水曜日の文々。   作:月胡椒

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プレゼンター22 霧雨魔理沙

文「さあ始まりました水曜日の文々。でございます!」

 

 

早苗「ども〜」

 

小町「わ〜い」

 

チルノ「うぇ〜い!」

 

霖之助「よろしくね」

 

霊夢「(拍手)」

 

 

文「はい、皆様ありがとうございます!」

 

 

霊夢「…」

 

チルノ「?」

 

霊夢「チルノだ」

 

チルノ「チルノだよ」

 

文「なんですかその馬鹿みたいな会話」

 

早苗「あはははは!(笑)」

 

小町「言い方(笑)」

 

霊夢「いや、ここにいるのは何気に初だからつい」

 

早苗「いつもはVTRでいじめられてますからね」

 

文「いじめてなんかいませんよ。チルノさんはみんなに愛されているんですから」

 

チルノ「え〜うっそだ〜」

 

文「嘘じゃないですよ。なんでそう思うんです?」

 

霊夢「文だから」

 

文「流石にひどくないですかねソレ」

 

小町「あははっはははは!(笑)」

 

早苗「あはははははははは!(笑)」

 

チルノ「だってあたいが喋ってるのにいっつも途切れちゃうじゃんさ!」

 

文「いやーそれは、あれですよ。男子が気になる女子に悪戯しちゃうみたいな、好きだからついついちょっかいかけちゃうみたいな、そういうもんなんですよ」

 

チルノ「え?そうなの?」

 

文「そうですよ」

 

チルノ「…ごめんねブン屋。あたい達まだそういうの早いと思うんだ」

 

文「え?なんか私一方的に振られたんですけど?」

 

小町「あはっはっはははは!(笑)」

 

早苗「ははははははははっは!(笑)」

 

霖之助「あはははっはははは!(笑)」

 

霊夢「まあこれは文が悪いわね(笑)」

 

文「もう、チルノさんより私の扱いの方がよっぽど悪いじゃないですか」

 

霊夢「それこそみんなに愛されているからじゃないの?」

 

文「ほんとですかねぇ」

 

霊夢「まあ、そんなことはどうでもいいんだけど」

 

早苗「ふっ(笑)」

 

霊夢「なんで小町が出てるのよ」

 

小町「ん?あたい?」

 

霊夢「あたいよあたい。なんで連続して出演してるのよ」

 

チルノ「あたい?」

 

霊夢「いやあたいはもういいの」

 

小町「いや、まあ適当に呑んでたらブン屋に声かけられて、まあトントンって感じで」

 

文「正直、選ぶのは手当たり次第なんですよね。あんまり拘る部分でもないかなって思いますし」

 

霊夢「…まあ、下手に選んで気まずくなるよりはいっか…」

 

早苗「気まずいなんて事あります?」

 

霊夢「まあ、例えば小傘とフランみたいな」

 

早苗「ああ〜」

 

霖之助「そんなこともあったね」

 

小町「…意外な組み合わせだけど…何かあったの?」

 

霊夢「わかりやすく言うと、被害者と加害者(プレゼンター13参照)」

 

小町「本当に何があったのさ…」

 

チルノ「気まずくないよ。この前とか普通に遊んでたよ」

 

霊夢「え、そうなの?」

 

早苗「てかもう退院してたんですね」

 

文「あれからまあまあ時間経ってますしね」

 

霊夢「あんな目にあってたのに、結果的にあのフランと友達になれるってことは小傘も結構やるのね」

 

チルノ「う〜ん…友達、友達なのかなアレ?」

 

霊夢「なんかおかしい所でもあった?」

 

チルノ「なんか”師匠!”とか”フラン様!”って呼んでたりしてたから」

 

霊夢「多分だけど、フラン絶対嫌がってるよね?」

 

小町「あはははっははは!(笑)」

 

霖之助「違いない(笑)」

 

 

 

 

 

 

早苗「…前から気になってたことがあるんですが、文さんいいですか?」

 

文「はいなんでしょうか?」

 

早苗「この番組紹介の時にあの、制作の文さん椛さんはたてさんにとりさんが名指しで出てるじゃないですか」

 

霊夢「司会者”文” カメラマン”椛”ってやつ?」

 

早苗「そうそうそれです」

 

文「それが何か?」

 

