Shuffle more race plus 作:magnumheat
今日は春にもかかわらず、水泳の授業である。というのも、学園に冬季の水泳部練習のために温水プールが設立された事で、今日は設備のテストも兼ねて、モニター兼授業である。
当然、邪な事を考えるものが、その多くが男子である事は否めない。
紅女史「さて、今回は新設の温水プールのモニターとして、水泳の授業をしてみる。ここは冬休みの登校日にも解放予定だ。」
樹「いやー、素晴らしい!!これで年間通して女の子達の水着姿が見られると思うと、感無量だ!!」
稟「お前、他に言う事無いのかよ・・・・。」
紅女史「もはやコイツには何を言っても無駄だろうな。」
稟はいつもながらに友人に呆れる。ちなみに今はノーマル状態である。
シア「稟君!!一緒に泳ごうよ!!」
稟「ああ、今行く!!」
稟は早速泳いでみる。
稟「本当に温かい、これならいつでも泳げるな。」
すると、水面からマーメイドモードのロサがしぶきをあげてジャンプし、
ロサ「稟!!見てみて、かっこいいでしょ!!」
稟「おう、ロサすげえな!!」
ロサは水族故に、泳ぎは大得意だ。
キキョウ「早く泳げるのはいいわね。」
反対に、泳げない者が。
ネリネ「ふ、あっ、がぼぼぼ。う、うまく泳げません!!」
樹「ネリネちゃん、俺様が教えてあげ、」
麻弓「どりゃあああっ!!」
樹「ぐわがぶっ!?」
樹の下心見え見えの行為を阻止すべく、麻弓は飛び蹴りで樹をプールに叩き込む。
楓「麻弓ちゃん・・・・。」
麻弓「リンちゃん、あたしが教えるからね!」
ネリネ「はい、よろしくお願いします!!」
麻弓はネリネに泳法を教える事に。
エーデル「稟様、緑葉さん放っておいて大丈夫ですか?」
稟「いつものことだし、大丈夫だろ。」
エーデル「ですが、浮かんだまま動かないみたいで・・・・・。」
稟「しょうがない、起こしに行くか。」
稟が樹を起こしに行くが、樹は気絶したままだった。
稟「樹、おーい、大丈夫か?」
とりあえず、最近覚えた魔法で樹を起こした。
樹「がぼっ、ゲホゲホ、し、死ぬかと思った。」
稟「いい加減自粛しろ。」
樹「稟、ネリネちゃんの魅力ある姿に素直に飛びつかずに居られるのかい?」
稟「それは露骨って言うんだ。」
とりあえず助けた後、もうひと泳ぎする事に。
楓「稟君、泳ぐの速いですね。」
稟「なんか、前より水が軽く感じるな。」
稟はしばらく泳いだ後、プールサイドに出る。
稟「はーっ、泳いだ泳いだ!」
紅女史「熱心に泳いでいたな。ん?つっちー、プールに首飾りは危ないぞ。」
稟「首飾り、いや、何もつけていないはずですが。」
紅女史「何を言ってる、首に巻いているものは?」
ロサ「・・・・先生、それ、多分あたしのと同じものです。」
紅女史「ん?」
比べてみると、稟の首についているのは、ロサと同じ形の魚のヒレの首飾りだ。
シア「あれ、稟君目が青くなってるよ。」
麻弓「土見君、カラーコンタクトしてるの?」
楓「稟君、耳が尖ってます。」
稟「は?ちょっと待って・・・・」
稟は壁の鏡で自分を見ると、瞳が瑠璃色となっており、耳はロサと同じように縦長に尖っている。
肌はいつもより白く艶があり、体形はいつもより若干細くなっている。
ネリネ「まさか、稟様、」
キキョウ「今度は水族になっちゃったって事!?」
樹「そうか、さっき水中で俺様に魔法を使ったからかもしれないね。」
稟「・・・・・。」
ロサ「へー、今度はあたしと同族じゃん!!」
シア「稟君、綺麗っす!!」
ラバーズ一同は稟の鮮やかな姿に心を奪われる。
麻弓「これもまた貴重な姿なのですよ〜!!」
稟「水中カメラまで持ってるのかよ。」
麻弓は水中カメラでさまざまなシチュエーションの水族モードの稟を撮影する。
水中では人魚(マーマン)になることが可能だ。
稟「凄い、水中でも息や会話ができる、魚になった気分だ!」
この写真集は、のちにTTTを経由して売られ、学校では、
女子生徒「へー、土見君今度は水族なんだ。」
女子生徒「人魚の稟君、綺麗でかっこいいわー!!」
女子生徒「一緒に泳げたらなあ。」
極秘ルートでツボミが大学にいるカレハと亜沙にも送ったところ、
亜沙「あら、稟ちゃんこんどは水族じゃない。」
カレハ「美しいですね、マーマン、まままーまん♡」
亜沙「新しい妄想フレーズね・・・・。」
後日、
水王「やあ稟君、今度は水族に変身したんだって?」
獣王「便利よのお稟!」
神王「今年の海、楽しみにしてるぜ!」
魔王「そうだね、その姿でネリネちゃんに水泳を教えてくれたまえ。」
稟「ははは、まあ、善処しますね。」
プリムラ「お兄ちゃん、スベスベ。」
プリムラは稟の脇腹を直に撫で回してみる。
稟「ははっ、くすぐったいってプリムラ!」
プリムラ「こちょこちょこちょこちょ♪」
稟「うははっ、おい、やめろって!」
ちなみに水族モードは水から上がって半日で元どおりになる。
譲許に応じて異なる種族になれる力を得た事に、4界の研究者からは興味深い対象となった。
今度は水族になりました。時期を見て神族、魔族にもなれるようにしてみようと思います。