Shuffle more race plus   作:magnumheat

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今後、稟が変身している場合、稟(・・・モード)と書かせて頂きます。


ゴールデンウィーク物語 その1

4月もそろそろ終わりに近づいており、春から夏にむけてのこの時期には、誰もが楽しみにしているアレが待っている。

 

稟「そういや、もうすぐゴールデンウィークだな。」

 

楓「そうですね。」

 

麻弓「でも〜、課題はあるから、休みがあってないような気がするのですよ〜。」

 

シア「はううぅ、苦手科目は後回しにしちゃうッス。」

 

キキョウ「最悪、ゴールデンウィーク中はお母さんたちに家事任せたほうがいいわよ。アンタ家事と両立しようとして結局最後に追い込まれるんだし。」

 

シア「うぅ〜、そうするッス。」

 

ネリネ「それがいいと思います。早く終わらせるなら、課題以外のことは少なくするべきですね。」

 

エーデル「私も、ゴールデンウィーク中は課題に専念させてもらってます。」

 

稟「楓も、誰かに頼んで家事任せた方がいいんじゃないか?」

 

楓「いえ、稟君とリムちゃんのためにも、頑張らないと。」

 

ロサ「だけど、毎日勉強と家事に追われてちゃもたないわよ。」

 

樹「稟、相変わらず幸せ者だね君は。」

 

稟「楓には本当に世話になってるしな。」

 

声「それなら、任せたまえ楓ちゃん!!」

 

一同「?」

 

声がする方を見ると、魔王の姿が。

 

稟「お、おじさん!いきなり何ですか?」

 

ネリネ「お父様?」

 

魔王「すまないね、ネリネちゃんのお弁当を届けに来たのだよ。それより楓ちゃん、君の家には家事に集中できる大人がいないよね。ならば私に任せたまえ。」

 

楓「は、はあ。」

 

 

そして、ゴールデンウィーク前日、

 

魔王「ゴールデンウィークの間、稟ちゃんと楓ちゃんが課題に集中できるように、家事をセージに任せようと思う!」

 

セージ「稟君、楓ちゃん、いつも娘がお世話になってます!ゴールデンウィーク限定、芙蓉邸専属メイドとして、働かせていただきますね!!」ビシッ

 

稟「セージさん、本当にすみません。」

 

楓「申し訳ありません。」

 

セージ「いいのよ!家じゃパパに仕事の大半を取られちゃうから、むしろ活躍の場を頂いて嬉しいわ!!」

 

ネリネ「お母様、生き生きしてます。」

 

シア「でもこれで、カエちゃんも少しは休めるし。」

 

キキョウ「たまには100パーセント高校生らしい生活を送らなきゃね!」

 

プリムラ「どんなご飯か楽しみ。」

 

セージ「では早速失礼します!!」

 

そう言ってセージはズカズカと芙蓉邸に入る。

掃除、洗濯、料理、全てが楓の倍以上のスピードでこなされていく。

 

セージ「では、り、いえ、旦那様、か、いえ、奥様、り、いえ、お嬢様、何なりとお申し付けください!」

 

稟「ははっ、いつも通りにいてくれればいいですよ。」

 

セージ「いえいえ、今はメイドとしてお邪魔させていただいている身の上、ケジメは大切です!!」

 

楓「え、えっと、それでは、よろしくお願いします。(お、奥様だなんて♡)」

 

セージ「はい、奥様!」

 

稟「さて、俺達は早いとこ課題を終わらせようぜ。」

 

楓「はい、稟君。」

 

プリムラ「私もすぐやる。」

 

こうして、稟達はこれまで以上に課題に精を出せた事により、何と、各々2日目で課題を終了させた。

 

そして、ゴールデンウィーク3日目、みんなで集まって旅行に行く事に。

 

稟「お早うっす!!」

 

楓「おはようございます。」

 

シア「おっはよー!!」

 

キキョウ「おはよう2人とも!」

 

ネリネ「皆さん、おはようございます。」

 

エーデル「みんなでの旅行、楽しみですね。」

 

ロサ「うんうん、かったるい課題ちゃっちゃと終わらせた甲斐があったわ。」

 

樹「課題が全部終わった人、手を挙げて!!」

 

手を挙げたのは、何と麻弓とシア、ツボミ以外の全員だ。

 

稟「・・・・まあ、予想通りだよな。」

 

麻弓「余計なお世話なのですよー!!」ムキーッ

 

シア「ふええん、ついつい途中で寝てしまうッス〜。」

 

ツボミ「後半から飛ばせばなんとかなります!!」

 

キキョウ「シア、アンタね、家事と同じように勉学もしっかりしなさいよ。」

 

キキョウはシアのペースの遅さに、双子ながら呆れる。

 

稟「先輩達は課題とか大変なんじゃないですか?」

 

亜沙「それがね、特に何もないのよ。」

 

カレハ「はい、実を言うとそうなんですの。」

 

麻弓「えー、いいなあ!!」

 

シア「羨ましいッス〜!!」

 

ツボミ「お姉ちゃんはいつも余裕です!!」

 

他愛のない話をしている中、稟はある事に気づく。

 

稟「そういやロサ、ハルスはどうしてるんだ?」

 

ロサ「ああ、ちょっと用事があるみたいなの。」

 

楓「紅薔薇先生とマグさんもお誘いしたのですが。」

 

エーデル「お二人は一緒に出かけるって、兄上が言ってました。」

 

樹「なるほど、紅女史はマグさんとデートか。」

 

シア「なっちゃん、課題出しておいて自分はデートなんてー!!」

 

麻弓「もし見つけたら、尾行して色々隠し撮りするのですよー!!」

 

稟「やめとけ、タダじゃ済まないだろう。」

 

ツボミ「ミントちゃんも誘ったんですが、用事があるって言ってました。」

 

稟「おじさん達も来れないと。じゃあ、俺達で楽しむとするか!!」

 

一同「はーい!!」

 

稟一行は出発する。

 

 

Sideハルス

 

 

ハルス「うーん、早く来すぎたかな。」

 

ハルスはとある場所で待ち合わせをしている。その相手は・・・・、

 

ミント「お、おまたせ、ハルス君。」

 

ハルス「いやいや、僕が早すぎたんだよ。じゃあ行こっか。」

 

ミント「うんっ!!」

 

そう、ハルスはミントとデートの約束をしていたのだ。

ミントは入学当初、言い寄ってくる男子生徒を叩きのめしたハルスのまっすぐさに惚れてしまい、またハルスも少なからずミントを意識していたこともあってか、互いに惹かれあって付き合う事になったのだ。

この事は、水王にはもちろん、姉のロサにもまだ伝えていない。

 

Sideマグオート

 

 

マグオート「撫子、日頃、お疲れ様だな。」

 

撫子「できればクラス全員が真面目に課題をやり遂げている事を願っているが。」

 

マグオート「なに、少なくとも稟はもう大丈夫なんだろ?」

 

撫子「ツッチーは良くなったが、心配なのは麻弓とシアくらいだな。」

 

マグオート「ああ、そういやあいつら勉強苦手だもんな。こないだの春休み前の試験ははっきり言って奇跡だしな。」

 

本当なら教えてあげたいところだが、せっかくのゴールデンウィークを紅女史と過ごしたいこともあって、紅女子をデートに誘ったマグオートなのである。

 

 

偶然にも2組のカップルが同じ日にデートをするわけだが、この時彼らは、後にドタバタな事態に苛まれる事を知る由もなかったのである。

 

 

 

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