早苗「はたてさんだけ”被害者”ってあるんですけど、これ誰の被害を受けてるんですか?」

 

霊夢「文」

 

小町「ブン屋だね」

 

チルノ「ブン屋じゃないの?」

 

霖之助「文だね」

 

文「みんな即答ですか!?」

 

霖之助「ははははははっはっはは!(笑)」

 

早苗「あははははっははは!(笑)」

 

文「いやみなさん誤解してますって!」

 

霊夢「誤解じゃないって、一般常識よ」

 

文「いつ私がひどい扱いをしたんですか!ええぇ?寧ろ最近じゃ全然会ってないくらいなのにさぁ!」

 

霊夢「なんでキレてるのよ(笑)」

 

早苗「じゃあなんで被害者って書いたんですか?」

 

文「それは…最初に番組作るって時に無理やり引き出したら、何か被害にあってしょぼくれた被害者みたいな顔をしてたので」

 

霊夢・早苗「「じゃあ文じゃん(さんじゃないですか)」」

 

霖之助「あははっはははっはははははは!(笑)」

 

チルノ「ははははははっははははは!(笑)」

 

霊夢「みたいってかまんま被害者でしょうが」

 

文「いやでもですよ!そんな100%私なんて事にはならないでしょう?」

 

霊夢「じゃあ後ろのスタッフたちにも聞いてみる?」

 

文「ええいいですよ!」

 

霊夢「えとじゃあ…加害者は文だと思う?」

 

スタッフ男1「はい」

 

霊夢「ふっふふふ(笑)」

 

小町「あはははっははは!(笑)」

 

早苗「即答(笑)」

 

文「…」

 

チルノ「ブン屋怒ってる?」

 

文「い、いやあ別に怒ってなんかいませんよ」

 

霊夢「んじゃあそこの、カメラの近くのスタッフさんは?」常識です」

 

霊夢「ふっ(笑)」

 

霖之助「食い気味で来たね(笑)」

 

文「いや、な、なんでなんですかね?そんなひどいことしましたかね?」

 

霊夢「じゃあ、最後椛は」

 

椛「文」

 

霊夢「あはははははははは!!(笑)」

 

早苗「あはっはははっはははは!(笑)」

 

霖之助「ははっははははははははは(笑)」

 

小町「あはははっはっはっは!(笑)」

 

文「え、ええぇ!?」

 

霊夢「椛の文に対する態度がどんどん悪くなってる(笑)」

 

早苗「っはははっはははははは!(笑)」

 

文「私が何をしたって言うんですか!?」

 

早苗「どんどん原作寄りになっていくじゃないですか(笑)」

 

霊夢「本当に何があったのよ(笑)」

 

文「さあ…私には何が起きたのかさっぱりですが…本日のプレゼンターをお呼びしたいと思います!本日のプレゼンターはこの方です!」

 

 

♪〜♪〜♪〜♪〜

 

 

魔理沙「よっ」トテトテ

 

チルノ「魔理沙だ!」

 

文「はい!本日のプレゼンターは普通の魔法使い”霧雨魔理沙”さんです!」

 

霊夢「(拍手)」

 

早苗「待ってました!」

 

霖之助「(カシャッ)」

 

小町「(拍手)」

 

 

魔理沙「…」

 

文「?」

 

魔理沙「あっ、私も文だと思うぜ」

 

文「いや話を戻すな!!」

 

一同「(爆笑)」

 

 

 

 

 

 

魔理沙「正直、もうわかるよね」

 

霊夢「わかるって?」

 

魔理沙「今日は誰に関する説か?」

 

霊夢「…まあ、わかるけども」

 

魔理沙「チルノだってわかるぜ」

 

文「チルノさんわかります?」

 

チルノ「え?何が?」

 

魔理沙「今日は誰に関する説なのかってことだぜ」

 

チルノ「わかんない」

 

早苗「魔理沙さん、わかんないそうですよ」

 

魔理沙「じゃあチルノ。私といえばなんだぜ?」

 

チルノ「…バナナッ!!」

 

魔理沙「いや違う!!」

 

早苗「ははははっははは!(笑)」

 

霊夢「あながち間違いでもないんじゃない?」

 

魔理沙「いや違うんだぜ!」

 

文「ははははっはははは!(笑)」

 

魔理沙「ほら、青い髪の、あいつだよ」

 

