケート開始】

 

 

生徒達「「「(カキカキ)」」」」

 

黙々とアンケート用紙に書き込む生徒達

 

 

15分後

 

 

椛「はい!終了です!ありがとうございましたー!」

 

 

特に何も起こることなく、アンケートは終了&回収

 

その後、アンケートの結果を収集

 

そして何とか、無事ランキングの作成に成功

 

 

星「道のり長かったですね」

 

霊夢「もうやっと寄り道から戻ってきた感じよね」

 

 

果たして、本当にほぼ慧音なのか…!

 

 

早苗「(ドキドキ)」

 

 

 

 

一位  同級生   67%

 

二位  妹紅    12%

 

三位  アリス    9%

 

四位  慧音     3% 

 

    その他    6%

 

    いない    3%

 

 

アンケート結果はご覧の通り

 

 

早苗「あーあれ?」

 

文「少ないですね」

 

霊夢「なんかアリスがいるし(笑)」」

 

 

ほぼ慧音どころか

 

僅か3%程しかいなかった

 

ということで説立証はならず

 

 

早苗「んー」

 

ミスチ「やっぱり同級生が圧倒的でしたね…」

 

文「いや意外とみんな答えてますね」

 

 

同級生が圧勝ではあったものの

 

それ抜きでは妹紅が一番という結果となった

 

 

 

検証結果『美人だからいい訳じゃない』

 

 

 

霊夢「うーん…成る程ねぇ」

 

文「さあ、皆様。今回の説如何だったでしょうか?」

 

てゐ「色々ツッコミ所あるけど、誰も傷ついてないから良いんじゃない?」

 

早苗「平和的に終わってたので良かったですよね!」

 

文「いや、割と私傷ついたんですけど」

 

霊夢「でもそれは事項自得でしょ」

 

文「いやおかしいじゃないですか!私いじられるキャラじゃないですし、再現ドラマも嘘ばっかりだし!何がしたいんですスタッフ供は!?」

 

霊夢「ねえ、聞いた?スタッフ供だって」

 

ミスチ「こ、怖いです…」

 

文「違いますって。言葉の綾ですって」

 

霊夢「まあでも正直、今回は遊びすぎた感あるよね」

 

文「ですよね!ね!」

 

早苗「あのまさし君演じるチルノが一切表情変わらなくて(笑)」

 

霊夢「そうそう(笑)」

 

てゐ「しかもあの状況ならツッコめないしね(笑)」

 

霊夢「それに対して、はたての演技は見事だったよね」

 

文「いや、あれは全然私じゃないですけどね」

 

早苗「でも私思うんですけど」

 

霊夢「うん」

 

早苗「この説、慧音先生に関する説なのにVTRで慧音先生一切出てきてないじゃないですか」

 

てゐ「確かに(笑)」

 

霊夢「私も思ったけど(笑)」

 

早苗「何故慧音先生じゃなくて妹紅さんなのかとかやれば良いのに」

 

霊夢「それは、誰がどう答えたかわかんなかったんじゃない?」

 

早苗「あー確かにそうかもしれませんよね」

 

てゐ「いいじゃん。まさし君が幸せなら慧音も幸せだから」

 

霊夢「そうそう。椛が如何に大変な目に遭って番組を制作してるか身に染みて分かったし」

 

文「いやだから事実じゃないですから!!」

 

霊夢「はははははっははは!(笑)」

 

 

 

 

 

 

 

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