Shuffle more race plus 作:magnumheat
新学期に入り、最終学年を迎えた稟達、すっかり暖かくなってきた今日この頃、いつもどおりな感じで昼時を迎えたのだが、
稟「大分慣れたが、やっぱ紅女史やマグさんにはまだかなわないな。」フゥ
樹「稟、そう言ってる割に俺とは疲労に差がある気がするけどね。」ゼエゼエ
今日の昼食は体育直後である。男子は春休みボケ解消の名目で、紅女史と臨時講師で来たマグオートによる筋トレだった。女史は体育館でバレーボールの時間だったが。
稟は春休み中、獣界の闘技場に通い、獣王やマグオート監修のもと、肉体を鍛えてきたのだ。
お陰で体育の授業では他の誰よりも力と体力がついたらしく、そのせいか前よりも量を食べるようになった。
楓「稟君、いつものお弁当じゃ、足りないんじゃないですか?」
稟「・・・実を言うとそうかもな。」
シア「大丈夫!また稟君のお弁当作ってきたんだ!!」
キキョウ「あ、あたしも一応。」
ネリネ「私も、実は。」
シアは弁当一式、キキョウは具入りおにぎり、ネリネは卵焼きを作ってきた。
麻弓「へー、美味しそうじゃない!!土見君ってばリッチねえ。」
樹「くう、なんで稟ばかり・・・・。」
稟「ありがとう!恩にきるぜ!!」
稟はそれぞれ作ってくれたものを頂く。勿論みんなにも分けるのだがそんな中、
ロサ「にしても、エーデルほんとよく食べるわね。」
エーデル「えへへ、いつも以上に空腹でしたのでつい。」
エーデルは三段重箱の弁当を数分でたいらげ、シアの弁当のおかず、キキョウのおにぎり、ネリネの卵焼きも分けてもらう。
獣族は戦う部族ゆえに代謝が良く、十分な量を食べなければすぐに空腹になってしまうほど食欲旺盛である。
樹「成る程、慎ましさに反してよく食べ、そしてグラマラス。これはギャップ萌えだ!!」
稟「お前セクハラじみたこと言うなよ。」
麻弓「ほんと、ケダモノよね。」
エーデル「あの、稟様もよろしければ、こちらも食べていただけたらと。」
エーデルはもう一箱大きな三段重箱を出す。それぞれの段の中はぎっしり牛鳥豚の肉料理が。
プリムラ「これも美味しそう、お肉沢山。」
エーデル「皆さんもどうぞ。」
一同「いただきます。」
食べてみると、どれも絶品だった。
シア「んー、美味しい、エーデルちゃんも上手!!」
ネリネ「エーデルちゃんも素晴らしいですわ。」
麻弓「これなら午後も頑張れそう!!」
稟「にしても、悪いなエーデル、わざわざ作ってくれて。」
ロサ「あー、実を言うと、エーデルはさっきのお弁当プラスこれが、普通の量なのよ。言ってみればそれもホントは自分1人用だったのよ。」
ロサがとんでもないことを暴露する。
一同「・・・・え?」
エーデル「ちょ、ロサちゃん!恥ずかしいって!」
キキョウ「・・・・、三段重箱2箱が、一人前ってこと?」キョトン
エーデル「え、エヘヘ、その、はい。」モジモジ
麻弓「・・・・凄いわね(じゃああの胸はお肉沢山食べることに比例してるってこと!?)」
麻弓は思わずエーデルの胸を意識する。
樹「麻弓、無駄な努力はやめたほうがいいよ。」
麻弓「!!」ブスッ!!
樹「ぎいやああああ!?」
稟「・・・・・馬鹿野郎。」ハァ
思ってた事を口にされた麻弓は怒りのあまり箸を樹の頭に刺す。
稟「エーデルがそこまで大食いなら、マグさんや獣王のおじさんも相当な大食いなんだろうな。」
シア「うちのお父さんも沢山食べるけど、家族全員そうなら作るの大変なんじゃない?」
エーデル「いえ、お料理は私と、母上と、料理の人達20名ほどで行いますよ。」
楓「凄いですね、やはり王家となれば規模が違いますね。」
プリムラ「・・・・毎日忙しそう。」
キキョウ「流石に作る側はバテるんじゃない?」
エーデルが健啖家であることがわかった。
ちなみに、放課後みんなで喫茶フローラに寄った時も、メニュー全てのパフェを平らげたらしい・・・・。