チルノ「…あたいかッ!!」

 

魔理沙「違う違う!」

 

霖之助「あはっははははは!(笑)」

 

チルノ「わかった!にとりだ!!」

 

魔理沙「ちがーう!!」

 

小町「確かに青い髪だね」

 

魔理沙「う〜ん…幻想郷でもあんまり浸透してないんだぜ…」

 

霊夢「浸透させてどうすんのよ」

 

魔理沙「こーりんはわかるよな?」

 

霖之助「う〜ん…魔理沙に関するってことは…僕かな?」キリッ

 

魔理沙「死ね」

 

霊夢「ぶっ(笑)」

 

早苗「んふふふふふ(笑)」

 

文「酷い(笑)」

 

霊夢「話聞いてない霖之助さんも悪いけどそんな直球で言う?」

 

魔理沙「いやコレに関しては禁句を言ったこいつが悪いんだぜ」

 

霖之助「」

 

魔理沙「最後にするけど、霊夢は流石にもうわかるんだぜ?」

 

霊夢「…じゃあ、小傘」

 

魔理沙「流石は霊夢!その通りなんだぜ!!」

 

霊夢「私は未だに納得してないんだけどね」

 

チルノ「え?なんで?魔理沙と小傘仲が良いの?」

 

魔理沙「いや別に」

 

早苗「よく会うとか?」

 

魔理沙「もう数ヶ月は会ってないぜ」

 

早苗「全然小傘さんと接点無いじゃないですか」

 

魔理沙「まあでもなんだ、あの。もう今更変えられないじゃんさ」

 

霊夢「変わるって?」

 

魔理沙「その、小傘担当みたいな」

 

文「いえ全然変えれますが」

 

魔理沙「いやできるけど〜違和感あるんじゃないかな〜って」

 

霊夢「無いわ」

 

早苗「その枠赤蛮奇さんの方が合ってますよ」

 

霊夢「違いない(笑)」

 

魔理沙「いやダメダメ。あんなよくわからないのに小傘は任せられないのぜ」

 

霖之助「どうしてそ」

 

魔理沙「喋るな」

 

霖之助「」

 

霊夢「ふっ(笑)」

 

早苗「いやいや(笑)」

 

文「ふふふふふ(笑)」

 

霊夢「こんなところでSMプレイしてるんじゃないわよ」

 

魔理沙「いやプレイじゃないぜ!言っとくけどな、二回目の放送の時結構引いたからな私!」

 

霊夢「…まあ、うん」

 

早苗「魔理沙さんの言いたいことは…わかりますね」

 

文「本人的には、引きますよね」

 

魔理沙「まあ、そんなことはこの辺に置いといてだな」ゴトっ

 

魔理沙「今日はみんな待ってた小傘の説だぜ!」

 

霊夢「誰も待ってないけどね」

 

魔理沙「今回、私が持ってきた説はこれだぜ!」

 

 

 

【検証】

 

ベッドの中に小傘がいる、流石に怖い説

 

 

 

文「これはまた随分な説を持ってきましたね」

 

魔理沙「これは間違い無いと思うんだぜ!」

 

霊夢「これって寝る前に小傘を仕込むって事?」

 

魔理沙「そうそう。前回とおんなじように家に入って、小傘をベッドインして、待つだけ。後はターゲットが寝る時に小傘を見て驚くか、だぜ」

 

霊夢「前回のやつとあんまり変わってないのね」

 

早苗「隠れる場所がベッドに変わっただけですもんね」

 

魔理沙「いや。今回の方が小傘の才能を活かせるんじゃないかと思うんだぜ」

 

霊夢「いやいや(笑)」

 

早苗「才能関係ないですよコレ(笑)」

 

チルノ「ははははっははは!(笑)」

 

魔理沙「まあ、でもどうよ?実際怖いと思わないか?」

 

霊夢「いやーあれでしょ。ベッドってか布団の中に小傘…怖いのかしら?」

 

早苗「驚きはすると思いますけどね、怖いかって聞かれたら…なんとも言えないですね」

 

文「さあ、果たして小傘さんは驚かせることができるのでしょうか…!」

 

魔理沙「VTR…んスタートぉ!!」

 

 

 

【検証】

 

ベッドの中に小傘がいる、流石に怖い説

 

 

霊夢「いやスタートのクセよ」

 

 

前回のあらすじ

 

 

数年ぶりにまともに驚いてもらうことに成功した小傘

 

 

アリス「うわあああああああ!!??」ズデンッ

 

アリス「痛った!痛った!!え!?なんで!?へ?」

 

 

アリス「え!?小傘?えぇええ!?え?なんで!?」

 

 

魔理沙「ははははっはは!(笑)」

 

霊夢「アリス(笑)」

 

 

小傘「え〜でも番組的にはかなり美味しい展開になると思うの〜何事もチャレンジ精神だ!人は!諦めたら!それ以上は進まない

 

 

しかし、調子に乗ってしまった小傘はあろうことか、フランにドッキリを仕掛け、返り討ちにあってしまった

 

あれから数ヶ月…

 

 

スタッフ「本日はよろしくお願いします」

 

小傘「お願いします」

 

人を驚かす(嘘)程度の能力”多々良小傘”

 

 

霊夢「嘘って(笑)」

 

魔理沙「嘘はいけないんだぜ」

 

 

スタッフ「あれからかなり時間が経っていますが、実力の方はいかがですか?」

 

小傘「…数ヶ月ブランクがあって、そのせいか最近はほんとにうまくいってないの…」

 

スタッフ「病院で驚かせれるわけにはいきませんからね」

 

小傘「…うん」

 

 

霊夢「ブランク関係ないよね」

 

小町「数ヶ月で衰えるようなもんじゃないでしょ」

 

 

小傘「でも、そのブランクを埋めるために、一生懸命頑張ってるの」

 

スタッフ「驚かせるためにですか?」

 

小傘「うん。毎日トレーニングしてるの」

 

 

小傘の懸命なトレーニングは、それはそれは辛いものばかりであった

 

 

霊夢「悪い予感しかしないんだけど」

 

 

小傘「ハァ…1109…1110…ハァ…」ブンッブンッ!

 

赤蛮奇「コラッ!角度が下がってる!!あと100回追加!!!」

 

小傘「はい…コーチ…!!」

 

赤蛮奇「手を止めずに振る!!」

 

 

文「コーチって(笑)」

 

早苗「また大事な傘振ってるじゃないですか(笑)」

 

 

小傘「ハァ…ハァハァ」ザッザッザッザ

 

赤蛮奇「22秒。このペース守ろう。タイム落としちゃダメだよ」

 

小傘「はい!」

 

 

魔理沙「タイヤ引き?」

 

早苗「もう普通にトレーニングですね」

 

霊夢「赤蛮奇はどういう心境でやってるのよ」

 

 

 

赤蛮奇「それっ」カキーンッ

 

小傘「よしっ!…ああ!?」

 

赤蛮奇「コラッ!ゴロ位ちゃんと取りなさい!!」

 

小傘「は、はい!」

 

 

霊夢「ちょっとふざけすぎじゃない今回?」

 

魔理沙「はははっははははは!(笑)」

 

 

 

雨の日も

 

 

小傘「ハァ…ハァ…」タッタッタ

 

 

台風の日も

 

 

小傘「ぐぎぎぎ…」

 

 

半額セールの日も

 

 

小傘「おおおおお!!玉ねぎいいい!!」

 

辛い時もあった

 

全身が筋肉痛で、体が全く動かなかった時

 

手が血豆だらけになって、傘が握れなくなった時

 

それでも

 

小傘は走った

 

小傘は傘をふり続けた

 

何故…?

 

 

小傘「もう一度、てっぺんに登りたいって」

 

小傘「人を、驚かせれた…あの頃に戻りたいんです!」

 

 

霊夢「それてっぺんじゃなくて底辺よ」

 

魔理沙「ははははははっははは!(笑)」

 

 

小傘「だから私、これにかけてるんです!自分のたとえ何か大事になものを失ったとしても…それでも成し遂げたいんです!」

 

 

成し遂げたい夢がある

 

 

小傘「たとえどんな相手でも、必ず、成功させたいんです!」

 

 

〜BGM〜 ”Pr○gress”

 

 

魔理沙「いやいや(笑)」

 

早苗「聞いたことありますね(笑)」

 

霊夢「酷くない今回?」

 

文「あはっはははは!(笑)」

 

 

小傘「一から、私の人生、ここから始まるんだって。今までの多々良小傘を捨てて、新しく進化した自分になるための努力は、決して惜しみません!」

 

 

そう口にした小傘の顔には、険しくも決意に満ちた表情が浮かんでいた

 

妖怪”多々良小傘”

 

いま勝負師として、新たな地平を切り開こうとしている。

 

 

プ□フェッショナル

小傘の流儀

 

 

霊夢「いやそれ隠せてないから!」

 

魔理沙「あっはははははは!(笑)

 

文「はははははははは!(笑)」

 

小町「あはっははははは!(笑)」

 

 

と、例によって茶番を終えたところで

 

 

魔理沙「茶番って(笑)」

 

霊夢「いや本当に今回酷い」

 

 

最初のターゲットは

 

アリス「ただいま〜」

 

七色の人形遣い”アリス・マーガトロイド”

 

 

魔理沙「またアリスじゃんか」

 

チルノ「前もアリスだったよね」

 

 

今回の小傘は数ヶ月のブランクがあるため

 

まずは確実に成功するであろうアリスでウォーミングアップがてら検証していくことに

 

 

早苗「ウォーミングアップって(笑)」

 

霊夢「これは流石のアリスでも怒るわよ」

 

文「はははっはははは!(笑)」

 

 

【検証開始】

 

 

時刻は午後十時

 

食事を終え、入浴を済ませたアリス

 

アリス「〜♪」

 

後は小傘がいるベッドに向かうだけ

 

 

小傘「…」(ドキドキ)

 

 

アリス「さてと」ガチャ

 

と、思われたが

 

アリス「…」ペラペラ

 

上海「ハーイ」

 

アリス「…」カキカキ

 

 

早苗「お布団に入りませんね」

 

文「何か書いてますね」

 

 

椅子に座ったまま、中々ベッドに向かわないアリス

 

 

アリス「…」チクチク

 

 

どうやらぬいぐるみを作リ始めたようだ

 

 

小町「ぬいぐるみなんて作るんだ」

 

霊夢「割と作ってるわよ」

 

チルノ「こーりんの店にも置いてあるよ」

 

 

【二時間経過】

 

 

アリス「…」チョキチョキ

 

上海「…」フヨフヨ

 

 

あれから二時間経ったが

 

ベッドに向かいそうもない

 

 

文「かなり集中してますね」

 

 

アリス「…」シュルッ

 

上海「…」カチッ

 

 

【更に二時間経過】

 

 

霊夢「めっちゃ時間かけて作るじゃん」

 

魔理沙「もう深夜だぜ」

 

 

アリス「…」ガションガション

 

上海「…」チョキチョキ

 

 

魔理沙「あれ霊夢のぬいぐるみじゃね?」

 

霖之助(復活)「あ、ほんとだ」

 

霊夢「え、なんで。怖っ」

 

文「なんで怖いんですか(笑)」

 

 

結局、アリスはそのまま一睡することもなくぬいぐるみを作り続け

 

ベッドに向かうことは一度もなかった

 

 

【検証失敗】

 

 

霊夢「え、ダメじゃん」

 

早苗「失敗でしたか」

 

 

スタッフ「残念でしたね」

 

小傘「…うん…結構、色々考えてたから…」

 

スタッフ「何を考えてたんですか?」

 

小傘「あの、めくったときに”驚けー!!”っていつもより大きく言うとか、ちょっと掠れた声にしようとか…」

 

スタッフ「じゃあ、もしかしてずっと起きてました?」

 

小傘「え?う、うん。多分ずっと起きてた…起きてました!」

 

 

小傘「…zzzzzzzz…zzzzzzzz…」

 

 

魔理沙「寝てたじゃん」

 

霊夢「ははっははははは!(笑)」

 

チルノ「あははっはははは!(笑)」

 

早苗「ガッツリ寝てますね(笑)」

 

 

とはいえ、夜必ず眠るわけではないアリスを

 

選んでしまったこちらにも幾分か非がある

 

 

ということで、次のターゲットは確実に寝るであろう人間

 

あるいは、死ぬほど忙しくて眠らざるを得ない者をターゲットとして選択していくことに

 

 

霊夢「大迷惑じゃないのよ」

 

魔理沙「選ばれたらたまったもんじゃないぜ」

 

 

そして次のターゲットは

 

 

椛「はあ〜ただ今〜…」

 

 

山のテレグノシス”犬走椛”

 

 

霊夢「ええ!?」

 

魔理沙「まさかの(笑)」

 

早苗「人選が意外すぎますよ」

 

 

普段の白狼天狗の仕事に加えて

 

水曜日のスタッフとして多忙な日々を送り

 

毎日繰り返される文のパワハラやセクハラ

 

 

文「いやしてませんから!」

 

霊夢「あはははっはは!(笑)」

 

 

そんな日々を送っている椛は

 

きっと疲労いっぱいで毎日倒れるように眠っているに違いない

 

 

魔理沙「発想がキ○ガイだぜ」

 

霊夢「椛の扱いどうかしてるわよ」

 

 

果たして、椛は驚くのか…!

 

 

椛「…はぁ…」

 

椛「」ボケー

 

 

いつもは撮る側の椛

 

まさかこんな無防備な所を撮られているなど

 

思ってもいないだろう

 

 

椛「…」スタスタ

 

 

霊夢「寝るっぽい」

 

文「今回はうまく検証できそうですね」

 

 

椛「」ガチャ

 

椛「はぁ…疲れたー…」トテトテ

 

小傘「(ドキドキ)」

 

椛「」ペラ

 

椛「わあああ!?……わぁっ!?」ゴツンッ!

 

 

早苗「あはっはははは!(笑)」

 

文「あはははははっははは!(笑)」

 

霖之助「はははははっははは!(笑)」

 

 

椛「いったぁ…」ズキズキ

 

椛「…え?なんで?…小傘さん?」

 

小傘「…」

 

椛「…あの、なんか言ってくれません?」

 

 

早苗「なんか表情硬いですね」

 

霊夢「なんかやらかしそうな気配がするんだけど」

 

 

小傘「」スッ

 

椛「!?」

 

小傘「…スゥ」スック

 

椛「…?」

 

小傘「おーどーろけえええええええ!!!」

 

椛「いや近所迷惑だから、やめて」

 

 

早苗「あはははははっははは!(笑)」

 

チルノ「あははははははっ!(笑)」

 

魔理沙「はははははははっは!(笑)」

 

霊夢「椛の言い方よ(笑)」

 

文「ここのこだわりは変わらないんですね(笑)」

 

 

【ネタばらし】

 

 

スタッフ達「」ガチャッ!

 

椛「ヒャッ!?」

 

スタッフ達「…」

 

椛「…へ?…え?なに?」

 

 

魔理沙「そこで驚くんかい」

 

文「小傘さんの時よりも驚いてますね」

 

 

椛「あれ…?」

 

スタッフ「お疲れ様です」

 

椛「…いやお疲れじゃなくて、なんなのコレ?」

 

スタッフ「”水曜日”です」

 

椛「…なんで!?」

 

 

霊夢「はははっははは!(笑)」

 

魔理沙「あはははははは!(笑)」

 

 

椛「…え、待ってよ、コレなんの説?」

 

スタッフ「ベッドの中に小傘がいる、流石に怖い説」

 

椛「小傘…あ、ああぁ…うん、そんなのあったね確かに」

 

 

霊夢「椛って後輩にはあんな感じなんだ」

 

早苗「新鮮ですね」

 

 

椛「自分でいうのもなんだけど、私作る側だよ。作る側がターゲットになるとかあるそんな事?」

 

椛「え、なんで私なの?」

 

スタッフ「文様が、椛先輩が適任みたいな事を仰っていたので」

 

椛「っふ(笑)」

 

 

早苗「ええええ!?」

 

霊夢「え、マジなの?」

 

文「あ〜椛の驚く顔も見てみたいな〜みたいなノリで言いましたね(笑)」

 

霖之助「いやいや(笑)」

 

魔理沙「クズだな」

 

霊夢「どういう思考で生きてるのよマジで」

 

 

椛「いや本当勘弁してよ…」

 

スタッフ「本当にお疲れ様です」

 

椛「え、その私選ぶときは、もう私しかいないみたいな感じだったの?」

 

スタッフ「いえ、文様が”やるなら椛は入れろ”とのことで」

 

椛「ははっはははは(ヤケクソ)」

 

 

魔理沙「笑ってるぜ(笑)」

 

霊夢「もう笑うしかないんだろうね」

 

小町「嫌な上司だなぁ」

 

霊夢「ほんと、天狗に生まれなくてよかったわ」

 

 

小傘「ねえねえ!驚いた驚いた?」

 

椛「はいはいびっくりしたよ」

 

小傘「やった〜!!うぇ〜い!!」

 

 

あの事故から数ヶ月

 

幾たびの特訓を乗り越え

 

ついに小傘は驚かせる事に成功したのだ

 

 

小傘「遂に、成功したぞ〜!!」

 

 

次のターゲットのいる方へ向かう途中

 

 

小傘「次のターゲットは誰なの?」

 

スタッフ「藤原妹紅さんです」

 

小傘「ふ〜ん、もこたんかぁ〜」

 

 

霊夢「またなんか始まったよ」

 

 

小傘「だって、他にいるじゃん。確実に寝ているのがさ」

 

スタッフ「というと?」

 

小傘「紫さんだよ!」

 

スタッフ「…えぇ」

 

 

前回、あれ程ひどい目にあったというのに

 

一度驚かせたごときで調子に乗るところは相も変わらず

 

怪我は治っても性格は治せなかったようだ

 

 

早苗「ははっははは(笑)」

 

魔理沙「あの失敗から何も学んでないのか」

 

霊夢「なんでこんなすぐに調子にのるのかしら」

 

 

ターゲットを紫にすると、検証結果は前回の比にならないものになってしまうので

 

当然、却下

 

 

霊夢「検証結果”享年○○歳”とかになりそう」

 

文「シャレになりませんね」

 

 

しかし、何かに取り憑かれたかのように抗議を続ける小傘

 

 

小傘「○○」←※あまりにもうざ過ぎたので言葉は伏せさせていただきます

 

 

なんとか説得した結果

 

藍で渋々納得させることに

 

 

霊夢「いやいやそれもおかしいから」

 

小町「はっははははっはは!(笑)」

 

霊夢「藍でってのがもう失礼だし!」

 

 

ということで、次のターゲットは

 

 

藍「ただいま戻りました〜」

 

紫「おかえり〜」

 

 

すきま妖怪の式”八雲藍”

 

 

今回の検証の舞台である八雲邸では

 

ベッドではなくお布団で寝ているため

 

小傘が入ってしまうと膨らんでバレてしまう

 

 

なので今回、紫様の許可を頂き

 

畳の一部を外して改造し

 

お布団の下に小傘一人分の空間を作ることに

 

 

果たして、藍は驚くのか…!

 

 

魔理沙「まあ、藍なら最悪怪我を負うことはないと思うぜ」

 

チルノ「だと良いんだけどね」

 

 

藍「では本日の報告は以上です」

 

紫「うん、今日もお疲れさん」

 

藍「では、これで失礼します」

 

紫「はいは〜い。じゃあおやすみ〜」手フリフリ

 

藍「はい、お先に失礼します」ガララ

 

 

本日の業務を終えた様子の藍

 

 

藍「…」トテトテ

 

 

そのまま、小傘が仕込んである寝室へと向っていく

 

 

藍「…ふぅ」ガララ

 

布団「(ドクドク…)」

 

藍「…ん?」じー

 

お布団を見て早々、何かを感じた様子の藍

 

 

霊夢「バレた?」

 

魔理沙「そんなすぐに?」

 

文「いくらなんでも早いと思いますが…」

 

 

藍「」トテトテ

 

藍「…」じー

 

 

霊夢「じっと見てるわね」

 

 

藍「…」クンクン

 

 

布団を手に取り、匂いを嗅ぎ始めた藍

 

 

魔理沙「あー危ない危ない!」

 

霊夢「見えちゃう見えちゃう!」

 

早苗「はははははっはっははは!(笑)」

 

 

藍「…天狗?」

 

布団「(ドクン…ドクン…)」

 

藍「ここに来てたのか?」

 

 

小傘の気配は感じれなかったものの

 

この布団に天狗スタッフが触れたことは分かってしまった様子

 

 

チルノ「すごい!」

 

魔理沙「流石藍だな」

 

 

だが

 

藍「…」じー

 

藍「…んー?」

 

 

中々布団に入らない藍

 

どうやらかなり怪しんでいる様子

 

 

藍「」ぽんぽん

 

布団「(ビクッ!)」

 

藍「…?」

 

 

霊夢「アンタが驚いてどうするのよ」

 

魔理沙「あははははははっはは!(笑)」

 

 

そして、ついに

 

 

藍「うーん…」

 

布団「…」

 

藍「…」ペラリ…

 

 

チルノ「あ」

 

文「めくりましたね」

 

 

小傘「…」

 

藍「…」

 

 

まさかのノーリアクションだった

 

 

魔理沙「えええ!?」

 

霊夢「あっはははっは!(笑)」

 

霖之助「はははっはははは!(笑)」

 

 

 

小傘「…」

 

藍「…」

 

小傘「お、驚け!!」

 

藍「う、うわぁぁ…?」

 

 

霊夢「なんなのよ、そのやりとりは」

 

魔理沙「はははっはははっは!(笑)」

 

 

 

【ネタばらし】

 

 

 

スタッフ達「」ガラッ!

 

藍「ひっ!?」

 

スタッフ「…」

 

藍「…え?」

 

 

 

霊夢「そこも普通に驚くんかい」

 

 

 

スタッフ「お疲れ様です」

 

藍「あ、ああ?お疲れ様…?えっと?」

 

スタッフ「”水曜日”です」

 

藍「水曜…あっ、あー!あの天狗のか!」

 

スタッフ「はい、天狗のです」

 

藍「え、何故ここに?」

 

 

とここで、これまでの経緯を説明すると

 

 

藍「あー確かに、私も油断していたら多分びっくりしていたな」

 

スタッフ「気づいていたのですか?」

 

藍「気づいていたわけじゃないが、どことなく違和感があったものだから落ち着かなくて…」

 

スタッフ「布団の中に小傘さんがいることには感づいていましたか?」

 

藍「何かが居ることはわかっていたが、正体は掴めなかった」

 

 

文「流石は大妖怪といったところですね」

 

霊夢「藍は勘がいい方だからね」

 

 

スタッフ「驚きましたか?」

 

藍「…正直、ヤバイ奴が潜んでいると思って構えていたけど」

 

小傘「…」

 

藍「隠れていたのが小傘で、安心したよ」

 

小傘「(ガーン)」

 

 

【検証結果】

 

小傘なら安心できる

 

 

早苗「あはははははは!(笑)」

 

魔理沙「ははっははっはっはは!(笑)」

 

チルノ「はははははっははは!(笑)」

 

小町「ははははははははは!(笑)」

 

文「さあ皆様、如何だったでしょうか?」

 

霊夢「前回もそうだけさ、結局誰一人として得しない説だよねこれ」

 

文「小傘さんにとってはいい経験になったんじゃないですかね」

 

魔理沙「いや〜でも、結構惜しいところまで行ってたんだけどな〜」

 

早苗「いえ惜しくもなんともないと思います」

 

 

 

 

早苗「アリスさんでも寝ない事あるんですね」

 

魔理沙「うーん、普段なら寝ると思ったんだけどな」

 

文「一応、求聞史紀には人間のように過ごしていと書いてありましたけどね」

 

霊夢「寝なくてもいいけど、寝たくなっちゃう感じ?」

 

魔理沙「だと思うぜ。本人も魔法使いになってから日が浅いって言ってたし」

 

文「運が悪かったですね」

 

早苗「アリスさん的には運が良かったんじゃないでしょうか」

 

霊夢「いやどのみち不法侵入されてんだから運最悪でしょうよ」

 

早苗「あははははは!(笑)」

 

霊夢「今頃この放送見て青ざめてるに違いないわよ」

 

魔理沙「違いないぜ(笑)」

 

霖之助「ははっはははははは!(笑)

 

文「ははははははっははは!(笑)」

 

霊夢「それよりも文、アンタ椛に対する扱い酷すぎないかしら」

 

文「え、そんな酷いですか?」

 

魔理沙「うそだろお前」

 

霊夢「あの冒頭の呼び捨てどう考えてもこの一件のせいだもん。伏線張られてたもん」

 

文「え!?これが原因だったんですか!?」

 

霊夢「これ以外あるか!」

 

小町「ははっはははは!(笑)」

 

 

 

 




えー久々の投稿ですはい。遅くなってしまい申し訳ありません

次の投稿ももしかしたらコレぐらい遅くなってしまうと思いますが

活動自体はやっております

何卒よろしくお願いします

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